リゾカジ カジノレポート

その3. 図々しくも旅費とお土産代回収を目論む(前編)。

* マカオ 2011/ 12/ 01 Written by AD_Kaz

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前振り長く書いてしまいましたが、漸くカジノ話です。
今回は旅費を抑えて、コンプに頼らずタダ旅行を目指しましたが、
厳密に言えばエリートルームの食事と送迎はコンプですね。
但しその分も有料と考えてカジノ勝負してます。

さて今回の旅行で想定外だった事から。
先ず、リスボアのプログラムをVISAカードで払おうとしたらNGだとか。
エリートルームでもクレジットカードが使えるつもりでいたので、コレは問題です。
現金を余り持って行ってなかったので、余裕が少し揺らぎます。w
今回は如何に出費を抑えるかで、このバイイン分以上は出費する気なかったですが、w
パンクロールは大いに越した事は無いです。
(それでも他のカジノではショッピング枠が使えるんでしょうけどね)。
書き込みで見た記憶では、リスボアとかウィンではカードが使える筈だったのですが、
コレって、プログラムのバイインだからダメだったんですかね...?

更にもう一つの想定外が、香港で知り合った同行者が初心者だった事。
ゲームを解説しながらやる事になるのと、
同行者の所持金からローベットの台でしかプレイできそうにない事、
そして、テキサスホールデムをどうしてもやりたいそうなので
(カジノ初心者なのに、無謀ですよね...。忠告はしたんですが)、
グランドリスボアとウィン、ベネチアンにはいかなきゃいけなくなった事です。
ま、旅行中に予定が変わるのはよくある話なのであまり気にしなかったですけど。
もっとも、同行者が出来たのは、初マカオの私にしてみれば精神的に楽な部分もあったので、
それはそれで、良しとしてました。


それではマカオ初日です。
深夜2時前について早速、エリートルームでいくつか書類を書いてバイインします。
レートは1HKD=10.173です。
為替レートが1HKD=9.92辺りだったので、手数料が1HKD辺り0.25かかってる計算です。
11万円出して、初回10000HKDのノンネゴチップと端数のHKDを受け取りました。
細かい計算は面倒なので、旅行中は頭の中で1HKD=10円で計算してました。
更に書くと、1HKD=1.03MOP=0.8元です。
マカオと珠海では、支払いは全てHKDで問題なしでしたが、
お釣りが元やMOPで帰ってくるので要注意です。
バイインのホールドは1週間なので、今回は心置きなくプレーして、
最終日に日本円に変えてもらえば両替差損もないなと....。w

多分マカオ滞在中に50000HKD以上は使う事になるんだろうなと想定しつつつも、
先ずは大事にこのノンネゴチップを消化する事に集中します。
カジノ旅行での好不調を占う上でも、出だしは大事ですからね。
エリートルームのバカラ卓にはお客さんは居ましたけど、
滞在中何度か訪れたのですが、結局BJ卓に他のお客さんを見る事はなかったです。
BJ大好きですが、一人で打つのは少し苦手なんですよね。
BJはいつもラストに座わって、親を飛ばす事を楽しみにしてます。
BSは十分過ぎる程頭に入れてますけど、私のセオリーでは
自分が飛ばずに親を飛ばすのに、わざとヒットしたりしなかったりします。
親のピクチャーにはローカードを、ローカードにはピクチャーを回す。
ラストに座って子供のチップがドンドン増えるのを見てるのは気持ち良いです。
親が連続で飛ぶと卓も盛り上がりますから。w

BJやりにマカオに来たので、早速ゲームスタートです。
マカオではノーホールカード(親の二枚目は子供のプレイ後に引く)が多く、
私にとっては良い環境です。
親の二枚目以降を、子供がコントロール出来るんですからね。
但しハンドシャッフルではなく、マシンシャッフルなので、
何処まで流れが通用するかは疑問もあります。
それでも次のカード、その次のカードが何なのか、
ローカードなのか、ピクチャーなのか、考えながらプレーするのは楽しいです。
BJの勝敗は如何に流れを読むかだと、私は思ってます。
なのでシュー全体のモードに加え、1ゲーム毎のカード配列を読む事はとても大事だと。
流れを読んで、更に運も引き込めれば、BJは負けないゲームだと思ってます。

