リゾカジ カジノレポート

カトマンズレポート【ネパール】

* アジア 2008/ 06/ 30 Written by リゾカジマスター

コメント( 2)

カトマンズ01

今、トランジットでバンコクに到着。5時間もあるので暇です。
スワンナプーム新国際空港になってから初めて来ました。かつてのドンムアン空港の5倍の規模だけあってデカイです。
朝の5時過ぎにも関わらず、お店も大半が空いています。ロイヤルオーキッドラウンジを利用していますが、さすがホスピタリティーの国。 バトラーのようにひとりの男の子が甲斐甲斐しく世話をしてくれます。仮眠室があるそうなので、今からちょっくら行ってきます。


カトマンズ02


空港はサイパンを山の中にしたようなど田舎空港です。
のんびりとタラップから降りて、建物までだらだらと歩くのはそれほど苦痛ではありません。
さて、事前に調べたところ、VISAが必要と言うことでカトマンズ行きの飛行機の中で書類をもらい必要項目を書き、パスポート用の写真を一枚用意しておきます。そいつにUS30$払えばそれ完了と、地球の歩き方には書いてあります。
しかし、それが間違いであることを今回発見。3泊までの旅行者は30ドルが必要ありません。
「GRANTIS VISA」というゲートを見つけて、そこから入国してください。普通のVISAと示されたところでは30ドルが必要となり、1ヶ月まで滞在できるVISAが発行されます。
ちなみにこの税関、だまって入っても誰もわからないほど警備はいい加減です(^_-)設置されているPCの我慢を覗き込むと、ソリティアをやってやがりました(爆)(写真:空港外観)

さて、カトマンズ入国。
空港はしょぼいこんな感じ。さて、町の中に入っていくと、インドやフィリピンの30年前くらいの片田舎を感じさせます。交通事情は・マナーは最悪、でも怒号もなくたんたんと流れていきます。市内の雑踏はこんな感じ。(写真:街の様子)

着いたのはソアルティにあるクラウンプラザ。周囲がスラムなのに緑に囲まれた別世界です。
ここもカジノ併設ホテルですが、まだチェックできていません。
この後、地元有力実業家3人に連れられて、3箇所のカジノ視察、ひとつのホテル視察に出かけます。 しかし、本題は飲み食い。まずは挨拶代わりに一杯(といってもひとり7本くらい飲んでましたが)。1軒視察したら、また一杯。夕食はインド料理にしましたと聞いていたのに、夕方4時過ぎに少しおなかがすいたでしょう、とカトマンズ一のピザ屋に連れて行かれ、どでかいピザを食わされました。 さすがに食えんぞ、もう、と思ってたらそのインドレストランのウェイティングバーでまたまた飲む飲む。アルコールが飲めないぼくはアイスティーとトニックで腹が充満してしまいました。 最後の締めのインド料理は旨かった。が、とても楽しめる腹具合ではなく、途中で胃薬飲みながらマラソン接待をのりきったという感じでした。

カジノの詳細は後ほどまとめて報告しますが、まずカトマンズの第一印象。
まさに明治維新です。
今会ってるB氏はさしずめ、坂本竜馬か岩崎弥太郎、たいへん才能と包容力のある人ですが、すごくネパールのためにという思いが強いナショナリストでもあります。(代々の豪族の出身で、お父さんは元、義兄は現警察庁長官。小作人からは末代七代まで何もしないでも食わせられる、年貢が納められるそうです。)
ただ、彼は前国王の不正、怠慢にずっと憤りを持ち、この共和制への転換を機に、今までの国王が放置してきたカオス状態の国家としての整備を、ここ数年でやり遂げようという使命を持っています。今回のカジノはその一部にしか過ぎません。

教育機関、インフラ、人材派遣等々外国投資を呼び込み、都市計画をまとめげていかねば、この狭い盆地に1000万人とも言われる人口が集中しては爆発するのは見えています。ネパール全域でも3000万人。この国の魅力のひとつは、この人口の高密度。一般ユーザ向けのビジネスがあたればとてつもないリターンが返ってくるそうです。
ちなみに、牛の食べられないヒンドゥー主体ですから、焼き鳥やなんかが絶対あたるのでは?との話でした。高級ホテルでもどんな場所でも手あてはできるので、誰かやりませんか?とのオファーもありました(爆)

さて、今日はこれから市内視察とあと二軒のカジノ視察。その後は、次期大統領になるマオイストの大臣との接見がメインイベントです。
さて、どんな展開になるやら?

