リゾカジ カジノレポート

えらいこっちゃ!ゲンティン【マレーシア】

* アジア 2001/ 05/ 08 Written by リゾカジマスター

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1)リゾ>カジノ

 ここしばらく単独行を重ねたせいで、かみさんからのプレッシャーが日に日に強くなっていました。その上、掲示板に書いた6月のマニラ行きを見つけられ、万事休す。このGWはカジノは原則なし、家族中心にあいなったわけです。  3月に急遽計画したため、エアーはバンコク経由のSQしかとれませんでした。バンコクまで5時間ちょっと、そこから1時間のトランジットを経て、シンガポール(SQ)まで1時間50分かかります。今回は、ぼくとかみさんの共通の友人のいるクアラルンプール(KL)に立ち寄るため、そこからまだ50分の空の旅。行きはシンガポールのチャンギ空港でのトランジットが2時間あったため、結局11時間ぐらいの長旅になりました。

 KLでは2泊、そして無理やり1日だけゲンティン泊を押し込むことに成功。残りはかみさんのいたっての希望でSQはラッフルズホテルに3泊という行程です。3歳の娘連れで果たしてこんな高級なホテル泊まってもええのやろか?と不安はありましたが、今後の自分の自由への投資と思って思いきりました。

日程 行先(宿泊)
4月28日 KL(マンダリンオリエンタル)
4月29日 KL(マンダリンオリエンタル)
4月30日 KL(ゲンティンホテル)
5月1日 SQ(ラッフルズ)
5月2日 SQ(ラッフルズ)
5月3日 SQ(ラッフルズ)
5月4日 機中泊
5月5日 早朝KIX着

2)ホテル予約

 マンダリンとラッフルズはKLの友人にコーポレートレートでとってもらいました。マンダリンはpark view指定(朝食付き)で350RM(リンギット)=1万円ちょっと、ラッフルズはコートヤードの下から2番目の部屋で610S$=4万2千円ほど。ホテルの格差はあるとは言え、点と地の差です。アジアの中でも、マニラとKLはホテルが極めて安い穴場だそうです。

 アジアとラベルなどのサイトでも、けっこう安いレートが出てますので、KLはホテルジャンキーにとっては魅力的かもしれませんね。ちなみにシェラトン・インペリアルなんかはラグジュアリーコレクションなのに、1万円を切る値段で泊まれる日もあります。(噂ではここの中華料理はアジアナンバー1という人も!あくまで噂ですよ)

 さて、ぼくの本題ゲンティンホテルは、エージェントにいる友人がジャパニーズマーケティングにコンタクトを取ってくれました。サイトの取材ということで、なんとジュニアスイート、夕食・朝食、そしてショーまで前出しコンプ。これはラッキーしました。

3)事前調査

 さて、そうなれば後は事前調査のみ。例によって、るるぶマレーシア、シンガポールを買いこみ、webサイトを調べまくりました。ここでは、参考になったいくつかのサイトを紹介しておきましょう。

ゲンティンハイランド公式サイト
こいつは、英語と中国語のみ。でも、けっこう丁寧なサイトです。お部屋の中もバーチャルツアーで。

JalanJalan
マレーシアといえば、このサイトを知らなければモグリ(ほんまかいな?)

ラッフルズホテル公式サイト
さすがに品がありますね。

Jalan Sigapura
シンガポール旅行記がしこたま載ってます。

シンガポール自由旅行専科
個人でよくここまで。ぼくはこれだけでシンガポールは十分でした。上の旅行記もこの一部。


1)空港見学

 経由便を使ったおかげで、シンガポールのチャンギをゆっくり見学することもできました。アジアのHUBを争う空港だけあって、空港内にホテルはあるわ、サウナ、プールにゲームコーナーなどなんでもござれです。とくに印象的なのがネットへの対応。さすがシンガポールはIT立国を標榜しているだけあります。

 空港内には、ブロードバンド回線を引いた無料のアクセスブースがあり、PC持参のビジネスマンがトランジットの時間を利用して仕事する姿が目立ちます。PC持ってなくても、少しの料金を払えば様々なタイプのPCを利用できる「e-hub」というスペースもあります。デジカメで撮った旅の画像をメールで送ってる老夫婦なんかも多く見かけ、ネットをごく自然に使ってることに驚きました。