さて、いよいよBJです
(色々書きたいのもあって話が脱線する上に、前置き長くて済みません)。
エリートルームで一人で打ち始めます。
横で見てる同行者に事細かに説明しながらのプレーなので、
進行がちょくちょく止まりますが、他にお客さんいないので問題無しです。
途中ルールの質問を英語でするのですが、ディーラーには全く通じず。
結局その都度ボブさんに質問して、
あると思ってた、5カードや777が無い事、
ダブルは11以外でも好きな時に何時でも可能な事、
親がBJならダブルもスプリット分も全て持って行かれる事等が判りました。
先ずは様子見って感じで、min300HKDを単位にベットとボックス数を増減させながら
順調に(少しプラスペースで)ノンネゴチップを消化していましたが、
ノンネゴチップが残り3500HKDのところでディーラーチェンジに。
ディーラーが平凡な中国人のお兄さんからすました感じのお姉さんへ。
余りゲーム数も消化してないので、おいおい早くないですか~って、
ちょっと嫌な気もしましたが、他に開いてるBJ卓もなく、
お客さんもいない状態では、そのままゲームを続けるしかないです。
BJで私がなるべく避けたいのは、下手にBS知ってる韓国人と同じ卓になるのと、
殆ど笑わず、淡々とゲームを進める女性ディーラーです。
経験からの相性なんでしょうがないんですけど、
この二つの場面では、勝てるイメージが湧きにくいんですよね...。
流れとは面白いものです。
マシンシャッフルで、カードをチェンジした訳でもなく、
単にディーラーがすました感じのお姉さん変わっただけの話なのですが、
ココから全く勝てなくなりました。
BJではたまに遭遇する酷い鬼親モードにいきなり突入です。
フェイスが5や6からピクチャー挟んで更に5や6引いて21で上がられては
こちらが10からのダブルで20になってても負けます。
更に親のフェイスが連続でAだと、サレンダーも出来ないですよね...。
残りのノンネゴチップは何と全敗でした。
最初からノンネゴチップを使って、さっくりと義務を終わらせ様と思ってたのですが、
たった10000HKDなので時間はホントさっくり終了しましたけど、
手元に7500HKDしか残らなかったのは、想定外でした。
最初からコレでは、今回のマカオ滞在は先が思いやられるなと...。

エリートルームでのBJは諦め、同行者がテキサスホールデムやりたいと言うので、
リスボアを後にして、中空で繋がってるグランドリスボアへ向かいます。
ホテルが変わってもSJM系列ではチップが同じなのは楽です。
ホテル毎にバイインし、更にチップを現金に換える手間が省けますからね。
グランドリスボアは広いですが、フォロアーが何層にも別れてるのが少し難点かと。
ポーカーがあるフロアーはエスカレーターを何度も乗り換えた8階(8がある階)でした。
テキサスホールデムの空きがあったので(朝の4時頃ですから)、
同行者は早速プレー開始です。初心者で大丈夫なのかなと心配しつつも
10-25のローベットなので負けても知れてるだろうと、
私は近くにあったカリビアンmin200HKDでゲーム開始です。
同席の中国人達ははひたすらjackpotにかけ続けます。
彼等はバカラのトイツやタイ、BJのペア等倍率(控除率も)高いトコが好きですよね。
中国人の国民性もあるんでしょうか?
私は勝負以外の高倍率な付録ベットには全く興味はないですけど、
それでも、カリビアンのjackpotなら夢見ても良いのかなとたまにかけたりはします
(因みにこの日はロイヤルストレートフラッシュで7000万円弱でした)。
エリートルームのBJはダメでしたが、カリビアンは調子良かったです。
眠いのもあって気合は全く入ってなかったのですが、
親もやる気のない、髪の毛も今風を装ってはいるものの、
何となく決まりが悪く、垢抜けないダサい感じのお兄さんです。
やる気のなさが出て、カードを1枚オープンする時にもう1枚捲れて見えてしまいました。
役無しを感じさせる二枚が見えたので、
卓で隣に居たカナダ人(多分)と目を見合わせて、ベットします。
結果は詐欺みたいだなと思ってしまう、親はローカードワンペア。
ノーペアでベットして負けた私とカナダ人は、コレを機に会話を交わし始めます。

