リゾカジ カジノレポート

独逸カジノ賭け人の最後の旅打ち日記 (第9夜)カジノ「バート・オエンハウゼン」

* ヨーロッパ 2017/ 01/ 17 Written by 独逸の旅打賭け人

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 2016年11月11日 カジノ「バート・オエンハウゼン」
 (昨日の流れを引きずって、思いもかけず・・・)


 今朝は、バート・ツヴィシェナーンからハノーファーに移動してきた。中央駅近くの定宿に荷物を預け、昼食を食べがてら旧市街に向かう。
ハノーファーはドイツ北部の交通の要諦地。北に行けば、ハンブルク。東へ行けばベルリン、南に下ればフランクフルトという様に何処にでも出やすい。

ハノーファーの旧市街での見所は、マルクト教会と旧市庁舎。少し南に下ると新市庁舎の建物が圧巻。新市庁舎の南側にはマッシュ湖があり、市民の憩いの場になっている。以前のカジノはこのマッシュ湖の湖岸にあった。その後一時、街の中心の旧市街にあったが、現在は中央駅の裏正面の真前に移転している。

旧市庁舎では、今日は週末の金曜ということで、結婚式が行われているようで、大勢の友人達が、出口で祝福しようと待ち受けていた。
昼食は、旧市庁舎近くの小さいレストランでランチを食べたが、なかなかの味のドイツ料理。初めての店でこんなことに出会うのも旅打ちの楽しみの一つである。

 バート・オエンハウゼンは、ハノーファーから特急で40分余り。バートが名前に着いているので分かるように、小さな温泉町である。このカジノは以前は、町の中心から南に広がるクーア・パークの中のクーア・ハウスで営業されていた。
現在は街道沿いの大型のショッピングセンターに移転している。

 入場は、15時15分。わざとオープンから少し時間を遅らせて到着。
すでに、14投が投げられている。
これまでの出目は次の通り。カッコ内はゾーンの記号。
0(0/3)-4(△)-27(K)-24(K)-13(K)-4(△)-22(△)-8(K)-21(△)-4(△)-34(Or)-
26(0/3)-23(K)-13(K)

筆者は、ヨーロピアン・ルーレットの37の数字の盤面を4つに分けてゾーンで狙うことを中心に攻めているが、今回はその4つに分けたゾーンでの賭けをわかり易くするために、使用するオリジナルの出目表を作り直した。0/3(ゼロ・スピール)-△-Or(オフラン)-K(クライン・セリー)という流れで記載できるようにしたので、次に出るゾーンの推理がしやすくなった。
また、数字に当たった時に渡すティップの大きさを再認識し、それも合法的に節約しようと考えたのがこの4分割法でもある。

0/3(ゼロ・スピール)は、ヨーロピアン・ルーレットの盤面の中心数字26の左右3数字ずつの7数字(12-35-3-26-0-32-15)に4枚のチップを賭け(0/3、12/15、32/35のシュバルに各1枚、26は単独賭け)、26に当たった時には35枚、それ以外の数字では17枚の配当。

△は筆者独自の記号と概念のゾーンだが、0/3の外側左右5数字ずつの合計10数字(22-18-29-7-28、19-4-21-2-25)のゾーンで、6枚のチップを賭ける。4/7、18/21、19/22、25/28はシュバル(2目賭け)になり、当たった時の配当は17枚だが、2と29は独立した位置にあるので、2は0と、29は26とシュバルに賭けることでティップを避けることが出来るようにした。

Or(オフラン)は、26から見て3時と9時の方向にある左右合計8数字(17-34-6、1-20-14-31-9)のゾーンで5枚のチップで、6/9、14/17、17/20、31/34のシュバルと1の単独数字に賭けることになる。1に当たった時には35枚、17は2つのシュバルに賭けているので34枚の配当になる。

K(クライン・セリー)は、盤面の中心数字26の対面の12数字を指すが、6枚のチップで、5/8、10/11、13/16、23/24、27/30、33/36の6ヵ所のシュバルに賭けることになるので、どの数字が出ても17枚の配当になる。

出目表には、ゾーンに賭ける時は当該のゾーンのスペースに斜線を引き(ダブルで賭ける時にはXの形)、実際に出た目の当該のゾーンに○印を記入する。

まず、50枚のカラーチップを10ユーロと指定して受け取る。
この間にウィールが廻って、
出た目は、20。Orのゾーンの数字である。

ここから、参戦。
Orはしばらく出ていなかったので、リピートと見て、1投目はOrに5枚賭け。
出目は、6でOrの数字なので、17枚が戻る。初投が当たったのは、縁起よし。
玉を投げるクルーピエは、このカジノでは珍しいメェツェン(若い女性)。
筆者は、メェツェンのクルーピエとは相性がいいので、今日は勝てそう。

