リゾカジ カジノレポート

未成年娘とプサン珍道中

* 韓国 2009/ 09/ 15 Written by YOW2

コメント( 3)

皆さま こんばんわ。バロンと申します。
未成年の娘と同伴なので、食・ショッピング中心でカジノちょっぴりの珍道中をしてきましたので宜しければお付き合い下さい。但し、長文なのでお気を付けあれ。


2009年8月28日から2泊3日、娘の誕生日祝いを兼ねて夫婦・娘の3人でプサンロッテホテルに行ってきました。JL967金海13:00着、ツアーではないので出迎えも無く、タクシーのりばへ直行し西面へ。ビュンビュン飛ばすので30分で到着。

「2年ぶりのロッテだ。」と、つぶやくもフロント係りは「そうですか。」と一言だけ。
43階建ての30階の2部屋にチェックイン。
19歳の娘は親の懐も気にせず優雅に1人 別部屋を所望。

部屋に荷物を置き、早速西面界隈へ散策。
遅めの昼飯をと思いきや、妻はあわび 娘はトンタッチをと。
私が整理し、昼はトンタッチ夜はあわびで承諾。すこし歩いてチョンダック店へ。
私と妻は周りを見てメニューを見て、辛くなさそうなニンニク味をチョイス。
娘は躊躇なくメニューの真っ赤っかのを指差しチョイス。

やがて運ばれてきたら、「6人前か?」と思うほど。
やっぱり娘のは真っ赤なタレがたっぷりで、さしずめ血の池地獄。
「気をつけないと・・・・死ぬぞ。」みんなでシェアリングして頂きました。
「おいしいね。メクチュおかわり。」妻は生HITEを3杯おかわり。私も負けずに3杯。

すっかりいい気分で西面散策再開。
露天屋台がずらりと並ぶのを冷やかしながら見回るが、娘は偽ブランド品には全く反応なし。ここぞとばかり「お祝いに何でも買ってやるぞ。」と誘うが拒否。
「あとで免税店へ行くもん。」ですって。妻も「偽物と中古はイヤ。」とのたまう。
「新品も買った瞬間から中古です。」と心の奥でつぶやいた。

私は韓国文化を味わいながら、Louis Vuittonのパンツと靴下を10枚購入。
「カッカチュセヨ。」の一言で60,000Wが50,000Wに。
手渡されたナイロン袋の中で、Louis Vuittonが、団子になっているのが素晴らしい。
正規で買えばこうはいかない。

西面にも若者向けの衣料店舗が多く、娘が入ると長い長い。
「なんでもいいから早く買ってくれ。」と祈るがお構いなし。
ようやく荷物を置きに部屋へ戻るが、娘が未成年のためカジノは深夜からと親の取り決めのため、プサンタワーでもと出発。眺めは山あり、街あり、海ありと通天閣に勝るとも劣らない。

やがて夕刻になりチャガルチ市場へ。
聞いてみるとチャガルチとは小石・砂利の意味で、その昔この辺りはチャガルチの上に魚を並べて売っていたことから名が付いたとか。現在、古い市場は壊され2006年に近代的なビルに建て替えられたが、以前の姿がどさくさの闇市風情で今となっては懐かしい。

さて、1階で魚介を選ぶのだが、おっしゃる値段が観光客価格。

「こちとら立派な観光客ですけどね。」
「そりゃないぜ、おねえさま。」

またもや「カッカチュセヨ。」を何回言っただろう?
2階に上がり、あわびのさしみ・バター焼き、さざえ、白身魚のさしみ、海老、蛸etc、それにいろいろなキムチでテーブル狭し。メクチュとJINROで盛り上がりました。
ちなみに御会計は220,000W。高いのか安いのか判りません。
すっかり酔いが廻りタクシーでご帰還。バタンキューで21時頃から妻ともども爆睡。


ハタと真夜中2時に目が醒め、「行かねば。」
妻をゆり起こし身支度もそこそこに。「いざ7LUCKへ。」


金曜の深夜というか土曜の早朝の割には人影がまばら。
「マカオの影響か? 新インフルか?」
ルーレット1台に4~5名、BJテーブルは3台満席、ミニバカラ1台満席、VIPは5~6名。やむなく10,000Wバカラ台を開けていただく。

BET 妻50,000W、私100,000Wでスタート。
BANKERスタートで調子良く5連荘を含めて、1,000,000Wほど浮いたところで、妻が、

「止めよっか。」
「目標が低いね、・・・座ったとこやし。」
「免税店行くんでしょ。買い占めるには足りゃぁしません。」

一進一退しているところへJAPANおじさん3人組みが編入。
いきなり1人のおじさんがTIEへ400,000W一点張り。

「そりゃないぜ おにいさん。」
オープン。お見事TIE。全員拍手喝采。
「見えましたか?」と私。

・・・・見えたらしい。そのあともそのおじさん執拗にTIEを追うが、ことごとくおはずしに。
・・・・見えてなかった。終盤7連続PLAYERも妻が押さえて、5,000,000WUPしたところで撤収。
勝利の女神がちょっぴり微笑んで、初日そうそう気分よく部屋に戻ることでき爆睡再開。

