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2007年中頃からずっと続けている私のスタイルは、3ボックスの同時プレイだ。これはGAKUストラテジーでプレイするメインボックスの他に、ペースメーカーとしてミニマムA$25のフラットベットによるプレイを2ボックス加えたスタイルである(大切なのはメインボックスを終止変更しないこと)。このスタイルにすることで得られる効果については割愛させていただくが、2008年はこのスタイルのまま年間を通して良い結果が残せるかどうかを見極めようと思っている。今後のGAKUスト戦記では、私のプレイ・スタイルはこのスタイルだと思っていただきたい。
最近すっかり常連になっているジェットスターの名古屋ケアンズ便。格安チケットだといくら利用してもマイレージ実績にならないのが痛いところだが、私にとっては成田発よりも日本国内の乗り継ぎが良いので仕方が無い。2泊4日という短い旅程でのオーストラリア遠征では、少しでも移動時間を短くして体力温存を優先したいものだ。今回はチャイニーズ・ニュー・イヤーと建国記念日がらみの連休が重なったこともあり、海外渡航するひとが多かったようだ。中部国際空港は意外なほど賑やか。いつもはガラガラのケアンズ便も、この日ばかりはほぼ満席。スタークラスでさえいつになく混み合っていた。
雨期真っただ中のケアンズは早朝にも関わらず27度という気温。ついさきほど雨が止んだばかりのようで、湿度が高くかなり蒸し暑い。真冬の日本では決して味わえないこの感覚は、それだけでリゾと言える(笑)。南半球でなければ味わえない贅沢な経験だ。
リーフカジノに行く途中でラスティ・マーケットに寄る。週末の早朝からオープンするので、ケアンズ到着時にそのまま寄るのが都合良い。ここでは旬のフルーツがとてもリーズナブルに手に入るし、整然と並べられた様々なフルーツを見るだけでも、ケアンズに来た気分にさせてくれる。今回はライチに似たリューガン(龍眼)を手に入れた。見た目も食感もライチによく似ているが、ライチほど甘くなくちょっと青臭い若々しい味がして美味しい。調べてみると漢方としても使われているようで、疲労・不眠・貧血などに効能があるそうだから、リゾカジにはもってこいのフルーツかもしれない。

さて、部屋に着いてからの荷物整理も一通り終わり、あとはゆっくりジャグジーに浸かって精神統一し、出陣の準備にとりかかるだけ。さあ、いよいよ2008年のGAKUストラテジー開幕戦が始まる。
■滞在初日
第1セッションは最初のベットアップモードA$600をとり、基本モードが好調でセッション勝ち逃げラインの+A$1,200程度まで達したが、ここでセッションを切るかどうか躊躇していると、その一瞬の隙に入った2回目と3回目のベットアップモードA$1,000を続けて外し、結局この第1セッションは-A$1,550として負け逃げすることになった。Hit & Awayの目安にしている1時間のプレイ時間も超えていたので、少々判断が甘かったようだ。しかし、まだ勝負は始まったばかり。反省はしても、これをひきづってはいけない。
第2セッションは基本モードも安定し、開始20分でベットアップモードA$600を2勝して+A$1,400としてセッションを切った。先行ペースにするためにも、序盤から連続でマイナス・セッションを喫するわけにはいかない。ここでの数字は関係なく、とにかく勝ち逃げにこだわった。これでトータルは-A$150。
第3セッションは開始直後のベットアップモードA$600をとって、そのまま連続ベットアップモードへ突入。ディーラー・アップカード7に対してのAAは、A$1,000のスプリットになる。今滞在の先行ペースを握れるかどうかは、ここが分岐点となるだろう。スプリットしたそれぞれのAには、どちらにもピクチャーカードがディールされ、ディーラーのホールカードもピクチャーカードで勝負あり。+A$2,350としてこのセッションを切った。トータルは+A$2,200と申し分なし。ここで気持ちよくランチへ出かけることにした。
ランチはトリニティ湾を眺める絶好のロケーションにあるフレンチレストラン「M Yogo」へ。あいにくの雨で景色は楽しめなかったが、綺麗な彩りで目も楽しませてくれるその前菜とメインは、相変わらず素晴らしい。ランチは全体的に繊細な味付けなので、爽やかなスパークリングやソーヴィニオン・ブランと合わせるのを是非お勧めしたい。

ランチ直後の第4・5セッションを気分よく連勝し、ここまでのトータルを+A$3,650とする。初日の目標にしていた+A$3,000を上回ったので、初日はこの時点で終了とすることも考えた。ここまでのプレイ時間は2時間25分。少々睡眠不足ではあるが、まだ体力の余裕は十分にある。あと1,2セッションの勝ち逃げで遠征目標の+A$5,000を狙える位置にいることもあり、熟考の末プレイ続行を決めた。もちろん目標を達成したら、それが今から5分後であっても躊躇無く全プレイを終了するつもりだった。
しかし、このあと一歩のところから引き込まれた。カジノでは自分が今絶好調だと思っていても、いとも簡単に叩き落とされる。意図的にアップダウンを作り出し、Hit & Awayの繰り返しを身上としているGAKUストラテジーではそれがとくに顕著だ。ベットアップモードの連敗でA$3,200程度を一瞬にして失う可能性がある。現在までの成績は次の5分でころりと変わる。いつ何時でも。だからこそ常に覚悟して臨まなければならない。そこにわずかな隙があると、メンタル・コントロールはいつでも崩壊してしまう。
あと一歩でプレイ終了ラインに達しそうだったトータルは、 わずか50分の間に第6・7・8セッションを3連敗し、 一気に-A$150へと転落した。まあ、毎度そんなに都合良く勝てるはずはない。初日の成績が-A$5,000程度であったら、最終日に十分勝負できると考えていたので、この程度は全然大したことではないと気持ちを切り替えた。
休憩を挟んだその後のセッションは、プラスとマイナスを交互に繰り返していった。夕食前の第12セッションは3シュー連続してベットアップモードが入らず、基本モードでもじわじわと削られる苦しい展開を強いられていた。しかし、最後の5分で3連続ベットアップモードをすべて奪取し、初日成績をなんとか+A$2,050とまとめて終了した。
夕食はいつもの日本風焼肉レストランKOHYAへ。ここの換気扇はとても弱いようで、香ばしい煙に燻されながら全身で美味しい焼肉を味わった気がした(笑)。こういうことにいちいち目くじらを立てないことが、ケアンズの流儀と言えるかもしれない。さて、肝心のお料理だが、ここのサイコロ状でボリュームのあるタン焼きはとても素晴らしい。焼肉と言えば韓国料理だが、このレストランは日本人好みのアレンジを加えた日本風焼肉がコンセプトなので、とても食べやすいメニューが揃っている。ハウスワインとしてはマーガレット・リバー産のシラーズを常備しているので、焼肉との相性も抜群だ。それに加えて、リゾカジメンバーとの楽しい語らいは、料理をさらに美味しくする最高の調味料になる。
初日はそのままカラオケのKANPAI、KAMOMEへと流れ、すっかり酔っぱらいモードへ。この日はもうプレイしないと決めているので潔く酔える。あとは最終日に備えて寝るだけだ。

○ここまでの戦績
成績:+A$2,050
プレイ時間:5時間50分
ターンオーバー:A$ 40,500(リーフカジノからのデータによる)
パフォーマンス(ターンオーバーに対する成績):+5.06%
シュー勝敗数:27シュー(15勝12敗)
セッション勝敗数:12セッション(7勝5敗)
ベットアップモード勝敗数:21勝8敗
(ベットアップモードの「敗数」は1敗につき2連敗、もしくは1回目にダブルダウンやスプリットなどでのベットアップ2単位以上の負けを表す。)
■滞在2日目
この日は同じGAKUスト・プレイヤーであるジー・オーさんが朝から合流した。久しぶりにGAKUスト・プレイヤー同士で戦えることが嬉しい。ふたりとも前述の3ボックスのスタイルである。ふたりだけで始めたこの日最初のセッション(第13セッション)は、開始2ゲーム目にベットアップモードが入る。いきなりの臨戦態勢だが、プレイ開始前からすでに覚悟は決めている。このA$600をふたりとも奪取し、そのまま連続ベットアップモードへ移行、ここも綺麗にA$600で決める。ふたりのハイタッチにも力が入る。そしてここからさらに3連続ベットアップモードへ移行だ。これを外したらここまでの連勝がすべて帳消になってしまう。ここを取ってこそ直前の2連勝が活きるのだ。畏れはない。一気にいく。
A$600を外し、2度押しのA$1,000へ。そこへディールされたハンドは11。もう一枚のA$1,000チップをオリジナルベットの左横に置く。いつもと変わらずノータイムだ。何も考える必要はない。GAKUスト・プレイヤーには他に選択の余地などないのだから。