 クアラルンプールの空港(KLIA)も負けていません。マレーシアがチャンギに負けるなと作ったこの空港は、あの黒川紀章(若尾文子のダンナです)が国際コンペで勝って設計したものです。チャンギの賑やかさとは対照的に、空間のゆとりと自然の匂いを感じさせる空港です。個人的にはこちらのほうが好きです。

2)KILAを出て、いざクアラルンプール市内へ

 いつもながらの個人手配旅行なので、現地9時半頃空港に着いた後は、足の確保が待ってます。3歳の子連れということと料金が安いので、タクシー利用と行く前から決めていました。KILAでは、白タク防止のため、空港カウンターで必ず市内までのタクシーチケットを買うことになります。ベンツのCクラス利用のプレミア(91リンギット=約2700円)とスタンダードクラス(67リンギット=約2000円)の2段階に分かれています。

 ぼくらは贅沢してプレミアを選択しましたが、何も言わなければプレミアのチケットを進められます。さて、これで安心してはいけません。そのチケットを持ってタクシー乗り場に行くと、さあ乗れとやってきたのはなんとカローラ。ちょっと待て!俺らはプレミアじゃぞ、ベンツとちゃうんか?と拙い英語で抗議すると、すぐさまベンツのお出まし。油断もすきもありません。でも、愛嬌が合って憎めないので良しとしました。乗れば快適な高速を通って、約40分で市内へ。1時間ぐらいと聞いてましたが、夜間だとあっという閒でした。

3)マンダリンオリエンタル

 今回、KLではマンダリンオリエンタルに2泊しました。。とにかくKLはホテルが安いので、豪華なホテルに泊まろうと決めていました。候補はここと、リッツカールトン、シェラトンインペリアルの3つ。ここの中華はアジアでもトップクラスとの噂。しかし、リッツは幼児連れは断られるケースがあるとのことで即却下(肩が凝るのも辛い)。シェラトンはあのラグジュアリーコレクションに入ってるのが魅力。しかし、ショッピング命のかみさんが場所が不便と却下しました。(買物中心ならKLCCかブキッビンタン周辺のホテルを選択するのがいいと思います)最終的にここを選んだのにはほかにも理由があります。

①ペトロナスツインタワーの隣(スリアKLCCという巨大ショッピングモールがある)にある。ペトロナスというのは国営の石油会社のことで、建物の中に「ペトロサインス」という科学館のようなものがあり、これがまた本格的な教育エンターテイメント施設。親子3人で2時間以上たっぷり遊べました。

②裏側にKLCCパークという大きな公園がある。パークビューの部屋を選べば、眺めは最高です。そんなに料金差もないし、ぜったいこっちがオススメ。

③プールがいい。KLCCパークを眺める3Fにあるプールは、公園にすいこまれそうなレイアウト。規模は小さいですが、マレーシア在住の友人からここで1日ボーとするのが最高と聞いていました。

④ライ・ポー・ヘンという広東料理店の飲茶がうまいと聞いていました。それに安いとか。実際行ってみると、親子3人で腹いっぱい食べて、デザート・飲み物を入れて3000円程度。飲茶は安くて最高!と全員納得でした。

 さて、お部屋はそこそこ広く、バスルームもお洒落なマンダリンスタイル。1泊1万円ちょっとなのに、豪華な朝食ビュッフェにウェルカムフルーツはついてくるわ、コストパフォーマンス最高でした。米ドルなら80$かと思うと、ホテルジャンキーにとってはKLは穴場中の穴場では?

 変わった所では、ここはさすがイスラムが国教の国。コーランは町中で聞こえるのは当然として、プールサイドでこどもを見守る母親が長袖にほうかむりのスタイル。ほんま熱そうで気の毒でした。また。ホテルの部屋の中にもイスラムを感じるものが。それはメッカの方向を指す「kiblat」と呼ばれるものでした。

 KLCCからはブキッビンタンというマレーシアの代官山みたいなところまでもタクシーで5分程度。オープンエアのカフェなんかで時間を潰すのも悪くない所です。正味1日ちょっとしか滞在していないクアラルンプールですが、大好きになりました。少なくともぼくは、この後訪れるシンガポールよりも好きです。飯もうまいし、物価も安い。それに人もフレンドリー。アーバンリゾートしてかなりイケテルんじゃないでしょうか?

