| マカオで初コンプ〜クラウンマカオ |
| Written by ジーオー |
投稿日:2007/11/19 |
【2日目】
2日目は昼過ぎにゆっくり起きる。晴れてはいるが、天気予報の通り、ヘイズで空がかすんでいる。
すでにカジノレートが適用されているので、私にはやや背伸びの格好となる、ルーイールームでのミニマム$500でプレーせずとも、レーティングはないにせよ、一般フロアの$100や$200でのプレーでよかった。ただ、昨日の最終クールでいい感じで短時間の勝ち逃げ・プラ転ができたため、「いい流れは変えない」という私の原則にのっとり、とりあえずルーイールームへ顔を出すことにした(笑)。
今日はBJにちゃんとピットとディーラーがいる。私の滞在中は常駐、ということになったのだろうか?
(笑) $10万のCPVをチップに変えてもらい、14時45分、プレー開始。
最初のセッションは基本モードがすばらしく、ベットアップが入らないうちに+11,300まで行ったところで15分で締め。次は最初のベットアップをサレンダーでしのいだ後、6,000、6,000ダブルと連勝し20分で+13,600。次も10,000、6,000、6,000と3連勝し30分で+18,000。
予感どおりの素晴らしい流れで、1時間5分で+42,900。一日の始まりとしては、これで十分。「調子いいね。もっと勝てるよ」と続行を勧めるピットに「いやいや、もう十分だよ」と返す。
さて、一般フロアをのぞいてみようか。一般フロアではすべてキャッシュチップ使用のため、ここで発行してもらうCPVは使えない。キャッシャーで$10万をキャッシュでもらい、一般フロアの最上階にあたる5階へ。
しかし、5階は全面改装中でクローズ。3階、2階も、やはり奥の半分は改装工事でボードで仕切られていた。だが、BJテーブルは前回同様、3階に6台、2階に4台あった。レートは、前回は$100‐2,500、$200‐5,000だったが、$100のマックスが$4,000に変わっている。これなら純粋GAKUストが使用可能だ。
うれしくなって、3階の$100テーブルに着く。設定は、打たれ越し$100、基本$200‐400‐600、ベットアップ$2,400‐4,000。マックスがルーイールームの5分の2に下がるため、止め時目安ライン、チップの上下の感覚をそれに合わせて頭の中で切り替えてから、プレー開始。
最初のセッションは、2,400、4,000BJ、2,400BJと順調に取って+8,200。次で最後に4,000のダブルを外して-12,100を喫するも、次は最後に4,000のダブルを決め返して+9,000。
2階に移動し、最初のベットアップを外したものの、最後は2,400のBJを取って+2,400で勝ち逃げ。2時間弱のプレーで+7,500とし、夕刻、タクシーで、同じタイパ島にあるベネチアンへ。
聞いていた通り、ベガスの本家か、それ以上の大きさ。ゲームフロアを一通り回るだけで、足が疲れてくる。
ざっと、大きな正方形が4つのエリアに分割されているイメージか。BJは、それぞれのエリアに10台ずつほど固まっている感じだが、見た限り、ミニマム200-4,000、300-6,000の2種類しかない。100-4,000もあると聞いていたのでかなり探したが、見当たらなかった。週末だったからだろうか。
テーブルは多いが、どのエリアも雰囲気が変わり映えせず、どうも画一的に映ってしまう。とりあえず、せっかく来たからと、$200テーブルに座る。しかし、ディーラーの動作がぎこちない。新しいカジノだから仕方がないのだろうが、テンポを修正するのに苦心。4つのテーブルを渡り歩き、1時間で何とか+3,000としたところで、空腹を覚えてカジノ内の中華レストランへ。
プレーヤーカードはサンズと共通なので、前回サンズで貯まったポイントと合わせて$150(約2250円)ほどついていた。エビの辛みそ炒めに叉焼の腸粉、青島ビールを堪能し、ほぼ使い切る。いつも思うが、香港・マカオは、食事代とタクシー代だけは極めて良心的だ(笑)。食が生活の基本という土地柄の表れかもしれない。代わりにやさしくないのがホテル代。土地が絡むと、平地の少ない中国南部はとたんに険しい表情となる(笑)。
