リゾカジ カジノレポート

独逸カジノ賭け人の旅打ち日記⑬ カジノ「ガルミッシュ・パルテンキルヒェン」

* ヨーロッパ 2013/ 03/ 27 Written by 独逸の旅打賭け人

コメント( 4)

 2013年2月28日 カジノ「ガルミッシュ・パルテンキルヒェン」

 ガルミッシュ・パルテンキルヒェンという長い町の名前は、パルトナッハ川を挟んで西側のガルミッシュと東側のパルテンキルヒェンという2つの町が一緒になって出来たからなのである。
ドイツアルプスの観光基地として、夏は登山やハイキング、冬はスキーやスケートと一年を通じて観光客が絶えることがない。ドイツ最高峰のツークシュピッツェの麓の町でもあり、ドイツ鉄道駅舎の反対側のバイエルン・ツークシュピッツェ登山鉄道と途中からのロープウェイを利用して山頂まで手軽に行くことが出来る。

 ガルミッシュ・パルテンキルヒェンのカジノは、ガルミッシュ側の最も観光客でにぎわうブルグ通りのほぼ中央にある。外見はアルプス地方の建物そのもので、傍の案内を見ないとカジノとはちょっと気付かないかも知れない。
1階にはレセプションとマシンゲーム、階段を上がった2階がルーレット等のプレイルームになっている。ルーレット台はビッグテーブルが2台とクイックテーブルが4台。カードテーブルも余裕のある大型のものが6台設置されている。

オープンは15時であるが、5分前に2人の地元の常連と思われる老人が階段を上がっていったので、筆者も付いて上がる。入場料は、一般的な2、5ユーロ。クイックテーブルの3番台で、州の税務官の立会いのもとにオープンの準備がされていた。
カジノ側からは、マネージャー、ピットボス、クルーピエの3人がチップの確認作業に携わっていたが、いずれも女性。これも珍しいことである。近年、ドイツのカジノでは女性のスタッフが増えてきているが、オープンの儀式の立ち会いは男性スタッフがほとんどなのである。
さらに、気付いたのはこの台のミニマムリミットは1ユーロ。他のカジノのミニマムは全て2ユーロで、1ユーロというのは初めて見た。それだけ田舎なのか、年間を通じて大勢訪れる観光客を誘致しようとしているのか、よくわからないが珍しいことではある。

 筆者はすぐに台付属のカラーチップの1色を10ユーロと指定して、50枚手に入れて、バーカウンターでコーラを頼む。バーテンダーはワインやコーヒーを載せたトレイを、筆者より先に入ってきてルーレットテーブルに座る2人の老人のところに恭しく運んで行く。ウェルカムドリンクなのだろうが、そちらは当然無料。おそらく毎日通ってくるような常連のようだ。