 さて、前振りが長くなりましたが、次回はとうとうゲンティンです。

1)雲の上の楽園

 マレーシアのリゾートは?と聞くと、ペナン、ランカウイ、パンコールラウト、キジャル等々有名な所はすべてビーチリゾートですよね。しかし、これは我々外国人(とくに日本人)にとっての話。地元の人にとってのリゾートとは、高原リゾートを指すのです。年平均気温が30度を超える常夏の国ですから、わざわざ暑いビーチに出かけるよりも、涼しいところを目指すのは当然かもしれません。その高原リゾートの中でも、タイのシルク王ジム・トンプソンが失踪した場所として有名なキャメロンハイランドとこのゲンティンの二つが有名です。

 さて、目指すゲンティンは、KL市内からは北東に約50キロ離れた郊外にあります。交通機関はバスもあるそうですが、ほとんどがタクシーになるでしょう。100RM(約3000円)ほどで交渉可能、時間は山頂まで1時間半ほどです(途中からヘアピンカーブの連続で、途中速度制限のためのdumpも多くあり、意外と時間がかかります)。

※言い忘れてましたが、時間が惜しいひとにはKLIA空港からヘリコプターという手もあります。5人乗りのゲンティンの専用機が飛んでるそうです。元々はハイローラー向けでしょうが、2100RM(約63,000円)で貸し切りもOKだそうです。事前に予約を(2001.5.16追加)

 山頂の標高はなんと2000メートル。よほど天気が良い日を除いて、山頂はほとんど雲に覆われてるそうです。曲がりくねった道を何度もくぐりぬけて、突如姿を現す山頂はなかなか感動ものでした。山頂の年平均気温は20度と言いますから、KL市内とは10度以上の差、なんといっても山頂のホテルの部屋にはエアコンが存在しない!のですから(一部の豪華スイートは除く)

 あ、そうそう、ゲンティンのことを中国語読みでは「雲頂高原」と書きます。そのままですね(^^ゞ

2)ゲンティンハイランドにあるホテル

 ここには、ひと通りのエンターテイメントが揃っています。現状のホテルだけでもゲンティンホテル、ハイランズホテル(以上が5つ星)、リゾートホテル(4つ星)、テーマパークホテル(3つ星)の4つ。すべてが500室から1000室クラスのホテルです。それに現在建築中の低料金ホテルfirst world hotelは完成すると6000室という世界トップクラスの収容数。これだけでもその巨大さがわかります。

 行くまでは、ゲンティンとハイランズが同格ということでしたが、どう見てもハイランズのほうがきれいでした。部屋を見比べてないのでわかりませんが、少なくともロビー、レセプションは段違いです。カジノホストの話では、ハイランズのほうはカジノ客専用だととのこと。しかし、サイトを見ると、デラックスルームは一般に売りに出されています。たぶん、スイート以上は上客のコンプ用だという意味でしょう。ちなみに、サイトに載っているハイランズのスイートは以下の写真。ペントハウススイートとデュプレックスタイプですから、一般客には関係のない世界みたいです。

 さて、今回は取材ということで申しこむと、先方からはゲンティンのスイートルーム、夕食・朝食、そしてショーがコンプという破格のオファー(たまには役得もあるものです)。日本人マーケティングの池田さんがすべてコーディネートしていただけました。感謝感謝(とは言っても私情に流されず客観的にレポートさせてもらいます)

 12時過ぎにチェックインして通された部屋が下の写真です。可もなく不可もなくといったところでしょうか。サイトで見るスイートはもっと高級感がありましたが、いろんなタイプがありそうですね。部屋は十分広く、子連れにはぴったりでした。

   あ、そうそう。言い忘れてましたが、この他に、山の中腹にアワナ・ゴルフ・リゾートというコンドミタイプのホテルもあります。ここは完全高原リゾート向き。なんといってもカジノのある山頂までも車で20分ぐらいかかりますから、ゴルフや乗馬目的の方にはいいでしょうがカジノ目的ならちょっと辛いかもしれませんね。

 KL市内の豪華ホテル(相手が超一流過ぎる?)と比較すると、若干質が落ちるのは否めません。openして30年以上経つので多少老朽化しているところもあります。が、ベガスの中堅クラスとなら、どっこいどっこいといったところ。もちろん料金を考えると、抜群のコストパフォーマンスです(参考までに以下に料金タリフ表をつけておきます。コンプもらわなくても十分?!)

