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ボイジャー・オブ・ザ・シーズ乗船記
Written by はた 投稿日:2002/02/05

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2日目(12月10日)

「やっちまたー」

何をやったかはお解りでしょう。

「今何時?」

ようやくHARUが目を覚ます。

「2時」
「いつの2時?」
「夜中の2時だ」

 別にショックを受けたわけではない。ベガスではいつもこんなかんじだ。ただ、クルーズという限られた時間と決められた食事の機会、アトラクションを逃してしまったのは残念ではある。

 ちなみに昨晩は「ラ・スカラ」(1348名収容の5層吹き抜けメインシアター)にて「ウェルカムアボードショー」、「ロイヤル・プロムナード」(この船最大の売りもの、長さ122m、4層吹き抜けの巨大アトリウム)にて「ボンボヤージパレード」など、その他たくさんの催し物があったようだ。

「腹減った。なんか食べに行こう」

 この時間、開いているのはプロムナードに面してある、「カフェ・プロムナード」だけである。ここは無料で「シアトルズ・ベスト」のコーヒー、紅茶、ピザ、ケーキ、サンドイッチ、ソフトクリームなどをいただくことができる。空腹だからというわけではなく、結構イケル。食事時のソフトドリンク、コーヒー等以外でタダで飲める場所はここだけで、またロケーションもいいので、休憩を兼ねて昨日も何度か利用した。また、もう一つ気に入ったことは、ケーキ等の一片が小さいことだ。これは、ちょっと小腹が空いた時、何種類か食べてみたい時にはちょうどいい。「でかいことはいいこだ!?」の国から出ている船にしては珍しいと感じた。

 さすがにこの時間、船内は閑散としている。少し歩いて、部屋に戻り、寝た。(また?)

 10時頃改めて起きて、11階にある「ウインジャマー・カフェ」に行く。カフェ、レストラン等と紹介されているが、要は「バフェ」である。品数、味等まずまずといったところ。個人的にはシリアルの種類が豊富(10種以上)なのがポイント高い。展望もよく、晴れ渡る海の向こうに1隻の客船が並走しているのが見える。

 今日は終日航海日なのでこれといった予定は無い。気が向くままだらだら過ごすつもりである。ウインジャマーを出てプールサイドのデッキで、少しづつ追い抜いていくプリンセスクルーズの船(帰国後確認したところ、サン・プリンセス、77000トンと判明)や船客の様子を眺めつつ、ボォーっとしている。

 客層は幅広く、子連れファミリー、若い人のグループ・カップル、働き盛りの世代からリタイア組まで多彩である。ただ、若い人が多く、平均年齢は高くない。雰囲気はいたってカジュアルである。車椅子に乗った乗客も目にする。バリアフリーは完璧だ。

 プールに入るにはもう少し気温がほしい。たしか25度くらい。もちろん寒さを知らないアメリカ人(笑)のこと、たくさん泳いでます。(というより、つかってるだけ)デッキチェアに寝転がってる人多数。だが、チェアの数も膨大なので混雑感はない。プールは11階に2ヵ所。大きめのメインプール(ヴァーゴより少し小さい、5×10mくらい?)と、もうひとつ小さめのものがある。ちなみにしょっぱいです。ジャグジーは6つ。子供用プールも別にあります。

 アーケード(ゲームセンター)で一汗ながしたり?船旅お決まり?のビンゴを見物したり(参加はしてません)プロムナードに並ぶお店を見たり、BJとカリビアンで2人で100ドルくらい負けたりして夕方になった。

 今日はフォーマルナイトなのでそれなりに気合?が必要だ。私たちのディナーは2回に分けられている遅いほう(セカンドシーティング)である。日本人は1回目が多いそうだがどうせ夜更かし型になりそうだし、早い時間だとお腹が空いてないかもしれないので2回目にした。食事は20時30分からである。(1回目は18時)HARUは先に部屋に戻り準備をする。着物を着るので時間が必要なのである。私はもう少しだけカジノで遊んで部屋へ戻る。(ちょい負けだったような・・)

