リゾカジ カジノレポート

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*オーストラリア

サザンクロスの下に【シドニー編】②

Written by マカオの帝王

投稿日:2015/11/10

コメント(3 件)

*

Casiono Report

■ 8月13日(木)

・・・その少し前のこと

ポーカールームを目指し、カジノ内を歩く途中で、手元にある11年前に作成した“Endeavour Room”のメンバーズカードがまだ使えるかどうかを確認すべく、通りすがりのスタッフにカードを見せて確認する。

(しかしVIPルームの名前に、18世紀当時、南半球にあると言われた伝説の大陸:オーストラリアを“発見”したことで有名な、世紀の大航海者:キャプテン・クックが率いた船の名前を付けたのは、誰が思いついたのかは知らないが秀逸である……)

スタッフに後を付いて来るように言われ、リンちゃんと一緒にエレベーターを登る。

どこでもそうだが、こうしたカジノのVIPルームの受付は、カモから金をかっぱぐ為に飛び切り愛想の良いスタッフを揃えている。

例え今夜、毎日毎日人を破滅させるのに嫌気がさしてこの仕事を辞めても、明日からすぐに“南半球最大の繁華街”であるキングス・クロスのホスト・クラブ(そんなものがシドニーにあるとしたらだが……)でNo.3位には成れそうな金髪碧眼の男性スタッフは、当方が差し出した11年前の古い“Endeavour Room”のメンバーズカードを、まるでシドニー湾で古代魚のシーラカンスを釣り上げた漁師のような表情で眺めながら、端末をパチパチと叩き、その後別室に消え、再び顔を出した際、心の底から残念そうに次のように告げた。

「あぁ、ミスターXXX、誠に恐縮ですが、前回お越しに成られてから少々お時間が経過しておりますので、お客様のデータを確認することが出来ません。もし宜しければ、パスポートとデポジットとして1万$をお預け戴けましたら、すぐにメンバーズカードを再発行致しますが、如何致しましょう?」

『その1万$があれば最初からそうするわ!』と心の中で呟きながら、

「成る程、OK、それじゃ後でまた来るよ、有難う」
とこちらも笑顔で返答する。

帰りがけに奥の扉が開き、部屋の中が一瞬垣間見える。

煌びやかな場内に心が躍る。

『もし今晩、所持金が1万$をオーバーすればその時点でポーカーを終了し、さっきの言葉通りここに戻ってくる! メルボルンから続くこのオーストラリア遠征で、僅か200$からスタートした種銭を転がしてそれを1万$とし、仕上げはただの水兵から成りあがった世紀の大航海者:キャプテン・クックにゆかりの船の名前を冠するこの部屋で大勝し、新たな“帝王伝説”をこの地に刻んでやる!』

決意を胸に秘めて、ポーカールームへ入る。

【STEP1】

テーブルを見渡すと、昨日と同じく国際色豊かである。

そして皆さん千$以上の、中でもチップリーダーであるプロレスラーのような太い腕をした白人男性は数千$のチップの山を築いている。
(最も、スキルと運に恵まれないプレイヤー達は、彼らの“養分”となり、どこかへ消えて行ったのであろうから、これは有る意味当然の結果であった……)

序盤戦、UTGで♠J♣Jが入る。

これは良い手だが、同時に厄介な手でもある。

プリフロップの段階では強力なのだが、中途半端なベットをして一旦フロップが開き、Jより上のハイカード(A、K、Q)のいずれかが落ち、Aと2、Kと5、Qと8、等の大したことのないハンドで参加しトップヒットした(と思われる)プレイヤーの誰かにベットされた場合、身動きが取れなくなる。
(敗色濃厚なのにレイズ? 泥沼に入ることを覚悟してコール?勝っているかも知れないのにフォールド?)

そこで、所詮バカラのワンベットと割り切り、UTGからオールインする。

皆さん即フォールドするが、中国系の若者が長考に入る。

悩んだ挙句、コールを宣言する。

彼のハンドは、♠T♣T!

当方の、♠J♣Jを見て天を仰ぐ若者。

当方としては色も同じな為、フラッシュで捲くられる可能性も無いので、一安心。

フロップ、ターン、リバーと残る2枚のTが落ちることは無く、そのまま勝利!

“テン”に見放された若者は意気消沈。

『持ってて良かったジャックスカード……』と心の中で呟く。

【STEP2】

一周回って再びUTGの際、♢Q♡Qが入る。

これも良い手である。

脳内にクイーンの“I was born to love you”が流れる。

あれこれ考えるが、フロップが開き、AやKが出た場合のことを考えるともどかしいので、今回もオールインを宣言する。

皆さん即フォールドするが、再びさっきと同じ中国系の若者が長考に入る。

チップ量は当方とほぼ互角の千$少々。

踏ん切りがついたのか、ディーラーにオールインを告げる。

出てきたのは、♠A♠K!

