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*ヨーロッパ

「バート・ライヘンハル」のツラ張りの賭け人

Written by 独逸の旅打賭け人

投稿日:2010/12/11

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Casiono Report

バート・ライヘンハルはドイツの最南東部、オーストリアとの国境に近い山あいの静かな温泉町である。もう少し南に行くと、ドイツでも最も美しく神秘的な湖といわれる「ケーニヒス・ズィー(王家の湖)」に行き着く。この町の近くには古くからの塩鉱があり、その岩塩によってザルツブルグとならび繁栄してきた。現在は、ドイツアルプスの麓のリゾート地として人気の高い町でもある。
このバート・ライヘンハルにも、小さなカジノがある。バイエルン地方を中心に9箇所のカジノを運営する「バイエルンカジノ会社」の経営によるもので、町を貫く街道沿いの近代的な建物で営業されている。小さなカジノなので、ふだんはクイックテーブルという立ってプレイする小型のルーレット台が2台使われているだけで、ビッグテーブルと呼ばれる本格的なルーレット台やカードテーブルは備えられているものの、使われることはほとんどない。
 

その賭け人は昨夜と同じように、クイックテーブルの1番台のアウトサイドに張りやすい場所に置かれた小さなスツールに腰掛けて、ルーレットの出目を注視していた。他の賭け人のように、賭けるチップの位置を大声でディーラーに指示したり、ウィール(回転盤)が止まる間際にテーブルの数字に急いでチップを置くという騒ぎに加わることはないので、まるで賭けに参加していない観客のように、その存在感は少しも目立つことはない。ネクタイはしているものの、着古したシャツとジャケットの中背の男は、常勝の賭け人とは到底思えない。5ユーロのノーマルのチップをジャケットのポケットに忍ばせて、何回かに1度だけアウトサイドの、赤・黒、前半・後半、奇数・偶数、大・中・小、1・2・3列のゾーンに数枚のチップを置くだけである。ルーレットの賭け人は、基本的には1から36、そして0の37個の数字を追って賭けるのがふつうである。ひとつの数字に賭けて当てることは難しいので、狙った数字を取り巻くいくつかの数字に賭けることも多いが、なにしろひとつの数字に賭けて当たれば、36倍になって戻ってくるのである。一般的には置いたチップはそのままにして、払い戻しは35枚、ディーラーにティップとして1枚与え、実質34枚が手元に戻ってくることになる。ルーレット台の傍にはそれぞれの台の現在までの出目が電光表示板で表示され、いやが上にも賭け人の賭け心をくすぐっている。長時間でみると0を含んだ37個の数字の出目は似た確率になるはずであるが、一日や数時間の短期では偏る傾向があり、頻繁に出る目と死に目とが起きてくる。頻繁に出る目を又出るだろうと狙うのが順張り、死に目になってぃるような目がもう出るだろうと狙うのが逆張りである。逆張りはあらゆる博打で大負けの要因となるもので、ルーレットにおいても同様である。37回に1度出るはずの数字が100回廻してもまだ出ていない、これは絶対に出ると思って賭け続けると、いくら賭けても出ないで大敗となってしまう。皮肉なことに、賭け人が賭け金が尽きてテーブルを離れた瞬間にこの数字が出たりするのである。ルーレットも博打であるので、あくまでも順張りに徹することが勝ちに繋がっていくといえる。

