リゾカジ カジノレポート

素朴な疑問への回答編

* ラスベガス 1999/ 09/ 22 Written by のぶさん

コメント( 0)

 前回の「ラスベガスホテル考」の最後に、リゾカジマスターからの疑問が投げかけられていました。今回はその疑問にお答えしましょう。  まずは「ミラージュ」の評価について。これは、リゾカジマスターの指摘通りです。「ミラージュは評価の割にたいしたことがない。」

 これには私も同意します。ではなぜ高い評価が下されているのか?のぶさんの独断で言わせていただければ、一言、「昔の評価を引きずっている」のです。

 この経緯を説明するために、ラスベガスのホテルの歴史を振り返ってみましょう。

 のぶさんがはじめてラスベガスを訪れたころ。ストリップ沿いの風景は現在とは全く異なるものでした。ストリップの中心地は現在サーカスサーカスやリビエラ、スターダストがあるあたり。シーザースパレスが南の外れ、その南(現在、ベラッジオ、モンテカルロ、NYNYのあるところ)には、ゴルフ場がありました。シーザースパレスは当時から、高級ホテルとして君臨していましたが、もちろんフォーラムショップスもない、ボクシングのタイトルマッチが行われることで有名なだけのホテルでした。

 アメリカをうろうろしていて、ラスベガスにやってきたのぶさんは、当然のようにダウンタウンに宿を取りました。フリーモントストリートがアーケードに覆われていない(つまり、フリーモントエクスぺリエンスなんてない)ダウンタウン でしたが、ホースシューやフォークイーンズあたりのネオンを見たのぶさんは、やはりラスベガスはすごいと感動していたのです。  さて、時は流れ今から4年と少し前、のぶさんは2回目のラスベガス訪問をしました。ストリップは大きな変貌を遂げていました。

 トレジャーアイランド、ルクソール、MGMグランドといったテーマ性のある巨大ホテルが建ち並び、ラスベガスの中心はダウンタウンから完全にストリップに移っていました。そして、トレジャーとシーザースパレスの間の、あの火山から炎が流れ落ちる池の後ろに、金ぴかガラス張りのミラージュがそびえたっていたのです。

 先にあげた3つのホテルがこれまで呼び込めなかった家族連れを引き付けるために工夫を凝らしたのに対し、ミラージュは大人の高級リゾートとして位置づけられていました。

 リゾカジマスターの指摘通り、今となっては古臭いジャングル風のエントランスも、のぶさんには「オシャレだ、エレガントだ。」と写っていたのです。

 リゾカジマスターのもうひとつの指摘、部屋へのアクセスも、家族連れを相手にしていないのだから関係ない。家族連れは同系列のトレジャーにいってちょうだい。もっとも、ミラージュ以前のホテルではカジノの中を通って部屋にいくのは当然で、ややこしいのもひとつの売り、みたいな考え方が通用していたのだと思います。  そのような中、ミラージュへの評価が高いのは当然のことだったわけです。その後の更なるラスベガスの発展は皆さんご存知のとおり。NYNY、モンテカルロ、ベラッジオ、今年に入ってマンダレイベイ、ベネチアン、パリスと次々に新しい巨大ホテルがオープンしています。シーザースパレスもフォーラムショップスにパレスタワーと進化しています。前回の「ホテル考」で書いたように、スイートにでも泊まらなければ、部屋の作りにたいした差はありません。  現在のミラージュは、高級感ではベラッジオやシーザースには勝てず、使い勝手の良さではモンテカルロの方が上。つまり、特徴のない普通のホテルになってしまっているのが現状。しかし、なんとなく以前からのイメージ、評価が残っている。これが、のぶさんの結論です。

 これは、あくまでものぶさんの経験に基づく勝手な想像です。実際に評価している人がどう考えているかは知りません。まあ、人の評価はあくまでも参考。自分の好きなホテルを作るのが一番ですね。

 最後に、リゾカジマスターの最後の指摘、ミニマムのレートですが、確かにミラージュは若干低いミニマムのテーブルは少ないと思います。でも、大差はないというのがのぶさんの印象です。むしろ、ベラッジオが「高級」を売りにしてスタートした割には、カジノに関してはそれほど金持ちだけを相手にしているわけではないな、という方があたっているかも。 ミラージュについてだけでずいぶん長くなってしまいました。ビュッフェについては、後日第1.8回ぐらいを無理矢理つくってお答えしましょう。


このReportへのコメント(全 0件)

コメントの投稿

投稿するにはログインが必要です。
会員登録がお済でない方は≫コチラ

PASS: