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ニュージーランド カジノリゾートレポート
オークランド・スカイシティカジノ
Written by ジーオー 投稿日:2007/02/05

ニュージーランドのカジノレポートが最近、投稿されていないのもあり、使命感にかられて投稿します(笑)。

1/23から27まで、冬休みを使ってオークランドのスカイシティカジノへ初めて行ってきました。

1、出発まで
オークランド行きのきっかけは、私の長年来の友人が昨年春、仕事でオークランドに住み始めたと知らせくれたことでした。こういうきっかけでもないと、ニュージーランドに行くことなんてなかなかないかなと思い、オークランド行きを考え始めました。

それと、もちろん(?)、オークランドにカジノがあることも、大きな決め手となりました。 カジノがなかったら、ひょっとしたら(いや、たぶん)、行こうとは思わなかったでしょう(笑)。 友人との再会を楽しみながら、カジノや観光も楽しむ。これはなかなかだなと思いました。

オークランドへの便は、ニュージーランド航空の直行便(成田・関空発着)が一番メジャーですが、私は福岡在住のため、同じハブなら成田や関空に出るより、ソウルに出るほうが手軽なので、大韓航空のソウル経由便にしました。カンタス航空のシドニー経由で、行き帰りにシドニーに寄ることも考えましたが、料金がだいぶ高くつくようなので断念しました。
友人は相当多忙のようで、出発直前になっても連絡がつかないため、最悪、会えないことも念頭に、とりあえずオークランドの地に降り立ちました(笑)。

2、メーンフロアは「ラスベガススタイル」

事前にスカイシティカジノにVIPプログラム参加を伝えていたので、空港ではネームカードを持った出迎えの運転手が待っていてくれました。晴れ渡った空のもと、車で市街地へ。坂が多い街並みは、シドニーを思い出させました。街の雰囲気も、どこか似ています。30分足らずで、オークランドのシンボル、高さ300メートルを超すスカイタワーが見えてきました。このタワーを抱える一大レジャーコンプレックスの中に、スカイシティカジノはあります。

スカイタワーのたもとにあるホテル入口を入ると、ガラス張りの吹き抜けのロビーが目に飛び込んできます。縦横にエスカレーターが走り、カジノやレストランに出入りする人の波が見えます。オークランドのこじんまりした街並みとは似つかわしくない、にぎやかな施設だなと息を呑みました。

フロントへ行くと、チェックインは2時と言われたので、荷物を預け、時間までカジノを見学することに。エスカレーターで2階へ上がり、すぐのところに入口がありました。内装は黒を基調とした、いわゆる「ラスベガススタイル」。広い廊下を挟んで、まずブラックジャックテーブルが並び、フロア中央一帯がバカラやルーレット。その奥にスロットマシンがひしめいていました。ブラックジャックは、ざっと20台ほど。稼動しているだけでも10台を超し、どのテーブルにもプレーヤーがいました。ミニマムレートは、見渡した限り、最低がNZ$15、最高が$100のようでした。$10テーブルがないのは、NZの物価水準の反映でしょうか。
カジノは3階にもあり、2階と同じように一通りのゲームがそろっていました。人の多い2階よりもいくぶん、落ち着いた雰囲気でした。

3、VIPルーム「パシフィック・ルーム」

VIPルームの「パシフィック・ルーム」は、メーンフロアとは別のエリアにあり、入口も別でした。入口のデスクにスタッフがいて、常連以外のプレーヤーにはカードの提示を求めます。室内は、ざっと30メートル四方ぐらいで、ほどよい広さです。雰囲気はメーンフロアとは違い、明るい色の壁に、赤いじゅうたんの仕様。

ゲームテーブルは、中央の廊下を挟んで、両側に各2列、計4列並び、通常稼動しているのはブラックジャック3台、ルーレット2台、ミディバカラが3、4台といったところ。他にカリビアン・スタッド・ポーカーを見かけました。レートはBJが$25−1000、50−2000、100−5000、バカラがざっと見た限り、ミニマム$100と300がありました(マックスは正確に覚えていませんが、数万ドル単位だったと思います)。

入口のすぐ右手に、バーカウンターと軽食コーナー。バーには大きめのテレビスクリーンがあり、クリケットの国際試合などを延々と流していました。軽食コーナーには、朝、昼、夕方、夜と、食事時を見計らってチャーハン、チャーシュー、中華スープといった中華中心の軽食が置かれ、プレーヤーが自由に皿に取って食べられます。また、果物やパンなどは常時置いてました。ドリンクはアルコールも含め全てフリーです。

