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ラスベガスサンズグループで、今年最も業績が良かったカジノは意外にも・・・?!

2016/ 01/ 07

ペンシルバニア州のサンズ・ベツレヘム・・・聞いたことのない人も多いかもしれない。第3四半期までのEBIDTAは1億150万ドル、前年比20.5%増と、数々のカジノ施設を展開するラスベガスサンズグループの中で唯一業績を伸ばしている。フィラデルフィアやニューヨークといった大都市に近いロケーションが功を奏し、ペンシルバニア州は全米でもネバダ州に次ぐゲーミング売上の規模を誇る。マカオでの展開同様、アメリカ東海岸への進出においても、ラスベガスサンズはこのサンズ・ベツレヘムの成功でライバルを1歩リードしている。WynnとMGMは相次いでマサチューセッツ州への進出を決めた。
しかし、グループ全体から見るとサンズ・ベツレヘムの売上はわずかにすぎない。売上の貢献度という点では、マリナベイサンズが一番に輝く。マカオと同様の理由でシンガポールのゲーミング市場もまた低迷する中、これまでのところEBIDTAは前年同期比13%減に踏みとどまっている。ベネチアン・マカオの37%減、サンズ・コタイセントラルの34%減に比べればかなり優秀である。マリナベイサンズは長期的にグループの健全なキャッシュフローを支える屋台骨の役割を果たすだろう。
とはいうものの、もちろん、マカオのカジノがサンズにとって、グループの業績を左右する最も重要な施設であることは2016年も変わることはない。By resocasi.com