味もよく、お腹も満足したところで、2階のショッピングモールを散歩。本家張りのキャナルと船こぎも見て、21時半にクラウンに帰還。
2階の$100テーブルでプレーしているうち、肩に疲れを覚えたので、ホストを呼んでもらい、0時までやっているスパのマッサージを予約してもらう。肩こりに比例して(?)調子は下降線をたどり、-5,900となったところで0時となり、15階(だったか?)のスパへ行くが、「もう終わりました」との返事。予約してもらった旨を告げたが入っていないと言われ、ホテルのフロントで確認してもらう。後で部屋に「明日にチェンジさせていただいてよろしいですか?」と丁重な電話が入ったので、明日の13時に予約を入れてもらう。
今日のトータルは+51,400。昨日と合わせて+75,400。スタートを決め、一般フロアでもこつこつと凌いで上積み。理想的な展開だったが、先ほど2階で、時間切れで-5,900のままテーブルを後にしたのが、やや落ち着かない(笑)。きっちり取り戻して寝ようかと思ったが、やや込み合っていたため、肩こりの身にはしんどい気もした。気分を変えて、相性のいいルーイールームでゆったりやろうかと、9階へ降りる。
夜1時なのに、BJが開いている。私を待ってくれていたような気になって、笑顔でテーブルに着く。しかし…。
最初のセッションはベットアップ連敗、10分で-39,200。
次もベットアップ連敗、25分で-31,200。
35分で-70,400。今まで積み上げてきた浮き分が、あっという間に風前の灯に。
ピットとディーラーが、ことごとく外れるベットアップを哀れみの目で見ている。内心「バカなことやってるな」と思っているのが、ひしひしと伝わってくる(笑)。
バイイン不足のため、キャッシャーで50,000を引き出し、臨んだ第3セッション。
今度は、基本モードでおもしろいように負け続ける。ベットアップが入らぬまま、‐20,000を越える。そして、やっと入ったベットアップを失敗。「さあどうする?」という感じの、ディーラーの挑戦的な目に、メンタルが崩壊(泣)。すでに目安としている負け逃げライン(‐30,000)を超えたのに、意地になって逆襲を試みる。ベットアップが入らぬままズルズルとチップを減らし、50,000バイインが1,500になり、次の2,000(基本モード3回目)のベットができなくなったところで、負け逃げ。ここ久しくやっていなかった、禁断の「バイイン負け切り」であった。
「参ったか」といわんばかりの勝気な若いディーラーに、「I'll be back」と言い残し、体をひきずるようにしてソファーへ倒れこむ。
悪夢の3セッション連敗で、1時間で-118,900。トータルは-47,400まで落ちた。メンタルの崩壊を自覚しているので、とにかく何かで気を紛らわせなければならない。
私にとっての気の紛らわせ法の一つは、スコア記入だった。このクールのベットアップ、0勝5敗、純勝敗0勝10敗。うちダブル負け1。オプション収支-10,000。書いているうちに、気持ちが少しずつ落ち着いてくる。
「ベットアップを純数で10連敗もした。これ以上、悪くなりようはない」。
実際は、ゲームの勝率は毎回2分の1ずつ(実際はもっと小さい)なのだから、結果として10連敗、20連敗も当然のようにあり得る。だが、ここでそんな弱気になるようなことを考えてはいけない。何でも自分の都合のいいように考える。これがGAKUストの真髄だった(笑)。
もう何が起きても怖くない。腹の底から自覚できたところで、ソファーを立った。
キャッシャーでさらに50,000を引きおろし、同じディーラーの待つテーブルへ。
最初のベットアップがダブルになる。こちらの合計数は11。ディーラーはT。引いたのはローカード。17に達しない。
ディーラーのため息が聞こえる。哀れみのため息であろう。とどめを指そうと力を込めて引き寄せたディーラーのカードは、ローカードだった。そして、バスト。このディーラーが初めて、私のベットアップにチップを付けた。違和感たっぷりの目だった。