朝、娘が起こしにきて1階のペニンシュラで虎を見ながらバイキング。
食後、妻娘がLOTTE免税店へ行くと言うので、

「私が欲しいものは免税店にはありまへん。」と私は辞退。
「そのあいだカジノへ行ってはいけまへん。」とのお言い付け。

「韻を踏んどるなあ」と関心しつつ、部屋のTVでハングルの勉強でもと。TVに登場する女性タレントが、しばし見とれるほどの美しさ。どなたもこなたも。

やがて疲れも見せず妻娘が御帰還。こちらが気を使い、少し休んでから国際市場でもと。
プサンのタクシーは初乗り1,800Wととても使い易いが、日本語も英語も通じないのが多い。
中にはおじさんがサービスで懐メロなのか流行歌なのかを、アカペラで着くまで歌い続けてくれることもありました。降りてからも歌ってやがった。願わくばフロントガラスに「SINGING TAXI」と書いておいて下さい。

国際市場もLADYS&WOMENの靴・洋服・アクセサリー店が多く、娘にとっては、やはりWONDER LANDのようでした。外から見ていると、「そりゃ大阪でも売ってるで」というようなものを手にとって実に楽しそうでした。

一本通りを入るとMENS専門店も並んでいました。
その一店のWindowに飾られたブレザーに目をやっていると、すかさず店主が手招き。
「見るだけ 着てみるだけ」と言うので試着してみるとピッタリ。

店主「TOTEMO YOKUNIAU」
その気になりかけたとき、TAGを見ると「made in japan」の文字。
なんだか複雑な気持ちになり、色が気に入らないなどと丁重にその場を去りました。
娘の袋を一杯持たされて歩き倒し、TAXIでようやく部屋へ戻りました。

夕食は西面の焼肉「サモジョン」へ。運ばれてきた肉を係りのおばさんが一気に網へ。

「そりゃないぜ おねえさま」
「これが韓国流の焼き方。文句でもあっか」のような雰囲気。
全部網からおろして少しづつ日本流でいただきました。

「やっぱりおいしいね」と妻。
「鶴橋のほうがうまいような気が・・・」と私。

メクチュとJINROで盛り上がりました。歩いて帰って爆睡へ。

ハタと真夜中2時に目が醒め、妻を起こすも「今日は一人で行って」と。
風呂にゆっくりつかって精神統一を図り、身支度して「いざ7LUCKへ」


・・・・負けました。2,000,000Wほど。妻への報告はチャラと。
うしろめたさからかルームサービスを頼み、優雅に朝食をいただきました。

今日は海雲台へ行こう。夏も終わりに近づくが、ビーチの人出は溢れんばかり。
さしずめ湘南か須磨の様相。海雲台とくれば、やはりパラダイスホテルカジノ。

娘が小学生のときに一度宿泊し、ホテルの露天風呂と野外プールではしゃいでいたのを思い出した。娘は覚えていなかった。そんな会話中、妻娘はまたもや躊躇なくパラダイス免税店へ真しぐら。

「そんなにエエもんが有るんかい。エエもん安いのはイズミヤだけやで。」
待たされる私は店内をぶらぶらと。擦り寄り薦める店員さん。

「ちょっと触ったけど、見てるだけです。」
「お願いだから、買う気がない人を見極めてくださいな。」

ようやく満足気な顔した二人と合流。海岸散歩へ。
夕刻になり「何食べよっか。」
パラダイスホテルを背にして、ぶらり海雲台の繁華街へ。
で、またもやチキン屋の看板の前で足が止まり、鳥好き3人が、「ここでいいっか。」

入ってみると店内は全くのDomestickで、メニューも日本語・英語表記一切なし。
すべてハングルで、お客も全員若いテーハミング。メニューに写真が無いのでまったく判らず、やむなく他のテーブルのを指差しオーダー。

「表の看板にあれほど写真表示をしておきながら、メニューが不親切じゃないか。」
と心の奥でつぶやいた。が、出てきたチキンが大当たり。

「めっちゃうまいやん。」辛口娘もすっかりご堪能。

妻との酒盛りは言うまでもなく・・・・。
娘がいるのでやはりカジノへは行けず、そのままタクシーでご帰還。

「プサンロッテエ カジュセヨ。」
「ネー。」

会話はこれだけ。
この運転手さんは物静かで大変助かりました。

ハタと真夜中2時に目が醒め、

私「今日はどうするの?」
妻「行くに決まってるやん」

妻の長い支度のあいだに、私は精神統一を図り・・・・・。「いざ7LUCKへ」

人影は昨日より少なめ。

「大丈夫かいな?GKL」
「破綻倒産は無いだろが・・・・」

あきらかにお客より従業員のほうが多い。
「昨日今日がたまたまで毎日こうじゃないから、たぶん大丈夫よ」と妻。
日本他人事代表選手のようなお言葉をのたまう。

昨年夏にチェジュのRAMADA。PLAZAに泊まり、深夜0時頃 妻と二人でカジノに入ったら、お客は我らだけ。開店前かと勘違いしたが、戸惑いながらミニバカラテーブルへ。約30名の従業員の全員の視線を痛いほど感じた。