これとは別に食事メニューもありましたが、種類はさほど多くなく、有料です。料金欄には、「1200」とか「1500」とあるので、なんだろうと思ったら、コンプポイントでの表示でした(ポイントは100=$1、となるのでしょうか)。プレーヤーは通常、プレー実績に応じたコンプポイントで食事をするようです。
入口の右側奥には、ソファーが数台。照明が暗く、一人でいると寂しい気分に襲われ るので、あまり使いませんでした。

なお、室内は全面禁煙でした。国か州の法律で、建物内は原則全面禁煙だそうで、入口の反対側のドアを出たところにあるバルコニーでの喫煙となります。オーストラリアでは、VIPルームだけは喫煙可(一部は指定エリアのみですが)のところが多いため、全面禁煙と聞いて初めは少し戸惑いましたが、シューやセッションの切れ目ごとにバルコニーに行くというのが習慣付いてきて、だんだん気にならなくなりました。 むしろ、メリハリがついて、プラスに作用した面もあったり(笑)。

4、VIPプログラム

今回参加したプログラムは、ごく一般的な「International Complimentary Program」というもので、ターンオーバー(総賭け額)から算出したコンプを、宿泊代、飲食代、部屋付けの諸費用、航空券代金の順に充当していくものです。参加の条件は、オーストラリアなどのカジノのVIPカード所持者ならば特にないと言われまし た。そうでない場合は、NZ$10,000以上のデポジットが条件となるようです。

ホスト用の部屋が見当たらなかったので、ピットボスにホストを呼んでほしいと頼むと、入口の反対側にあるキャッシャーの横の、常にロックされた状態のドアから中国系のホストが出てきて、にこやかに迎えてくれました。あらかじめ用意されたVIPカードを受け取り、パスポートと航空券の領収書を渡すだけで、手続きは難なく終わりました(渡したものは、後ですぐ返してくれました)。

キャッシャーでのデポジットも難なく済みました。デポジット口座は端末で管理され、円と米ドルのそれぞれのデポジット額の領収書をくれ、そこに手書きで「HOLD1/27」と書いてもらいました。外貨のホールド(希望する日までデポジットの外貨を手放さずに保管してもらう手続き)は、オーストラリアなどでは、端末でその旨が印字された領収書をもらうのが一般的なので、「手書き」にやや戸惑いましたが、ここでは印字するシステムになっていないだけで、台帳にもしっかり記入しておくから大丈夫との説明でした(笑)。なお、オーストラリア同様、勝ち分の外貨への両替はカジノではできないようです。空港は率が悪いので、街中の両替店での両替をおすすめします。

使用するチップは、メルボルンやパースのようなプログラム専用のものでなく、通常のチップでした。種類は、$1、2.5、5、10、25、100、1000、5000(それ以上は手にしなかったので不明です笑)で、黄色い$10チップがあるのが印象的でしたが、通常はあまり使われていませんでした。通常のチップ使用なので、購入するときはCPV(チップ購入用の小切手)でなくても、現金でもできます。

VIPプログラム参加の場合、レーティングの対象はパシフィック・ルームでのプレーのみでした。パシフィック・ルームの近くには、「インターナショナル・ルーム」という別のVIPルームがありましたが、こちらはバカラのハイローラー専用のようです(日中、のぞいてみようとしたら、鍵がかかっていて入れませんでした)。
気になるコンプ率ですが、複数のホストに聞いたところ、「分からない」との回答でした(笑)。説明によると、ピットボスが平均ベット、プレー時間といった情報を入力すると、自動的にコンプポイントが計算される仕組みのようです。当然、ある算出式に基づいてポイントが出るはずですが、ホストはみな、算出式を知らないようでした。

後にホストに、プレー時間と日にちごとの平均ベット、それにその時のコンプポイントを教えてもらい、オーストラリアで一般的な1時間55ゲーム換算で計算したところ、コンプ率は0.3に行くかどうかでした。0.4や0.5が一般的なオーストラリアなどのプログラムと比べると、残念ながら、かなり厳しめの印象でした。
なお、バカラとルーレットのみが対象となる「Individual Commission Program」というものもあり、こちらはデポジットNZ$50,000以上で、ターンオーバーに対し0.2%がコンプ、1.0%がキャッシュバックとなります。使用するチップはプログラム専用の「コミッション・チップ」のようです。
また、コンプは部屋付けにしたチャージだけでなく、外での飲食や出費も、領収書を渡せば対象にできるそうです。

5、プレー(毎度ながら、BJのみです。すいません)

パシフィック・ルームのBJは、廊下を挟んで入口から向かって右側に2台、左側に1台あり、日中は右側の2台、夜になると3台すべてが開くというパターンでした。日中は(平日だったのもあるのでしょうが)プレーヤーが少なく、だいたい私一人でプレーを始め、時折、バカラにいたプレーヤーが息抜きで少し入ってくるという感じでした。