■GENTING HOTEL(料金は*Nett (RM)、1RM=約30円)

Room Type     Low    Shoulder    Peak   Rack Rate
Deluxe Room    190.00     230.00    280.00    350.00
Genting Club    250.00    310.00    360.00    450.00
Junior Suite    320.00    380.00    460.00    570.00
Ambassador Suite  From 550.00   From 610.00  From 680.00  From 810.00
Apartments       970.00      1,220.00     1,460.00     1,830.00
Extra Bed (Deluxe Room)    40.00    40.00    40.00    40.00
Extra Bed (Genting Club/Suite)    60.00    60.00    60.00    60.00

■HIGHLANDS HOTEL(料金は*Nett (RM)、1RM=約30円)

Room Type    Low    Shoulder     Peak    Rack Rate
Deluxe Room    210.00    250.00    300.00    370.00
Premier Room    250.00    310.00    360.00    450.00


■RESORT HOTEL(料金は*Nett (RM)、1RM=約30円)

Room Type    Low Shoulder     Peak    Rack Rate
Superior Room    120.00    150.00     195.00     270.00
Deluxe Room    140.00     170.00    215.00     290.00


■THEME PARK HOTEL(料金は*Nett (RM)、1RM=約30円)

Room Type   Low Shoulder     Peak    Rack Rate
Superior Room    90.00    115.00    155.00     220.00
Family Suite    120.00    145.00     175.00    250.00

1)エンターテイメント

 いったいいつになったらカジノの話が出てくるんや!とお思いの方、もう少し周辺情報が続くのをご容赦ください。自ら「city of entertainment」とうたうだけあって、ゲンティンではカジノは一部にしか過ぎません。ある程度全体を語らなければ、バランスにかけるというもの。とくに子連れの方は、大手を振ってカジノに行くために押さえておいた方が後々よろしいかと(^^ゞ

■アウトドアテーマパーク

 ゲンティンには、ホテル内にあるインドアテーマパークとアウトドアテーマパークの二種類があります。それなりにでっかい遊園地です。でも、TDLやUSJをしゃぶりつくした日本人は目が肥えてるので、普通の遊園地にしか見えません。料金は、アウトドアとインドア両方が大人34RMこども18RM(アウトドアのみ大人26RMこども14RM)。ただ、1000円もかからず半日以上は遊べるのですから、贅沢は言えませんね。

 ぼくらは利用しませんでしたが、写真一番下のプールが結構楽しそうでした。小学校の低学年以下のお子さんならベストマッチかも。オープン時間は10:00-17:45(月~金)/8:00-19:45(土日祝日・スクールホリデー)。

■インドアテーマパーク

 ゲンティンホテルの地下1階には室内テーマパークがあります。巨大なゲーセンってな雰囲気でやたらと子どもが走り回ってます。オープン時間は8:00-1:00。こどもはここが一番気に入ったみたいです。地下のレイアウトは複雑で迷子にならないように気をつけないといけません。

■ショー

 「Magic On Ice」というショーが毎日20:30から二時間の内容で開催されてます。料金は35RM。なんと1000円程度です。今回はコンプで招待されたわけですが、大したことはないやろと思っていたら、どうしてどうして、なかなか立派なショーです。オリンピックや世界選手権の元チャンピオンクラスがステージを所狭しと滑るショーとスティーブ・ウィーラーとかいうスケート靴をはいたイリュージョニストとが掛け合いで進む内容。衣装・舞台もけっこう本格的で、シルクドソレイユの二軍が熱海あたりで腕を磨いているといった感じでしょうか。(ようわからんって?噂ではこのスティーブのおっさん、20年ほど前に富士屋ホテルでマジックショーをやってたとか。誰かご存知?)