やがて一人のUSA在住の韓国人紳士が同席を求めて着席。打ち方が紳士的で意気投合。
場の雰囲気よく約2時間で初めて大台乗せることができました。記録より記憶と、引き止める紳士を振り切って退席。

「ト・マンナヨ」と私。
「Good Night」と紳士。

Cashierへ行き、背中に多くの「アンニョンヒカセヨ」を受けながら帰りました。
「アンニョンヒカセヨ」を和訳すると「今度来た時はタダじゃ帰さんぜ」でしょうか?
たまにしか来ませんが、韓国カジノ事情は深刻化を辿っているように見えるのですが・・・・。

で、土曜深夜というか日曜早朝のプサン7LUCK。
昨日のおじさん3人組も合流して、一進一退で時間だけが過ぎていく。
ここぞと思った中張りをはずすことしばしば。
「思った逆に張ってみたら」と妻に言われる始末。

横のBJの空きテーブルに一人のスーツ姿のJAPAN初老紳士が着席。
目視でおよそ2,000,000Wチップ量からスタート。
2BETであれよあれよと瞬く間にチップが増えていく。
一人でも楽しそうに、ディーラーをほめ倒しながら1時間ほどでタワーが6つ。
その後、数人が着席した時点でその紳士は退席。素敵な笑みをうかべてディーラーにポンと数枚チップで立ち去った。

「かっこいいね」と妻。
「俺も予定表ではあのように・・・・。」

娘が「起きた」とのメールを受けてラスト勝負。
BANKERと思ったのでPLAYERに1,000,000Wと500,000W BET。
裏目であっても有終の美を飾れて、本日は正真正銘のトントンに。

みんなで遅めの朝食を取ったあとで、お昼にチェックアウト。
出発まで時間があるので妻娘はLOTTEデパートへ。

「そんなに買ったら家に入らんぜ。」

妻娘が戻ってきて空港に向かうTAXIの中で事件が起こった。
TAXIといっても、用意してくれた7LUCKの黒塗リムジンの中で「携帯がない」と娘が言い出した。
ホテルを発車してすでに15分。「部屋に置き忘れたの?」と妻。

すかさず日本語を理解した運転手が、自らの携帯で本部へ連絡してくれた。ホテル側が部屋を捜索。連絡があり、「見当たりません、発見次第郵送します」とのこと。
今更引き返してもどこを探していいのやら。そうこうするうち空港到着。
娘は半ベソ顔で観念した様子。

「またお越しください。」と運転手。
「カムサハムニダ」と娘。

あきらめて搭乗手続きをしているとその時、帰った筈の運転手が駈け寄ってきて、

「後部座席の隙間にめり込んでいました。」
と、娘の携帯電話を渡してくれるではありませんか。

「ありがとうございます!」
「サンキューベリーマッチ!」
「カムサハムニダ!」
「シェーシェー!」
「オブリガード!」
「他にもっと無いか?感謝の言葉」

オッと手ぶらでは帰せません。
「取っといて」と先頃発行されたばかりの新50,000W札2枚を渡そうとするが、頑なに受け取らない。
出口のドアまで渡そうと追ったが、受け取らずに去っていきました。政治汚職が取りざたされている韓国で、教育が行き届いている姿に、

「ありがとう、7LUCK」
暗い顔だった娘の顔が一変して晴れやかに。
そこで娘が一言、「お腹すいたわ」だと。
「てめえのケツの下に敷いといて大騒ぎとは何たることか、深く反省を」と思いましたが、
・・・・言ってません。

良かった良かったと2階のレストランへ石焼ビビンバを食べに行きました。
ところがここの石焼ビビンバがとてつもなく辛い。コックが香辛料の量を間違えやがったと思うくらい。3人とも唇が腫れ上がりました。

流行の兆しの新型インフルエンザの影響もなく、親子珍道中も無事 関空到着。
ともあれ韓国カジノが以前にも増して活気を取り戻すことを心から願う次第です。


・・・・・・・ 追 伸 ・・・・・・・

帰宅後、世紀の衆院選投票は済ませました。
国民の義務として ・・・・念のため。
長文に最後までお付合い頂きまして誠に有り難うございます。


このReportへのコメント(全 3件)

2009/09/16(Wed) 00:00

BIGKAT

YOW2さん

ユーモアがあって大変面白いレポートでした。また楽しみにしています。私も来月中旬ミレニアムに行ってきます。11月はかみさんとゴールドコーストのオフ会に・・・どこかでお会いできると良いですね。

BIGKAT


2009/09/17(Thu) 00:00

YOW2

はじめまして BIGKATさん

コメントありがとうございます。

是非カジノは凱旋してください。
私、多趣味ゆえに、オフ会に時間をまわせず、
なかなか参加できずにおりますが、
運命のいたずらで何処かでお目にかかれる日を
楽しみにしております。

バロン


2010/06/25(Fri) 03:16

ジナ


 はじめまして心なごむレポートでした。
 
  プサン7ラックは最強の感想なのですが。

  オフ会で会えること楽しみにしております。


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