リゾカジ カジノレポート

僕と澳門と住宅ローン

マカオ 2012/ 01/ 22 Written by hoechst

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皆様、こんにちは。一昨年、初めて投稿させていただきましたhoechstと申します。
ちょっと遅い投稿なのですが、ご覧いただければ幸いです。


2010年の年末に澳門へ行こうと計画をしていたのですが、11月上旬に2011年1月の異動を命じられてしまい
引き継ぎ・引っ越しなどでバタバタしており、年末の訪澳は叶いませんでした。
きっと落ちつくだろうと、3月の連休に澳門へのカジノ旅行を計画していたところ
あの3月11日の東日本大震災で自宅（会社の借り上げ社宅）が大規模半壊になってしまい
家主から会社へ部屋の明け渡し要求がきました
もう住むことができず、家が見つかるまでホテル暮らしを余儀なくされたのですが
物件が全くない状況で、空くまでホテルで住み続けるか、それとも分譲を買うかの選択しかありませんでした。
家財は引っ越しまで壊れた家に置いておけましたが、4月にあった大きな余震がまたきたら、
今度こそ全壊になるかもしれないと家内と相談し、マンションを買うことになり、3か月のホテル暮らしは終焉致しました。
以前よりは余震も少なくなってきており、復興に向かいつつあります。
全国の皆様から頂いたあたたかい復興支援には本当に感動しました。



前置きが長くなりましたが、前回の投稿でも登場した“悪い先輩”から突如連絡があり、
「今年はいろいろあったし、年末位羽を伸ばしたらいいんじゃないか？1年半ぶりに澳門へ行かないか？」とお誘いがあり
何と旅行代金を震災見舞いと称して出してくれると言ってくれました。
全て出してもらうのは流石に申し訳ないなと思い、当日全額支払う予定でいました。
12月27日から3泊4日の予定で、先輩とは成田空港のANAのカウンターで17時に待ち合わせです。
先輩が手配していた予約控えを受け取って見ると、12月27日NH911の成田18時25分発の香港行きでしたが、なんと帰りが翌日9時45分となっているではありませんか！
確かに、帰りは9時45分香港発でしたが、それは30日の話です。

私：「先輩！帰りが明日になっていますよ！」
先輩：「そんなことはないだろう…。あれ？本当だ！」
私：「先輩のチケットも明日ですか？」
先輩：「いや、俺のは30日になっている…。なぜだ？」

先輩曰く、旅行代理店が間違えているとのことで、すぐにクレームの電話を入れました。
旅行代理店が不備を認め手数料なしで払い戻しに応じるとのことで帰ってから代金を回収しに行くようです。

結局先輩が空港で割引なしの正規運賃を新たに買い、私に手渡してくれました。
旅行代金を支払う旨告げると、先輩は俺のミスだから絶対受け取らないと引かないので、結局甘えることにしました。
座席は往復ともビジネスへアップグレードになり、
行きはゆったり体を休め、帰りは徹夜でクタクタになるであろう体を休めるためにも往復ビジネスはありがたいことでした。

香港で1泊し、翌日午前中に澳門へ行く予定でした。
もしエアが取れなかったら先輩を香港に残し、私はすぐに澳門へ向かうことまで考えていました。
滞在時間が、およそ5時間から2日になり、厳しい戦いとなりそうでしたが何とか勝負できる時間を確保しました。
家内に家のローンの足しになる位勝ってくるぞと大見栄をきったのですが…。

お互い、手荷物を預けていなかったので、e-道ですぐに入境し、機場巴士に乗って
香港の定宿であるハイアットリージェンシー尖沙咀へ急ぎ、その日は目の前のセブンイレブンで飲み物などを調達し就寝。
翌日は大好きな糖朝のマンゴープリンと鮑粥を食べるために8時にチェックアウトし、徒歩で向かいました。
香港に来たら必ず食べに行きますが、相変わらず美味でした。

食事後、目の前の中国客運碼頭から10時30分に澳門へ入り、これまた澳門の定宿である
グランドハイアットにチェックインし、夜バイインするためエリートルームを訪れました。
バカラ卓は盛り上がっていますが、BJは人がいません。

プログラム変更によりBJは最低3万HKDのプログラムからしかなくローローラーの私にはキツイのですが、仕方ありません。
しかも来年からはBJがなくなると説明を受けました。
すぐにチップを消化できましたが、勝負所で外し、3000HKD負けて終了し、MGMへ向かいます。
先輩は、Sandsにバカラをしに行くとのことで、別々に行動です。
BJ卓はまばらにしか空いていません。
いつも、私が好みにしている誰も座っていなく、ディーラーが暇そうにしている卓はこの時間では皆無です。

