リゾカジ カジノレポート

独逸の旅打ち賭け人、ソウル「セブンラック・ヒルトン」のマシンルーレットに挑戦す!!

* 韓国 2014/ 07/ 27 Written by 独逸の旅打賭け人

コメント( 3)

 ドイツのカジノを30カ所制覇した時に記したように、今更ながらカジノに渡しているティップの額の大きさを認識し、今後はいかにしてティップを払わずにプレイするかを実践することにしたのであるが、『空回り』さんからソウルのセブンラック・ヒルトンのマシンルーレットはアメリカンルーレットではなく、ヨーロピアンルーレットであるとのご教示を得て、マシンならティップは払う必要がないであろうし、ヨーロピアンルーレットならドイツと同様に打てるのではないかと思い、ものは試しとソウルへ飛んだ。

 2014年6月12日 ソウル「セブンラック・ヒルトン」
80年頃のソウルでは、カジノはウォーカーヒルにしかなく、ルーレットもヨーロピアンタイプだったので何回かは通っていたが、その後アメリカンタイプに変わってしまったので、カジノに足を向けることは無くなっていた。
ルーレットの本場とも言えるドイツでも、最近は人件費の節約か、マシンルーレットが増えており、テーブルゲームのルーレットと並存させているところが多い(テーブルゲームのオープンは遅くし、それまでは昼頃からマシンゲームだけがオープン)が、テーブルゲームを一切止めて、マシンゲームだけにしてしまった所もある。
おそらく、セブンラックで使用しているマシンルーレットはドイツで使われているマシンと同様なものを韓国向けに改造したものであろう。プレイの仕方が解からないかと心配したが、日本語の表示にも転換できたので、そんな心配は杞憂であった。

 
 入場は14時10分。ルーレットウィールは前方にあって、その傍に賭け人達に向き合って座ったクルーピエ(?)が、玉を投げ入れるスタイルである。賭けるディスプレイは全部で20席、教室スタイルの配置でルーレットウィールに向いている。
時間が早いにも拘らず、ほとんどの席が埋まっており、唯一空いていた最前方の右端の席に着く。
液晶のディスプレイの賭ける画面は、ほとんどテーブルゲームのルーレットと同じであるが、筆者が主とした賭け方で使うゾーンでの表示がない。そのため、K(クライン)に賭けようと思ったら、6枚のチップ分6ヵ所を液晶の画面で指定しなければならず(Orでは5ヵ所、△に至っては10ヵ所)、クルーピエが玉を投げ込む間隔が短いだけに、ゆっくり考えている暇がない。また、隣り合わせの数字に賭ける○○ツボツボという賭け方は当該の数字を全て指定しなければならない(ドイツのルーレット台では、たとえばKのゾーンの中の36ツボツボ[27-13-36-11-30]の5数字に賭けるには賭け盤上の37数字が記された楕円形のスペースの36の数字の上に5枚のチップを置けば済む)ので離れている5つの数字を押さえなければいけない。さらに、当たった時にも、当該のチップが次のゲームでは自動的に消えてしまうので、リピート効果を狙うには、もう一度同じ場所にチップを指定しなければならないのも、面倒この上ない。指で画面に触って指定するのだが、複数枚賭けるには繰り返し触らなくてはならないし、とにかく時間との勝負になる。

 とりあえず、電光表示盤の過去の出目を持参の出目表に写す。今回はマシンだけに出目の数も多いので、このレポートでは出目表の写真は掲載せず、出目とゾーンだけを記載する。
過去の出目は、
-8(K)-29(△)-8(K)-26(0/3)-29(△)-5(K)-32(0/3)-1(Or)-24(K)-20(Or)-18(△)-20(Or)-33(K)-35(0/3)-36(K)-14(Or)

筆者は、ヨーロッピアンルーレットの盤面を4つのゾーンに分けて捉えている。
・0/3(ゼロ・スピール)・・・盤面の中心数字26と左右3数字ずつの合計7数字の 
 ゾーン
・K(クライン)・・・0/3の反対側の12数字のゾーン
・Or(オフラン)・・・26から見て3時と9時の方向の合計8数字のゾーン
・△・・・0/3とOrに挟まれた左右5数字ずつ合計10数字(19-4-21-2-25、 28-7-29-18-22)のゾーン。この△  マークとこの概念は筆者独自のもの。

