| マカオで初コンプ〜クラウンマカオ |
| Written by ジーオー |
投稿日:2007/11/19 |
【最終日】
昨夜の激闘の疲れで、昼過ぎまで熟睡。さすがにまだ疲れが残っている。ゆっくりコーヒーをいれ、全身をじわじわと覚醒させる。
13時、予約していたスパのマッサージへ。中年の女性マッサージャーに案内され、竹林をイメージした雰囲気のある廊下を進み、奥の個室へ。シャワーがあるのでどうぞと勧められ、コールドミストなど4種類のバリエーションのあるシャワーで全身を清め、ベッドへ。
桶に張ったぬるま湯で足のマッサージの後、しなやかな手つきで首から肩、腰、足へともみほぐされていく。万年肩こりの私はたまに、肩を中心にとお願いすることもあるのだが、あまりの気持ちよさに、あえてお願いをせず、まな板の鯉状態を選択。しばし心地よい睡魔に襲われながら、至福の1時間を過ごす。
$1,250(約1万9000円)と、値段もなかなかのものだが(笑)、これはまた是非お願いしたいところだ。
マッサージの上の階には、全面ガラス張りのしゃれたプールがあり、マカオ半島の眺望がばっちり。奥には数々の機器が揃うジムもあった。これらは宿泊者は自由に使えるという。次回のお楽しみに取っておくことにし、鳴ったお腹をいたわろうと3階のカジノへ降り、カジュアルレストランの「百味閣」(Bai Wei Buffet)で遅いブランチ。海南チキンライスはなかなかの美味だった(なお、VIPカードの提示で、クラウン内のすべての飲食店は10%オフとなる)。
明日の早朝にチェックアウトのため、今日が実質最終日。幸い、昨夜の激闘も凌いでまとまったプラス領域にいるし、後はやるにしても一般フロアでの仕上げだけだから、プラスでは帰れそうだ。自分への褒美に、せっかくだから、最後の夜はファインレストランも試してみようか。
クラウンには、中華の「帝影楼」(Ying)、日本料理の「吉良」(Kira)、「天政」(Tenmasa)、フレンチの「Aurora」の4つのファインレストランがあった。しゃんぱんさんのレポートにあった「吉良」にも惹かれるものがあったが、私は中華文化圏にはかなり行っているのに、ほとんどB級グルメ専門で、中華のファインレストランにはまったく縁のなかったことに気づく(笑)。で、ルーイールームへ行き、ホストに「Ying」の予約を19時にお願いする。
時間は15時半なので、3時間半ほどある。サンズなど、マカオ半島のカジノへ遊びに行ってもよかったが、2階、3階、(本来は5階も)、ルーイールームと、フロアによって違った雰囲気を楽しめるクラウンは、私にとって飽きの来ないカジノだった。プレー環境も抜群に合っている。食事までのひとときを、昨夜の激闘モードは忘れ、一般フロアで最後にまったりと楽しもうか。
大きな窓のそばにソファーテーブルがある、一番お気に入りの3階へ。$100テーブルで$40,000をバイインし、プレー開始。最初のセッションは4,000のダブルと2,400を取り、10分で+9,900。次は4,000のダブルを外し水面下での戦いとなったが、続くベットアップを連勝し、40分で+500。気分よく席を立ち、2階のBJテーブルの様子を見学へ。
$100テーブルの女性ディーラーに目が行く。マカオではあまり見かけない、手馴れた感じの早いディーリング。負けたチップの回収も、感情を出さずにてきぱきと早い。私はこういう、テンポのいいディーラーが好きだった。
3人ほどいたプレーヤーはみな、調子が上がらない様子だった。流れを変える意味でもいいタイミング。席に着いてプレー開始。
しかし、ベットアップを取っては外しの繰り返し。6回目のベットアップを外し、-7,800となったところで、気がついたらこのセッションだけで1時間15分。すでにディーラーも変わっていたので、席を立ち、向かい側のテーブルへ転戦。
ここでもベットアップの勝ち負けが交互し、一時は-10,000を超える苦しい展開。何とか最後のベットアップを取り、‐4,700まで戻したところで切る。これで2階でのトータル-12,500、今日のトータルもマイナス(‐2,100)に転落。
ルーイールームの5分の2のレートとはいえ、負ける悔しさは変わらない。レストランの予約時間まで30分。きっちり2階でのトータルをプラスにして、気持ちよく食事といこう。
次のセッションはベットアップ連勝で+7,400。しかし、後が続かず次は-4,200。すでに予約の19時を回ったが、最後にもうひとつと臨んだセッションは、ベットアップ連敗で-10,600。
これで2階でのトータル-19,900、本日トータル-9,500。まったりのつもりが、またもや激闘に。レストランの予約を入れてなかったら、何の歯止めもないまま、そのまま続行していたことだろう(笑)。
「Ying」は、「天政」と同じ11階にあった。窓からは、タイパ大橋の点々と連なる街灯が見える。ファインレストランに一人で入ることなどほとんどなかった私は、少し緊張しつつ、ウエイターから大判のメニューをもらう。アラカルトにも惹かれるメニューいくつかあったが、一人だし、せっかくだから種類を少しずつ楽しもうと、一番お手ごろな$550のコースを頼む。