次の21は、0/3狙いで外したが、
次の22は、△で17枚の配当。
-14(Or)-31(Or)
14はOrで17枚の配当になったが、
次の31は、Kに流れると見て、36ツボツボ(27-13-36-11-30)まで押さえたが、失敗。

次こそ、Kと自信を持って、36ツボツボと24にも押さえを1枚。
出目は、27で狙い通り当り、配当は、52枚。ティップを1枚。
流れとしては、悪くない。
ところが、ここでクルーピエ・チェンジ。メェツェンが引っ込んで、今度のクルーピエは中年の男。いやな予感がよぎる。

その後の4投は、
31(Or)-0(0/3)-24(K)-4(△)
0だけは、0/3で取れ17枚の戻り。後はスカ。
いやな予感が当たりそう。

ここまでは沈まずに来れたのだが、この後がいけない。
-13(K)-13(K)-0(0/3)-6(Or)-11(K)-2(△)-1(Or)-18(△)
ここまで、いい所はほとんどなく、最初の500を失う。キーナンバーの1も取れなかった。

-12(0/3)-29(△)-10(K)-15(0/3)-29(△)
5投全く当たらずに、次の500も失って、マイナスの1000。
昨日のバート・ツヴィシェナーンの流れの再来か?

次は、0/3とOrの両賭けで9枚張り。
出目は、1。今回はキーナンバーが取れて、配当は35枚。ティップを1枚。
ところが、これが続かず、次の22と21は外してしまう。
その次は、0/3に戻ると読んで、26ツボツボ(35-3-26-0-32)も押し、押さえにOrに5枚。
これは、狙い通りで、
出目は、35。配当は52枚。ティップを1枚。
次の、22と21は、今回はどちらも△で取ることができた。
だが、次の19は落としてしまう。
さて次だが、0/3に戻るだろう。アウトサイドの列の流れから見ると、3列が濃厚。3、12、15に各1枚。
出目は、15でこれは狙い通り。配当は52枚。ティップは1枚。
調子が出てきた。と、思ったのもつかの間。
次の11は外す。
その後の、22と28は△で取れたが、
取れなければいけない、次の12を外してしまう。

-0(0/3)-5(K)-8(K)-21(△)-22(△)
8は「見」だったが、それ以外はスカ。
特に、21と22の連続目は何回も出ていたのに、取れなかったというのは最悪。
ここで、次の500を投入。

-32(0/3)-24(K)-23(K)-21(△)-29(△)
下手な仕掛けで自滅してしまい、次の500をつぎ込む。

Kが強張って来ているようなので、次はKと、6枚を置く。
出目は、10。Kのゾーンで17枚の戻り。
次も、もう1投K。併せて、36ツボツボに5枚。
出目は、11。
Kとツボツボ両者が当たり、10の時のシュバルが残っているので、配当は69枚。
ティップは1枚。今日始めての当りらしい当り。復活なるか?

ところが、そこから一転、奈落の底に。
-35(0/3)-18(△)-16(K)-26(0/3)-28(△)
この内で当たったのは、16のKでの17枚だけ。
ここでも、次の500を投入。

-22(△)-10(K)-17(Or)
この3投は、0/3と読んで、26ツボツボを併せ賭けて、さらに周辺を押さえたために、わずかな時間で500を失ってしまった。
ここまでで、マイナスが3000。
ここで、最後の500を投入する。これを失えば、トータルでマイナス3500になってしまう。

しつこく0/3を狙い、併せてOrにも5枚、押さえに33にも1枚。
結果は、0/3もOrも外れたが、押さえの33が出た。
配当は、35枚。ティップを1枚。
この勘はいい兆候かも知れない。
次は、Orを狙う。数字は、1、31、34に各1枚。
ところが、出目は25。△の数字ではあるが、Orの17の隣の数字でもある。
外れてはいても、Orに近付いてきている。先ほどの33もOrの1の隣数字。
次こそ、Or。併せて、1、31、34に各2枚、33に1枚。
やっと出てくれた。Or、しかも、出目は、1。
3枚が当たって、配当は、105枚。今日最高の当たり。ティップは3枚。
次も、もう1投、Or。14、17、20に各1枚。
出目は、6。数字は外れ、17枚が戻る。
次も、Or。0/3を併せ賭けし、さらに26ツボツボ。
出目は、0だった。26ツボツボが当たって、配当は、52枚。ティップは1枚。

