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GAKUストラテジー戦記 GAKU Presents
2006年第14戦(2006年度プレイオフ)@ケアンズ

前回の2006年度最終戦を無事白星で飾り、安心していたのもつかの間。。。プレイオフの通知がやってきました。といってもエアーチケットが届いただけです。しかも自分で購入しました(笑)。
プレイオフの地はやはりケアンズ、リーフカジノ。2006年はこれでなんと9回目のケアンズ、そして通算40回目の渡豪になります。。

しかし、もう40回かぁ。。。我ながら本当によく行ったものです。これからも行き続けるのは間違いありませんが(笑)。

今回は一緒に行く仲間がいないので、最近試している団体戦のTeam GAKU のスタイルではなく、完全なる個人戦で臨むことになりました。プレイヤーの入れ替わりの激しい一般フロアで、冷酷と言えるまでのマイペースを保ち、いつもの「Hit & Away」を貫くつもりです。

このプレイオフを制してこそ、来年の大きなヴィジョンが明確に見えてくるはずです。自分に課したミッションを淡々とこなしていけば、結果はおのずとついてくると信じています。

■2006年プレイオフ初日
初日12月29日のプレイはスタートからまさに絶好調でした。セッションを10分、15分、15分で切って勝ち逃げを繰り返し、その間のベットアップはなんと5連勝。いったん部屋に戻って、1時間ほど昼寝をしてからの第4、第5セッションも連続で勝ち逃げしました。第6セッションではA$600のスプリット&片方ダブルを外しましたが、ここではきっちり負け逃げして冷静にメンタルを整えました。その後の第7セッションではしばらく苦しい展開が続いていましたが、ベットアップを3連勝したところで躊躇無く終了することができました。

初日成績:+A$3,975
セッション勝敗数:6勝1敗
ベットアップ勝敗数:12勝4敗

■2006年プレイオフ2日目
2日目の12月30日も前日に引き続いて軽快な出だしでした。まず第1セッションを2シューで+A$675とし、休憩を入れた後の第2セッションは開始5分でベットアップを2回(最後はBJ)決めて勝ち逃げしました。
この日のプレイ時間合計30分で+A$2,225。トータルでは+A$6,200までもってくることができました。上出来です。

 この日の夜はケアンズの仲間たちとルームパーティでした。日本では考えられないことですが、大量なアルコールをドライヴスルーで買い付けて、バスタブに氷を入れて全部冷やすという大胆なこともケアンズ流です(笑)。
パーティが盛り上がってすっかり酔っぱらったところに、どこからか「さあ!カジノいくぞぉ!」という声が上がりました。みな勢いのままCLUB Priveへ。。。

このセッションは今滞在初めてのマイナススタートで、負け逃げを覚悟したのですが、その後のベットアップを連勝。最後はA$600のスプリットをとったところで勝ち逃げすることができました。なんとか毎日のノルマは死守です。
プレイ時間1時間10分で+A$225。最下点-A$2,000からのプラス復帰でした。
ここまでのトータルを+A$6,425として、今滞在の目標+A$5,000をクリアすることができました。あとは大晦日の最終戦を残すのみです。

■2006年プレイオフ最終日
2006年大晦日のケアンズは朝からとても暑かったです。午後まで寝ていようと思ったのですが、最低温度設定のエアコンもあまり効かないほどの暑さに、やっぱり数時間の睡眠で目が覚めてしまいました。

遅いランチをとってからカジノに向かうことにしました。結果がどうあろうと、これが本当に2006年度最終戦になります。ケアンズの達人ケニーさんがひとり見守る中、いつものようにA$10,000をバイイン。テーブルはほぼフルボックスでした。
「このおばちゃんメチャクチャやりますよ。気をつけてください。」
とケニーさんからのアドバイス。サードベースに座る隣りのアジア系の女性のことでした。今回はどんなプレイヤーと同席しようとも、どんなプレイをされようとも自分のペースを貫き通すことを心に決めていたので、大丈夫臨むところです。

1シュー目のシューの中頃でこの日初のベットアップモードが入りました。1回目のA$600を外し、2回目のA$1,000をベットサークルに置こうとしたそのとき、それまで1ボックスでプレイしていた隣りの女性がもうひとつのボックスをオープンしてきたのです。これに一瞬躊躇してしまいました。不覚です。。。
結果がどうこうではないのです。ただひとつの拠り所である「確信」が揺らいでしまったことが不覚なのです。このときは祈るようにA$1,000をベットサークルに置いてしまいました。。。結果は負け。