スープに始まり、エビギョーザ、チャーシュー、アワビの釜飯…。デザートも含め、10品ほど。どれも繊細な味わいの逸品だった。何度も注ぎ足してくれたポーレイ茶もあいまって、最後はお腹いっぱい。マカオはB級グルメ食べ歩きでも十分満足できる土地だが、A級にはA級の深みがあるものだと感服。ここもマッサージ同様、次回のクラウン訪問でも来たいと思う。
1時間半ほど、ゆっくりと食事を満喫したおかげで、食事前の激闘モードもすっかり洗い流せた。あとは最後のひとときを楽しみながら、今日のマイナスをプラスに持っていくだけだった。
2階では、昨夜も時間切れでマイナスになったし、今日もマイナス。一方、3階では今遠征負けなし。相性では断然3階だった。「2階のマイナスは2階でプラスに」というけじめ根性もないではないが、食事ですっかり落ち着いた心には、2階より客も少なく、いくぶん静かな3階の雰囲気がマッチしていた。
最後はできれば一人で、自分のペースでやりたい。3階に2つある$100テーブルは、どちらも先客がいたため、$200テーブル(マックス5,000)に着き、プレー開始。
第1セッションは、最初のベットアップを2回目の5,000で拾ったものの、次を連敗し、15分で-10,700。基本モードは順調なのだが、ベットアップに限って外すという感じの、嫌な流れ。しかし、やるしかない。
次は基本モードだけで+4,800まで行ったところで、ベットアップが入らないまま勝ち逃げ。次はベットアップ1回目の3,000のダブルを決め+6300。これでこのクールが水面上に抜け出す。本日トータルプラスまであと9100。
最初はにこやかだったピットも、次第に真剣な表情でチップの目測を始める。しかし、まじめそうな女性ディーラーの淡々としたディーリングで、テーブルの雰囲気は終始、落ち着いた感じで推移する。気持ちの揺らぎはない。
次はベットアップ連勝で10分で+7200。次は最初のゲームでベットアップが入り、これを一発で仕留め1分で+3,200。
22時20分、本日トータル+1,300、総トータル+80,100で、今遠征の全プレーを終了。
実質丸2日、16時間15分(ベネチアンでの1時間を含む)。激闘続きとなったが、3日間をすべてプラスで刻む、最高の結果に心底満足し、すべての精算をしにルーイールームへ。
キャッシャーでデポジットの円とオーストラリアドル、それに勝ち分の香港ドルを受け取っていると、横で「ドサッ」という音が。中国内地から来たと思われる素朴な感じの若い女性が、10万ドルの赤いビスケットチップ十数枚、それに100万ドルのさらに大きな赤いビスケット数枚をデポジットにし来た。キャッシャーの女性は慣れた様子でビスケットを数え、レシートを手渡す。私の勝ち分などワンベットにも満たない世界が、隣り合わせに存在する世界だった(笑)。
ルーイールームには、ミニマム$1000のバカラがある横に、いきなりミニマム$15,000のテーブルがあったりする。$15,000テーブルでは、ビスケットが平然と賭けられている。ソウルのちょっとレートの高いエリアにあるような、ピリッとした空気は感じられない。あくまで「平然」の事は進んでいるようだった。
ホストに聞くと、私の記録上のプレー時間は14時間15分、ターンオーバーは$1,096,900。ルーイールームでは6時間ちょっとしかプレーしていないから、一般フロアでのプレーもターンオーバーの対象になっていることになる。これも初日のホストの説明とは違うが、うれしい誤算(笑)。
コンプ率0.25%に従って、$2,700ほどがコンプになる。部屋代が3泊で税込み$5,000ほどだから、その半分強をまかなうことができた。一般のプレーヤーカードで同じだけプレーしても、前回の感じからするとたぶん$100〜200が関の山、しかもカジノレートも適用されないから、コンププログラム参加は大正解だった。
明日朝6時のフェリーチケットも取ってもらい、部屋に戻って熟睡。翌朝はカジノの車で、夜明け前の空いた道を快調に飛ばして10分でフェリーターミナル着。フェリーはほぼ満席の混雑だったので、前日にチケットを取ってもらっておいて正解だった。すべてにおいて順調な遠征に、「また今年中に一度」と誓った。
(おわり)
【プレーデータ】
トータル +HK$80,100(約122万円)
(ベットアップモード+18,500 ノーマルモード+61,600)
12クール8勝4敗
47セッション31勝15敗1分
プレー時間 16時間15分(クラウン15時間10分、ベネチアン1時間5分)
1クール平均プレー時間 1時間21分(35分-3時間5分)
1セッション平均プレー時間 20.7分(1分-1時間15分)
ベットアップ
76勝34敗(純勝敗76勝99敗)
1回目($6,000、$2,400、$3,000)41勝69敗 2回目($10,000、$4,000、$5,000)35勝30敗
ベットアップ時のオプション 133回中41回(出現率30.8%)
ダブル8勝8敗、スプリット2勝、スプリット・ダブル1勝 BJ13回、サレンダー9回
オプション収支 +84,300
|