■アワナゴルフ&リゾート

 ケーブルカー(アジアナンバー1の長さ)で15分ほど下りた中腹に、アワナゴルフ&リゾートという姉妹リゾートがあります。マレーシア1といわれるコースに様々なスポーツ施設、エコ施設がそろっています。

 とくに周辺のジャングルを利用したエコ施設がおすすめとのこと。ジャングルトレッキング、アブセイリング、ロッククライミングなど普段体験できないものに挑戦してはいかがでしょうか。トレッキングは1時間から3時間程度までのコースを選択でき川を横切ったり、丸太を歩いたり、食虫植物やサル、イノシシ、トラ、サソリ(ほんまかいな?)などに出会うこともあるそうな。(ここは日本人マーケティング談。ちと宣伝モード)

■食事

 中華をメインに、マレー、西洋に各種ファストフード、カフェなんでもござれです。夕食はゲンティン二階のゲンティンパレスでご馳走になりましたが、十分OKです。メニューを見ましたが値段も安い!そうそう、すし金ていう寿司屋もできてます。

さて、お待たせしました。次からカジノ編スタートです。

1)びっくらこいた(第1印象)

 いやはや、びっくりしました。何がって?それはカジノの規模です。アジアのカジノのサイズは、ウォーカーヒルやテニアンに毛の生えた程度、せいぜいマカオのリスボアぐらいだという先入観がありましたから、中に入ってみて腰を抜かしました。ホストに聞いたところ、テーブルゲーム450台、マシン類2500台と言いますから、世界最大級と言っても言い過ぎではないでしょう。(とくにテーブルがすごい!ベガスのMGMやベラージオの約3倍もあるんですから)

 カジノへの入り口は、ゲンティンホテル、リゾートホテル、ハイランズホテルのどこからも入れるようになっています。(下図参照)。カジノがオープンして約30年と言いますから、増築を重ね、内部は迷路のよう。間違いなくはじめての人は、自分の部屋に戻るのに迷ってしまいます。

■カジノレイアウト

 カジノは、大きく分けて4つのルームからできています。それぞれモンテカルロ、サーカスパレス、ハリウッドと名前がつけられた一般人向けとインターナショナルルームと名づけられたVIP用です。

 一般人用のカジノは、ドレスコードさえ守っていれば、21才以上なら誰でも入れます。(もちろん、イスラム系マレー人はだめです)それに対して、インターナショナルルームは、シルバー、ゴールドのphotoID付きカードを持っていないと入室が許されません。

 一般の方のカードは、グリーンカードと呼ばれる緑色。そこで平均ベットがある基準を超えた人のみ、シルバー、ゴールドのカードをもらえ、インターナショナルルームへの入室が許されるようになるそうです。ただ、外国人に対する基準は甘いみたいで、希望すればシルバーカードはすぐに作ってもらえるみたいです。

 ちなみに、インターナショナルルームは、シルバー、ゴールド、VIP用個室からできています。シルバーの部屋でウォーカーヒルぐらいの大きさ。さらにシルバーとゴールドを足しても、全体の十分の一ぐらいといいますから、その大きさを想像できますでしょうか?

2)カジノデータ

[営業時間] 24時間

[ 入 場 ] 21歳以上・無料

[ 服 装 ]
男性/バティックもしくはジャケット必須(ネクタイは必要ないみたい)。バティックはエントランスで3RMで借りることができます。女性/長袖の服であればほとんどOK。要するに肌を露出するなというイスラムの戒律を目安に

[PLAYERS- CLUB]
一般・・・グリーンカード。その上にシルバー、ゴールド、プラチナというworldcardがあります。いずれも入会無料。個室のVIPはinvited guest only。200万RM=約6千万円のデポジットが必要とか。それでも、1日にひとりはそういう客が来るそうです。

[サービス]
インターナショナルルームを含めて、カクテルガールはいません。あまりに客が多くてそれどころじゃないのが実状かも。その代わり、無料のドリンクコーナーがあります。インターナショナルルームには軽食・BARもあります。(たぶん無料)

[ 雰囲気 ]
一般カジノの質は、ベガスで例えるとルクソール、モンテカルロ、バリーズなみか。それに対して、インターナショナルルームはなかなか豪華です。客の90%以上が中国系。マカオみたいだけど、あそこまで殺伐した感じでもありません。それと、ディーラーへのチップも必要ありません。

■インタビュー

<お話をお聞きしたゲンティンのスタッフ>
Ms.MASAE IKEDA(Guest Relations Executive)
池田雅絵さん・・・若くて親切な日本人マーケティング
E-mail agh@genting.com.my (ただし、PCが英語対応のため、ローマ時日本語で)

Mr.Sit Yeet Wui(Regional Manager,PD Marketing)
通称EDMOND(こちらで読んでくださいとのこと)・・・たいへん頼もしいカジノホスト、池田さんにコンタクトを取ってから紹介してもらうのがベスト
E-mail Edsityw@genting.com.my (English Only)

Q.ゲンティンの経営ってどうなってるのですか?

