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GAKUストラテジー戦記 GAKU Presents
GAKUスト戦記2008第4戦@アデレード

初めてのアデレード

 今までの渡豪が67回になる私だが、アデレード訪問は今回が初めてのことだった。アデレードのカジノはニュージーランド系のスカイ・シティ・カジノ。このカジノはホテルを併設していないが、宿泊はカジノに隣接するハイヤット・リージェンシー・ホテルにとると便利だ。メールで問い合わせるとホストがこのホテルの宿泊を用意してくれ、プレイ実績によってコンプの対象にもなる。部屋はスタンダードだったが、ほんの少し古さは感じるものの、他のハイヤット・リージェンシー・ホテルに通じるモダンなデザインと機能性があり居心地は良い。スカイ・シティ・カジノには日本語を話せるホストはいないが、みな親切に対応してくれる。

  

 

 アデレード空港では飛行機を降りた瞬間にホストとドライバーが出迎えてくれて、なかなか好印象だ。空港からホテルまでは車で20分ほどだろうか。車内ではホスピタリティに溢れるこのふたりが、事細かにアデレードの街について説明してくれた。

 スカイ・シティ・カジノでは、VIPルーム『The Grange Room』が毎日午後8時からオープンしている。インターナショナル・ゲストは主にここでプレイすることになるだろう。ゲーム・テーブルは一通り揃っていて、込み具合によって適宜オープンさせているようだ。平日なので客は少ないものの、一般フロアではかなり多くのテーブルがオープンしている。カジノ全体の規模もほどほどに大きく、複雑な構造の建物にも関わらず、テーブルのレイアウトがとても分かりやすくなっている。2階フロアではテキサス・ホールデムのスペースも充実している。

The Grange Room

 さて、肝心のBJについてだが、スカイ・シティ・カジノでは2つのルールが存在する。一般フロアの「ヨーロピアン・ノーホール・カード」と、The Grange Roomの「OBBO(=Original Bets & Busted Bets Only)」だ。デッキ数は8デッキでこれは共通している。また、すべてハンド・シャッフルである。ちょっと変わったところを挙げるとすれば、シャッフル後のゲーム開始時には、バーンカード無しでいきなり始まるということだろうか。

参考:BSチャート

 OBBO(=Original Bets & Busted Bets Only) は、私の知る限りメルボルンのクラウン・カジノのVIPルーム(ちなみにクラウン・カジノの一般フロアでは、これにSoft17Hitが加わったという情報を得ている)やシドニーのスターシティと同じルールだろう。ケアンズのリーフ・カジノやゴールドコーストのコンラッド・ジュピターズ・カジノなどのOBO(=Original Bets Only)との違いは、88のスプリットがディーラー・アップカードTとAに対して「ヒット」であるという点だ。

 一通りカジノを視察した後、いよいよ初日のプレイを開始。しかし、意外なほど淡々とセッションを連勝し、4セッション全勝で+A$2,675として終了した。この間、30分のプレイだった。

○ここまでの戦績
成績:+A$2,675
プレイ時間:30分
ターンオーバー:A$ 5,500
パフォーマンス(ターンオーバーに対する成績):+48.6%
シュー勝敗数:5シュー(4勝1敗)
セッション勝敗数:4セッション(4勝0敗)
ベットアップモード勝敗数:5勝1敗
(ベットアップモードの「敗数」は1敗につき2連敗、もしくは1回目にダブルダウンやスプリットなどでのベットアップ2単位以上の負けを表す。)

■2日目

 昨日までの成績は+A$2,675。これがトータル+A$5,000程度になった瞬間にゲームセットと決めている。目標を達成して短期勝ち逃げとなっても、展開によって徹底抗戦となっても、どちらにも対応するつもりだ。しかし、この日のベットアップモードは最初から2連敗を喫し、最初のセッションでいきなり初日のプラスを全て吐き出した上、マイナス領域まで叩き落とされる。いつものことだが、やはり簡単には思惑通りに勝たせてもらえない。

 その後、取ったり取られたりの展開となっていくが、ベットアップモードでのダブルダウンやBJといったオプションでの勝利が多く、+A$3,075まで上昇させることに成功する。勝利確定ラインまであと+A$2,000ほど。しかし、順調かと思われた直後のセッションを負け越し、+A$975まで下降してしまう。

 ここで一旦休憩しテーブルに戻ってみると、すでに他のプレイヤーがそのテーブルでプレイしていた。周囲を見渡すと前日とは異なり、 The Grange Room全体がかなりの人数のプレイヤーで混み合っている。他のテーブルに移動することもできず、プラス領域にいるこの時点でこの日のプレイを切ることが賢明だと判断した。まだ残り2晩あるので無理をする必要はない。

○ここまでの戦績
成績:+A$975
プレイ時間:2時間25分
ターンオーバー:A$ 27,500
パフォーマンス(ターンオーバーに対する成績):+3.5%
シュー勝敗数:17シュー(11勝6敗)
セッション勝敗数:12セッション(9勝3敗)
ベットアップモード勝敗数:16勝7敗
(ベットアップモードの「敗数」は1敗につき2連敗、もしくは1回目にダブルダウンやスプリットなどでのベットアップ2単位以上の負けを表す。)

3日目〜人生最悪のミス

 アデレード滞在3日目。この日も午後8時オープンのThe Grange Roomでプレイを開始した。悔やんでも悔やみ切れないが、私はここでBJ人生最悪のミスを犯してしまった。後悔しないことが身上のGAKUストラテジーで、未だかつてこれほど後悔したことはない。

 スカイ・シティ・カジノのBJルールは、一般フロアのヨーロピアン・ノーホールとVIPルームのOBBOと2つのルールが存在することは前述の通りだが、正しく理解していたはずのそのルールを、この日だけすっかり取り違えてしまっていた。The Grange RoomでのOBBOのプレイにも関わらず、ずっとヨーロピアン・ノーホールのBSでプレイしていたのだ。それに気がついたのは強烈な打撃を喰らった後。ここまでの勝ちをすべて吐き出した上に、-A$22,000を記録したときだった。ベットアップモード9連敗、セッション8連敗という過去最悪そして最短のスピードで叩き落とされていた。

 気がついて反撃を試みるも時すでに遅し、カジノ閉店時間が近づき、仕方なく-A$23,800のまま部屋に帰るしかなかった。

 勝負を焦る気持ちがどこかにあった。初の長期戦の中で自分の体力を把握できていなかったことも、ミスを誘発した大きな要因のひとつだろう。甘過ぎた。

○ここまでの戦績
成績:-A$23,800
プレイ時間:8時間30分
ターンオーバー:A$ 140,250
パフォーマンス(ターンオーバーに対する成績):-17.0%
シュー勝敗数:56シュー(25勝31敗)
セッション勝敗数:37セッション(17勝20敗)
ベットアップモード勝敗数:30勝30敗
(ベットアップモードの「敗数」は1敗につき2連敗、もしくは1回目にダブルダウンやスプリットなどでのベットアップ2単位以上の負けを表す。)

アデレード撤退

 アデレード最終日は、朝10時から一般フロアで反撃体勢に入ろうと試みたが、ちから及ばずA$5,000ほどのマイナスを増やし、アデレードでの撤退を決めた。ケアンズ〜アデレード〜ケアンズという今回のGW連戦の最後は、明日からのケアンズで雌雄を決したいと思った。

 フィジカル・コントロールの甘さに加えて、痛恨のミスに後悔を消しきれなかった自分のメンタル・コントロールの弱さを痛感したアデレードだった。この経験を絶対に今後の糧としたい。

○最終戦績
成績:-A$29,350
プレイ時間:13時間30分
ターンオーバー:A$ 222,750
パフォーマンス(ターンオーバーに対する成績):-13.2%
シュー勝敗数:56シュー(35勝39敗)
セッション勝敗数:51セッション(24勝27敗)
ベットアップモード勝敗数:47勝38敗
(ベットアップモードの「敗数」は1敗につき2連敗、もしくは1回目にダブルダウンやスプリットなどでのベットアップ2単位以上の負けを表す。)

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