このディーラーやる気ないのに、手が良いよね。
でもさ、ノーペアで全部降りてたら勝てないゲームだしね。
流れが良ければ、役出来た時だけ行ってても勝てるけど。
役出来ても付いてない時は親が役無しだったりするし。
やっぱり、ノーペアで如何にチップ減らさないで凌げるかだよね。
等々、このカナダ人も結構勘処を押さえてます。
いや、単に私と意見があっただけか?w
ここから、ノーペアでもガンガンベットするカナダ人につられて、
私もノーペアでベットするのですが、結構勝てます。
共にjackpotに張ってないので、親が役無しで勝っても
カナダ人がノーペアだったかどうかは不明なのですが、
表情が豊かなので、何となくまたノーペアだったなとか推測は出来ます。
カナダ人と会話しながらプレーしてると、何気に手札が上向き
スリーカードやストレートで親も役有りで配当が付くゲームがあったりで、
気が付くと10000HKD位浮いてました。
チップの集計でゲームが止まってしまったので、このタイミングで
同行者の様子を見に行くともう少しやりたいって話です。
終わったら呼びに来て貰う事にして、再度カリビアン卓へ。
戻るとカナダ人はプラスで帰ってしまった様で、
その後はカード取り換えで、卓を移ったのもあるのですが、徐々にチップが減り
同行者が来た時には、1500HKD程の浮きまで溶けてしまってました
ココでカリビアンは終了です。
リスボアにチェックイン出来る夕方迄まだ時間があるので、
グランドリスボアを出てサンズまでの間に何軒もあるカジノを覗きながら歩き、
マカオシティのカジノの雰囲気を確認した後は、
このサイトでお馴染みの足康楽で、全身と足裏マッサージの後仮眠しました。
(滞在中マカオシティ側では、サンズとポンテは覗けなかったので、次回マカオでの
課題とします。=単にまた行く理由をひとつでも多くしたいだけですがw)

足康楽での仮眠を終えて外に出ると、いきなりの轟音です
マカオGP決勝日ですからね。
歩いてるすぐ横でレースしてるので、兎に角凄い音です。
二輪も凄い音だと思いましたが、フォミュラークラスになるととてもじゃないですが、
ずっと聞いてられないです。メインレースはF3のチャンピオン決定戦ですが、
マカオで愛されてるレースなんだなと、臨場感を味わえただけでも良かったです。
仮眠と轟音ですっかり目が覚めた私は、
リスボアへチェックインした後は休む間もなく早速カジノへ。
リスボアはエリートルームが何か所もあったり、水晶宮もあったりで、雑然としてますが、雰囲気は嫌いではないです。
グランドリスボアのメインフロアーの様にステージ上でショーがあって、
兎に角広いフロアーも良いのですが、明る過ぎるんですよね。
マカオシティの昔ながらのカジノは、暗い方が似合ってるのかなと・・・
リスボアで軽く様子見で遊びますがBJの流れが悪く、-1000HKDで移動します
リスボアから地下道通ってウィンへ
ウィンは同行者がテキサスホールデムでエントリーするも、空きそうにない感じです。
マカオシティーでは、このウィンとMGMが洗練されてますね。
客層も中国人大半にたまに日本人のリスボアと違い、欧米人比率が高いです。
それでも圧倒的に中国人なのには変わりないですが、大陸系ではなく、香港系が多いかもと思えてしまうのは、
やはりホテルの内装の所為もあるかもです同じ中国人でも、着てる服が垢抜けて見えたりもします。

さてウィンでは結局プレーせずそのまま裏口から出てMGMへ向かいます。
MGMで手頃な卓があったので早速ゲーム開始です。
同行者がどうしてもポーカーに拘ってるので先ずはmin100HKDのカリビアンから。
私は少し浮くのですが、初心者の同行者は手札が悪いのもあるんでしょうけど、
降りてばかりでは負けていくばかりで、チップはなくなってしまいます。
追加したいけど円しかないと言うので、私の1000HKDチップを1万円で交換してあげて
同行者はゲームを続けますがイマイチ
仕方ないので、min100のBJ卓へ移り(隣で教えながら)同行者もBJを実践です
テーブルはマカオでは少ないローベットのホールカード卓です
BJって横で教えて貰いながらやっても、本人の裁量ではないのでつまらないでしょうね
ゲームは可もなく不可もなくって流れで少し浮いてる状態でしたが、
時計を頻繁に気にしてたディーラーが、漸く時間になったのでしょうか、
悪くなかったのですが、典型的なモテないタイプの中年ディーラーに変わりました

