リゾカジ カジノレポート

入場料１００ユーロ　パリのカジノ

ヨーロッパ 2011/ 07/ 15 Written by 成田治三郎

コメント（ 4）

その日は突然やってきた。

2010年1月19日、日本航空が破綻。
ちまちまとマイルを貯め、家族マイルを集め、２０万マイルに達していた私にとっては
それは突然のニュースであった。

マイルの還元率が悪化する前に使わねば。
こう思った私はパリからイタリアに入る旅行を計画した。

休みは確保したが、マイレージでは座席がなかなか確定しない。
フランクフルト経由なら取れることを発見し、フライトを確定したのは２０日ほど前だった。

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ということでフランクフルトに行きました（１泊）。
町中にはカジノはないと聞いていたのですが、ビデオポーカーならあるようですね・・
テーブルゲームなら空港ゲート内にある、と聞いていたので、乗換えのために
１時間ほど早めに空港へ向かいます。これなら１時間半ほどは遊べるでしょう。

terminal 3に向かい、あっさりしたセキュリティチェックを経てゲート内に。

あれ、カジノの表示がない。


※　フランクフルト空港内のカジノはterminal 2（パスポートコントロール有り）
のゲート内にあります。

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探し回っているうちにボーディングの時間となり、行ってみると、表示時間が変わってる・・
・・結局３時間遅れだったので、その間ぼーっとしてました。はい。

シチリアのカターニャに着いたのは夜遅く。慣れない道で・・・（普通の旅行記は書いても仕方がないので以下略）。


※ 海外でシーフードを食べるときはお醤油を忘れずに

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ひとまずパリ観光だ。パリは凄い。至る所に・・（以下略）。


※　有名なセーヌ川クルーズ、『バトームーシュ』には中国語、ハングルの音声ガイドがあるが
日本語の音声ガイドは無い。


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パリのカジノは郊外の温泉地と、繁華街にあるというのは調べていました。
繁華街のは入場料１００ユーロ、しかも期限は年末まで・・
http://www.aviationclubdefrance.com/en/

２０万負けると不整脈が出て、夜眠れなくなる私には大金です。

まあいいか、BJのミニマム20ユーロだし。勝てば問題ないしと、自分を納得させ
（↑破綻者に多い思考形態）いざ、カジノへ。

０時前に到着し、屈強な黒人ボディーガードを横目に見ながら受付へ上がる。
入会金をしはらってカードを貰い入場。

重厚な内装のロビーに入ると

・・・・・やっぱり居たよ、大量の中国人。

まだ０時というのに、酔った帰りにソープで順番待ちしてる自営業のおっちゃんみたいな
雰囲気で中国人が漂っています。

みんなジャケットなんか着てません。居酒屋の制服（ジーンズとTシャツ）で十分そうです。
ついでにゲーム中にサングラスすると注意されます。

ルーレットはなく、トランプを使ったギャンブルのみでした。（HP参照）

※　トイレに男女の表示はありませんが、奧が男性用です。


ーーーBJ編ーーー
ポーカーは一杯なので、ひとまずBJへ。
ここではPOK21と呼ばれています。

ボックスの前に２０ユーロを置き、いざ勝負。撃ちてし止まん！

と思ったら、ボックスの前にある『POK』のところにアンティを置け、とのこと。うん？ペア強制か？と思いながら周りをみると、皆さん置いていらっしゃる。とりあえず２ユーロ置いてみてゲーム開始。

私のカードは『VとV』。おっしゃー！ペアできた！！
・
・
・
というか『V』って何？
隣には『R』とか『D』とか書いてるし・・・・


※ここでは
キング＝R
クイーン＝D
ジャック＝V
なんですね。知りませんでした。

　でも、なんでペアベットの分くれないの？外れたヒトのは回収しないの？
と思っていると全員の分を配り終え、ディーラー（以下DL）8Aで終了。
DL以外のトランプを回収しました。
文句を言おうにも、横で『６６』で当たった人も文句を言わずに待っている様子。
やがてDが先ほどの8Aをおいて１枚ずつカードを、５枚になるまで並べます。
『V4A』。

Aを２枚前に出し、『POK』に残っているチップに1:1でチップを置いていきました。


※POK２１（パリジャンスタイル）のルールのまとめ（見た感じ）

1.ANTI ２ユーロ以上をベット
2.ボックスにベット
3.DLがカードを配り、普通にブラックジャック。その分の配当支払い
（ダブルはいくつでも可、サレンダー無し、インシャランスは制度が無い、DL後引き）
4.終了後にDLのカードが５枚になるまで追加
その５枚でポーカーの役を作る
作った役に応じてANTIに置かれた金額に配当を付ける
　配当は
JJ以上のワンペア　１倍
ツーペア　２倍
スリーカード　３倍
ストレート　４倍
フラッシュ　５倍
フルハウス　６倍
（そこから先は見てません。）
ANTIに関しては増えることもあるのですが、微妙に減っていきますが、
毎回ペアベットするほど急には減りません。


　DLは全員英語を話します。そしてみんな非常にてきぱきとディーリングしてくれます。
アンヌ（想像）、金髪の陽気な美人です。ガブリエラ（想像）はラテン系。
京都・大阪に来て清水寺にも行った、と言ってました。
　この二人は良いのですが、ジャンピエール（想像）と、アンドレ（想像）はいけません。
『ここに置いてある金、全てかっさらってやる』というオーラが透けて見えます。

　お客さんもほとんどフランス語をはなし、慣れているような気もするのですが、
ベーシックストラテジーを守っていないひとも多かったですよ。
ただ、ANTIを払うのがイヤなのか、自分のボックスに賭けず、
バックベットばかりする人も多かったですね。
チップ乞食は居ませんでしたが、（普段から何か貰っているのか）代わりに
席をキープする役割をしているおばさんはいました。


※ すぐに覚えるフランス語
チップ変えて　シャンス
（ステイ）いいね！　トレボーン
２１　バンテアーン

ーーーポーカー編ーーー

　さて、ポーカーですが、はっきり言って勝負になりませんでした。
ノーリミット（２−４・５−５）・リミットのテキサス、オマハがありましたが、
とりあえず何をするのもイニシャルの登録が必要です。
小柄で気さくなバーニー（想像）に声を掛け、BJで遊びながら待ちたいと伝えました。
バーニーは気の弱そうなオリビエ（本名）に順番が来たら見に来るよう伝え、
２−４のノーリミットで登録した後、BJで遊びながら待ってました。

　リストを見に行くと私のイニシャルが消えている・・・
オリビエに文句を言うと『済みません。忘れてました、空いたら次に入ってください。』
・・しばらく待ってシートが空いたので参加。
私『アロー』
周囲『・・・』
さすがに夜２時に挨拶してる場合ではないようです。

　ここでも基本的に英語は通じますが、周囲の人には英語で言っても
あんまり返事はありませんでした。
『お一人様でも遊べます』の雀荘みたいで、フランス語を解さない一見さんには
厳しそうです。眠かったこともあり、じわじわスタックを減らしていきました。
プリフロップじり貧オールインで150ほどをあっさりコールされて
盛り上がらないまま終了。


結局２日で３回行き、ヨーロッパに来てからの飛行機代ぐらい勝ち、帰途につきました。


アルコール、軽食はフリーです。コーヒーを頼むとエスプレッソがやってくるので
お水も忘れずに。近くの高級カフェでミネラルウォーターが10ユーロしてたので、
休憩に使うのもアリかも。

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