メンタルの大きな揺らぎが襲ってきました。これまでの経験が「今ここにいてはいけない」と訴えかけてきます。今の自分にできることは、潔くこのテーブルを離れることだけです。そのままケアンズの空を眺めにひとり外に出ました。
このセッションは現在-A$1,400。雲の間からときどき顔を見せる太陽を追いながら、どうすべきかを何度も自分に問いかけましたが、なかなか心が決まりません。ここですべてを止めるべきか、ボックスの変化までも気にせず確信を持ってプレイを続行すべきか。状況的にも体力的にも長時間のプレイは難しいのは明らかです。でも、なかなか迷いは晴れてくれません。

こんなとき、なぜだか2006年一年分の思い出が蘇ってきました。そう言えば、実生活ではなにも順調なことなどありませんでした。個人的な話ですがいつも紙一重に近いところにいた一年。大きな夢を追い、大きな絶望も味わいました。あのときを思えば、今この場にいることが奇跡としか言いようがない自分です。そう考えたら、今のこのちっぽけな迷いなど、一体どれほどのことなのでしょうか。そう考えたら、一気に迷いは消えていきました。
さあ、今年度最終戦を奇麗に締めくくろう。「確信」だけが僕の拠り所なのです。

テーブルに戻ると、試されるかのようにすぐベットアップモードが入りました。A$600をベットサークルへ。その瞬間、遅れて来た隣りのプレイヤーが新たなボックスをオープンしました。しかし、僕にはもう迷いなどありません。。。これをしっかり勝ち取りました。
続くベットアップモードA$600は、合計数11からのダブルダウン。きれいにピクチャーカードをひいてこれも成功。
そしてここは連続ベットアップモードです。
続くA$600のベットが10からのダブルダウン。勝てば申し分無くすべてを終了できるこの場面に、絶好のAをひきこみました。しかし、ディーラーも合計数21として引き分け。

こんなとき「タラレバ」を考えてしまい、自らの手でメンタルコントロールを乱しやすいものですが、そんなことは絶対に考えてはいけません。森巣博先生もおっしゃるように、目の前にあるチップだけが現実なのです。そしてプレイヤーのメンタルの整理がつかなくても、ゲームはその後も淡々と進行していくのです。

引き分けの後のつづくA$600。ディーラーアップカード8に対して合計数19としたのですが、ここはディーラー合計数20と捲られてしまいます。
次はA$1,000。配られた2枚のカードは、ディーラーアップカード9に対してピクチャーカード2枚の20です。しかし、ディーラーは合計数16から5をひいてきました。これが現実。主観など含めずに、これをただ結果としてそのまま受け入れるしかありません。何も引きずることはありません。ひきずってはいけないのです。

次のシューは最初のハンドでベットアップモードが入りました。11からのダブルダウンにピクチャーカードをひき、ディーラーはアップカード3からバストでこれを成功。
またしても連続ベットアップモードです。
GAKU ストラテジーはそのシステムよりも、プレイヤーのメンタルコントロールが如何に大切なのかがよくわかります。このような激しいチップの上下動にメンタルがついていけないと、簡単に自滅してしまう諸刃の刃なのです。

次のベットアップモードは、A$600とA$1,000を外してしまいました。現在このセッションは-A$1,000程度ですが、その激しいチップの上下動は、まるで僕の今年一年をプレイで振り返っているかのようでした。BJも実生活も、その渦中にいるときはなかなか客観的に物事を判断できないものですが、そこから離れてみれば意外に冷静に考えられるものです。これをその「渦中」にいるときに可能にすることが、きっと GAKU ストラテジーの目指すべき極意なのでしょう。

そして次にやってきたベットアップモードのA$600を外した後のA$1,000に、一枚目ピクチャーカードが配られました。ディーラーのアップカードもピクチャーカードです。この紙一重の組み合わせに、僕に配られた2枚目のカードはAでした。その瞬間大歓声のあがるテーブルで、ただひとり声を発せず眉ひとつ動かさなかったのは僕だけだったはずです。この時点では決して喜んではいけません。まだ、当たり前のように引き分けがあり得るのですから。引き分けだったときには、負けていないのにも関わらずにメンタルコントロールを乱すことになり非常に危険な行為なのです。

さて、ディーラーの2枚目のカード。。。運命のそのカードは2でした。最後までまさに紙一重。僕はテーブルの下で静かにケニーさんに握手を求めました

今年度最終セッションは+A$50。このA$50は、僕にはとてもとても内容の濃い貴重なものです。
かくして2006年プレイオフは、予定通りの最小プレイ時間で目標の+A$5,000をクリアして終了することができました。

■戦績詳細
成績:+A$6,475
プレイ時間:5時間00分
ターンオーバー:A$82,500
セッション勝敗数:10勝1敗
シュー勝敗数:21シュー(16勝5敗)
ベットアップ・ストラテジー勝敗数:22勝9敗
ベットアップ・ストラテジーの「敗数」は1敗につき2連敗を意味するので、勝:敗=2:1が勝敗数のイーヴンということになります。)


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