リゾカジ カジノレポート

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*マカオ

続・新年快楽2016!(前編)

Written by マカオの帝王

投稿日:2016/04/17

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*

Casiono Report

■ 2月23日(火)


関西国際空港・第2ターミナルを午前8時半に飛び立ったピーチMM063便は、定刻通り香港に午前11時45分に到着した。

今回の旅は、まずはリンちゃんの故郷である、中国内陸部にある湖南省第二の都市:衡陽(しょーやん)市で、所謂“野暮用”を片づけることから始まる。

・・・・・・その少し前。

年末のマカオ遠征の記憶も薄れかけた、ある休日の午後の昼下がり。

「アナタ、2月の下旬に中国の故郷(湖南省)に一週間帰る! アナタも一緒に行く! ついでにちょこっとならマカオに行っても良いわ」 と突然のリンちゃんからの申し出。

何やら、既視感(デジャブ)に襲われる。

何でも、前から売りに出していた、衡陽市内に持つ雑貨屋に買い手が現れた、とのこと。
他にも、中国銀行の普通預金口座に眠る人民元を日本円に交換し、親やお姉さんの名義を借りて可能な限り日本に送金したいらしい。

(昨年来の人民元の下落をピタリと予言した、凄腕女性為替ディーラーであるリンちゃんの予想によれば、今後半年間で人民元はますます下がるそうである……)

幸いなことに旧正月明けで、飛行機代もホテルも安い。

“POKER STARS”の掲示板を見ると、2月下旬にCODでポーカーのトーナメント開催中と有る。

既視感(デジャブ)に襲われながらスケジュールを立てる。

『マカオ ポーカーカップ(MPC24)のメインはレッドドラゴンだが、今回マカオでの滞在は最大限3日なので参加は不可能だ……、となると26日の18時から始まる、参加費5千$の2DAYイベント位が手頃だな。とすれば23日に前と同じく、格安航空の“ピーチ”で香港入りし、そこから深圳に入り、中国版高速鉄道でリンちゃんの故郷である、湖南省第二の都市、衡陽(しょーやん)に行き、ホテルに泊まると……、24日は朝から不動産の売買、25日は銀行関係、26日は午前が予備で昼過ぎに高速鉄道に乗り込み、広州経由で珠海入りし、徒歩でイミグレを通過し、夕方から28日の深夜までリベンジだ! 戻りは29日(月)ホテルはCODに近い、“シェラトン”に3泊で決定!』

こうして、2月のマカオ遠征計画が決まる。

(今回のタイトルだが、中華圏での一大イベントである“旧正月”明けであることから、前作の続きで『続・新年快楽2016!』とした)


・・・・・・最初に戻る。

勝手知ったる香港国際空港に到着、日本よりやや暖かい。

前回と同じく、17時半に深圳発の衡陽行き高速鉄道を予めネットで予約している為、取り敢えずは深圳まで移動する。

ミニバンに6人が乗り合わせ、二人で今回は440HK$を支払い、深圳入り。

そこでミニバンを降り、中国版新幹線の起点である深圳北駅行きのバスに乗り込む。

午後4時、目的地に到着する。

ネットで予約した出発時刻が17:30なので、前回と同じく周辺のホテル内のレストランで食事休憩。 
味はまたもや今一つであったが、とにかく一息付くことは出来た。

食事を終え駅へ向かう。

入口でパスポートとチケットを照合された後に、高速鉄道の指定席に乗り込む。

相変わらず、車内は満席であった。

午後8時、高速鉄道はリンちゃんの故郷である、湖南省第二の都市:衡陽に到着。

今回はタクシーで、市内中心部にある4ツ星ホテルの“華天大飯店”に向かう。

朝が早いので、大人しく眠る。


■ 2月24日(水)

朝からタクシーに乗り、最近新市街に移転した、“衡陽市不動産管理局?”とでも呼ぶ建物に入る。

大分綺麗になっていた。

買い主である、リンちゃんの同級生の知り合いだという夫婦が、仲介者である同級生と一緒に来ていた。(今回の仲介で、同級生は約5千元の手数料を獲得する為、何やら上機嫌であった)

何でも夫婦はこの店舗で、奥さんの長年の夢である「ペットショップ」を開くのだそうだ。

これも所謂一つの“中国的夢(チャイニーズ・ドリーム)”である。

何とか登記が終わり、夜は他の同級生も交えて湖南省料理で宴会。

湖南省は中国10大美人の産地の一つ(1位:ハルビン、2位:重慶市、3位:四川省成都市、4位:湖北省武漢市、5位:陝西省米脂市、6位:遼寧省大連市、7位:山西省忻州市、8位:安徽省安慶市、9位:湖南省長沙市、10位:浙江省杭州市)でもあるので、リンちゃんの同級生にも“元美人”は多いのだが、寄る年波には勝てず、皆さんやや“おばさん化”しているのが残念なところなのであったが、今回は何故か約1名、見掛けぬ顔の、周囲より明らかに若い“湖南風美女”を発見!