かなり強力である。

『AもKも♠も出るな!』

心の中で祈る。

フロップ;♠J、♡T、♢3

AもKも出なかったのは良いが、残る2枚のQが当方の味方から敵側に寝返ってしまった……。
(注)Qが出るとこっちは3カードだが、相手がストレートになる為。

ターン;♠3

再びQが当方の味方に戻ってきた(出たらフルハウスになるので)のは良いが、Q以外の残る8枚の♠が相手のアウツに加わった。

そして運命のリバー。

何と、♠Q!

クイーンの往年の名曲が脳内に鳴り響く!

ディーラーがポットを当方に持っていこうとすると、状況を正確に把握していないと思われる中国系の若者が、

「ちょっと待った! 俺はフラッシュ(と同時にロイヤルストレート)だぞ! 向こうは唯の3カードじゃないか? 何故俺のチップを向こうに持っていく?」と激しく抗議する。

ディーラーがカードを並べ直し、当方がQQQ33のフルハウスであることを冷静に説明する。

漸く事態を理解した中国系の若者は、黙って席を立った。

これで本日の勝ちが1,500$、メルボルン~シドニーと4日間トータルで4千$のプラス(1日平均千$)となった。

『ふむ、ここまでは良し。だが、まだまだこれからよ……。 後2回オールインで勝てば手持ちが1万$となる。そうすれば11年振りに”Endeavour Room”の扉が開くという訳だ。このまま行くぞ!』

そこにリンちゃん登場。

「アナタ、どうなった? おや、増えているじゃないか? そろそろ帰るか?」

「何を言う、今調子が良いんだから、もう少し続けるよ。もう一周してきたら?」
ドリンク代としてリンちゃんに50$渡し、勝負に集中する。

【STEP3】

手持ちが約2千$を行ったり来たりする中、またもやUTGの時、モンスターハンド、♠K♡Kが入る。

まずは試しに100$ベットする。

するとチップリ(約1万$)の白人男性が300$にレイズ。

他のプレイヤーは全員フォールドする。

『望むところ!』と800$のリレイズをかますと、即座にオールインが飛んできた!

丸太の様な両腕で繰り出される“オールイン”は迫力満点である。

『しまった! 奴はAAに違いない……、折角ここまで増やしたのに、ここで800$を失うのは痛い、またそれ以上にKKでAAに突っ込んで2,000$を失うのは耐えられない……。降りるとするか? しかし待てよ? 奴が本当にAAとは限らない。これまでは“チップの暴力”で奴が時折り繰り出すオールインを皆さんフォールドしてきたのではっきりしないが、単なるブラフの可能性もある。ならばここは勝負だ!』

こちらも、「オールイン」を告げる。

テーブルに叩きつけられた奴のハンドの1枚目にAが見え、一瞬後悔するが、2枚目は絵札である?!

良く見れば、奴のハンドは、♣A♢Qであった。

俗に言う“セミブラフ”である。

相手がAAと思い込んで、降りてくれれば儲けもの、もし勝負になっても、そこそこの勝率は見込まれるので、期待値的には悪くないという考えだ。

フロップ;♣Q、♣T、♡5

怖いAは出なかったが、Qも危険カードに昇格する。

ターン;♣8

残る9枚の♣全てが危険カードとなる。

『Aが3枚、Qが2枚、♣が9枚、計14枚か……、約3割、何とか切り抜けてくれ!』

リバーはラグで勝利!

“山”は動いた。

チップリ・・・約8千$
当方・・・・・約4千$となり、ようやく“奴”の背中が見えてきた。

【STEP4】

凪に入り、ゆったりした時間が流れる中、ボタンで♠A♡Tが入る。

所謂一つの“ATフィールド”で小銭を稼ごうと、200$をベットすると、後方の依然としてチップリである白人男性からドカン! と2千$の“10倍レイズ”が返ってきた。

これは無理! と渋々フォールドすると、ドヤ顔でポーカーにおける最弱ハンドである、♣7♡2をテーブルに叩きつけられる。

これでややメンタルを乱される。

『くそう、ふざけやがって! もう一回オールインで勝てば、このテーブルからおさらばだ。それ以降、お前にリベンジの機会は与えない。もう一回、もう一回だ!』

そんなことを考えていると、再びUTGの際、1枚目に♠Aが見える。

『ラストがAAなら最高なんだが……』

そう思いながら2枚目を見るとAでは無かったが、♠Kという、A以外では望みうるベストなカードが見えた。

『まぁ良い。AKのスーテッドなら“帝王”に相応しいハンドだ。これで“奴”に引導を渡してくれる。地獄へ落ちろ!』

まずは試しに100$ベットする。

すると“奴”から300$のレイズが返ってくる。

(他は皆フォールドし、ヘッズアップとなる)

『ようし!』と800$のリレイズをかますと、一呼吸置いてオールインが飛んできた!

