リゾカジ カジノレポート

リゾートワールドで3日間試しました

* シンガポール 2010/ 04/ 13 Written by Cuatro

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今話題のResort World Sentosaに行ってきました。

DAY1:前日深夜のUA便で香港到着。タクシーで今回のお宿ビクトリア・ホテルに直行。
小さいホテルながら設備はきれいで、ネット上の評判もいい。すぐ近くのビクトリアストリートのフードコートでシンガポール名物チキンライスで腹ごしらえをして、いざセントーサへ出発する。とりあえず、ブギス駅から地下鉄で向うが、セントーサ島の入り口にあるVIVO CITYまでは30分も掛からない。VIVO CITYからはモノレールとバスがあるが、とりあえずバスを選択(片道2ドル)しかし、ここで間違ってセントーサ行きバスを選んでしまい、ユニバーサルスタジオとマーライオンを横目に一番奥のビーチステーションまで、ノンストップで着いてしまう。そのため、結局、モノレールで2駅戻る羽目になった。正しくはリゾートワールド行きバスを選ばないといけない。
まだまだ、完成途上にあるようなアーケードを抜け、地下に降りると、そこがカジノ。聞いていた通り、入り口で外国人とシンガポール人は分けられており、パスポートを見せたらあっけなく入場できた。服装にもうるさい様子はなく、短パンの人もいた。

場内は結構広く、禁煙エリア、喫煙エリアとシンガポール人専用エリア、そして、すでに報告があるように2回はVIP専用になっている。マニラのResort Worldより圧倒的に広く、禁煙エリアは天井もオレンジ色でなかなか華やかで福を呼びそうな気がする。デザイン的にはグランドリスボアに似た感じである。一方、喫煙エリアは場内が暗く、狭い印象で、その上禁煙から来ると、とことん空気の悪さが身にしみる。ギャンブラーの巣窟といった感じ。ここまで、差別が徹底しているのはさすがシンガポールだからか?と妙に納得。

ゲームはバカラ、BJ、ポンツーン、カリビアン、3カードポーカーとひと通り揃い、その上、マカオには見かけないテキサス・ホールデムのテーブルもあるのはありがたい。
参加する前に一通りチェックと思って見回すと、バカラ、BJ、ポンツーンのテーブルはミニマム50と100のシンガポールドルで、香港ドルに換算すると、約300HKDと600HKDのテーブルだから結構高額である。ポーカー系のテーブルはさすがにミニマム10シンガポールドルからあって、こちらの方も人気である。

カジノ内の両替は最悪のレート。空港の両替よりさらにレートが悪い。マカオや韓国ではまともレートでカジノが両替を提供しているので、ここもそうだろうと早合点して、事前に両替せずに来たものだから大失敗であった。事前に市内のオーチャード通り辺りの両替店での両替をお勧めする。

かなり混んでいると聞いていたので、早速空いているポンツーンテーブルのサードベースを確保。ポンツーンはマニラでやり込んでいたので、まず、大丈夫だろうと高をくくっていたが、ゲームが進むうちに恐るべきゲンティンルールを思い知らされる。
はっきり言うが、ゲンティン系のカジノルールはマカオやマニラに比べて相当プレイヤーに不利である。
例えば、ポンツーンは10を抜いているため、バーストになりにくく、その分出来るだけ高い手が要求されるが、一方、プレイヤー側には3回までなら何度でもダブルができるという必殺技がある。ディーラーのカードが6で、自分が合計5の場合、ここでダブルをし、さらに3を引いて8になったらさらにダブルし、2を引いて10からダブルでピクチャーを持ってきて、ダブル3回で20を作るなんて言う芸当も可能である。これが嵌まると一気に損を取り戻すこともできるのである。ところが、ゲンティンでは1回しかダブルができない。これは最初にテーブルを見た時にすぐにわかったので、まあ仕方ないと納得してゲームを始める。

