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GAKUストラテジー戦記 GAKU Presents
2007年第2戦 @ケアンズ

■初日前半
 今回は2007年初のリゾカジオフ会である「ケアンズ・プチオフ会」に参加した。幹事の豪州源さんが命名した今回のプチオフ会には「極楽カシノ、いま一度」という副題がついていた。『極楽カシノ』の主人公ジミーさんが、また新たなる「不敗神話」を誕生させるために企画されたと言って良い。そのジミーさん、バカラでいつものごとく淡々と勝ち上がり、不敗神話第2章を無事にスタートさせたようだ。

 リゾカジメンバーで貸し切り状態のVIPルーム「CLUB Prive」はまるでプライベート・カジノだ。さまざまな面で気楽なので非常に快適だ。
 BJ隊はしゃんぱんさん、リゾカジマスター、僕の3人でスタートした。第1セッションは開始30分でベットアップを2回決めてこれを勝ち逃げ。まずは+A$1,150と上々の滑り出しだった。
 つづく第2セッションはこのメンバーにれいさんも加わった。開始早々ベットアップA$1,000をスプリット、そして片方がダブルダウンとなったビッグハンドを仕留め、連続ベットアップモードとなった次のA$1,000をBJで奇麗に仕留めた。会心のこのセッションは、開始10分で+A$3,550を叩き出すビッグセッションとなった。
 第3セッションからはべいさんもテーブルに加わった。このセッションは最初のベットアップをA$600で仕留めたものの,その後2シュー連続してベットアップモードが入らないまま基本モードで3連敗を記録したので、+A$250のうちにセッションを切って一旦休憩した。
 第4セッションではベットアップを取っては取られるという繰り返しだったので、ベットアップ2勝2敗の-A$1,700で淡々と負け逃げした。とくに理由はなかったが、今までの経験がここは深追いしてはいけないポイントだと心に訴えて来たのだった。
 第5セッションは開始早々いきなりベットアップA$600のダブルダウンを外した。連続のマイナスセッションにはしたくないこの場面、苦しい展開だったものの、その後のベットアップを一回仕留め、しばらくして3回連続のベットアップをすべて仕留めて終了。気持ちよくみんなでランチをとった。
 ランチの後の第6セッションは、出だしが苦しい展開だったものの、負け逃げ一歩手前の土俵際のベットアップだけはなんとか仕留めて粘っていたところに、4回連続のベットアップモードが入り、これを見事に全部仕留めてBJ隊は気持ちよく全員終了することができた。

○ここまでの戦績詳細
成績:+A$5,425
プレイ時間:3時間40分
ターンオーバー:A$61,000
セッション勝敗数:5勝1敗
シュー勝敗数:17シュー(10勝6敗1分)
ベットアップ・ストラテジー勝敗数:19勝6敗
※ベットアップ・ストラテジーの「敗数」は1敗につき2連敗を意味するので、勝:敗=2:1が勝敗数のイーヴンとなる。)


■ケアンズ・プチオフ会初日後半
 この日の夕飯はれいさん、しゃんぱんさん、リゾカジマスターと僕の4人で、いつもの焼肉レストランKOYAに行って豪快に注文した。美味しい料理の数々にしゃんぱんさんの「すばらしい!」が連発。お連れした甲斐があった。僕も久しぶりに満腹になるまで食べ尽くした。

 夕食後はみんな気を良くしてCLUB PriveでBJをプレイ開始。もうすでに立派なGAKUスト・プレイヤーに成長なさったしゃんぱんさんは相変わらず調子が良かった。僕もそのしゃんぱんさんの勢いに引っ張られて、細かなプラス・セッションを重ねて、トータルを+A$7,000まで持って来て終了した。1日+A$3,000を目標としていたので、大幅に目標をクリアすることができた。出来過ぎである。

 。。。その、はずであった。

 その後部屋に戻り、もう寝ようかと思いワインを飲んだら、まだ激戦を繰り広げているだろうバカラ隊の様子を伺いにCLUB Priveに行ってしまった。今回は久しぶりにとことんプレイしてみようと決めていた僕は、案の定、BJテーブルに座った。今思えば、きっとどこかに慢心があったのだろう。

