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ゲンティンシンガポール第4四半期赤字、VIP市場の影響で

2016/ 02/ 29

リゾートワールド・セントサを運営するゲンティンシンガポールの2015年第4四半期は、前年同期の純利益892万ドルから一転、560万ドルの純損失を計上し赤字となった。売上高は前年比14%減で、中でもVIP部門の売上は前年比44%減と依然低調。これは中国経済の減速や中国政府の不正取締り強化、マレーシアやインドネシアの通貨安などのマイナス要因に加え、ゲンティン自身による与信引き締め策の影響もある。そのかいあってか、第4四半期の減損損失額は前年比45%減と縮小している。ゲンティンシンガポール2015年通期の売上は前年比16%減の24億Sドル、純利益は85%減の7,520万ドル。同社は先日、シンガポール政府から2017年~3年間のライセンス更新を認められた。また、中国企業と共同で韓国の済州島にリゾートワールド・チェジュの建設に乗り出している。By Resocasi.com