リゾカジ カジノレポート

フランクフルト バートホンブルグ【ドイツ】

* ヨーロッパ 2005/ 06/ 28 Written by BBSTAR

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 フランクフルト近郊には私が判っている限り2カ所、賭場は開帳されているはずだが、その一つ、バートホンブルグを今日の主戦場にすることにした。

近郊路線S5に乗り終点の3つ手前のBad Homburgにいく。

フランクフルトからは約20分くらいのでとても近い。しかし私は初のジャーマンギャンブルということもあり、現地に宿を取りきっちり勝負するつもりだった。

バートホンブルグ駅(写真1)

駅を降り、タクシーに乗り込む。ここは珍しくタクシーが相当余っているようで駅の客待ちがこんなに多くいた。(写真2)

さて予約しておいたホテルは、賭場から一番近いホテルだ。(写真3)

民家をそのまま、ホテルにしました、ってかんじだ。ホテルにはいると、多分オーナーの3,4歳くらいの女の子が出てきて、かわいい声でなにやら言うのだが、もちろんドイツ語でわからん。

するとすぐにオーナーなのか、女の子のお母さんが出てきてチェックインとなった。そんな造りのホテルだから、フロントなんてそんなものはない。こちらで言うところのB&Bなんだろ。モミジ饅頭のあれではではない。

なぜか疲れて、寝てしまった。

おもむろに起きて腹が減っている事に気づき、時計を見ると19:30で寝ぼけちゃ勝負もできないから、腹ごしらえにホテルから3件隣の中華料理屋に入る。(写真4)

港式と書いているから香港系なんだろう。そういえばここしばらく香港に行ってないなぁ。メニューが来てもドイツ語と英語の表記なので、漢字のメニューはないのか聞いてみるがないんだそうだ。(しゃれではない)

お父さんお母さん娘がいて、どうみても、本筋のチャイニーズなんだけど、お客で中国人は来ないのかなぁ。とりあえず、定食っぽい牛肉とタケノコの何とやらとビールを頼む。

あと、バンバンジーはないのか紙に漢字で書いてみせるが、娘は漢字が読めなく、その紙を持って父親のところに行った。父親がやってきてバンバンジーはないが炸子鳥(ホントは又へんに鳥と書いていた)ならあるという。

それも追加でオーダーした。(写真5)

まずビールが来たのだが、お皿の下では小さなろうそくが二つ、チロチロ燃えている。

なんだろ?
料理が来て判った。料理がさめないようにするためのものだった。(写真6)
謎の鳥はこんなものだった。(写真7)
鳥の油揚げ(油通し)だ。
都合、28.5ユーロだ。

さてお腹も埋まって、勝負!(前段の話が長くてスイマセン)
周辺は大きな公園になっており、その中にカジノはあるようだ。

歩いて5分のところに看板があり、場所はすぐに判る。(写真8)
こぢんまりとしたカジノだった。(写真9)

中に入ろうとするとここのHP(http://www.spielbank-bad-homburg.de/de/)の表紙になっているおじさんが迎えてくれ、いきなりだめだめ、と言われる。はぁ?

一応ちょっとカジュアルだけどしっかり3つボタンの麻のジャケットにネクタイをしていったので服装ではないはずだ、と思いきやこのジャケットではだめだといわれる。なにー?

クロークでジャケットを貸し出すから、貸し代1.5ユーロと保証金50ユーロをおいてけという。普通の人ならなら、貸してくれるのかと感心に思うのかもしれないがこのジャケットはこのカジノのために、わざわざ日本から持ってきたものだ。しかもコッチは結構暑いから(最高温度はこの時期でも30度になっているようだ)

普段からシワにならないように注意して移動のたびに、汗汗しながら持ってきたっていうのに!クロークのオバサンも何でだめなのかしら、っていう顔をしていた。腹いせに、オランダではこんな事はなかったというと、ドイツは伝統を重んじるので、とヌかしよる。