 ここからがキツかった。。。

 あれだけ決まっていたベットアップが連続して何度も外れ始める。1回取ってもすぐに吐き出す繰り返しで、なかなかプラス・セッションを作れない。負け逃げでセッションを切っていくが、ものの30分ほどでそれまでのプラスをほとんど吐き出してしまった。
 首の皮一枚で踏みとどまるも、ここからもう一度ベットアップの連敗をくらい、トータルはついに水面下にまでいってしまった。

 仕方が無い。初日はゆっくり寝ようと思っていたが、こうなれば久しぶりにとことんやってやる。

 すぐ後ろのバカラテーブルからはときより歓声が聞こえ始めた。それとは対照的に静まり返っていたBJテーブルは、一緒にプレイしていたべいさんとローカルプレイヤーが席を立ち、ついにディーラーとのヘッズアップになった。
 ペースメーカーとしてミニマムA$25フラットベットの1ボックスをオープンし(こちらはベットアップモードが入ってもフラットベットのまま。)、2ボックスのハイ・スピードプレイが始まった。久しぶりのシチュエーションだが、これは得意としているシチュエーション。臨むところだ。

 +A$3,000を目標にしていたが、そこからベットアップが順調に決まり出し、20分、25分、15分という3セッションで、+A$4,325まで戻したところで終了とした。
 初日をなんとか十分なプラスで終えることができたが、温存しておこうと思っていた体力を大きく消耗してしまった。

○ここまでの戦績詳細
成績:+A$4,325
プレイ時間:6時間15分
ターンオーバー:A$99,000
セッション勝敗数:9勝4敗
シュー勝敗数:33シュー(17勝15敗1分)
ベットアップ・ストラテジー勝敗数:35勝16敗
※ベットアップ・ストラテジーの「敗数」は1敗につき2連敗を意味するので、勝:敗=2:1が勝敗数のイーヴンとなる。)


■2日目
 ケアンズ・プチオフ2日目は、午前11時から参加メンバー全員でチャイニーズレストラン・ゴールデンボートで昼食会を行なった。みんなで美味しい飲茶をいただきながら、思い思いのリゾカジ談義で大いに盛り上がった。
 この日は午後12時30分からCLUB Priveが特別オープンなので、食事が終わるとみんな早歩きでカジノに向かっていた(笑)。

 僕は今回久しぶりにとことんプレイをしてみたいと思っていたが、初日から本当にそうなってしまった。しかしやっぱり疲れる。滞在期間中のペース配分の大切さを改めて痛感した。
 この日の序盤はベットアップモードが連続して入りまくり、開始5分や10分で何度も勝ち逃げと負け逃げをくり返すアップダウンの激しいセッションが続いた。これほど激しくベットアップモードが入ったのは過去に経験がない。無い時は5シューも6シューも入らないことが当たり前のように起こるのに。

 目を回しそうになるほど瞬間的なこのチップのアップダウンにメンタルがついてこないと、たちまちそれが崩壊してしまいそうになる。しばらくしてそんな激しい流れも落ち着いてきたのだが、前日とはうってかわってベットアップの勝率が悪い。基本モードでチップを増やすことが出来ないまま、ベットアップの負けでとどめをさされてしまう展開が続いていく。
 負け逃げで細かくセッションを切ってはいくものの、数多くのマイナス・セッションを重ね、ついにトータル成績が水面下にまで突入してしまった。その後も悪い流れは変わらない。
 とにかく我慢の負け逃げを続けた。マイナスは少しずつだったものの、体力はすでに限界だった。まだ熱い戦いを繰り広げているバカラ隊のみなさんに挨拶をし、すべてを最終日朝10時からのプレイにかけて寝ることにした。

○ここまでの戦績詳細
成績:-A$6,475
プレイ時間:15時間50分
ターンオーバー:A$260,700
セッション勝敗数:19勝14敗
シュー勝敗数:82シュー(39勝41敗2分)
ベットアップ・ストラテジー勝敗数:80勝43敗
※ベットアップ・ストラテジーの「敗数」は1敗につき2連敗を意味するので、勝:敗=2:1が勝敗数のイーヴンとなる。)


