リゾカジ カジノレポート

マカオでBJ三昧

* マカオ 2007/ 08/ 17 Written by ジーオー

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8月4、5日(金、土)と、マカオに行ってきた。

本格的にBJプレーヤーになってからのマカオは、昨年10月におっちゃん、のんぶさんとご一緒して以来、2回目。今回は、その後オープンしたクラウンマカオの視察がメインになるはずだった。

GGでの楽しい前泊を終え、朝8時のエアマカオ搭乗のためインチョン空港へ。エアマカオのチェックインカウンターは、空港の左隅に近い、アシアナのカウンターを間借りしていた。手続きはスムーズに済み、いざ搭乗。しかし。。。

機体は旧式の3席2列。座席も座席周りもショボく、離陸すると、きしみやエンジンの轟音がこだま。CAもやる気なし。いわゆる「格安航空会社」の典型。これで正規運賃10万円超はショボン。今回頼んだ格安7万円でもショボンは否めない。マカオ直行便が限られている今は仕方がないが。。。。

3時間半ほどでマカオ着。到着ロビーにホテル予約カウンターがあった。くたびれた写真入りの料金表を見て、主戦場のサンズ周辺のホテルを頼むが、すべて満室。で、やや歩くが空いているという、スターワールド向かいの「帝豪」(HK$600)を頼むと「週末なので$950」との返事。週末はどのホテルも1.5倍程度になるという。うーんこれならネット予約の方が満足度は高いかな。

タクシーに乗り、オープン前のベネチアン(外観はベガスそっくり)、高層のクラウンなどをかすめてタイパ大橋を渡り、帝豪まで15分、$50。やはりアクセスはいい。チェックインまで時間があったので、荷物を預け、炎天下を5分ほど歩いてサンズへ。

3階のメインフロアで、とりあえず50万円を両替し、HK$31450をもらう(1万円=629HK$/1HK$=約15.9円)。私が臨むマックス$4000のGAKUストでは本来、最低でも$40000の手持ちが必要なのだが、マカオのカジノはグローバルスタンダードと違い、両替分を同一レートで再両替してくれるシステムでないため、両替差損を抑えるため小出しでの両替をせざるを得ない。

前回同様、BJエリアはテーブルの海。だが、レートを見てびっくり。前回は$100-4000、200-8000だったのに、マックスが半分の2000、4000になっている。これでは地場のSJMやギャラクシー系と同じ。純粋GAKUストが使えない。

考えること5秒。レート幅20倍だから、韓国で慣れ親しんだ5万-100万W(20倍)バージョンと同じと考えればよい。テーブルはマックス優先で200-4000とし、打たれ越し200、基本300-500-800、ベットアップ2400-4000で臨むこととする。

最初のセッションは、3回のベットアップをすべて1回目で仕留めて+$5900。次は最後に$4000のダブルを決め、ベットアップ2連勝で+$8200。上々の立ち上がりを決め、手持ちも本来必要な$40,000を確保。本当は軽くやってホテルに戻ってチェックインするつもりだったが、すっかりリズムがついたので、第2クールに突入。最初の2セッションを連敗したが、次の3セッションを連勝し、このクールをチャラにしたところで締め。

1階のプレーヤーズクラブのカウンターに行き、これまでの2時間ちょっとのプレーで貯まったポイントを聞くと、$120ほど(前回貯まった分が残っている可能性も)。ポイントはサンズ内での食事や香港行きのフェリーチケットに使えるということで、4階のフードコートで四川風エビ炒めライス($42)の遅い昼食。

さてホテルに戻ろうとフードコートを出ると、すぐそばにBJエリアが。なぜかここには、「100-4000」のテーブルがある。同じカジノで、「100-2000」と「100-4000」が混在しているとは思わなかったので、うれしくなってそこで第3クール開始(笑)。

だが、初心者ディーラーのディーリングの遅さにストレスを感じたため、ベットアップが入らないまま30分で切り上げ。他の$100テーブルは満席のため、空いている「200-4000」テーブルに転戦。ずるずるとベットアップを外し、トータルの浮きが風前の灯。空いた$100テーブルに移るが、ベットアップの波に乗り切れず、トータルマイナスに転落(泣)。時計を見ると、20時半。ちょっとのつもりが、ずるずるとやり続けてしまった。

でも、久しぶりに来るカジノでのプレーは、新鮮でいい。使っているチップの違いが、新鮮さに寄与してくれる。ミニマムのHK$100やHK$200は、オーストラリアやテニアンに換算すればUS$10や$25に毛が生えた程度なのに、HK$100チップの仕様が欧米圏でのブラックチップと似ているので、ちょっと大きいプレーをしているようなドキドキ感が生まれる(笑)。マックスのHK$4000となると、ドキドキ感は相当なもの。US$500程度の額なのに、US$1000を張るときよりも高揚する。テーブルでのピットや客の注目度も結構なものだ(笑)。