 15時ちょうどにクルーピエがウィールを廻す。最初の数字は18。G(グロース…盤面の中心の26とその左右8数字ずつの17数字のゾーン)、それも△(Gの17数字から0/3の7数字を外した10数字のゾーン…筆者は△で表示している)。
-31-20-20-14
と、Or(オフラン…26から見ると3時と9時の方向にある合計8数字のゾーン)が珍しく4回続けて出る。しかも、最初の31の隣と2つ隣の数字である。玉を投げているのは、オープンに立ち会った女性のクルーピエ。
Orが4回続くことは珍しいが、Orの次は0/3(ゼロ・スピール…26を中心にした左右3数字ずつの7数字のゾーン)になることが多いので、0/3に4枚賭けようかと腰を上げかけたが、前回の旅打ちでオープン直後に出目の流れを読まずに参戦して失敗したことを思い出して、自制。
出た目は、
-3
0/3の数字、4枚置いておけば17枚が戻ったはず。
-28-29-23
と、大の数字が出て、その後K(クライン…Gの反対側の12数字のゾーン)の23が出たので我慢しきれず、ここから参戦。(カッコ内の数字は当たった時の配当のチップの枚数)
-23(52)
リピートだったが、Kの中目と読んでいたので、うまく取れた。幸先、よし。
-14(17)-13-3-33
14は押さえで取れたが、その後は目が読めず。ここで、クルーピエとピットボスが男性のチームに交代。次は、0/3それも大目と読んで厚く賭ける。ここで失敗すると、最初の500を失う羽目になるので、乾坤の勝負。
出た目は、
-26(104)
みごと、一番配当が多い数字に当たってくれた。数字に1枚、26/29、32/35に2枚ずつ、さらに0/3に4枚賭けていた。0/3では、26だけが35枚の配当になる。元玉の500ユーロの板チップは違うポケットにしまって、まずは原点確保。
-17(35)-7-32-5
7以降の目がバラバラで3投落とす。次はKの大目と読んで、
-30(86)
数字に1枚、27/30、33/36に各2枚、そしてKに6枚。
その後もKに寄りがちと読みながら、
-16(17)-14(35)-30
この30を落としたのは痛い。
-23(87)-4-25-24-13(17)-31
Kに寄ると読んでいる割には、Kを落としてしまっている。ここで、浮いていた分はほとんど失ってしまった。テーブルの上のチップが全て無くなったら、今回のバイエルンでの旅打ちの初日ということもあり、無理をせずに原点だけ守って退散しよう。と、思いながら最後の10数枚でKを狙う。
-23(52)
うまくいった。次の目はケイ線では大目の3列。これにKを当てはめて、27/36のライン狙い。
-27(121)
狙い通り。数字に1枚、27/30、33/36に2枚ずつ、Kに6枚、さらに36ツボツボという賭け方で5枚賭けており(ツボツボというのは指定した数字とその左右2つずつの数字…この場合は27、13、36、11、30の5数字になる)、その当たり合計が121枚、1210ユーロ。本日最大の当たり。27の後は、27のリピート、30、36そして挟まれた13と11が出る公算が多いので、再度、27が当たった時と同じ賭け方を繰り返す。
-22(17)
残念ながら、狙いは外れてしまった。22に押さえはしていたが。
-1(35)
この1も押さえ。本線ではない。
-16(17)
16の後は、Orに戻り、14、17、20が本線と読んだが、
-22
と、外してここで撤収。(22はOrの9の数字の隣)

終了は16時10分、1時間余りの勝負だった。この時には台を囲む賭け人は20人以上に増えていた。1ユーロチップで賭けられるのは、集客には役立っているようである。
プラスは120枚、1200ユーロ。ティップとしてハウス側に15枚、150ユーロを渡している。

今日は、必ずしも狙った通りには当たっていないが、手許のチップが無くなるような時に、うまく大きな手が当たったことと、最初の500だけでプレイ出来たことで明日以降のよい流れにつなげられそうである。前回の反省で、賭け方も意識的に換えているつもり。


このReportへのコメント(全 4件)

2013/03/28(Thu) 19:19

GAKU

>独逸の旅打賭け人さん:

いつもドイツカジノの詳細なレポートをどうもありがとうございます(^_^)
独逸の旅打賭け人の影響を受けて、いつかヨーロッパでルーレットをプレイしたくなりました♪


2013/03/29(Fri) 14:19

独逸の旅打賭け人

GAKUさん

コメントをありがとうございます。
ドイツのカジノも最盛期(30年以上前)と比べると、オーソドックスのカジノは衰退してきている感じがします。少なくとも、賭け人の数は減っています。ここ10年位で、営業時間が短くなったり、閉鎖したカジノがあることが、それを物語っているようです。
是非とも、応援する意味でもドイツのカジノにチャレンジしてください。


2013/04/03(Wed) 18:02

yab

こんにちは。独逸の旅打賭け人さん。

先日初めてマインツのカジノに行ってきました。聞いていたとおりヒルトンの前にあり、しかも通路でカジノの建物の途中までつながっていたのでホテルからそのまま行くことができて、まだ寒い時期でしたのでとても便利でした。

バートホンブルクとビスバーデンにも寄ってきました。成果はいずれ機会があればご報告したいと思います。

マインツは朝はライン川を見ながら朝食がとれて本当にいい場所ですね。次回もまた行きたいと思います。


2013/04/04(Thu) 04:14

独逸の旅打賭け人

yabさん

マインツの新しくなったカジノに行かれたわけですね。
このカジノは、以前はヒルトンの隣のラインゴールドホールの2階にあって、夜になると窓からすぐ下にライン川を上り下りする船の明かりが見え、それはきれいなものでした。
移転してからはこの景色は見えなくなりましたが、カジノとしては繁盛しているようです。
次回は是非、バート・ホンブルグかバーデン・バーデンに泊まってください。いいレストランが揃っています。カジノ内のレストランもお薦めします。


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