リンちゃんに“それとなく”尋ねると、「あぁ、彼女は昔ワタシの住んでいたアパートの上の階の子供で、小さい頃は良く一緒に遊んだのよ。ワタシの妹というか、“部下”みたいなもの。英語が得意だから、国の通訳になって、南シナ海で海に“穴を掘る”機械の島の上で、外国人と中国人の間の通訳兼秘書みたいな仕事を3ヵ月して、こっちに帰ってきてブラブラして、また声が掛かると機械の島に行くのを繰り返しているんだって……」

『ということは、彼女とは英語で会話が出来る訳だ……』

宴会は終了し、まだ寝るには早いのでリンちゃんが“足裏マッサージ”にでも行こうと言い出す。

“元部下”の湖南風美女が、「それなら、ワタシのマンションの近くに良い店が有るわ。良かったら一緒に行きませんか?」と答える。

そのまま、当方を含め3人で、“両手に花”の状態で、美女がお薦めの足裏マッサージの店に移動する。

90分88元とマカオよりやや安い。

リンちゃんを真ん中にして横たわるが、すぐにリンちゃんが「トイレに行く」と言い残して部屋を出て行く。

マッサージ嬢はお湯の準備でもしているのか、まだ姿を見せない。

薄暗い部屋に、美女と二人きりとなる。

「あぁ、良くマカオに行くんですって? ワタシも一度だけ友人と行ったことが有ります。とても魅力的な街ですね♪」彼女の方から、英語で話しかけて来る。

「その通り! あの街に魅了されて27年、延べ300回は訪れましたが、何度行っても飽きることはありません!」と答える。

「300回! それは凄いですねぇ。ワタシももう一度マカオに行きたいわぁ……、ねぇ、良かったら今度ご一緒しませんか? そして色々案内してくれたら……」

* 彼女の言う“一緒”の中に、リンちゃんは含まれているのだろうか?
① 勿論含まれている・・・・・子供の頃の“お姉さん”と一緒に行く、明るく楽しいマカオ観光。
② 否、含まれていない・・・・妖しい大人の“アバンチュール”的なマカオの暇日。

脳内を様々な妄想が駆け巡り始めた瞬間、リンちゃんカムバック!

「アナタ! 英語でナニ話していた?」

「何って、マカオは面白い所だなぁ……、というだけだよ」

「ほんまかいな?」と睨まれる。

ここに、マッサージのお姉さん達登場。
皆さん、若くて顔も日本人好みである。
(さすがは、中国十大美人産地の一つである)

しかし本来は愉しかるべきマッサージの時間であるが、何故かリンちゃんの機嫌が悪い。

狭い部屋の中で、5人の美女に囲まれながら、然したる会話も無く、ただ時が流れて行く。

再び、テレパシーを用いて、リンちゃんの頭の中に入る。

≪あなたに彼女 合わせたことを 私今も―悔やんでいる 二人はシンパシイ感じてた 夜更けの足裏マッサージ……、あの日電話が ふいに鳴ったの あの人と別れてと 彼女から……≫

80年代の杏里の名曲が流れていた、ような気がした。

会計を済まして店を出た際、リンちゃんの“元部下”と一瞬目が合ったが、英語と中国語で簡潔にさよならを告げた後に、西洋式に握手を交わし、彼女は店のすぐ横にある自分のマンションに向い去って行った。

タクシーに乗り込み、ホテルへ帰る途中、リンちゃんが口を開く。

「アナタ! よーく考えてごらんなさい? 周りが男ばっかり百人もいる機械の島の上で、若い女は3人だけで、それで何にも無いと思う?」

「そりゃ、多少は何か有るだろうな……」

「そんなの、有るに決まっているじゃない! あの女も、政府と白人や技術者のおっさん連中と両方からお金を貰って、そのお金でマンションを買ったのよ!」

「まぁ、そんなところだろうなぁ……」

生返事をしていると、

「昔はワタシの“部下”で可愛がってあげたけど、今晩のご飯代もお茶代も、タクシー代も、マッサージ代も、一銭も払わなかった。性格悪い。もう次に帰ってもご飯に誘わない!」とリンちゃん。

