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■初日・・・崖っぷちからの生還
アデレードからケアンズまでは飛行機で3時間。一眠りしたらあっという間にケアンズだった。初秋を迎えたアデレードと比べると、ケアンズはまだまだ暑い。湿度の高いケアンズの空気がなんだかホームタウンに帰って来た安堵を感じさせてくれた。
リーフカジノに到着すると、いきなり嬉しいニュースがあった。中国人団体客が滞在中のため、それに合わせて今日と明日の二日間はCLUB Priveが朝からオープンするというのだ。一般フロアでのプレイを覚悟していたので、これはとても有り難い。
BJ人生最悪のミスを犯し、大きな敗戦を喫した前回のアデレード。自分のミスが原因とは言え、それを後悔したままでは帰れない。額に関係なく、次回に繋げるための勝利を目指したい。
アデレードでの敗戦に加えて滞在中にキャッシュを使い過ぎてしまい、残りバンクロールはA$7,500だけ。序盤に2セッション連続でまとまったマイナスを喰らったら、それだけで即ゲームオーバーとなってしまう。なんとしても先行したい。
ところがそんな思いとは裏腹に、プレイ開始直後からベットアップモードを連敗。開始5分でバンクロールがいきなり半分になってしまった。メンタルに重圧がかかる苦しい展開の中、それを折らずに凌ぎ続けるしかなかった。こんなときには、過去の大敗の記憶が鮮明に蘇ってくる。そしてそのときの恐怖が容赦なく襲ってくる。現在の状況だけでも苦しいのに、それが更なる精神的な追い打ちをかける。しかし、これを自分で振り切らない限り、私は間違いなく負けるだろう。確率論では到底説明できるものではないが、それがギャンブルの道理なのだと思う。
そしてついに、このベットアップモードA$1,000を外すと、手元には端数のチップしか残らないという崖っぷちまで追いつめられてしまった。このハンドを外すと完全にゲームオーバー。ベットしようとする手を一瞬止めて、ひとつ大きく息をついた。
「自分のスタイルを貫いたのだから、これで散っても本望じゃないか。今更何を恐れる必要がある?覚悟を決めろ。」
そう自分に言い聞かせ、息を止めたままA$1,000をベットサークルに置いた。
その$1,000ベットにディールされたカードは、ディーラーのアップカードTに対してのハード16。
今思えば絶体絶命のシチュエーションだが、このときの私は何も考えていなかった。ただ、無心だった。ヒットのシグナルにディールされたカードはA。合計数17でステイ。バストによる即死こそ免れたが、依然状況は不利のまま。ディーラーのホールカードが8、9、T、Aなら、即ゲームオーバーになるこの場面で、ディーラーはホールカード2を起こし、次にTをディールしてバストした。まさに崖っぷち。しかし、GAKUストラテジーはこれを境に炸裂した。その後1時間でプラス転換することに成功。さらに夕食後のセッションでも連勝し、最下点-A$6,000ほどだった成績を、逆に+A$6,300まで引き上げて初日のプレイを終了とした。
○ここまでの戦績
成績:+A$6,300
プレイ時間:5時間50分
ターンオーバー:A$ 178,200
パフォーマンス(ターンオーバーに対する成績):+3.5%
シュー勝敗数:40シュー(26勝14敗)
セッション勝敗数:23セッション(16勝7敗)
ベットアップモード勝敗数:26勝12敗
(ベットアップモードの「敗数」は1敗につき2連敗、もしくは1回目にダブルダウンやスプリットなどでのベットアップ2単位以上の負けを表す。)
■最終日午前
この日は朝10時からオープンしたCLUB Priveで、プレイヤーは私ひとりだけのプレイとなった。リーフカジノでは、スタッフがいつも笑顔で温かく迎えてくれる。ピットボス、インスペクター、ディーラー、そしてホスピタリティ溢れるVIPサービスのスタッフ。私にとっては、まるで自宅にいるような居心地の良さである。CLUB Priveの空間にたったひとりでのプレイでも、不思議と孤独感を感じることは無い。
プレイ開始直後からA$4,000ほど引き込まれたが、その後は順調にプラス・セッションを重ねていった。この日の成績が+A$4,000ほどになったところで、ひと区切りをつけてランチへ。あれだけ勝率の悪かったアデレードでのプレイが嘘のように、このリーフカジノでは上手くハマってくれている。午後からのプレイでプラスを作ったら、アデレードでのマイナスを全て取り戻さなくても全プレイ終了とすることに決めた。
○ここまでの戦績
成績:+A$10,325
プレイ時間:6時間55分
ターンオーバー:A$ 115,500
パフォーマンス(ターンオーバーに対する成績):+8.9%
シュー勝敗数:47シュー(31勝16敗)
セッション勝敗数:28セッション(20勝8敗)
ベットアップモード勝敗数:32勝13敗
(ベットアップモードの「敗数」は1敗につき2連敗、もしくは1回目にダブルダウンやスプリットなどでのベットアップ2単位以上の負けを表す。)
■最終日午後
ランチ後のプレイは、やはり序盤にA$3,000ほど引き込まれたが、ベットアップモードA$1,000のダブルダウンとスプリットを連続で仕留めたところで、+A$2,000ほどのプラス転換に成功。時間はまだ夕方だったが、予定通りその後はプレイを止めてケアンズの滞在を楽しむことにした。
幸運にも崖っぷちから生還し、そこから自分のイメージ通りの展開に持ち込むことができたのだ。これ以上を望む必要はない。プレイを配慮してあまり飲めなかったGW連戦だったが、ケアンズの仲間達とともに久しぶりに楽しく酔うことができた。これがあるからまた来たいと思う。勝てばもちろん楽しいが、リゾカジを続けていく以上、次回また来られる程度の負けなら幸せなのだとつくづく思う。
ふと夜空を見上げると、いつもはなかなか見つけられないサザンクロスが真正面に輝いていた。
○最終戦績
成績:+A$12,425
プレイ時間:9時間45分
ターンオーバー:A$ 160,875
パフォーマンス(ターンオーバーに対する成績):+7.7%
シュー勝敗数:64シュー(39勝25敗)
セッション勝敗数:37セッション(26勝11敗)
ベットアップモード勝敗数:43勝17敗
(ベットアップモードの「敗数」は1敗につき2連敗、もしくは1回目にダブルダウンやスプリットなどでのベットアップ2単位以上の負けを表す。)
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