カトマンズ03

今、スワンナプーム空港でトランジット中。シャワーも浴びられてすごく快適な空港です。
カジノの報告は帰ってからゆっくりまとめるとして、まずはネパール全般の最新情報と印象を。


1. 思った以上に安全
王政廃止、暫定政権の発足と混乱、爆弾騒ぎ、など日本での報道は比較的きな臭いものでしたが、治安は想像以上にいいものでした。 主観になりますが、中心街を一人歩きするのもまったく問題ありませんでした。


2. 明治維新
王政が廃止され共和制に移ったことで、経済発展への期待はあちこちで聞かれました。
これも主観ですが発展状況は、カンボジア>ミャンマー>ネパール>ラオス>バングラデシュ、ぐらいの位置づけといえばわかりやすいでしょうか?
最大の課題は、インフラでしょう。道路状況のひどさはすでに書きましたが、電力供給も安定しません。短時間の停電は一日に数回。一度はカジノで真っ暗に。それでも誰も騒ぎませんから、日常茶飯事なのでしょう。


3. マオイスト
共和制に移った現在は暫定政府で運営されていますが、先だって行われたネパール制憲議会選挙でマオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)が第一党となったわけですが、過半数を抑えられず連立政権が間もなく発足されると言われています。
毛沢東主義派と名乗るものの中国共産党とは何の縁もなく、むしろペルーの極左組織センデロ・ルミノソとの関係が深く、つい最近まではアメリカなどからテロ組織として煙たがれていた存在です。 それだけに、けっこう統治の仕方は荒っぽく、今後どのように展開されるか先はまだ読めないというのが地元の見方です。

さて、このような状況の下、カジノ旅行に出かけようという方に言えることは、観光はネパールの命綱でもあるので、決して観光客に危険を与えたり、マイナスの施策をとることはありえないでしょう。
ヒマラヤトレッキングなどのついでに、カジノでひと遊びするには問題ありません。
カトマンズ市内には現在7箇所のカジノがあります(すべて、同一オーナーの経営、ボカラのカジノは現在閉鎖中)。優良ホテルの半分くらいに併設されていますので、選択肢は十分です。

ちなみに、街中は正直ゴミだらけ、排ガス充満なので環境は正直よくありません。
しかし、ホテルの敷地内だけは全く別世界。
フィリピンのセブ市内とかを想像すればいいかと思います。


カトマンズ04

昨晩ようやく自宅に戻ってきました。
さすがに死んだように眠り、先ほど起き上がって来ました。
ということで、遅まきながら本題のカジノの報告を。

ネパールのカジノは現在7軒あります。
すべてカトマンズ市内の5つ星ホテル(といってもネパール基準(^_-))内に併設することを義務付けられています。以前はポカラ市内のフルバリというリゾート内にもあったそうですが、現在は閉鎖されています。

<カジノリスト>
詳細は総合webサイト参照
http://www.casinosnepal.com/index.html

●Casino Anna(Hotel de L'Annapurna)
サイトなし
●Casino Everest(Hotel Everest)
http://www.casinosnepal.com/casinoeverest.html
●Casino Nepal(Soaltee Crown Plaza)
http://www.casinosnepal.com/casinonepal.html
●Casino Rad(Radisson Hotel)
http://www.casinosnepal.com/casinorad.html
●Casino Royale(Hotel Yak and Yeti)
http://www.casinosnepal.com/casinoroyal.html
●Casino Shangri La(Shangrila Hotel)
http://www.casinoshangrila.biz
●Hyatt Regency Kathmandu and Tara Casino(Hyatt Regency Kathmandu )
http://kathmandu.regency.hyatt.com

<感想>

今回は7つのカジノの内、Everest、Shangri La、Rad、Royale、Soaltee Crown Plazaの5つのカジノを見てきました。素直な感想を箇条書きします。