元部下の美女との “マカオの暇日” の妄想が砕け散る。

こうして、二日目の夜はお開きとなった。


■ 2月25日(木)

朝から中国銀行で、リンちゃんのお母さんとお姉さんの二人分の海外送金枠(一人5万US$相当)を使って、交換した人民元を日本へ送金。

これは比較的スムーズに進行したのだが、昨日の店舗の買い主の夫婦から、「登記する上で一部修正箇所が発生したので、今から一緒に登記所へ来てくれ」との電話が入る。

仕方が無いので、行くことにする。

ボロボロのクルマで、夫婦が迎えに来る。

何でも、旦那は国営企業をリストラされ、今は最低限の、日本風に言えば、“失業保険”と妻のペットショップでのアルバイトのお金で、子供二人を含め一家四人で糊口を凌いでいるそうだ。

今回の店舗の購入資金は、なけなしの貯金と、双方の親からの借金で工面した、とのこと。

『夫婦の、と言うより奥さんの夢なんだろうが、ささやかなペットショップ一つ開くのも大変だな……』

と思いながら、登記所の隅っこの椅子に座り、休憩開始。

すると、何やらリンちゃんと、買い手の奥さんの間で、女同士のバトル勃発!

「そんなもん、知るかいな! お金はそっちが払いな!」とリンちゃん。

「これはそもそも、そっちの間違いでしょ! そっちが払いなさいよ!」と奥さん。

リンちゃんから事情を聴くと、本来は“商業用”の店舗が、“住宅用”と誤って登記されていたので、その修正費用(日本の収入印紙代みたいなもの)として、4,400人民元が必要なのだそうだ。

誰の間違いか? と言えば売主であるこちらになるのだが、中国の法律では、税金等については、売った瞬間に売主側には一切の責任が無くなるそうなので、だとすれば買い主側が負担するのが筋だということになる。

現在失業中だという、元バスの運転手の旦那はオロオロするだけで、兎に角廊下でタバコでも吸わないか? と持ちかけてくる。

軽く同意し、一服しながら成り行きを見守る。

しかし、両者ともに一歩も譲らず、女同士の口論は果てしなく続く。

窓口の係員は欠伸しながら、『どちらでも良いから、さっさとお金を払ってくれないかな……、もうすぐ5時だよ、残業なんかしたくないし、このままじゃ帰るのが遅れてしまうじゃないか……』
との表情を浮かべる。

脳内に“黄色信号”が点滅し始める。

『これはマズイ……、このまま話が拗れたまま5時を過ぎると、中国のことだ、明日にずれこむだろう。そうなれば、予約済の珠海行きの高速鉄道に乗車出来なくなり、明日開催予定のポーカー大会へも出られなくなってしまう。うーん、ここは何としてでも5時までに問題を解決しなければ……』

意を決し、廊下から窓口に向かい歩き出し、今にも掴みかからんばかりの女同士の間に入る。

二人の目の前で自分の財布の中から、赤い百元札を4枚取り出す。

これを窓口の前に置く。

次に、リンちゃんと相手側の奥さんに、取り敢えず2千元だけ、財布から取り出すよう促す。

双方とも、渋々ながら言う通りにする。

それを引ったくり、先に出した400元の上に混ぜる。
(バカラの“焼きそば”の要領で……)

リンちゃんに、今から言う日本語を通訳するよう告げる。

「はい皆さん。昨日折角纏まった話が、些細なミスで流れてしまうのも馬鹿馬鹿しいですよね? 奥さんの気持ちは良くわかります。お金は少しでも多く、夢のペットショップを開く為の開店資金に充てたいですよね? それがいきなり4,400元も減ると言われたら頭に来るでしょうが、その内の半分以上の2,400元はこちらで負担するので、半分以下の2千元だけ負担することをご検討戴けませんか?」

奥さんが無言で考える。

「それからリンちゃんも、こちらの登記が間違えていたのは確かなんだから、少し位は負担してやっても良いんじゃないかな?」

リンちゃんも無言で相手の様子を伺う。

頃合いを見て、窓口の係員の目の前で、百元札の枚数を数え始める。

「1,2,3……10……20……30……40,41,42,43,44と……、確かに4,400元有りますね? ほら、窓口のお兄さんも早く帰りたそうにしているし、これを渡しますよ、良いですか? 良いですね?」