次のベットアップも一発で決め、5分で+19,600。ここでセッションを切り、浮いたチップを脇に積み、手持ちを50,000に揃える。それを見つめるディーラーの目はまた、違和感たっぷりだった。
次のセッションも2回のベットアップを一発で決める。15分で+14,600。これをまた脇に積み、手持ちを50,000に揃える。
次のセッションは、基本モードでチップを増やした末に、ベットアップを再び一発で仕留め、10分で+10,200。これをまた脇に積むのを見るディーラーの目は、違和感から敵意にはっきりと変わっていた(笑)。
次のセッションは、最初のベットアップの1回目を外す。ディーラーは奪い取るように6,000を回収した。間髪を入れずに置いた10,000を見て、ディーラーははっきりと、腕を中空に伸ばして天を仰いだ。「こいつはバカか」と、吐き捨てたのと同じだった。これを仕留め、次のベットアップも2回目の10,000で仕留め、15分で+11,000。ついに10,000のベットにもチップを付けなければならなくなったディーラーは、ため息をもらした。
次のセッションで、ベットアップ2回目の10,000がスプリットになる。22に対し、ディーラーは7。
最初の2には6が来て、次は8。合計数16となり、ヒットのサインに対し、ディーラーが勝ち誇ったように強くディールしたカードは、「5」。
次の2には3が来て、次は7。合計数12に対して、今度こそと、渾身の力を込めてディールしたカードは、「9」。
はっきりとため息をついたディーラーは、7から2を引き、最後は「A」。21・21オーバー20。20,000のチップを付けると、ディーラーの変わり際となった。ディーラーは広東語で「疲れたから、寝る」と言い残し、先ほどの私のように、身をひきずるようにしてテーブルを後にした。
5セッション連勝、ベットアップ都合8連勝。1時間で+68,900とし、このクールを締める。
ソファーに体を預け、考える。118,900のマイナスの後、68,900のプラス。あと50,000で、あの悪夢を帳消しにできる。しかし、続行して、さらなる深みにはまらない保証はない。すでに現時点で、遠征トータルは再びプラス(+21,500)に戻っている。十分に戻したここは、一つの撤収どころだった。
しかし、私の中の闘争本能が、ここでの撤収を許さない。総トータルより、今夜のルーイールームでの白黒を、どんな結果であれ、きっちり付けたかった。
ピットもディーラーも変わったテーブルに戻る。今度のディーラーは一変して、繊細そうな若者だった。だが、油断は禁物。さっきと同じ気持ちで、淡々と刻んでいくのみ。
最初のセッションはベットアップ3連勝で15分で+18,600。次は基本モードだけで+11,100とし5分で勝ち逃げ。次は2回のベットアップをともに一発で取り、15分で+11,300。
勝ち逃げのたびに脇に積む、浮きチップの山を、おとなしそうなピットがしきりに目測する。もう少しで、夜のルーイールームでの118,900のマイナスが消える。それを前にして、落ち着かない様子で端末に目測チップ量を打ち込んでいる。
次のセッション。最初のベットアップを取る。次のベットアップを6,000のダブルで仕留め、5分で+16,300。
脇に積み上げた浮きチップを数えたら、+57300。悪夢を帳消しにする+50,000を越え、夜のルーイールームでの3クールのトータル、+7300!
午前4時40分。呆然と端末に記録を打ち込むピットと、うなだれるディーラーを残し、心地よい疲れと、襲ってきた睡魔をたずさえて、ルーイールームを後にした。
【2日目の成績】
第1クール(ルーイールーム) +42,900
第2クール(一般フロア) +7,500
第3クール(ベネチアン) +3,000
第4クール(一般フロア) -5,900
第5クール(ルーイールーム) -118,900
第6クール(同) +68,900
第7クール(同) +57,300
2日目トータル +54,800
遠征トータル +78,800
(つづく)
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