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GAKUストラテジー戦記 GAKU Presents
2007年第13戦@ゴールドコースト

■過去最高のプレイ環境
 2007ゴールドコースト公式オフ会では、コンラッド・ジュピターズ日本マーケティングの特別な計らいで、CLUB CONRAD内にミニマムA$25のBJテーブルを手配していただいた。しかもそれはプライヴェート・テーブル。つまり、今回のオフ会参加者でなければプレイできない専用テーブルだということ。ラスヴェガス・カジノのハイリミット・コーナーなどで時々見かける、「Reserved」と書かれたテーブルと考えていただければ良い。
 コンラッド・ジュピターズでプライヴェート・テーブルをオープンしてもらうには、少なくとも億単位のデポジットが必要であり、しかもそのテーブル・ミニマムは一般のものと比べて桁違いに高いのが当たり前だ。多くの場合、プライヴェート・テーブルをオープンしてもらうようなプレイヤーにとっては、ミニマムなどどうでも良い話である。なぜならマキシマムがより大きいことの方が重要だからだ。
 今回、オフ会のために特別手配された「ミニマムA$25のプライヴェートBJテーブル」が、如何に異例中の異例なのかをお分かりいただけるだろうか。しかも、ミニマムA$25にして欲しい理由として、GAKUストラテジーのことをカジノ側に事前に伝えている。そしていただいた回答は、「存分にGAKUストラテジーでプレイしていただきたい」というものだった。これはGAKUスト・プレイヤーにとって、過去最高のプレイ環境と言って良い。
 ここまでお膳立てしていただいたのなら、勝とうが負けようが悔い無く気持ちの良いプレイができる。どんな展開が待っているか分からないが、たとえどうなってもきっちり凌いでやろうじゃないか。久しぶりに気合いがみなぎる。

 シャッフルを待つ間、CLUB CONRADの隅で独り集中する。メンタルのモードを切り替えて、気を研ぎすませる。気負いを抜いて、平常心にする。そして、A$10,000の負けを覚悟する。プレイ前に行なう、最近の儀式だ。
 戦場では死を覚悟した死人と化す必要があるという。自分の命を僅かでも惜しむ気持ちがあると、極限の戦いの中ではそこに隙ができる。正確な判断ができなくなる。命を惜しむ気持ちが、逆に命を早く落とす結果になるのだという。
 BJは決して命の取り合いなどではないが、負けを覚悟した上で臨む点においては、GAKUストラテジーも同じである。負けることを躊躇していては、アップダウンが激しい一撃離脱型のGAKUストラテジーは正確に操れない。操る前に自身のメンタル・コントロールがついていかず、自滅してしまうのが落ちである。

自分に問いかける。

「行けるか?」

「行ける」

じゃあ、行こう。

 第1セッション開始数分後に訪れた、1回目のベットアップモードA$600。合計数11からのダブルダウンに、きっちりTカードをひく会心の勝利を決める。続く2回目のベットアップモードA$1,000、ここはディーラーのバストで仕留める。

 今回は超短期決戦を意識し、ベットアップモードを2連勝したら「勝ち逃げライン」と設定していたので、ここで一旦セッションを切ろうとしていた。しかし、後ろで私のプレイを見ていたGAKUスト師範代ジー・オーさんから、ある指摘を受けた。なんとその前のゲームでは、ベットアップモードの条件を満たしていたのだ。滅多にないことだが、このときの私はセッション終了ラインに気を取られ、それをすっかり見逃してしまっていた。確認すると、確かに条件が入っている。さすが師範代、頼りになる!だとしたら、ここはまだセッションを切っていられない。連続ベットアップモードとして押すだけだ。弛みかけたメンタルにムチを入れる。

 3回目のベットアップモードA$600。これを難なく仕留めた上に、さらに連続ベットアップモードへ移行する。なんとこの4回目のベットアップモードA$600も快勝し、通算ベットアップモード負け無しの4連勝で、トータル成績を+A$3,200とした。プレイ開始からわずか30分で、初日の目標としていた+A$3,000を早々にクリア。しかし、師範代に指摘を受けるまでベットアップモードの条件を満たしたことに気がつかないなんて、私には大きなミステイクである。睡眠不足と体力消耗で余程思考力が落ちているのだろう。初日のプレイはここまでとし、早めに休んで明日の勝負に備えることにした。