テレパシーを使って、奥さんの思考を探る。

『何者だ、この日本人の旦那は……、それにしても、私と同じ“衡陽人”のくせに、ブランド品に身を包んだ、このいけすかない目の前のオンナに負けるのは我慢ならない(面子が潰れる)けど、生まれてから殆ど見たことも無い外国人だとなぁ(面子の対象外)……、見れば歳もそこそこだし、年長者に敬意を払うのは当然のことだ……、それに何としても、前から出店したかったあの通りの店舗を逃すことはしたくない。最悪4,400元を覚悟したが、それが半分以下の2千元で済むのだったら、ここらで手を打つとするか……』

奥さんが頷くと、リンちゃんも黙って頷く。

4,400元を窓口に出すと、係員が嬉しそうに再度枚数を確認し、事務処理に入る。

5時5分前に、全ては終了した。

小雨の降りしきる中、市内まで旦那さんの運転するボロボロのクルマに乗り移動する。

車中では、さっきまでの“バトル”はどこへ行ったのか、リンちゃんと奥さんが笑顔で“えへえへ”と会話している。

(注)“えへえへ”とは、湖南省の衡陽市近郊の方言で、日本語に訳すると “そうそう” という軽い同意の意味である。

その後は、またまた食事会で、終了後はホテルの部屋に戻り、“バタンキュー(死後?)”で眠る。


■ 2月26日(金)

ホテルをチェックアウトしタクシーで高速鉄道の駅へ。

中国版新幹線は、時速300㎞で珠海を目指し爆走する。

湖南省ではまったく見かけなかったが、ファミリーマートの中国展開は広州までは進出しているようで、広州南駅で乗り換えの際、サンドウィッチを買う。(但しお味はパサパサしていてマダマダ……)

珠海に到着する。

リンちゃんは、巨大ショッピングモールで、風水グッズを見たがったが「時間が無い」と切り捨て、イミグレを通過しマカオに入る。

そのお返しか、それならCODには直行せず、一旦は予約しているホテル(シェラトン)にチェックインし、一服したいと言う。

渋々同意し、シェラトン方面行きの無料バスに乗る。

シェラトンに到着。

ここは値段も手頃(3泊で55,000円)で、CODにも歩いて行けるので、ちょうど良い。

チェックインするが、リンちゃんは「疲れたので、ちょっと寝ろ」と言い出す。

しかし、6時の開始時刻はとっくに過ぎているので、当方のみ部屋を出る。

急いで、CODに移動し、2階のポーカースターズの受け付けで、参加費の5千HK$を支払う。

参加者は約250名。
メインの参加費12,000HK$のレッドドラゴンには出られないので、これが当方にとっての今回のマカオ遠征の、“メイン・トーナメント”ということになる。

負けられない戦いが始まった。

スタート・チップは参加費の割にお得な感じの3万点。

どうせならチップは多い方が良い。(結局は同じことなのだが……)

最初の数ハンドは屑手だったので、即フォールドする。

その内に汗も引いてきた。

高機能目薬を注し、ブルーベリーのサプリメントを3粒飲み、ポーカーで何より大切な視力を無理やりアップさせる。

続いて、テーブル内の“Fish”を美味しく戴くため、EPAとDHAをたっぷり含んだ“Fish Oil Pearl”を4粒、水と共に飲み干す。

最後に全身のパワーアップの為、高麗ニンジンエキスを3粒飲む。

カバンからカードプロテクターを取り出し、その上にグランドリスボアのミニチュア・キーホルダーを載せ、テーブル上に置く。

仕上げとして、クールタイプのフェイシャルペーパーで顔を拭う。

さぁ、準備は整った。

ポーカータイムの始まり始まりである。

しかし逸る心とは裏腹に、ハンドが入らず、徐々にチップが減る。

こんな時は、あせらずじっくり待つのがセオリーなのだが、SBだったので、♠Q、♢5という、本来なら即フォールドすべきハンドで参加する。

フロップ;

♠K ♡5 ♣5!