 19時30分よりプロムナードにてキャプテン主催のシャンペンパーティーが催されている。子供も大人も着飾って、プロムナードは大混雑だ。20時15分キャプテンとオフィサー(腕章に線がいっぱいある偉い人)の挨拶と紹介があり拍手で盛り上がる。また、船内各所(6ヵ所くらい)に写真撮影コーナーがあり、カメラマンが結構いい写真を撮ってくれる。翌日以降4階のフォトギャラリーに張り出されるので気に入れば買えばよい。(枚数が膨大なので見つけるのに一苦労)値段は高めだが(10ドルとか大きさによる)撮ってもらうだけならタダなので、たくさん撮ってもらうとよいだろう。

 いよいよメインダイニングルームに足を踏み入れる。そこは3層吹き抜けの豪華な空間で吹き抜け中央部の天井には、でかいシャンデリアがぶら下がっている。3,4,5階それぞれに名前がついており、「カルメン、ラ・ポエム、マジック・フルート」という。私たちは4階を指定された。(チェックイン時にわかります)

 指定されたテーブルに向かうと、9人分セッティングされている丸テーブルに6名先客がいた。すぐにウェイターが来て、椅子を引き、ナプキンをいただき、メニューを渡される。とても丁寧、確実、そしてフレンドリーで好感がもてる。メニューの簡単な説明とおすすめ料理の紹介をしてくれる。私たちは貰わなかったが日本語のメニューもあるようなので心配はいらないだろう。

 それより心配というか不安はテーブルメイト(って言うのかな?)の人たちとの会話だろう。私は、度胸はあるが英会話については平均的日本人(つまりほとんど話せない)なのだが、幸いにもHARUは日常会話くらいならOKなので、HARUが主に会話とたまに私の通訳をすることになる。

 私たちの左隣の体格のよいお兄さんと綺麗な奥さんはモントリオールで会計士をしているご夫婦。その隣、細身の初老の紳士とエキゾティクな顔立ちの奥さんはカリブ海の小さな島、バルバドスのホテルで働くご夫婦。そして、イタリア的な、かっこいいお兄さんとこれまたエキゾティックな奥さん(ブラジル出身だそう)はロサンゼルス在住。

 もちろんこれらは何回かテーブルを囲んでわかったことだが、はじめに話すことはだいたい決まっている。「はろー、ごきげんいかが。名前は?どこから来た?何してる?クルーズはよく行くの?楽しんでるかい?××は日本のどこだ?日本からどれくらいかかるんだ?いつ帰るんだ?」こんなところである。あと「素敵なドレスですね。そのリングはお似合いです」という会話も定番だ。

 右隣の席が空いていて??だったが、3本線の入ったオフィサーがやって来た。髪の毛は薄いが落着いていて優しそうな方だ。後で聞くと船医(ドクター)だそうである。スェーデン在住で、寒い冬の間だけ出稼ぎ?で船に乗っているそうだ。

 前菜、スープ、サラダ、メイン、デザートと数種類から選ぶ本格的コースディナーである。もちろん食事全てと、ソフトドリンク、コーヒー、それに食前酒(ワイン)は料金に含まれている。(ワインリストから選んだ場合は別)

 その日毎に、料理のテーマがあるらしく今日は「ワールドなんたら」(笑)世界の代表的料理らしいが、トムヤンクン以外は残念ながらなにがあったか憶えていない。メインは私は3センチくらいあるステーキ、HARUはチキンのもも焼きをいただいた。会話も上手くいき、(私はあんまり話していないが…)2時間のディナーは終了した。

 10時45分から行なわれる「ミュージカル」を見にシアターへ。不覚にも私は寝てしまいほとんど憶えていないが、HARUによるとジュビリーのような華やかなショーで、なかなか良かったとのこと。

 眠くて、疲れて、とりあえず着替えようと部屋に戻る。この時間、まだ催し物もあるし、バーも開いている。もちろんカジノも。

「とりあえずちょっと横になろー」

こうして2日目は終わった

2日目 夜のプロムナード

2日目 夜のプロムナード
2日目 メインレストラン・ディナー

2日目 メインレストラン・ディナー

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