ここから参戦となる。
チップのレートは5000ウォンとして、マシンに50枚の1万ウォン札を送り込み、とりあえずの掛け金は50万ウォンとする。
今回は、ヨーロピアンスタイルの「マシンルーレット」を試してみるのが目的で、大きく勝つことは考えないので、ゾーンを中心に攻めてアウトサイドの段取りの流れで数字が読める時だけ、数字も併せて狙う戦法を取るつもり。
-10(K)-25(△)-18(△)-13(K)-0(0/3)-5(K)-21(△)
ここまでは見。
次はKと見て、Kに6枚。
-36
狙い通りで、18枚が戻る(加わる)。
次は、△と見て、ゾーンの12数字に12枚のベタ賭け。
出た目は、21。36枚が戻る。出だしは悪くないと思ったのだが・・・
-15(0/3)-28(△)-13(K)
この13はKと併せ、段取りから27/36を狙ったのだが、13は27と36の間の数字で、残念にも狙いは外れる。Kの分の18枚だけ戻る。
-14(Or)-4(△)-34(Or)-32(0/3)-13(K)-19(△)-31(Or)-7(△)-11(K)-16(K)-2(△)-6(Or)-23(K)-7(△)-34(Or)
ここまでは、見もあったものの当たったのは、Orの2回の34の18枚のみ。段取りの目が定まらないので、消極的にゾーンのみを攻めるのだが・・・
-35(0/3)-5(K)-25(△)-33(K)-17(Or)-13(K)-13(K)-7(△)-23(K)-0(0/3)
見もあるものの、賭けても全く当たらない。

ここで、当初の50万ウォンを失って、次の50万ウォンをマシンに送り込む。
レートも5000から2000に下げる。
-26(0/3)-7(△)-8(K)-25(△)-20(Or)-13(K)-34(Or)-18(△)-28(△)-28(△)-0(0/3)
規則的に出始めたOrを狙ったが、取れたのは34だけ。その後、△が続いて、0が出るなど翻弄され続ける。いやな時に狙ったように0が出てくる。
△が出始めたので、ツラを狙ってみよう。
-25(△)
これは当たった。
-11(K)-22(△)-20(Or)-33(K)-7(△)-0(0/3)-21(△)
このところ、0の前後には必ず△のゾーンの数字が出ていることに気付かず、21は落としてしまった。考える余裕がないのに、急がされるのが良くない。
-4(△)-33(K)-34(Or)-26(0/3)-32(0/3)
0が6投から10投の間隔で出ているので、0に3枚をここから賭け続ける。
-20(Or)-7(△)-6(Or)-0(0/3)
10投目でやっと0が出た。3枚を賭け続けていたので108枚。
次は、一つおきにOrが出ているのを読んで、Orに5枚と、14、17、20に各2枚。
-14(Or)
狙い通りで、90枚。
次は0/3と見て、0/3に4枚、0にも2枚、26/35に2枚ずつ。
出た目は、
-15(0/3)
安い方が出て、18枚。次は再度Or。Orに5枚と31、34に各2枚。
-31(Or)
狙ったとおりで、90枚。
残念ながらこの流れが続かず、再び下降線をたどる羽目に。

-6(Or)-27(K)-35(0/3)-13(K)-31(Or)-12(0/3)-2(△)-10(K)-32(0/3)-25(△)-23(K)-6(Or)-16(K)-36(K)-5(K)-21(△)-32(0/3)-22(△)-24(K)-27(K)-32(0/3)-14(Or)-19(△)-8(K)-25(△)-26(0/3)-13(K)-26(0/3)-13(K)
的確に当たる数字が全く見えない。26と13のジグザグも見落としてしまった。この少し前から、Orが死に目に近い状態になってきた。要注意である。
-34(Or)
この後、2投ほどOrを追ったが出ないので、ここからはOrを見切ることに。
-36(K)-29(△)-5(K)-19(△)-25(△)-24(K)-3(0/3)-25(△)-13(K)-18(△)-26(0/3)
24から26までの6投は、Orを見切ったことで続けて取れた。ところが、これが続かない。
-5(K)-23(K)-0(0/3)
3投外し、しばらく見。
-19(△)-2(△)-7(△)-19(△)-24(K)-3(0/3)-5(K)-33(K)-5(K)-25(△)-29(△)-7(△)-12(0/3)-31(Or)-17(Or)
見を決め込んでいて、△のツラも狙えなかったが、しばらく死に目になっていたOrが2投続けて出たので、ここからはOrを狙う。
-13(K)-1(Or)-31(Or)
1では144枚、31では90枚取ることが出来た。
ところが、これが続かない。
-27(K)-32(0/3)-24(K)-25(△)-35(0/3)-32(0/3)-35(0/3)-32(0/3)
この35から32までの4投はドイツで賭けていたなら、32/35に賭けた分がずっと生きて、さらに積み重なっていい当たりになったはずだが、このマシンでは賭けて当たった分も消えてしまうので、このような当たりでも枚数が取れない。
要するに、連続で当たっても当りが続く回数が少ない上に、ツラになったり、規則的なケイセンが生かせるような目が出てくれないのである。岩盤と狙った目が外れてしまう最大の要因は、玉が数字のボックスに落ちる時に、素直に落ちずに跳ねてしまうことにあると思われる。ウィールが廻るのを見ていて、ストンと玉が狙ったゾーンや数字に落ちたと思っていると、最後に飛び出してしまって、それも隣やその隣ではなく、ずっと離れた場所に最終的に落ちるということが、はなはだ、しばしば起きるのである。ドイツのカジノでも場所によっては、玉が跳ねやすいカジノはあるが、これほど頻繁には飛び出す事はまずない。と、言っても投げ入れているクルーピエは、若い男女2人で30分交代くらいで投げ入れていて、到底、老練な技を持っているとは思えない。玉の大きさか重さに何かの仕掛けがあるのかとも思うが、根拠のあるものではない。