赤・黒、前半・後半、奇数・偶数は当たっても2倍にしかならないが、大・中・小、1・2・3列は当たれば3倍になる。3倍という数字は大きくは見えないが、当たったチップをそのままにしておいて、もう1度当たれば9倍となる。さらにそのままにして再度当たれば、なんと27倍なのである。これは、下手に数字を追うよりも安定して稼ぎ易いということでもある。30年ほど前、まだ小型の電卓などがない時代、ドイツのカジノでは手回し式の計算機を持ち込んでチームを組んで稼ぎを狙う賭け人たちが結構見られたものである。彼らは決まって1晩に数回しか賭けない、それも2倍に取れる赤・黒、前半・後半、奇数・偶数だけに賭けていた。ただし、1回の賭け金は大きく、リミットいっぱいの当時の1万マルク(100万円弱)位である。確率の高い過去のデータからの出目だけで賭けて、3回の内、2回は確実に当てるというやり方であり、それでも1晩に100万円近い稼ぎになったのである。
18時を過ぎて佳境に入り始めたころに、小の目(1~12)が多く出始めて、26の大が出た後、8回続けて大(25~36)が出ないことがあった。その後の13投は大・中・小バラバラに出ていたが、続く9投はまた大が全く出なくなった。この流れから先ほどの賭け人は大を狙い始めた。次の10投目は31、その後は、17(中)-2(小)-32(大)-23(中)-32(大)-13(中)-7(小)-32(大)とジグザグが続いたが、その後に31の大が出、ここで賭け人は20枚(100ユーロ)のチップを大の枠に置いた。出た目はリピートの31、チップは60枚に増えたがそのまま置き張り。次は33、180枚に増えたチップをこの賭け人はそのままにしている。次の目は28、チップはなんと540枚(2700ユーロ)に増えた。ここで初めて賭け人は、360枚を引いて大の枠には180枚を残した。次の目は32、また540枚になったが先ほどと同じように360枚を手元に引く。次はまたまた大の36、ここでも360枚を引く。次は小の5、賭けた180枚は無くなったが、手元から180枚を出して再度、大の枠に。出た目は28。増えた540枚のうち360枚を引く。次の目は2。流れが変わったと読んだようで、その賭け人は静かにテーブルを離れた。大のツラ目が出る前はトントンだったとすれば、このツラ目で1240枚のチップを得たことになる。金額に置き換えると、6000ユーロをゆうに越えている。しかも、時間的には15分程度のものである。ちなみに、その後の出目は、1-31-0-15と続いたのである。この大のツラ目のように、順張りで当たりに付いていくのを、博打の世界では「ツラを張る」という。数字に当たるとディーラーに祝儀として、ティップを渡さなければいけないが、ゾーンのあたりではいくら多額でもその必要がない。実はこの金額もバカにならないのである。筆者はこの時間、数字だけを追っていたが、結果的には勝ったもののわずかに100ユーロ、そしてディーラーに渡したティップの合計は600ユーロを超えていたのである。
当たった回数だけは多かったが、集中的に当たっていなかったため効率的でなかったということである。
この前夜のこと、24-20-0-24-35-29というように、黒が0を挟んで6回続いた。0が出た時の扱いは、0がひとつしかないフレンチルーレット(ヨーロピアンルーレットともいわれる)と、0と00があるアメリカンルーレットでは全く異なっている。アメリカンルーレットでは、0が出ても00が出てもこの数字以外に賭けられている壁手のチップはハウス側の総取りとなる。フレンチルーレットでは、赤・黒、前半・後半、奇数・偶数の2倍賭けに賭けたチップだけは総取りとならずに、賭けた金額の半分が賭け人に戻されるか、牢獄に入るといわれるように賭けた枠から半分外されて、次にその枠が当たった場合に元に戻される。わかりやすく言えば、2倍に賭けた時だけは半分だけ取られるということなのである。ここでわかるようにフレンチルーレットとアメリカンルーレットでは、ハウス側の取り分(控除率)が絶対的に違っているのである。数字に賭けた時だけを考えても、控除率はフレンチルーレットの約2.7%に比べて、アメリカンルーレットでは約
5.26%と倍近くになるばかりでなく、上記の2倍賭けの扱い、さらに36個の数字の配列と、すべてにおいてハウス側に有利に設定されている。
話を0を挟んで黒が6回出たところまで戻すと、この後、赤が3回続き、そして10の黒に戻った時から、あのツラ張りの賭け人は黒に賭け始めたのであった。最初は5ユーロのチップを10枚。出た目は22の黒、そしてチップは置き張り。次の目は2の黒、ここも置き張り。次の目は4の黒、ここでも置き張り。この時のチップは80枚。次は31の黒。ここで初めて半分の80枚を引いた。次の目は20の黒。その次は13、4、35と黒が続いて、10から10投目で9の赤。この間、当たったチップから80枚づつ引いているので、手元の合計は390枚。1枚5ユーロであるから、1950ユーロになる。この賭け人は9の赤が出たところで、手元のチップをすべてポケットに入れ、何事もなかったかのように静かにルーレット台を離れて行った。

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