しばらく徘徊していると、Min300HKDで、香港人と思われそうな中年男性が勝ちまくっている台を見つけました。
ギャラリーは多いのですが、大陸人らしき人も観戦しています。
私もしばらく見ていると彼は自分の手札が15や16でディーラーのupカードが7や8でも果敢にHitしています。
だから、彼らは入らなかったのかと・・・
まぁ、そんな事はないのかもしれませんが、見る限りB/Sから逸脱したようなプレーはありません
彼となら一緒にプレーしてもいいかなと思っていると、香港人絵札2枚で20になりStay、
ディーラーは、ハートの5、クローバーの10、スペードの6を出して21になってディーラーが勝つと、そこから一向に勝てなくなりました。
取り巻きがだんだんいなくなり、観戦しているのは私だけになりました。
本当は観戦している時間的な余裕はないのですが…。
中年男性が深くため息をし、広東語でいっしょにやらないかと聞いてきました。
私は少しだけ、ほんの少しだけ広東語がわかりますので、OKと伝えました。
彼はBOXを増やすことなく、1BOXを貫いていたようです
私が1BOXで参戦しても流れが変わる気配はありません。
彼は先ほどの会話で私が広東語で返答したからか、広東語で私に日本人かと聞いてきました。
そうだと答えると日本人が広東語を喋れることがうれしかったようで
笑顔で日本のどこから来たのかと広東語で聞いてきました。
仙台から来たと伝えると、たいそうビックリし地震と津波は大丈夫だったのかと心配そうに聞いてきました。
黙々とディールしていた中年の女性ディーラーも「仙台から来たのか？」と聞いてきました。
澳門で平場のディーラーは決して愛想がいいとは言えませんが、
3人で会話を楽しみながらプレーをしていました。
今回の震災で仙台が有名になったのかわかりませんが、意外と仙台を知っているんだなと驚きました。
今度は逆に私が広東語で、話しかけてみます。

「你係唔係香港人呀？」
「係呀」

ちゃんと通じました、やっぱり彼は香港人でした。こんな話しを続けていると、
なぜか流れがよくなり、勝ち続けていきます。彼は、いつ日本に帰るのか聞いてきました。
30日の6時30分のフェリーで香港に行き、9時45分の飛行機で帰ると言うと、絶対勝って帰れと言います。
5回に1回負けるくらいで、エリートルームで負け越した金額を遥かに上回る金額になりました。
Betupも決まり上出来です。家のローンの足しは無理としても、
本来払うはずだった旅行代金くらいはと考えていたところ
テーブルを閉めるということで、セッションを切りました。

香港人とはここでバイバイし、Wynnに向かうかそれともCity of dreamsへ行くか悩みましたがMGMであまりしないバカラをやることにしました。
慣れないながらも、buy–in3,000HKDで10,000HKDまで増えました。

「バカラも結構楽しいな！今後は、リスボアのバカラのプログラムもありかな」

プレーを終了し部屋に戻ると先輩がごきげんで上半身裸で胸毛の手入れをしながら青島ビールを飲んでいました。
ちょうどさっき帰ってきたようで青島ビールを飲みながら胸毛の手入れをしていることは
きっと勝ったんだろうと予想がつきました。
状況を尋ねると序盤は最悪で2時間ほどで持ち込み金額の半分を溶かしてしまったが
3回連続でオールインして私のフライト代にお釣りがでるほど勝ったので退却してきたとのこと。
過去、バカラで4回連続で勝てたことはないから3回でやめたようです。
賭けずにルックしていたら、やはり自分の予想は外れたようで肝を冷やしながらタクシーに乗ったそうです。
相変わらず野性的な勘が鋭いと感心しました。
今訪澳も、大勝ではありませんでしたが、トータルの勝ち分で
住宅ローンのボーナス支払い分くらいは勝てたので助かりました。

案の定、徹夜でプレーしていたため、飛行機では泥のように眠る予定でしたが
席に座ってすぐに「いつもANAをご利用頂きありがとうございます」とCAさんが挨拶にきました。
離陸しベルトサインが消灯した後、またCAさんから声をかけられます。
顔をあげると、よくお会いするCAさんが搭乗していました。
香港線でこれでお会いするのが5回目です、国内線でもお会いすることが多々あります。
つい先日も国内出張でフライトが一緒でした。
「hoechst様最近よくお会いしますね？国内だけではなく、国外も行かれるなんてお仕事お忙しいですね」と言われてしましました。
眠気がピークになっていましたので、まぁと答えるしかありませんでしたが
香港線を利用するときは100%カジノに行くんですとは…言わない方がいいなと思いました。
ビジネスクラスは空いていましたのでいつもよりサービスが良く感じ、睡魔に襲われながらもあまり寝ずに成田に到着しました。

3月前半に澳門へ行く予定にしています。

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