いきなり、5のトリップスとなる。

これは美味しい。

美味し過ぎて涙が出そうであったが、下手にベットして皆に降りられても困るので、チェック。

メガネの中年中国人が1,500点をベットする。

ボタンもコール。

ターン;

♢3、

余り関係無さそう。

ポットを温める為、軽く1,500点打つ。

メガネの中国人が4千点にレイズ。

ボタンはフォールド。

当方に戻ってくる。

少し考える。

相手がKKやK5なら最初から死亡だが、その可能性は低い。

迷った挙句にコールで2,500点を追加で差し出す。

リバー;

♢Q!

望みうる2番目に良いカードが降臨する。
(一番目に良いのは勿論;♠5)

恐らくコールしてくれないだろうと思いつつ、駄目元で、弱々しげに、ブラフっぽく、オールインを告げる。

すると、メガネの中国人が悩んだ末に「コール」を宣言!

一瞬、驚かされたが、相手のハンドは;

♣K、♣Q!

『そうかそうか、こちらに“5”は無いという読みで、Kのトップヒットだけだと、こちらがAKだと不安であったが、リバーでQが当たり2ペアとなったことで、降りられなくなったんだろうなぁ……、兎に角、今回は勝利の女神をこっちの味方に出来たということだ』

見掛けは強力なトップ2ペアであったが、トリップスを相手には無力であった。

項垂れながら、メガネの中国人が退席する。

チップが有るとトーナメントは愉しい。

しばし、チップを種類別に10枚ごと綺麗に積み上げるという、ポーカーテーブル上の“リゾ”の時間を愉しむ。

“リゾ”終了後、戦列に復帰する。

♠A、♢Jという、マァマァ強いハンドが入る。

前の位置の若者からやや大きめのレイズが入るが、フロップ見たさにコールする。
(他は全員フォールド)

フロップ;♠T、♠8、♠7!

ストフラの可能性が有るので、ナッツでは無いが強力なAハイ・フラッシュドロー+ガットショット・ストレート・ドローとなる。

波乱の予感がする。

若者が7千点をベットする。

ハイカードのポケットの可能性も有るが、それらに対しても十分勝機は有る。

仮にセットでも、フラッシュ若しくはストレートが完成すれば粉砕出来る。

チップ量はこちらが優勢。

若者にプレッシャーを掛ける為、リレイズ・オールインを宣言する。

思案の末、若者もオールインを宣言。

若者のハンドは、♠9 ♢9!

恐怖の“両面ストレート・フラッシュドロー+ワンペア”である。

これにより、Jと6は相手のアウツとなる。

『これはややこしいな……、こちらのアウツとしては♠Jと♠6を除く、残り6枚の♠と、ストレートになる♣と♡の9の2枚、それと残りのAが3枚で計11枚か……、やや劣勢だが、まだ勝ち目は十分ある!』

ターン;♡4でラグ。

『まだ諦めない!』

リバー;♡A!

モンスター・ドローが相手であったが、余り期待していなかったAが降臨し、何とか勝利!

これで10万点を超える。

その後は1万点前後のショートスタックの“ヤケクソ・オールイン”を5回コールし、3勝1敗1分けで凌いで更にスタックを増やし13万点をオーバーする。

残り人数とアベレージを確認する。

総参加者が270人で残りが90人、開始時の持ち点が3万点なので、残る参加者のアベレージは9万点ということになる。

トーナメントでは、自分の持ち点がアベレージ以上有るかどうかが、一つの目安となるのだが、現状はアベレージの約1.5倍なので、マァマァということになる。

15万点でブレイクとなり、他の日本人プレイヤーと互いの近況について会話する。

皆さんはこの後に始まる“レッドドラゴン”が本番なのだが、月曜日に帰国予定の当方にとっては、これが最初で最後のトーナメントである。

最低でも明日のDAY2に出る為、深夜の2時半まで生き残らないといけないと、気持ちを引き締める。

小腹が空いてきたが、下手に食べると脳への血の巡りが悪くなるので我慢し、持参の“のど飴”を舐めるに留める。

BBの時、♠A、♠7というマァマァのハンドが入る。

リンプインが数名。

フロップ;♢5、♡4、♠3

所謂“ダブルベリー(ストレートになるガットショットが二つ有る状態)”となる。

美味しいのでポットを膨らます為、ベットする。

白人がミニマムレイズを噛ましてくる。

降りるのも癪なので、これをコールする。

ターン;♠K

現状はワンペアも無いが、ナッツ・フラッシュドローまで付いた。

4色カラー(5千$+千$+5百$+百$)の6,600$を打つ。
(何かの本に、色の違うチップを揃えて出すと、強そうに見える!と書いてあったので、実践してみる)

どうやらこれが白人のお気に召さなかったようで、3万点をオールインしてきた!