■最終日
 睡眠を6時間はとった。思考回路もメンタルも問題ない。こういう苦しい回をしっかりとまとめて終了することこそが大切だ。
 前日までの-A$6,000ほどのマイナスは、いつものように順調に取り戻すペースだった。いつものHit & Awayがうまく機能していた。そして順調に+A$2,000ほどまで到達することができた。ここまでは完全にイメージ通り。
 しかし、そこからが苦戦だった。この日、一蓮托生して丸乗りしてくれているリゾカジマスターをプラスにすべく、あと一歩を目指したのだが、終盤であまりに酷いセッションをくり返した。この日は午前3時でクローズドされるので、次第に時間との戦いになっていく。
 しかし焦れば焦るほどベットアップ・モードは入らない。そしてたまに入るそれをかろうじて奪取するも、基本モードでの連敗をくり返して少しずつマイナスを重ねていく。残り時間はあと30分ほどか。

 ここで待ちかねたベットアップモードが入る。しかし、大事なこの局面で外してしまった。
 そして次にやってきたベットアップモードのA$1,000がダブルダウンに。ここを取らないと復活の可能性はほぼゼロと言って良い。大きなターニングポイントだ。しかし、ここも外してしまった。
 この時点でトータルは-A$6,000ほどだろうか。時間を考えると、次がラストシューだろう。リゾカジマスターは残念ながらここで席を立った。力になれず本当に申し訳ない。

 ここからは反省すべき点ばかりだ。

 僕一人残ったBJテーブルで僕がとった戦術は「2ボックス×2倍モード」。
同じ1ボックスのペースを貫き通すことが目的だったのに、今回BJ隊を引っ張って来た自負が無意識にそうさせたのだろうか。もう迷っている時間はない。

 ここからの7-8分、最速プレイがスタートした。そしてすぐに2ボックスA$1,200ずつのベットアップモードを連続で仕留めた。もうトータルを計算している時間すらない。いけるところまでいく。
 すると無情にも「ラスト3ハンド」のコールがかかった。2ハンドを順調にダブルダウンなどを取るが、ラスト1ハンド。悩んだ。。。

 ベットアップモードの条件など入っていない。みんなが見守る中、長考した。

 ざっと計算すると多分-A$2,000ほどだろうか?大量のグリーンチップがあるので良くわからないがそんな感じだろう。今回は-A$10,000までは許容して臨んだ。ここまできたら白黒はっきりさせてやろうと思った。ラスト1ハンドに基本モードのA$100程度をベットしても何も意味がない。だったらやらなくても良いのだ。

 僕はA$2,500テーブルマックスのベットを2つ用意した。

 そこにmarioさんから声がかかる。
「今はGAKUストじゃないですからねぇ。。。」

 全くその通り。今、僕はGAKUストラテジーから外れたことをしようとしている。深く葛藤する。

 フロアマネージャーから声がかかる。あと1ハンドはやってもやらなくても良いのだと。

 しかし心は決めた。

「負けるためにここに来たのではない。」

 2ボックスそれぞれにテーブルマックスのA$2,500をベットした。
 それまでとまったく同じように、ディーラーは素早い動作でカードをディールしていく。それがどんなカードだったか覚えていないが、ディーラーのアップカードに対して不利な組み合わせだったことは確かだ。
 バストしてもおかしくないハンドをヒットし、17を越したところでステイ。これでもディーラーのアップカードに対して不利なままだ。あとはディーラーのハンドですべてが決まる。

 やはりディーラーはそれまでとまったく同じように、素早い動作でカードをディールする。


 それは祈る間もなく、バストした。

 大歓声はずっと見守ってくれた応援団。
 僕は勝ち取った喜びとGAKUストラテジーを自ら外した自分への戒めの中にいた。計算すると予想していたよりチップが多い。トータル+A$7,000を少しだけ上回っていた。

 反省だらけの今回の2007年第2戦。自分はまだまだだと思い知らされた回だった。
 たまたま勝負には勝ったが、己に負けた。僕の目指すべきGAKUストラテジーはまだ遠いところにありそうだ。


○最終戦績詳細
成績:+A$7,125
プレイ時間:25時間05分
ターンオーバー:A$596,750(リーフカジノからのデータ)
セッション勝敗数:53セッション34勝19敗
シュー勝敗数:131シュー(66勝61敗4分)
ベットアップ・ストラテジー勝敗数:115勝56敗
※ベットアップ・ストラテジーの「敗数」は1敗につき2連敗を意味するので、勝:敗=2:1が勝敗数のイーヴンとなる。)
※グラフは最後の13セッション目が最終成績を表す。




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