少し、調子が出てきたが、何せ3500も注ぎ込んでいるので、戻すのは大変。
次は、0/3が続くと見たが、Orも押さえて、両賭け。
出目は15で、17枚が戻る。
次は、Orに流れそう。アウトサイドから2列の中目と読めるので、14、17、20に各2枚、23に1枚。押さえに0/3に4枚を置く。
これは、見事狙いが当たった。
出目は、17。配当は104枚。ティップは2枚。
次の13は、0/3とOrの両賭けで外す。

次は、Or。3列の小目とみて、6、9に各2枚、1と33に1枚。
出目は、6。これも狙いが当たった。配当は、87枚。ティップは2枚。
筆者は、Orとは相性がいい。
と、自信を深めて、次の2投もOrを狙ったが、
-12(0/3)-7(△)
と、外してしまった。
次こそ、Or。しかも、アウトサイドから、1列の大目が濃厚。
Orに併せ、31と34に各2枚、1と33に1枚ずつ。
これも狙い通りで、
出目は、34。配当は、87枚。ティップに2枚。
次も、もう1投、Orとみて、1、31、34に各2枚、6、9、33に各1枚。
さらに、0/3を4枚で押さえ、26ツボツボにも5枚の万全な体勢。
狙い通り、Orが出てくれた。
しかも、一番大きな当りの、1。
配当は、105枚。ティップは3枚。
先ほどまでの酷さは、どこに行ってしまったのだろう。
この辺から参戦していれば、楽勝だったのに。

と、思いながら、次の2投は、0/3と見て、0/3と26ツボツボに賭けたが、
-34(Or)-25(△)
と、外してしまった。

本来は、この辺で撤収するべきなのであるが、何といってもここまでの負けが大きい。理屈では分かっていても、実行できない辛さ。

次は、0/3と26ツボツボ、さらに押さえでOrにも5枚。
出目は、0。
今回はうまくいった。配当は、52枚。ティップは1枚。

ここまでで、いい流れも終わってしまったようで、
-25(△)-2(△)-16(K)-6(Or)-0(0/3)-7(△)
の、6投で取れたのは、6の17枚だけ。
△が強張って来ているので、次は、△のダブル賭けに、押さえにOr。
出目は、32で外してしまう。今まで追っていた、0/3の数字。
次こそ、△と、△のダブル賭けに、今度は押さえに0/3、さらに26ツボツボに5枚。
出目は、9。今まで、Orを押さえにして、0/3に変えた瞬間に裏目が出る。
これは、カジノの神に見放された証左。

-5(K)-2(△)-30(K)-27(K)-6(Or)-13(K)
ジタバタ賭けたが、取れたのは、13の17枚だけ。

Kに賭ければOrの17が出、Kと36ツボツボに賭ければ△の29が出るというように、チグハグな流れが続く。
次は、間違いなくKと見て、Kと36ツボツボに賭けた。
出目は、10でKの17枚は取れたが、36ツボツボは当たらない。
次の25は△で17枚取れたが、
その後の17は、Kに賭けていて外す。

KとOrの両賭けをして、次の5は取れて17枚。
次は、ゾーンの流れからOrに5枚。
9が出て、これも取れた。
流れに乗れてきたかと思ったのも、つかの間・・・

次は、Kに戻ると見て、Kと36ツボツボに賭けたが、
出目は、25で△。外してしまう。
これも、ゾーンの流れから、素直に△に賭けるべきだったのだが・・・
結局、自滅しているのである。
これに懲りて、次はゾーンの流れに併せて、Orに、それもダブル賭け。
ところが、出た目は11。Kの数字である。
次は、OrにK、さらに36ツボツボと厚く賭ける。
何と、出目は21。△の数字。
これも、素直にゾーンの流れを見れば、△に戻るのが読めたはずなのだが・・・

次の17は、Orとアウトサイドの流れから、2列の中目、さらに前半と見て、
14、17に各2枚、20と23に1枚ずつ置いた。
これは、狙い通りで、
出目は、17。104枚が戻る。久し振りの当りらしい当り。ティップは2枚。
次は、流れから、K。併せて、36ツボツボに5枚と、押さえに24にも1枚。
出目は、11。36ツボツボも取れて、配当は52枚。ティップも1枚。
よしよし。出目が見えてきた。