ディールされた3枚目のカードは綺麗にピクチャーカードだった。ディーラーのハンドは20にも届かず、3連続ベットアップモードを完勝。もちろん、同席のジー・オーさんもベットアップモード3連勝を飾った。プレイ開始からわずか6ゲーム、時間にして5分弱というまさにGAKUスト炸裂の瞬間であった。このセッション+A$2,700、ここまでのトータルは+A$4,750。
たった5分弱のプレイだったが、GAKUストでは最高の瞬間である。ジー・オーさんと私はここで当然のように席を立った。知らないひとが見たら、なんとも奇妙な行動に見えることだろう。 しかし、開始6ゲームであろうとセッションを切ってテーブルを離れることが、Hit & AwayというGAKUストの流儀なのだ。
長い休憩の後、心新たに第14セッションに挑む。トータル+A$5,000という勝ち逃げラインは目前、次の1セッションを取れたら文句無しに全プレイ終了宣言ができる。
しかしやっぱりカジノは甘くない。このセッションでは開始直後から基本モードでの3連敗を3度喫し、それだけで-A$1,000近くまで引き込まれてしまった。その後に入ったベットアップモードA$1,000は何とか取ることができたが、それでもこのセッションのトータルは-A$500。セッションのプレイ時間が50分と長丁場となってきていた。ここでジー・オーさんと意見が一致し、マイナスのままセッションを切ることにした。
トータルはA$500ほど後退したが、それでも次の1セッションで決められる位置にいる。しっかり休憩を入れて気分転換し、モチベーションに問題がないことを確認する。
「よし!行きましょう!」
ふたりとも気が充実している今なら、きっちり決められる気がした。そして10分後、その予感は的中した。最初のベットアップモードA$600をBJで決めると、そのまま移行した2連続ベットアップモードA$600も綺麗に決めた。そしてさらに3連続ベットアップモードへ移行した。
きっとふたりとも、ここまで全く無意識のプレイだったことだろう。GAKUストのベッティング・パターンは、頭で考えるより先に身体が反応しなければならない。そして、A$25のベットでもA$1,000のベットでも、変わらずに平然とベットサークルに置けるようでないとならない。そうでなければ、まだGAKUストを操っているとは言えない。
このセッション3連続となったベットアップモードA$600にディールされたのは、ディーラー・アップカード5に対して9という絶好のダブルダウン・ハンド。そして、このダブルダウンにディールされた3枚目のカードはピクチャーカードで合計数は19となる。しかし、ディーラーはホールカード4を起こし、そこからピクチャーを起こして引き分けに持ち込まれる。シューエンドが近いが、ここはベットアップモードA$600継続の場面だ。行くところまで行こう。
次にディールされたのはディーラー・アップカード9に対するハード18。このゲームのディール中にカットカードが現れたので、泣いても笑ってもこれが最後のハンドとなる。したがって今回のベットアップモードに限っては2度押しはなく、このA$600を一発で決めるしかない。非常に不利なこの場面から、ディーラーはホールカードを6として合計数を15とする。これで形勢は逆転。次のカードを無心で見守る。この勝負を見守っていてくれた応援団のみなさんからは「ピクチャー!」という力強い声がかかる。しかし、最後にディールされたカードは4。合計数18対19で、結局このA$600は外してしまった。
最後を勝ち切って終了したかったのはやまやまだが、もうこれ以上追う必要はない。目標としていた勝ち逃げラインの+A$5,000ほどになったため、ここで全プレイ終了として2008年開幕戦勝利を確定させた。
○最終戦績
成績:+A$4,975
プレイ時間:6時間55分
ターンオーバー:A$ 52,000(リーフカジノからのデータによる)
パフォーマンス(ターンオーバーに対する成績):+9.47%
シュー勝敗数:33シュー(18勝15敗)
セッション勝敗数:15セッション(9勝6敗)
ベットアップモード勝敗数:27勝9敗
(ベットアップモードの「敗数」は1敗につき2連敗、もしくは1回目にダブルダウンやスプリットなどでのベットアップ2単位以上の負けを表す。).
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