施設は老朽化、レベルはフィリピン未満。
客入りはそこそこ。夜になるとテーブルはほぼ満杯。
バカラが主体。びっくりしたことに客のほとんどは条件カードを把握。
なぜなら、プレイヤー3枚目が配られたを絞った後、決まりにならない時にそのカードをオープンしないまま、ディーラーにバンカーカードをオープンさせるのが当たり前のように行われていましたから。
使用チップは米ドルとインドルピー(一部ネパールルピーを使用できるところもあり)。
米ドルminはバカラ10ドル、BJ5ドルから。
一部カジノにはVIPコーナー(ルームではない)あり。100US$がmin。
プレイヤーはみんなフレンドリー。
レストラン、バフェは必ず併設されていて、基本的に無料。
カクテルガールはなし。
法律上ネパール国民は入場できない。が、実態は大半がネパール地元民。Everest、Royaleはインド人が多くVIP(50万US$持参クラス)もそこそこ。
今回中国人は見かけなかった。
経営母体はひとつなので、どこのカジノもほぼ同じテーブル構成。すべて絞れるミニバカラが5台から10台、ルーレットが2台、BJもしくはPONTOONが一1台、カリビアンが1台あるかないか、その他初めて見るKITTY、MINI FLUSH、TRI FLUSHというポーカー系ゲームが数台ずつ。また、MARRIAGEという日本でも子供の頃にやったゲームがプレイヤー同士のクラス2ゲームとして必ず3台くらい設置されていた。

しかし、一番驚いたのは、子供が出入り自由ということ。
カジノ内を走り回るのはもちろん、あるカジノでは10歳前後のこどもがチップを持ってルーレット台を占領していた。
たぶんインド人富豪の子どもだろうが、さすが不思議の国、何でもありである。そして、今回の共和制移行によってこのカジノも大きく変動しそうである。

番外編 UAチケット

イチローさんから依頼のあったUAのネパール発券について少し調べてきましたので、簡単に報告します。相場観が全くないのでぜひみなさんのコメントをください。
問い合わせ先は、カトマンズのカオサンと呼ばれるタメル地区にあるNozomi Treks のYさんという方。トレッキングファンには定評のある信頼できる代理店です(チケッティングはあまりされないそうですが、日本からのメールでの申し込み購入も対応しますとのことでした)

問い合わせに対するメール回答が来ましたので、以下に転載します。

===============メール======================
○○様

カトマンドゥのNozomi TreksのYです。
先日はわざわざお越しいただきありがとうございました。

さて、早速ですがお問い合わせいただいた航空券の件の回答をさせていただきます。

カトマンドゥ―バンコク―成田―ラスベガス 往復
1年OPEN、成田にてSTOP OVER

以上の条件で、

エコノミークラスの場合、$1446プラス燃油費$395、合計$1841、

ビジネスクラスの場合、$2978プラス燃油費$395、合計$3373となります。

尚、カトマンドゥの空港使用税(Rs.1695)は別途空港でのお支払いとなります。

この料金ですが、一つご注意いただきたいこととして、これはあくまで現在の料金であり、
チケット発券時に変動する可能性もございますので、ご了承ください。
大体の目安としてお考えいただけると助かります。

また、STOP OVERについても、現在はチャージが加算されないそうですが、発券時には追加されることもありうるとのことです。

もう一点、上では省略しましたが、アメリカではまずロサンジェルスかサンフランシスコに到着し、そこでラスベガスへの乗り継ぎとなります。
バンコクでのトランジットは1泊となりますので、そちらもご了解ください。

現在のところ、エコノミークラスのお席は大変混みあっております。
ご検討の上、お早めに出発日をお決めいただくことをお勧めいたします。
またご質問などあれば、いつでもご連絡くださいませ。


Nozomi Treks &Expeditions(P.) Ltd.
http://www.nozomitrek.com
http://www.nozomitrek.com/japanese/indexJ.htm



===================メール============================
以上です。往路復路ともSOと依頼していたので問題ないと思いますが、
文中では曖昧なので確認が必要です。


*このレポートは、掲示板からの転載です。


このReportへのコメント(全 2件)

2008/07/15(Tue) 00:00

ちんみ

カトマンズ レポート 楽しく読ませていただきました。
是非この夏に遊びに行きたいと思います。
ところで、カトマンズの7軒のカジノ(ホテル)は プレイによってはコンプを提供するのですか?
よろしく!


2008/07/22(Tue) 00:00

リゾカジマスター

ちんみさん

お返事遅くなりました。
想像以上に暑くて、排ガスもきついので、夏場はお気をつけください。

マネージャーに聞いたところ、VIPルーム(コーナー?)でプレイする人には、ホテルや食事等のコンプはあるようです。ただし、基準がはっきりしているかどうかはよくわかりませんでした。米ドルでmin100ドル以上でプレイする人なら、交渉の余地はあると思います。

政情が不安定なので、カジノ経営も今後は大きく変わるという噂もあります。日本企業(ファンド)が新たなライセンスを取得する噂もあり、興味津々です。ぜひまた最新情報をお待ちしています!


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