何より、サンズではBJエリアがあちこちに、しかもそれなりのかたまりとして点在しているのがすばらしかった。昔からのマカオのカジノでは考えられないことだ。今回のメインテーマのはずだったクラウンマカオ視察もいいが、たぶんここまでのBJテーブルの多さは望めないだろう。マイナスに転落もしたし、今日はサンズでBJづくしだなと思い、2階のいつもの主戦場へ。

しかし、ズルズルとマイナスを拡大。0時すぎまで2時間半ほどやって、トータル-$9300に。

2階のレストランで叉焼飯(チャーシューファン)をたいらげ、主戦場とは反対側のエリアを散歩すると、なんとここにもBJエリアが。こちらはバカラだけだと思い込んでいたのでうれしい発見。しかも40倍テーブル(100-4000)もあった。眠気も出てきたし、これが最後のクールと思いながらプレー開始。最初のベットアップのダブルを外したものの、その後ベットアップ都合5連勝。トータルがプラスに抜け出したところでプレー終了。

今日のプレー時間、正味10時間半。いやはや、初日から飛ばしたものだ。ホテルに戻って熟睡するのみ。帝豪ホテルの部屋は旧式で狭く、日本のビジネスホテル並み。さすがにカジノホテルだけにセーフティボックスはあるが、LANは使えず、することもなくひとっ風呂してベットに沈没。


翌日は昼前に起き、チェックアウトして荷物を預け、ブランチにしようとあちこちを流すが、これといった店がない。で何気なくウインへ入り、カジノ内のレストランで雲呑麺(ワンタンミー)。ウインのBJは40倍(100-4000)だが、ディーラーソフト17ヒットルールなのでプレーせず、隣のスターワールドを初訪問。

とてつもないデカさのロビーからエスカレーターでゲームフロアへ。ここのBJは縦に5、6台が2列並んでいたが、その時開いていたのは1列だけ。レートは20倍だが、普通の17スタンドルールだったので、軽くお手合わせのつもりで込み合う200-4000テーブルに。最初のベットアップを取り、次をスプリットダブルで取り、15分で$8200浮かせ、気分よく席を立つ。

上の階を散歩すると、なんと広々としたポーカーエリアを発見。アリストクラート社の「ポーカープロ」を使った機械ポーカーだが、マカオでポーカーエリアができているなんて…。

タクシーでいよいよクラウンマカオへ。タイパ大橋を渡ってすぐのところに、メルボルンの本家と同じ外観の高層ホテルがそびえる。入り口の「CROWN」のロゴマークも一緒。でも、エントランスを入った途端、荷物検査のゲートが目に飛び込んでくる。そう、入ってすぐがカジノなのだ。これは本家と大違い(笑)。マカオ仕様なのだろう。

1階はざっと見た限り、バカラとスロットだけ。さほど広くもない。で、エスカレーターで2階へ。1階よりも、いくぶん広々としている。奥の方にBJテーブルが2台開いていた。レートを見ると、25倍(100-2500、200-5000)。地場の20倍より若干広いところに、クラウンらしい配慮も感じさせる。

マックス5000テーブルに着き、軽く腕だめしと思ったが、せっかくだからプレーヤーカードを作ってからと、ピットに発行を頼むが、要領を得ない。同席のプレーヤーが「1階で作れるよ」と言うので1階のプレーヤーズクラブカウンターへ。パスポートを見せ、簡単なフォームに記入したら、すぐに本家と似たデザインの茶色のカードを手渡される。テーブルに戻り、プレー開始。

ここにはカクテルウエートレスがおり、普通にドリンクをオーダーできる。サンズでは、おばさんが引くカートから、そこにある飲み物を取るだけで、込み入ったオーダーはできないが、ここでは本家同様、好きな飲み物をオーダーして持ってきてくれる。込み合うマカオのカジノの一般フロアでは、このスタイルは珍しく、ありがたい。しかも、普通のコーヒーだけでなく、カフェオレ、カプチーノ、エスプレッソとバリエーションがある。さっそくコーヒーをオーダー。グラスも地場のカジノでは望めない、細長い取っ手付きのしゃれたものだった。それだけで幸せな気分に(笑)。

最初のベットアップを外し、基本モードでもじわじわ削られ、バイインの$25000が$10000近くまで減る苦しい展開。何とか次のベットアップのダブルを決め、-$2000まで戻したところで休憩。

3階へ行くと、大きな窓があり、そばにソファーテーブルが数台あった。マカオで窓やソファーのあるカジノに出会ったのは初めて。さすがはクラウンだ。幸いなことに、BJエリアは、そのすぐそばにあった。これならプレーの合間にソファーでくつろぐことができる。絶好の環境だった。