入場料2.5ユーロも取られて、むかつきながら入った。今考えるとこの時点でもう既に、熱くなってしまっていた。

さて、一回りカジ内の構成を見た。
どうも服装はスーツで可のようだ。中にはオレが着てきたのと似たようジャケットを着ている人もいたりする。なるべくその人が視覚に入らないようになぜか、気を付けた。また、女性はくだけた人も結構いたが、さすがにジーンズはいなかった。

ここの台構成はルーレット5台、BJが5台しかない。
ミニマムベットはルーレットが2ユーロから、BJは10ユーロから。
その他のカードゲームやスロットルは、全くない。

その構成で済む賭場の床面積なので客層は、固定客がほとんど、といった印象だ。

台数は少ないが客の入りはまずまずで、もちろんルーレットに興味はないのでBJの席を見るが、席はどこも1又は2席しかいていなかった。
その中の一つの台に座り、ミニマムではじめてみた。
ディーラーがものすごく強く、バーストはしないし19,20,21で終わるから、初戦から8連敗した。この台はだめだと他の台に移るがどこの台でも、あまり調子に乗れない。やはり鬼畜ゲームバカラがないのは痛い。その後行ったり来たりで手持ちは凹んだまま、ゲームは進んでいった。

そんなこんなで進んでいくと、どうもロコ客の態度がとても気になった。
というのも、自分が負けると大げさな表情やジェスチャーをそのたびに一回一回するのはまだいいとして、どうも負けの原因をオレのせいにしたりする様に感じはじめた。
ただ彼等はドイツ語で言っているから、ナニを言っているか判らないのでなんか気に入らないの?と彼等に聞くと、オレを指さしてなにやら言っり、仲間と耳打ちしたりするのだ。初めは気にしないようにし、あまりひどければ席を立って他に移るのだがどの台にもこんな感じの奴がいる。
そのうち、オレのやり方にけちを付けているのがよーく判ってきた。
なぜ引かない!?なぜ引いた?!とうるさい。
よくいる、私はBJをよく知っています、て方々だ。
ところがケチを付けるそんな親父が必ず勝つかというと、そんなことはあるはずもない。
たしかにBJは、ストラテジーも存在する、ある面麻雀に似た確率論があるのだろう。
でもこれはギャンブルであるし、そんなにケチを付けたいなら、オレの掛け金保証してくれ。そしたらあんたの言うこと聞いたる。ただし、そんなにケチを付けるほどうまいなら、おまえが下に来て連勝してチップが山積みになるとこ、オレに見せてくれそしてそのBJで儲かった金で、家でも建てて見ろ!チューの、などと、頭の中で文句を言ってみた。
それでも彼等はその批判を止めないから、こちらも肝心のゲームでチャンスを見落としたりするほど、怒りの感情が収まらなくなってきた。ただ単にオレの頭が悪いだけなんだけども、麻雀とBJにイマイチのめれないのはこれもある。おかげでいろいろ助かっているのだとは思うのだが。

そのうちあまりにうるさいから、おじさんここに自分で賭けろよ、と言ってやったら、ふにゃふにゃ言うばかりで訳が分からない。
そしてディーラーからも私に、ドイツ語でなにやら言うからわからん!というと英語なら判りますか?と聞いてくる。
何だ?と聞くと
もし、じゃまが気になるなら私に言って下さい、ハウスに申し出ますから、と気を使って話をくれた。
こんな調子で勝てるわけもなく負けを最小限にして、急いでジャケットを返して出てきた。

向かいのバーでは、何かの撮影をしていた。(写真10)

フェラーリが2台あった。

そこで急に、あることを思い出した。そうだ!ジャケットの保証金を返して貰っていない。急ぎ足で戻り、あのHPのおじさんに言うと、ああ、ここにありますよ、あなたすぐに出ていったから、とヌかす。ジャケット返したときにすぐ返せ、チューの。保証金の50ユーロをひったくるようにして出てきた。くそ。

どうぞ皆様、バートホンブルグには御正装で。私の分まで取り返して下さい。


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