ココで私が今回BJをやりにマカオに行ったのに、
結局大半をバカラにしたひとつ目の切っ掛けが起きます
このやる気のない中年ディーラーが頭っからやらかしてくれました
親のフェースがピクチャーで子供はバラバラも、ステイしたりヒットしたりで、
皆ソコソコ良い手に上げて、ラストに座ってた私の番です。
親のフェイスがピクチャーで、私は13。
セオリーではヒットですね。先ずはヒットして3が来て16。
親のホールカードは何だか読めないですが、兎に角ホールカードがローカードなのを願って、
親にピクチャーを上げたいトコです。
さて私は16で次もローカードだと思うのですが、私のヒットは問題ないとしても、
その次が問題で、やはり読めません
読むとか書いてますけど、そういう風に思うだけで、必ず当たる訳ではないですw)
考えてもその次が浮かんで来ないので、16からヒットします。
やはり問題なく、4が来て20です
これで読めなかった次のカードが何か?でしたが
ホールカードオープンすると何とAで、親はブラックジャックです。
あれ???、ホールカード卓でファイスがピクチャーかAの場合、
ブラックジャックか否かをチェックできる機械も付いてるのに、
チェックし忘れてたんですよね、このやる気のない中年ディーラーさんは...。
しかも、そんな事意に介さず、ディーラーさんは子供のチップを回収しています。
コレにはやはり言っておかないとと、私は英語で抗議しますがディーラーには通じず。
しかも、満員の卓に座ってる他のメンバーは何か問題でも??って雰囲気です。
結果的に勝敗に影響はないにしても、ディーラーのボーンヘッドです。
幸いこのゲームでダブルがあったり、サレンダーがあったりした訳ではないですが、
カードの巡り合わせがコレ以降明らかに変わってしまいます(と、私は思います)
ピットボスの傍にいたやり手そうな女性ディーラーが駆け寄ってきて
やる気のない中年ディーラーに小言を言ってますが、
暫くすると、何事もなかったように次のベットを促してます。
同行者には確り事情を話し、もうココではBJをやる気がしない事を伝えました。
BS以上に流れを重視し、しかも次のカード、その次のカードを読む事に
精力を注入しながらBJをやってる私にとっては、この卓でゲーム続行は不可能です。

同行者はウィンでエントリーしたテキサスホールデムがそろそろ出来そうかなって事で、
明日の待ち合わせをグランドリスボアのポーカーフロアに決めて、MGMで別れました。

さて、ここでBJではなくバカラにしたのかのふたつ目のきっかけが起きます。
結果的に今回のマカオで一番気に入ったのはMGMです
おいおいその理由は書く事になりますが、その次に気に入ったのはベネチアンです。
残念ながら肝心のリスボアは可もなく不可もなくってトコです
(リスボア単体なら滞在中の収支は結局マイナスでした)
さて、同行者と別れた後、せっかくマカオに来たんだから中国人で盛り上がってるバカラでもやろうと
徘徊してるとmin200HKDのノーコミッション卓(緑ではなく紫のラシャ)で椅子が空いたので、早速座ります
その卓で、このレポート書く為に演出したかの様な、絵に書いた様な山場が来ました。
このローベット卓のリーダー(他より張りが大きいので常に絞ってる方)は、
ブランド物のスーツをさり気なく着こなしてる中国人女性です。
綺麗な顔なのですが、少しお年を召していて(失礼!)、気が強い感じの方
(菊川怜を崩して歳を足した感じだったので、以降は怜さんと書きます)。

罫線は癖のない続いても3回迄のテレコで、ダラダラモードでした。
出目はバンカー優位で、最も私の不得意な罫線です。
ま、それでもこの卓に座ったのは、卓に熱気があったのと、
皆ソコソコチップを積み上げていた
からです。