現状ワンペアも無いが、強力なナッツ・フラッシュドロー+ダブルベリーだ。

これで降りる訳には行かない。

売られた喧嘩は(相手のチップ量が自分より大幅に少ない場合は……)買うのが礼儀! と、こちらもオールインを宣言する。

白人のハンドは、♡A、♡2!

フロップ・ストレートである。

強力ではあるが、不思議と冷静だった。

『♠か6が出れば逆転勝利だ! 2なら引き分け、アウツは12枚も有る。それに負けてもどうってことは無い……』

リバーは何と、♠6!

上のストレートと、ナッツ・フラッシュが同時に完成した。

『運を無駄遣いしているなぁ……』

その後、10分間のブレイクとなる。

現時点の残り人数とアベレージを確認する。

残り60人、アベレージは135,000点。

持ち点が約20万点なので、依然アベレージの約1.5倍をキープ中であった。

ここでリンちゃん登場!

「アナタ! どうなった?」

「どうって、3万点が20万点に増えたよ。32位から入賞だけど、この調子だとそれは問題無さそうだ……」

「よ~かったねぇ♪ アナタ、頑張ってね!」

リンちゃんは後方のソファに座って休憩開始。

プレイ再開!

ここからが叩き合いである。

アベレージ以下のプレイヤー達は、生き残りを賭け、オールインを余儀なくされる展開となる。

20万点有れば、DAY1を通過するだけなら、じっとしていれば良いのであったが、上位を目指す為には、上乗せが必要であった。

バランス調整の為に、テーブル移動を告げられる。

移動先は巨大スタックが一人、当方と同じ位が二人、後は皆ショートという、分かりやすいテーブルであった。

『よし、このテーブルで注意すべきはチップリーダーの若造だけ。ショートの連中は自分からオールインは出来ても、こっちのオールインはよほど良いハンドでなければ受けられないだろう……』

低い数字のポケットや、A一枚で“ガツン”と打つと、皆さんフォールドしてくれ、ブラインドとアンティを有り難く戴く。

残り45人、アベレージが18万点に上昇するが、当方の持ち点は27万点と依然1.5倍をキープする。

日本人と思しきプレイヤー達が次々と脱落していく中、短く刈り込んだ髭が良く似合う、日本人のイケ面男性プレイヤーは、何度か決死のオールインを敢行し、サバイバルを図る。

『このままだと、DAY1終了予定時刻である午前2時半には、インマネ(32位以内)が確定しそうだな……』

そんなことを考えていると、いつのまに現れたのか、リンちゃんから、「アナタ! お金が決まるまでは“オールイン”は禁止よ! 分―かった?」と指令が下る。

“ギア”をダウンする。

ショートが潰し合い、残り35人となる。

残り34人、残り33人と、後一人飛べばインマネが決まる、“バブルライン”となるが、ここで皆さん超タイトになり、残り4テーブルの誰も勝負に出なくなる。

タイムアップ!

トーナメント・ディレクターが、DAY1の終了を宣言する。

270人参加で、残り33人、アベレージは245,455点、当方の持ち点はジャスト28万点で、順位は15位であった。

ビニールの袋がプレイヤー全員に配られ、メンバーのID番号、氏名、持ち点を表に記入しチップを入れ、封をしてディーラーに渡す。

緊張から解放され、一同笑顔で会場をあとにする。

「ふぅ! 明日の2時に“続く”が始まる訳だ。後一人飛べば8,200$以上が確定する。最初の一人にさえ成らなければ、取り敢えずはプラスだ」

「アナタ! 絶対に最初の一人になったら駄目よ! 分かった?」

「分かった、分かった。兎に角シェラトンに戻って、何か夜食を食べるとするか……」

リンちゃんとシェラトンに戻る。

カジノの隅っこに営業中のレストランが有ったので、ビールとワンタン麺と点心と野菜を頼む。

味はマァマァ。

秒速で平らげ、マイタンして部屋に戻り、さっと風呂に入る。

トーナメントのDAY1をAVERAGE以上で通過し、インマネをほぼ決めてDAY2に臨むという、ポーカー・プレイヤーに取って至福の一夜を過ごす。

                           (続く)



*このレポートはリゾカジ.SNSの日記を転載したものです。

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