そんなことで、何回か続けて当たるものの、そのあと予想外の目が続いてせっかく少し貯まったチップもまた減ってしまうということを、ずっと繰り返している。

-16(K)-9(Or)-31(Or)-33(K)-23(K)-9(Or)-10(K)-23(K)-23(K)-11(K)-12(0/3)-12(0/3)-31(Or)-4(△)-34(Or)-25(△)-6(Or)-4(△)-17(Or)-9(Or)-22(△)-0(0/3)-19(△)-25(△)-30(K)-8(K)-35(0/3)-28(△)-25(△)-27(K)-0(0/3)-17(Or)-15(0/3)-34(Or)-23(K)-24(K)-15(0/3)-23(K)-36(K)-11(K)-19(△)-32(0/3)-1(Or)-32(0/3)-1(Or)
この、32と1のジグザグの4投は大きく取れたが、沈んだ分を取り返せるような枚数にはならない。

-8(K)-19(△)-19(△)-0(0/3)-3(0/3)-24(K)-1(Or)-3(0/3)-11(K)-27(K)-21(△)-3(0/3)-7(△)-25(△)-2(△)-30(K)-36(K)-28(△)-36(K)-24(K)-36(K)
この36を中心にするKのゾーンは、36ツボツボという5枚賭けで筆者が得意とするものなのだが、玉が廻る次のプレイへの時間が余りに短いため、思うように狙って賭ける事が出来なかった。

-3(0/3)-2(△)-6(Or)-14(Or)-7(△)-6(Or)-35(0/3)-28(△)-2(△)-21(△)-32(0/3)-33(K)-29(△)-31(Or)-5(K)-23(K)-26(0/3)-27(K)-2(△)-22(△)-11(K)-
32(0/3)-10(K)-5(K)-24(K)-15(0/3)-31(Or)-16(K)-22(△)-14(Or)-31(Or)-8(K)-25(△)-7(△)-6(Or)-26(0/3)-21(△)-22(△)-30(K)-34(Or)-18(△)-27(K)-25(△)-13(K)-34(Or)-31(Or)-10(K)-13(K)-31(Or)-28(△)-20(Or)-6(Or)-13(K)-1(Or)-33(K)-8(K)-23(K)-22(△)-11(K)-28(△)-0(0/3)-28(△)-27(K)-9(Or)-33(K)-12(0/3)-2(△)-25(△)-20(Or)-15(0/3)-27(K)-18(△)-6(Or)-27(K)-11(K)-32(0/3)-13(K)-17(Or)-10(K)-29(△)-28(△)-20(Or)-31(Or)-1(Or)-5(K)-17(Or)-8(K)
さすがに疲れてきたので、Orの4投を大きく取ったところで、撤退とする。
このOrで少し戻すことが出来て、手許には40万ウォンが残ったので、戦績はマイナスの60万ウォン。
終了時間は、19時30分。5時間あまりの長丁場となった。

 敗因は、何といっても賭ける時間が余りに少ないことである。1投ごとの間隔は、『空回り』さんからの情報に拠ると、35秒(45秒か?とも)との事で、筆者の場合、出た目を確認して出目表に要素ごとに記載するのに7、8秒。過去のゾーンと併せて次のゾーンを推察するのに、7、8秒。このゾーンの数字をディスプレイに指定するのに10秒。さらにアウトサイドのケイセンからゾーンと併せて数字を推測してディスプレイに指定するのに10秒。この辺りで時間切れになってしまう。当たって消えたチップを再指定したり、ツボやツボツボで隣接数字を指定する時間は全くないのである。これではメリハリをつけて厚く賭けて、大きく取るのは事実上、不可能である。
いやな時に毎回0が出ているが、300回余りのプレイ中で0の出た回数は9回、37を掛けると300余りなので、出目の回数としては平均的。意識的に狙って出しているとも思われないのだが・・・