と、一瞬思ったのだが、
次は、流れから、△と見てダブル賭け、さらに押さえにOrにも。
ところが、出目は15で、0/3に流れてしまった。
20投近く「死に目」になっていた0/3が出たということは、この「死に目」の復活か?
と、0/3に注力してみることに・・・
次は、0/3と26ツボツボ、押さえにOrにも5枚。
出目は、34で押さえのOrが取れて、17枚。
次こそ、0/3と、26ツボツボも押さえる。
だが、出た目は、5。Kに流れてしまった。
これで、「死に目」の復活はないだろう。

次は、OrとKの併せ賭けで、11枚賭ける。
出目は、33でKの数字で17枚戻るが、6枚しか増えない。
33という数字はOrの1の隣のKの数字という微妙な数字。
次も、OrとKに併せ賭け。さらに、1と33に1枚ずつ置く。
ここで、狙い通りのKの33がリピートとなった。
配当は、69枚。ティップは1枚だけ。
次は、Kが3投続いたので、次はないと見て、
Orに5枚、数字では、1、6、9、31、34、33に各1枚。
出目は、9で52枚の配当。ティップは1枚。
次の、Kの13はOrだけに賭けていて外した。
次は、OrとKの併せ賭け。
出目は、34で、これは取れて17枚の戻り。
次は、K。併せて36ツボツボと24に1枚。
狙い通りで、24が出た。配当は52枚でティップは1枚。
ここまでは、順調に読みが当たっていた。

これが続かない。
-5(Or)-19(△)-17(Or)-17(Or)
続く4投で当たったのは、最後の17での34枚だけ。

相変わらず賭け人は多いし、あのメッツェンのクルーピエも戻ってこないし・・・
0/3はあれ以降、「死に目」になっているし、△もほとんど「死に目」の状態。
と、言うことは、今はOrとKの天下なのである。
OrとKだけに絞れば、勝機はありそう!!

と、次は、OrとKの併せ賭け。さらに、36ツボツボと押さえに24にも1枚。
さて、出目は、30でツボツボも取れ、戻りは52枚。ティップは1枚。
次も、全く同様にOrとKの併せ賭け。36ツボツボに24に1枚。
何と、出目は11で、36ツボツボの数字。
配当は、52枚。ティップも1枚。
次も、全く同様に賭ける。
出目は、13。これも36ツボツボの数字なので、配当は52枚。ティップも1枚。
0/3と△が、「死に目」に入ったということだけは当たっている。
次も、もう1投、全く同様の張り。
出目は、33。36ツボツボは外れてしまい、Kの17枚だけが戻る。
33の隣のOrの1が出てくれればよかったのだが・・・

次は、Orだけに5枚、押さえに36ツボツボに5枚。
出目は、22で△の数字。
Kのツラは4投で終わって、Orには流れなかった。
次は、再びOrとKの併せ賭け。
出目は、Kの16で、17枚の戻り。
次は、Orと見る。押さえにKに6枚。
これも読みどおり、Orの9。17枚が戻る。
次も、OrとKの併せ賭け。
出目は、29。△の数字。
先ほども、△の22が出ていたので、OrとKのツラは終わったようだ。
どうあがいても、大きく戻せない。
今のKのツラ目で少し戻せたのを佳として、ここで撤収しよう。

終了は、19時。4時間の長丁場だったので、負けているだけに一層疲れた。
カラーチップをノーマルのものに替えてもらい、キャッシャーで清算すると、1000ユーロが戻ってきた。3500投入していたので、マイナス2500である。
渡したティップは、29枚290ユーロ。
昨夜までで、500のマイナスになっていたので、合計3000のマイナスになってしまった。
今回の旅打ちでは、ハノーファーとヴィースバーデンの2つのカジノが残っている。この内、明日のハノーファーはゲームセンターのような雰囲気のカジノでもあり、筆者とは相性がよくない。最後のヴィースバーデンも老舗のカジノなのだが、クルーピエのレベルが高く、そう簡単には勝てないカジノである。
この2つのカジノで、3000が埋めきれるかどうか、厳しい状況に追い込まれてしまった。やはり昨夜のバート・ツヴィシェナーンのカジノでの負けが痛かった。

このカジノを始めて訪れたのは、25年ほど前。クーア・パークの中のクーア・ハウスで営業していた。なかなかの雰囲気のいいカジノで、ほぼイーブンで終わったのだけ覚えている。その後は来る機会もなく、この一連のドイツ全土の旅打ちでは、1戦、2戦とも辛くも勝って今日に至ったのだが、この敗戦で再びこのカジノに来ることはないだろう。


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