GAKUストラテジー

付録:FAQ

Q1:BSとはかけ離れたプレーヤーが同席する場合、ベットアップ条件の修正はするべきか?

A1:ベットアップ条件の修正は絶対にしない。
GAKUストラテジーが目指すプレイスタイルは、
・BSおよびGAKUストラテジーに基づいたプレイを変えないこと
・他のプレイヤーのプレイを気にしないメンタル・コントロールを基本とするので、
・BSとはかけ離れたプレーヤーが同席しても気にしない
・それができなければ潔く退散する
・そういうプレイヤーが多いカジノには行かない
のいずれかの選択肢となる。

 「気にしないようにする」ということは簡単なことではない。気にしないようにと思った時点で、すでに気になっているのである。今のところ「退散する」ことと「そういうカジノには行かない」が現実的な選択肢であると考えている。メンタル・コントロールを乱す要因が強いところ、すなわち、自分の苦手な状況ではプレイしないということも、GAKUストラテジーでは大切なメンタル・コントロールのひとつだと考える。


Q2:同席のプレイヤーがBSから外れたプレイをしたためにベットアップの条件が入った。このときもし、そのプレイヤーがBS通りのプレイをしていたら条件が入らず、逆にディーラーは合計21となって全員が負けていたところだった。このようなときでも「ベットアップの条件を満たした」と判断するべきか?

A2:ベットアップの条件を満たしたものと判断する。
 結果論は気にしないこともまた、GAKUストラテジーの考え方のひとつだ。このような場合も全く気にせず次のゲームにベットアップする。同様に「他のプレイヤーがボックス数を変更した直後」に条件を満たした場合も、全く気にせず次のゲームにベットアップする。そもそも何も根拠の無いものに対して、ポジティヴにこちらの都合の良い解釈をするのがGAKUストラテジーである。そしてそれを信じ込む。これがメンタル・コントロールを維持し、周囲に流されず動じないプレイへとつながることになると考える。


Q3:ベットアップの条件に「ソフトハンドのダブルダウンは含まない」とあるが、ラスベガスやマカオの一部のカジノなどで見られる17HルールのBSにある「ディーラー・アップカード6に対するソフト19(A8)からのダブルダウン」の場合も含まないのか?

A3:ベットアップの条件に含まない。
 このようなシチュエーションはわずかな発生頻度だが、全体としてベットアップ条件の出現率が上がることにつながる。ベットアップ条件の出現率を変化させてしまうことは、わずかながらプレイ感覚を変化させてしまうことになるので、ベットアップ条件に含めないことにしている。


Q4:ベットアップ条件を満たすシチュエーションにおいて、同席の他のプレイヤーがTT(ハード20)からこれをスプリットした場合や、ハード9、10、11のダブルダウン・ハンドをダブルダウンせずに2枚以上ヒットした場合などには、ベットアップ条件を満たしたものと判断するべきか?

A4:ベットアップの条件を満たしたものと判断する。
 ブラックジャックのハンドの強弱は、最初に配られる2枚でカードの流れの大半が決まると考えているので、このような場合もベットアップ条件を満たしたものと判断する。GAKUストラテジーで大切なのはベットアップ条件の適正な発生率だと考えている。


Q5:基本モードで連勝することがある。16から5を引くとか、ディーラーAからバストするなど、バカラのツラのように5~10連勝するときだ。このように明らかに波がきていると思う時に、基本モードだけではもったいなく感じるときがある。このようなときの対応をGAKUストラテジーに取り入れようとは考えないのか?

A5:主観排除を第一に考えるため取り入れない。
 確かにこのような連勝の波に入った瞬間は、基本モードだけではとても勿体なく感じてしまうかもしれない。ただ、GAKUストラテジーでは、プレイから主観を排除することを第一に考えている。

カード・カウンティングを除外したとして、カジノ・ゲームでのベッティング・システムは、大きく分けて以下の2つのタイプに分別される。

1、連勝を追うタイプ(パーレイなど)
2、連敗しないことを追うタイプ(マーチンゲールなど)

GAKUストラテジーは基本的に2のタイプだ。

 BJは引き分けを除いて47勝53敗のゲームだと言われているが、これは私自身、BJではバカラのような連勝の波が少ないということを実感している。私は今までの経験を基に、GAKUストラテジーの基本を2のタイプとした経緯がある。ここに至るまでは、1のタイプでシステムを構築しようと考えて試行錯誤したこともあるが、その結果は惨憺たるものだった。これは「BJには連敗に比べて連勝が少ない」ことが大きな原因だったと推測している。
 そもそも1と2のタイプは、それぞれそのプレイスタイルが全く異なる。両極と言っても良い。そして、それぞれをGAKUストラテジーの中で混在させることは困難だった。どちらが良いかというよりも、プレイ中のメンタル・コントロールのしやすさという点で、2のタイプの方が私のスタイルに合っていたのだ。
 現在は基本モードで連勝が続いても、それを有り難いことと考えるだけで勿体ないとは全く考えていない。GAKUストラテジーにおける「連勝の波」とは、「打たれ越しモード」に移行する事ことなく「基本モード」が継続し、チップが増えたところで「ベットアップモード」に移行し、それを勝利する形だと考えている。
 GAKUストラテジーでは、そこに「勿体ない」と感じてしまうと、メンタル・コントロールを乱す元になってしまい、逆に危険な行為となってしまうと考える。


Q6:GAKU スト戦記では「ベットアップモードは2勝1敗でイーヴン」と書かれているが、(基本ベットを1単位として考えると)1回目で勝ちのときは12単位のプラス、2回目で勝ちのときは差し引き8単位のプラスなのに対し、1敗すると合計32単位のマイナスである。はたしてこれをイーヴンとして考えて良いのか?

A6:「ベットアップモードは2勝1敗でイーヴン」と表現しているのは、あくまでその「勝敗数」に関してのものである。
 GAKUストラテジーではベットアップ2回セットのうち、1回勝てば1勝、2回セットの負けを1敗としているので、単純な勝敗割合は2:1とみているのである。ブラックジャックでは、スプリット、ダブルダウン、BJ(3 to 2)などのオプションがあるため、これを単位数で考えようとすると複雑になってしまう。そこで、その滞在中のプレイを分析する場合には、ベットアップモードアップの単純な勝敗数と実際の成績を比較し、現在までのベットアップモードの調子を大まかに判断するための指標としている。
 たとえば、現在までのベットアップモードの勝敗数が、32勝16敗(ちょうど2:1なのでイーヴンと考える)で、トータル成績が大きく勝ち越しているときは、ベットアップモードでのオプションの勝率が高いことを意味し、逆の場合はオプションの勝率が低いことを意味していることが多い。
 このような単純な指標とすることでプレイ中にも簡単に集計することができるし、経験的にかなり正確な実態を表してくれると実感している。

 GAKUストラテジーに関する質問は、以下の掲示板にいただきたい。いただいた主な質問に関しては、このFAQに今後も追記させていただく予定にしている。
■「教えて!」掲示板

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