[閑話休題]
90年少し過ぎだったろうか。当時はソウルのカジノはウォーターヒルにしかなかった。それまで数回訪れたことがあったが、ルーレットは0が一つしかないヨーロピアンスタイルだった。たまたま、カジノを訪れると、何とルーレットは0と00があるアメリカンルーレットに変わっていた。アメリカンルーレットでは勝てることはないのは認識していたので、プレイはせずに覗いていると、一台の台でいかにもその筋の人がチップを花と咲かせていた。よく見てみると、38の数字の内、0と00、そして1~6の8数字を除外した残りの全てに大きなチップをベタ張りしている。普通の掛け人ではこのような賭け方はまずしない。台に付いている若いクルーピエが玉を拾って投げようとした瞬間、スキンヘッドのいかつい店側の男(マネージャーか古参のクルーピエ?)が台に近付いてきて、投げようとしている若いクルーピエから玉を受け取ると、一瞬を置いてから台に投げ入れたのである。
出た目は、何と0。もともと、掛け人は0には賭けていないので、チップは総取り。カッとして顔色を変えた賭け人は、次も同じように0と00、1~6だけを外して、ベタ賭け。それも枚数を増やしている。
スキンヘッドのクルーピエが玉を投げ入れる。
そして、出た目は、00。
当然、チップは総取り。
その後、どうなったかは、筆者は台を離れたので解からないが、その時以来、ソウルでは一切ルーレットには近付くことは止めてしまったのである。

もう一つの敗因としては、玉が落ちる時に跳ねることであろう。気のせいか、筆者が力を入れて賭けた時に、よく跳ねてしまう感じがしたが、これに対しては対応のしようがない。

今回の300投余りのプレイで、最も多く出た数字は25で、17回。その次は、13と32でいずれも14回。反対に少なかったのは、9と31でいずれも3回。この回数はかなり少ない。どちらもOrのゾーンなのは興味深い。

 総括として、ヨーロピアンスタイルのマシンルーレットならティップを全く支払う必要がないということで挑戦してみたが、賭ける時間が短すぎることで狙いは全く外れてしまった。
数字を追わずにアウトサイドだけを狙っていたら、何とかなるかとも思ったが、『みさんこ』さんから頂いた情報に拠ると、2倍賭けで0が出ると掛け金の半分が戻るというヨーロピアンルーレットのルールは適用されていないということなので、2倍賭けで勝つことは難しそうだし、3倍賭けで攻めるには、0が多出する上にケイセンの安定がないので難しそう。
と、言うことで、ソウルのマシンルーレットはヨーロピアンスタイルでも、ドイツのテーブルゲームとしてのルーレットとは、「全くの別物」という結論に達したのである。
 


このReportへのコメント(全 3件)

2014/07/28(Mon) 20:05

空回り

レポート楽しく拝見させていただきました。

やはり時間が短いですよね。

私はマカオとソウルでしかルーレットをしたことがありません。
またルーレットやるぞと意気込んだものの、
前回は出だしがわるく、あっさりとBJに場所替え。

幸いルーレットでのトータルはマカオでもソウルでもとんとんです。
マカオは数年前はCOD(シティオブドリームス)はヨーロピアンルーレットでした(現在はわかりません)

その時にはマーチンゲールで熱くなり、止めるにやめられなくなり、ベットマックスの手前で当たりなんとか勝ち逃げできた苦い思い出です。

私はマナーがなってないのか、チップをあげたことが少ないのです。アジアでは払っている人の方が少ないように見受けられ、そのまま従っている感じです^^;


2014/07/29(Tue) 04:29

独逸の旅打賭け人

空回りさん

時間がないということは、単なる作業になってしまって、「余韻」がないことなのです。
ルーレットの良さは、勝っても負けても一目ずつの「余韻」に浸れることだと思います。そして、クルーピエとの駆け引きも重要な要素でしょう。

ティップは場所で配当を受けるか、人(賭け人)で配当を受けるかによって渡す、渡さないが決まるのではないでしょうか。アウトサイドの配当は賭けられている場所に置かれます。数字に当たれば賭けている人を確認して、その人の前に配当が置かれます。前にわざわざ持ってきてくれるのですから、気持ちとして渡すというヨーロッパ的な考えに拠るものだと思います。

今回の挑戦は、空回りさんのコメント情報で行えました。改めて、お礼を申し上げます。


2014/09/02(Tue) 01:29

みさんこ

こんばんは
私は、ちょうどヒルトンホテルのロビーにいます。

確かにマシーンは時間が短い!わかります。
今夜も満席です(笑)


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