子供の裁量で結果が変わるBJと違い、カットした段階で結果が決まってしまうバカラでは、
次にどちらが勝つかを考えるだけです。
流れ重視の運任せ!であるなら、連敗だけは避けて、ベットの上げ下げに集中するのみです。
基本的に私はプレーヤーにベットします。バンカーだと思えば様子見し、
その大半をプレーヤーに幾ら張るかしか考えないです。
バンカー、プレーヤーのどちらにするか迷うのが嫌なのと、
どちらに張るか迷う事で精神的に弱くなるからですね(あくまでも私の場合ですが)
なので、バンカーだと思えば様子見し、
プレヤーだと思えば、どれくらい張るかをその自信度で決めるだけ
バンカーと思い様子見すれば、バンカーが出ても予想が当たったので次が楽だし、
逆にプレヤーが来ても、次のベットが面で張れるのでやはり楽って事もあります。
私は毎ゲーム、1単位から10単位の間でチップを上下させます
1シューで必ず何度か訪れる、コレは絶対(そんなものはある訳ないですけどw)って
思えるタイミングでは、大きく勝負をします。
確率悪いプレヤーに張るのは単にコミッションでチップが細かくなるのが嫌いだからです。
ノーコミッション卓が好きなのは、それでもバンカーに張る時の為に保険を掛ける感じです。
なので私にとっては、バンカー目が続くのが最大の敵ですw
三連敗がないと思えば、負けても倍々ゲームで掛けるのもアリです
負けた時は、1→1→2単位か1→2→3単位、または1→2→4単位と掛け金を増やし、
極力負け分を回収しようと努力はします
それでもバンカーが続いたら、プレーヤーが出る迄様子見します
偉そうに駄文を長々と書いてますが、私の思い込みが大半なのでご容赦を…
いい加減、講釈は止めて、ゲームの話をします。

この旅行最大の山場の話ですね。
ダラダラモードでみんなのチップが増えて、卓全体が盛り上がってるのは、怜さんの勘が冴えてるからでした。
怜さんが張るまで皆静かなのですが、怜さんが張ると仲間の中国人達(卓の半数以上)が
一斉に同じ方にチップを張ります。更にテーブルの外からもドンドン張られるのですが、
殆どが同じ方に偏ってる状態なので、盛り上がらない訳がないですよね。
様子見交えて私は淡々とプレーヤーに張るのですが、
こんな状態なので、私一人だけプレーヤーって事が度々です。
コレでは気合を入れて絞りたいのは山々なのですが、
ブーイングが凄くてどうしても絞りも等閑になります。
バンカー目が多い事もあって徐々にチップも減っていきますが、
続いても3回迄なので何とか凌げる状態でした。
それでも、このままこのダラダラが長く続く訳がないと、経験が教えてくれます。
バンカー面2、3回、プレーヤー面2回のテレコが4回つながったバンカー2連続の後、
そろそろシュー全体のバンカーの偏りが終息して、
プレヤーが伸びてバンカー優位が終わっても良い頃だろって気がしたので、
果敢に1000HKD(少額でもこの旅では敢えてこの言葉)をプレーヤーに張り、
ブーイングは無視して気合で絞ります。
モウピン(ノーサイド)とサンピン(スリーサイド)で、6と2の8でした。
怜さんも同じくモウピンとサンピンでしたが
(覗き込んだ外野がその都度大声で報告してくれるので判ります)、
チョイヤー(点無し)の掛け声虚しく、テンガー(点有り)で7と3のゼロです。
勿論プレヤーの勝ちには大ブーイングですね。
次も私はプレーヤーで、勝ち分だけ取ってそのまま1000HKDを置きっ放しです。
そしてこのゲームも私以外全員がバンカーでした。
二枚のカードは共にリャンピン(ツーサイド)です
(私は隣に見えるように絞ってたので、既に卓の全員が知ってます)
私の好きな二枚の組み合わせなので、目一杯力を込めて絞ります。
一枚目は抜けて4。見える様に表にして置いて(ココで外野からは溜息)、二枚目へ
絞ると影が徐々に見えて気がしました
思わずテンガーと叫んでオープンです
4と5で9でした。
次はバンカーの怜さんの番です。
セイピン(フォーサイド)二枚の様です
8か9か0で普段なら楽しめる二枚ですが、
今回はプレーヤーが9なので、10と9の組み合わせしかダメです。
1枚目を絞る手が途中からスルリと動いて1枚目は9です。
こうなるとテンガーの大合唱ですね
中にはコン、コンと叫んでる人もいます
(コンって絵札ですよね?10じゃないと思ってましたが、知ってる方教えてください)
二枚目はキッチリ足が付いて10でした。
プレーヤー9とバンカー9のタイです。
流石勘が冴えてる怜さんだなと思ったのは、タイに大きくベットしてたんですよ。
勝てる時は、運が味方してくれるんですよね。
さて、次のゲームです。
伸びると思ってる私は何も考えず1000HKDはそのままです。
タイを挟んだので読み難くなったかもですが、怜さんはなかなか張らず、
長考の末漸くバンカーに張って、結局次のゲームも私だけプレーヤーでした。
私が絞ったカードはサンピン二枚から足が全部ついて6です
怜さんは絞り甲斐のない絵札二枚からモウピンで、コレでプレーヤーの連勝。
それでも、プレーヤーのトイツに沢山張ってた怜さんはチップを沢山貰ってます
今回はトイツに張ってた方が多かったお蔭でブーイングも控えめだったので助かりました。
さて、次のゲームです
私的にはココが勝負処です
プレーヤー2回迄のテレコを抜けられるかどうか
次で抜けレバ、楽にL字になりそうな気が(良くある妄想ですけどね)してました
私は配当もそのまま重ねて、2000HKDをプレーヤーに置きます
経験的に勝負処は出来るだけハイベットにするのも私のセオリーです
この時、私は2番に座ってたのですが、右側(1番)の中国人が何か話しかけてきました
生憎何を言ってるかわかりません。多分自信あるのか的な話の様なのですが、
面倒なのでこのままL字になるよって手振りで答えると、
呆れた表情と共に手掌を上に向けて上げられてしまいました
左隣り3番の中国人は黙々とシートに赤と青の数字を書き込んでるタイプの方でしたが、
何とこの両隣が、今回はプレーヤーに張りました
コレで漸く孤軍奮闘状態から解放された感じです
怜さんは今回もバンカーでしたが、ベットは少なめ
外野は様々で、全体のバランスも半々って感じです
さて配られた私のカードですが、絵札とセイピンです
絵札をサクッと表にして、二枚目の渾身の縛りはチョイヤーの掛け声と共に点が抜けて9
怜さんは絞る楽しみもなくサンピン、リャンピンで、プレーヤーの三連勝。
しかも、タイを挟んでますが、ナチュラル3回です
こうなると私的にはイケイケですね。
この先も全部私が絞ってL字完成(と言っても7連続ですが...)です
しかも、中国人の大歓声の中で、その歓声を途中からは味方にして
日本人が力いっぱい絞ってL字を作ったんですよね
(こんな事あるから、カジノは止められなくなるんですよね...w)