50ドルのテーブルで持ち金1000ドルで始めたが、当初、ほとんど手にならず、あっという間に残り400ドルを割る。ディーラーは飛ばないわ、こちらは無用に14とか15ばかりが続く。
「あかん…初日はマイナス1000ドルからスタートか。何でいつも初日はマイナス何だろう」と半分あきらめかかったが‐(Cuatroは必ず初日は負け越すというジンクスがあります)‐その後、一進一退が続き、しかし、ここで、起死回生の手がやってくる。ディーラーの3に対してAAである。当然のごとく「スプリットでお願いします!」するともう1枚Aが来てもう1回スプリット。そして、1枚カードを挟んでもう1枚Aが…ここは行くしかないでしょ。再度、スプリットのゼスチャー。ところが、ディーラーに「スプリットは2回しかできません」といわれてびっくりする。マカオのBJでもスプリットは3回まではできたはずだが…ポンツーンで出来ないの????
まあ、でもその回は結局ディーラーがバーストしたので良しとしたが、もう気分的には、プレーヤー側が勝つのは難しいと思うしかなく、そこからは守備型に戦法を変更する。

そこで、ディーラーが9の時に、15を引いたので、サレンダーをしようとしたが、これがまた認められない。驚いて、ディーラーの隣にいたマネージャーに聞くと、
「Aとピクチャーに対してはサレンダーできるが、それ以下に対してはできない」との返事。
「マジで??」
「本当です」苦笑するマネージャー
「マカオやべガスでもこんなプレーヤーに不利なルール聞いたことないよお」
「すみません」マネージャーの顔からもそうだよなという表情がありありと見てとれる。
隣のシンガポール人もここじゃそうなんだと教えてくれる。
マニラのResort Worldも同じルールだったかなと記憶を探ってみたが、これはシンガポールルールのようだ。おかげで‐100ドルに戻したところで、潮時とばかりに退散する。

土曜日ということもあって、場内は19:00を過ぎると噂どおりに異常な混み方になってくる。バカラやポンツーンのテーブルは二重三重の人だかりで、席が開く可能性はまずありそうもない。といっても、周辺には開けられていないテーブルがいっぱいある。ポーカールームのテーブルも何時まで経っても御開帳になりそうもない。
「ポーカールームは何時から空くの?」と聞くと、「ポーカールームを開けられる人間がいない」とのこと。
どうやら、カジノはオープンしたが、それに伴う人材育成が間に合っていないようである。実際、一つのテーブルで同じディーラーがプレイする時間も長く、そこにも人材不足が見え隠れしているようだ。いずれ周辺のテーブルが全部開けられるだけの人材が揃えば、もっとゆったりとプレイが出来るのだろうが、その前にサンズがオープンしてしまうのではないかと心配だ。

何時までも空きそうもないテーブルを囲んでいるのも馬鹿らしく、この日は‐900ドルで10時ころにタクシーで帰る。バスも市内まで出ているが、タクシーでも中心部まで、10ドルほどだから、こちらの方をお勧めする。

明日、日曜日は昼の早い時間に来てみるつもり。

DAY2.
再びセントーサへ。今回はリゾートワールド行きのバスをちゃんと選ぶ。こちらも料金は2ドル。直接リゾートワールドへ行くが、巡回バスなのでぐるっと回って、リゾートワールドに着くまで2か所ほどバス停に止まる。昨日のセントーサ行きバスとどっちが早いかは微妙だ。

日曜日もさすがに盛況。入り口付近のバカラテーブルは黒山の人だかりで、奥の方の50ドルのポンツーンテーブルに空きを見つける。あまり気は進まなかったが、他に空いてるテーブルも見つけられなかったので、とりあえず500ドルを投入して様子を見る。
が、結果は惨敗。みるみるうちに500ドルがなくなり、追加するものの、ものの1時間で1000ドルが消える。ミニマム50ドルのテーブルで、1000ドルがあっという間になくなるのだから、どんだけ酷いことか!というのも、あまりにもデンジャラスなプレーヤーが多すぎる。シンガポールではカジノがスタートしたばかりだからか?ベーシックストラエジーを理解していると思える人はごくわずか。ディーラーのカードが‘5’や‘6’でも平気でヒットしてゆく。そして、バーストすると、「何だよ!」というような顔をするが、こちらは「そこはステイですよ」と言いたくなる気持ちを押さえてプレイしないといけないから、尚のことストレスが溜まる。結局、BJ系はこのゲームで一切あきらめることにした。