A.このゲンティンハイランズ(5つのホテルとカジノ、テーマパーク)と中腹にあるアワナゴルフ&リゾート、それとランカウイ、キジャルにもリゾートを持っている一大コングリマリットです。ちなみに日本でもおなじみのスタークルーズも最近買収してグループになったんですよ。

 現在、建築中のFirst World Hotel(1000室のみソフトオープン)が完成すると6000室の巨大ホテルが誕生します。そこにはアイススケート場、ボーリング場なんかも併設される予定です。

 オーナーは中国系マレー人。この国でも1,2を争うお金持ちです。本来イスラムが国教のこの国でカジノが認可されたのも、中国系マーケットを政府がばかにできないと考えたからでしょう。

Q.日本人来訪者は?

A.ほとんど数えるくらいです。VIPにも何人かいらっしゃいますが、ほとんどは東南アジア駐在のビジネスマンとその家族ですね。カジノだけではなく、キャンプや避暑地としての利用も多いですね。やはり客の大半はアジア全域の中国人です。たぶん95%ぐらいはそうでしょう。

Q.それにしても規模がすごいですね。

A.ここにいる従業員だけでも5000人ですから。1日の来場者数は、45,000人~50,000人。最終的的なホテル収容者数は1万人。カジノは、テーブルゲームが450台、マシン類は2500台になります。

Q.日本からのカジノゲストが空港から来るには、やはりタクシーですか?

A.空港(KILA)には、ゲンティンの専用カウンターがあります。そこでリムジンのご利用も可能です。VIP以外は、1台230RM(約7000円)です。それと、ヘリコプターサービスもあります。5人乗れて2100RM、約63,000円。ひとりあたり1万2,3千円といたところでしょうか。時間は30分。KL市内とジャングルを見下ろし、海抜2000メートルまでの遊覧飛行としてもおもしろいですよ。

Q.クラブカードとコンプ基準を教えてください。

 一般がグリーン、インターナショナルルームでプレイできるのはシルバーとゴールドの2種類(その上にプレミアムカードもあるみたいです)。シルバーとゴールドは、写真ID付きカードです。ゴールドプレイヤーの基準は1000RMmin、シルバーで300RMmin程度です。

※ピットボスの細かなレーティングはなさそうです(少なくともシルバールームは)。すべてコンピュータ管理されていて、ピットボスの役割はチェックインとチェックアウトだけのようです。ベット額のチェックは一切見かけませんでした。たぶん単純に、テーブルmin×時間で算出されるのでは?ちなみに自分の現在のポイントを確認する端末が何台か設置されていました。となると、minの低い台で高額をベットするのは意味がいないということでしょう。

※それと、シルバーのminの大半は100RM、ゴールドは300RMでしたから、実際のイメージはグリーンチッププレイヤー=シルバー、ブラックチッププレイヤー=ゴールドに近いでしょう。

 コンプは、1000RMmin×1時間でルームがフリーとなります。500RMminなら2時間。それと、ゴールドルームでは日本円で100万円チップ購入(デポジットではない)すれば、ルーム、フードはフリーです。詳しいことは、いつでもお問い合わせください(ただし、英語のみ)

●ゲンティンに直接コンタクトを取りたい方へ

<カジノに関して>上記のエドモンドさんがなんでも聞いてくださいとのこと。ただし、メール・電話とも英語のみ。それもマレーなまりの英語ですから、けっこう語学力が要ります。たいへん親切な方で、好印象を持ちました。

<宿泊等、それ以外>上記の池田さんにメールを送ってください。くどいようですが英数半角(ローマ字)でメッセージを書いてください。カジノのことは管轄外ですが、英語が苦手な方は池田さんからエドモンドさんにつないでもらうのがいいでしょう。「リゾカジ.com」で知ったといえば、何かいいことあるかもしれません(^_-)


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