どこかで見たような場面である。

“もう一回~ もう一回~”と、Mr. Childrenの歌が脳内に流れる。

『これが所謂、“歴史は繰り返す”だな。また奴がAQならそれこそ喜劇だが、今度は倍の4千$だ、奴にとっても所持金の半分を失うのは痛いだろう、となるともう少し上のハンドか……、同じAK? それなら勿論勝負だが、KKなら苦しい、もしAAなら絶望的だ……、しかし待てよ? そんなにタイミング良くAAなど入るものか! 特にAが1枚こっちに有るのだから…… またKも1枚こちらにあるので、KKの線も薄い……、Q以下のペアならAKでもほぼ五分五分だ! それにもう一つ、ここでフォールドした際に、また奴からドヤ顔で7,2のオフスーツを見せられた日には、悔しくて眠れない! それだけはご免だ!』

ディーラーにこちらもオールインを告げる。

奴のハンドは,♢A♢K!

想定の範囲内である。

現状はまったく互角。

フロップが開く。

♠9、♠4、♢2

北斗先制! “奴”に拳を浴びせかけ、フラッシュ・ドローとなる。

♠が2枚有ったのは喜ばしいが、♢(=凶星)が1枚出たのは不吉である。(これが無ければ、勝利or引き分けが確定!)

とにかく勝利まで、あと一撃だ。

現時点での勝率を高速で計算する。

『あと1枚♠が出ればフラッシュ完成でこちらの勝ち! もしターン、リバーで♢が出て、ランナー・ランナー・フラッシュを引かれたら奴の勝ちだが、その確率は……10/45×9/44=1/22しかない。逆にこちらが勝利となる確率は……9/45+36/45×9/44=4/11、よって引分けとなる確率は1-1/22-4/11=13/22となる。つまり、勝利:8、引分け:13、敗北:1の割合だ。これがパチンコなら、STEP4まで昇格して、しかも役物は落下する、ハンドルは振動する、といった激熱状態だ。もはや勝ったも同然、悪くとも引き分けでやり直し!』

(注)こんな感じ;
○○○○○○○○ △△△△△△△△△△△△△ ×
☆勝利!        ◇ 引き分け       ★敗北

“Endeavour Room”はもう目の前であった。

しかし、南斗もただでは終わらない。

残り10枚ある♢の中から、ターンで忌わしい ♢4 を絞り出し、振り出しに戻す。

卓上に火花が散る。

『まだよ、まだまだ! これで振り出しに戻っただけだ。♠なら勝利! ♣もしくは♡ならチョップ(引き分け)だ。出るな、♢!』

(注)こんな感じ;
○○○ △△△△△△△△△ ×××
☆勝利    ◇引き分け   ★敗北

しかし、リバーは無情にも、♢9!

南斗十字拳が最後に放った一撃が、マカオの帝王の秘孔に突き刺さる!

“Endeavour Room”への扉は寸前のところで無情にも閉じられた。

テーブルを叩いて“奴”が雄叫びをあげるのが聞こえる。
ここまで築き上げた4千$弱のチップが“奴”の手元に移動する。
もはや、リバイして再チャレンジする気力は残されていなかった。

と、ここにリンちゃんカムバック。

「アナタ、どうなった? あれ、負けたか……、それは残念ね。じゃ、帰って寝ろ♪」

小さく頷いて席を立つ。

フラフラと歩きながら、最後の勝負を振り返る。

『何故だ! 何故負けた? 勝利は叶わずとも、せめて引き分けに収まる筈では無かったのか? 北斗が南斗に負ける筈はない!』

しかし、ここで有ることに気が付く。

『そうか、ここは南半球、サザンクロスの支配する地であったな。ここではさすがの“北斗神拳”も、“南斗十字拳”には敵わないと言う訳か……』

こうして、シドニーにおける二日目の夜は+7,500$を目前にしながら、結果的には-500$で幕を閉じた。





------- サザンクロスの下に【シドニー編】③に続く -------



*このレポートはリゾカジ.SNSの日記を転載したものです。





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このレポートへのコメント(全3 件)

2015/11/11(Wed) 20:47みさんこ

南斗乱れるとき北斗現れる

勝って欲しかったあ

2015/11/11(Wed) 22:24マカオの帝王

みさんこさんへ

“秘孔”を突かれてしまってはお手上げです。

最終日の③【完結編】も、近くアップされる予定です。

2015/11/12(Thu) 19:56みさんこ

北斗最強伝説

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