しかし、最初のベットアップの2回目($5000)をダブルで外す。次を取ったものの、同席プレーヤーのリズムが悪いのもあって-$10000で負け逃げとする。

さらにエスカレーターで上がると、4階はレストランフロアになっていて、5階にカジノフロアがあった。ここにはライブ演奏装置のあるバーがあり、3階のような大きな窓はない。BJは200-5000のほかに、300-6000、500-10000が1台ずつあった。マックス5000テーブルでプレーを開始するが、ベットアップ連敗で-$13800。これで遠征トータルが-$15000ほどになり、手持ち不足につき、さらに50万円を両替しようとキャッシャーへ。

ふと「クラウンだから、もしかして」と思い、尋ねた。「両替分の再両替は、同じレートでできますか?」。キャッシャーの女性は上司に確認したうえで、「できます」との返事。これまでマカオで望むべくもなかった、同一レートでの再両替。また一つ、うれしい気分に。ご丁寧に「いつまでホールドしますか?」とも聞いてくれる。本家と同じ書式の両替証明レシートをもらい、「この分はきっちりバイバックしに来るよ」と心の中で誓ってから、3階のBJテーブルへ。

マカオでは珍しい超高速ディーラーと1対1で、リズムよくプレー。最初のセッションはベットアップ3連勝で+$6600。次は第1ゲームで入ったベットアップを$3000のダブルで取り、さらに連続で入ったベットアップで$5000のスプリットを仕留め、2分で+$13200。これで難なくプラ転したが、次は長い長いマイナス領域でのプレーの末、ベットアップ連敗。2セッションのプラスを全部吐き出した上、さらに最下点に落ちる(泣)。

時間は20時前。今日は夜2時のフライトで出発のため、0時にはクラウンを出て、ホテルで荷物をピックアップせねばならない。

遠征トータルはHK$-20000弱。何だかものすごい負けているような気になるが、円に換算すれば30万円強。普段の遠征なら、問題なく許容できるマイナス額だった。

2階へ移り、再び1対1の勝負。最初のセッションを勝ち逃げするが、次にそれ以上を吐き出し、またも最下点更新。テーブルを移り、中国人、韓国人に挟まれた3人でのプレーが続く。2セッションで軽いタッチでベットアップを3連勝し、このクールをプラスに戻して、同じテーブルで最終クールへ突入。

ある時から、ディーラーのディーリングの間隔が極端に遅くなる。ベットが出揃っているのに、ノーモアベットの確認を何度もする。後ろではピットが常時、私のチップ量を目測している。調子を上げている私を、プラ転させないための時間稼ぎなのか。しかし、調子は上がる一方だった。

基本モードでじわじわとチップを増やし、ベットアップ2回目の$5000でBJ。最後は$3000をBJで仕留め、23時35分、遠征トータルプラス(HK$2800)に転換。心地よい疲れとともにカラーチェンジを頼むと、ピットはニコニコ顔で「フィニッシュ?」と話しかける。クラウンでは-8000程度のままだから、よしよしと胸をなで下ろしているのかもしれない(笑)。

再両替のため5階に上がろうとしたら、エスカレーターが2本とも下り方向になっていて上がれない。「VIPエリアなので会員だけしか上がれない」とスタッフ。夕方以降はこうなるようだ。両替が必要なのだと告げると、「向こうのエレベーターを使え」と言われる。エレベーターで5階に行き、別段カードのチェックもなくフロア入り。キャッシャーで50万円をバイバックし、プレーヤーカードをポイントリーダーに通したら、$35。3階のプレーヤークラブカウンターでフードクーポンをもらい、3階レストランで汁なし雲呑麺(ワンタン・ローミー)をいただき、タクシーでホテルへ。

近くの両替店で手持ちの香港ドルを円に換えたら、51万円に。遠征トータル、+1万円。両替差損がなければ+4万円。差損でマイナスにならなくてよかったとほっとする(笑)。次からは、両替はクラウンに決まり。ホテルも、ちょっと背伸びして、次はクラウンに泊まってみようかな。

BJのプレー環境としては、レートではサンズの100-4000テーブルがベスト。テーブル数もサンズが圧倒的に多い。雰囲気ではクラウンに軍配。一般フロアのプレー環境としては、人の多いメルボルンの本家以上にゆったりしている。

ルールはサンズもクラウンも同じで、ソフト17スタンド、ダブルはいつでも可、再スプリットあり(1回までか2回可能かは未確認、Aは再スプリット不可)、スプリット後のダブルあり、OBBO、サレンダーあり(ディーラーAの時は不可)。すべてCSMなのが気にならなければ、十分普通に戦える環境だと思う。また近いうちに再訪することだろう。
(おわり)

*このレポートは、リゾカジ.snsから転載したものです。


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