○ここまでの戦績
成績:+A$3,200
プレイ時間:30分
ターンオーバー:A$10,500
シュー勝敗数:2シュー(2勝0敗)
セッション勝敗数:1セッション(1勝0敗)
ベットアップモード勝敗数:4勝0敗
(ベットアップモードの「敗数」は1敗につき2連敗、もしくは1回目にダブルダウンやスプリットなどでのベットアップ2単位以上の負けを表す。)

■最短プレイ時間記録更新
 オフ会最終日。現在午後2時だから、夕食の予約時間までには4時間以上ある。1クールのプレイ時間としては十分な時間だ。早速、プライヴェート・テーブルを新たにもう一台オープンしてもらい、そのサードベースに座る。CLUB CONRADカードとともにA$10,000のCPVをディーラーに差し出して、A$25チップ20枚、A$100チップ15枚、A$1,000チップ8枚というスタック(stacks)となるように指示する。
 新たなセッションを始める度に全く同じスタックを作るようにしておくと、プレイ中のチップの増減が容易に把握しやすい。前のセッションでプラスだった場合には、そのプラス分を脇によけておけば良いし、マイナスだった場合は追加バイインして補充すれば良い。細かいことだが、いつも同じ環境にすることは大切だと考える。

 昨日はスタートから無傷のベットアップモード4連勝で、30分というプレイ時間で切り上げた。今滞在の目的は、「オフ会幹事役を全うすること」だと自分に言い聞かせて臨んでいる。勝っても負けてもそれを変えるつもりは毛頭ない。たとえ今からマイナス領域に引きずり込まれたとしても、最長3時間でプレイを終了しようと決めた。

 今滞在通算第2セッション目。シューの序盤で入ったベットアップモードA$600を仕留める。セッション最初のベットアップモードを仕留めるのは、調子が良い証拠だ。調子が悪い時はセッション最初のベットアップモードをことごとく外し、負け逃げを容認しなければならない守備的セッションが続くことになってしまう。
 その後、基本モードの3連敗(A$50 - A$100 - A$150の1セット、計A$300分)を2回喰らってしまったので、このセッションの成績は原点近くになっていたが、次に入ったベットアップモードA$1,000を仕留め、+A$475でこの第2セッションを切った。
 小さくてもセッションを連勝することは大切だ。GAKUストはプラス・セッションの積み重ねで、トータルの勝利を目指すのがそのスタイルである。ここまでのトータルは+A$3,675。目標としている+A$5,000までこのまま登り続けるか、ベットアップモードを連敗して一気にマイナス領域に引きずり込まれるか。いずれにしても次の第3セッションが重要であることは間違いない。
 このような瞬間に気持ちが守りに入ってしまうと、潔さが曇ることになる。それはメンタル・コントロールに隙を作ってしまうことに他ならない。GAKUストではA$3,000程度のアップダウンなどあっという間の出来事だ。5分で状況は一変する。条件さえ満たせば、どんな状況だろうが押すと決めているのがGAKUストであり、そこには決して主観を入れてはいけない。プレイ中の主観排除こそがその目的なのだ。やるなら覚悟する。覚悟できなければ一切やめる。そのどちらかしかない。

 第4セッション。結末はあっけなくやって来た。開始3分、ベットアップモードA$600を連勝。目標にはA$100足りないが、逆にこれくらいがちょうど良い。何の迷いもなくプレイ終了宣言した。
 トータルプレイ時間58分は、過去最短のプレイ時間。3セッション全勝、5シュー全勝、ベットアップモード無傷の8連勝という完勝だった。

○最終戦績
成績:+A$4,900
プレイ時間:58分
ターンオーバー:A$21,000
シュー勝敗数:5シュー(5勝0敗)
セッション勝敗数:3セッション(3勝0敗)
ベットアップモード勝敗数:8勝0敗
(ベットアップモードの「敗数」は1敗につき2連敗、もしくは1回目にダブルダウンやスプリットなどでのベットアップ2単位以上の負けを表す。)

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