そこからはゲームをポーカー系に切り替える。これなら、他のプレーヤーを気にする必要もない。そこでテキサス・ホールデムに挑戦するが、これが凄い当たりで、いきなり、AQ、AK、AJ(SS)を連発。あっという間に今までのロスを取り戻す。ここでやめておけばハッピーエンドだが、まだものの30分もプレイしていない、その上、一度席を立てば、新たにテーブルを見つけることは不可能だ。そこで、プレイを続けると、今度はお約束のように、ジリジリと負け越してゆく。しかし、最後に手札が7のペアから、場に7が2枚出て4カード完成。かろうじて300ドル浮いたところで終了。あとは、カジノのフードコートでお粥を食べて終わる。

レストランは一軒FULL HOUSEというちゃんとした店が入っているが、あとは普通のシーフードコート。お粥やラーメン、点心、ご飯もの、ベジタリアンフードなど一通りそろっているが、味はマカオの方が断然うまいと思う。

DAY3
最終日。平日なのでゆっくりプレイをすれば、マイナスを取り戻して大勝ちすることも可能との確信をもってカジノへ。今日はVIVO CITYからモノレールを選ぶ。料金は3ドルでバスより1ドル高いが、直行でリゾートワールドに行け、当日中であれば追加料金なしで往復も可能なので、これから行かれる方にはこれをお勧めする。VIVO CITYにはフードコートも入っているので、そこで腹ごしらえしてゆくのもいい。

平日だから空いているのかと思いきや、相変わらずの人だかり。テーブル数も若干減ってはいるが、それ以上に人が多い。BJのテーブルでこんどこそはゆっくりとプレイをしたいと思っていたが当てが外れる。それでも後ろから見ていると、相変わらず、ディーラーのバーストカードが見えているのに、ヒットしたり、逆にディーラーがピクチャーなのに13、14からステイしてみたりと、ちぐはぐな展開。これでは、どうにも勝てそうにもないので、再びテキサス・ホールデムのテーブルが空くのを待つ。

ミニマム10ドルのテーブルに空きが出たので、速攻で参加。昨夜一緒になったシンガポール人のお姉さんも現われて、ともにプレイ。この人は何故か、日本語が結構達者で、大阪に遊びに行ったとか、北海道にスキーに行きたいとか話が盛り上がる。そうすると、周囲の人たちも「おお、日本人か」というような具合で、「トーキョー」とか「ダイジョブ」とか「アジノモト」とか、知ってる単語を並べて来るので、場が和んで盛り上がる。しかしながら、勝負は一進一退といったところ。盛り上がってるから、まあいいか。

そこに、マレーシア人の爺さん(ゲンティンマレーシアのカードを持っていたので多分そうだろう)が現われてから、ゲームが動き出す。まず、爺さんがAAを引っ張ってくる。そして、場にクローバーの4と2が現われて、「ストレート手だな」という時に、「5!5!5!」と連呼。すると、リバーがクローバーの5.爺さんは興奮してテーブルを叩きまくる。その手は何とクローバーの6と3でストレートフラッシュの完成である!一同拍手の中、何となく昨夜のように流れがプレイヤー側に傾いてゆくのが分かる。その後は皆がスムーズに勝ち始め、一方、ディーラーの顔にはあきらめに似た表情が浮かんでいる。
ここぞとばかりにベットを増やして勝負すると、ついにこっちものAAの手がやってくる。その上、場にAと8が2枚現われて、フルハウスまで完成。
その後はツキまくり、AKやAQ、KKなどのボーナス手を連発し、おかげですべての損を取り戻して、多少の浮きで3日間を終了した。

実際プレイしてみると、マカオの方がテーブル数も多いし、プレーヤーのレベルも高いので安心して勝負できる。また、テーブルでのコーヒーやアルコールのサービスなども、リゾートワールドはまだ乏しい。何より、人材が不足しているように見える。しかし、テキサス・ホールデムがあるのは楽しいし、シンガポールで都市型リゾートをと考えれば、面白い選択肢だと思う。この後オープンするサンズが登場すれば、全体のレベルも上がってゆくと思うので、また、折を見てやって来てもいいかなと思った。

蛇足だが、こうした都市型カジノの成功を見ると、早いとこ東京にもカジノを誘致すればいいのにと本当に思う。地域も活性化するし、ブラックマネーの問題は免許制にすれば防げると思うのだが。


リゾート・ワールド・セントーサ Resorts World Setosa


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