L字が切れた後は、またバンカー優位でダラダラモードになりましたが、
バンカータイミングは様子見を徹底してチップはそんなに減らずにゲームを消化します
そしてバンカー、プレーヤーのテレコが続いた後に、もう一回山場が来ました。
何と言ってもこのMGMの夜が、この旅行最大の山場ですからね
同じ様にバンカー2回の後、プレーヤーで三回連続私が絞っての勝ちからでした
4回目からは怜さんと交互に絞る形になりましたけど、
プレーヤーで二度目のL字が完成しました。
8回目は(立ち張り以外掛けてないので先に開かせた)バンカー目がナチュラルで、
怜さんが諦めた感じでカードを投げ、バンカーの勝ちとなって、
今回もプレーヤー面はL字でも7回止まりとなりました。
面が切れたところで、MGMのバカラは切り良く終了(勝ち逃げ)です。

コレが私がMGMを好きになった理由です。
勝てただけでなく、楽しかったんですよね。
どうもアウエー状態の卓は苦手なんですけど、陽気な中国人ばかりです。
その中国人を味方に付けられると、楽しくない筈がないですw
中国語の大歓声の中心に、私が居る事が出来たのは楽しい思い出になりました。

その後リスボアで少し溶かしましたが、マカオ初日は手持ち28000HKDで終了でした。
普段ならベットも大きく、勝負処で勝ってるのでもっと儲かったのでしょうけど
(今回の旅行テーマもアリ、タラレバなので...)、
今回は初マカオを楽しんで、タダで旅行する事をテーマにしてるので充分です。
コレで、今回の旅行はお土産代も余裕でタダになったと
(多分)アップグレードしてもらってる、高層階のキングサイズダブルで就寝です。

前振り偉そうに書いた手前、頑張って書くつもりではいましたが、
メモも全く取ってなくて、記憶を頼りに書く事になるので(その為一部曖昧なトコもあり)、
そんなに長くならないだろうなと思って書き出したら、気が付けば長文です。
申し訳ないですが、ココで一旦締めます。
続きは、「その4. 図々しくも旅費とお土産代回収を目論む(後編)」へ続きます。


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