ルールは、ソフト17スタンド、サレンダーなし、ダブルダウンは「ソフトハンドでは不可で、それ以外はすべて可」、スプリットは3ハンドまで可(Aは2ハンドまで)、スプリット後のダブルダウンあり。ディーラーホールカードなしで、複数ハンドを賭けていてディーラーがBJの場合、オリジナルベットに加え、バストしたベットが没収となります(OBBO)。よってBSは、88vsT、88vsAの場合はスプリットでなくヒットとなり、あとは通常のBSと同じです。すべてシューデックで、8デックでした。なお、メーンフロアは一部を除き、ほとんどがCSMでした。

日中はBJにはほとんど客がいませんでした。私がいたのが、ずっと平日だったせいもあるかもしれません。それで、だいたい私一人でプレーを始め、時折、バカラにいたプレーヤーが息抜きでちょっと参加したり、ローカルプレーヤーがちょこちょこバックベットしてきたり、という感じでした。少ないボックスでのテンポの速いプレーが好きな私には、うってつけの環境でした。

同時に、暇をもてあましたピットボスの視線を浴び続けました。GAKUストでのプレーは、どこに行ってもだいたい見られるのですが、ここでは、おそらく過去にGAKUストを見たことのあるピットはいないでしょうからその「異様さ」(笑)は半端でなかったのでしょう。一人だから、余計に目立っていたはずです。ピットは交代するたびに「こいつはこんなプレーをしている」とヒソヒソと「引き継ぎ」をしていくほどでした(笑)。

夜になると、ローカルプレーヤーでにぎわいだします。毎晩、顔を合わせたプレーヤーだけで10人ほど。中国系が一番多く、ほかに韓国系や白人もいました。二日目からは、夕方ぐらいに$25テーブルが$50に変更されました。「夜はいつも$50に上げる」との説明で、フロアマネージャーに$25にしてほしいと頼みましたが、聞き入れられませんでした。

客が増え、ほぼ満席になっても、開けられるボックスは多くても3つまででした。オーストラリア同様、ボックス数をいたずらに増やさず、開閉で流れを調節するという流儀の人が多く、バックベットを多用してました。私が常に自分でボックスを開けてプレーするのを分かってきた常連たちは、私が途中から入っても「あんた、そこでボックス開けなさい」とボックスを譲り、自分は私にバックベットしたりします。少ないボックスが好きな私にとっては、やりやすい環境でした。

常連プレーヤーたちは、ほぼBSに忠実で、プレーの判断に悩むこともなく淡々とプレーする人が多く、リズムがよかったです。陽気でよく軽口をたたく中国系のおばちゃんも、ここぞという勝負どころでは真剣なまなざしになったりと、メリハリをわきまえた、いいプレーヤーが多く、好感が持てました。賭け額は多くても$300ほどで、毎回賭けず、たまに流れを見てバックベットするような人もいました。パーフェクトペア(ペアベット)も盛んでした。勝負の場というよりは、毎晩、仕事の後に社交も兼ねてプレーを楽しむという流儀で、時折$1000を賭ける遠征プレーヤーの私はやはり目立ってしまいましたが、常連客の多くは、気さくに「調子はどう?」と声をかけてくれたり、応援してくれたりしました。

6、ホテル・レストラン

スカイシティホテルは、カジノの上の階以上が客室エリアとなっています。2つあるエレベーターホールのうち、ホテル用のエレベーターでのみ行け、エレベーターではルームキーを差し込まないとホテルの階のボタンを押せない仕組みです。カジノの一つ上の階が「ホテル1階」(H1)と名づけられ、実質的には、グラウンド・フロアを1階とした場合、5階に当たります。

部屋(スタンダード・ルーム)はほどよい広さで、青いじゅうたんの明るい雰囲気。窓際にソファーテーブルがあり、バスローブ、アイロン、LANケーブルあり、スリッパは見当たらず。ミニバーやアメニティはそれなりに揃い、セーフティボックスは安心のPIN入力方式でした。前述の通り、法律により原則室内禁煙ですが、喫煙ルームもあるようです。私は事前に喫煙ルーム希望の旨を伝えていたのですが、灰皿が置いていないのを見ると禁煙だったようです(部屋を替わるのも面倒なので、そのままそこに居ましたが…)。おそらく法律があるぐらいだから、喫煙ルームは多くないのでしょう。喫煙希望の場合、チェックインの時に改めてその旨を伝えたほうがいいと思います。1泊料金はカジノレートで税込み$150ぐらいだったと思います。

フロントの横に宿泊客専用の「ビジネスセンター」があり、3台あるインターネットを無料で使えました。入口でルームキーを差し込んで入る方式です。PCには日本語入力ソフトが入っていませんでしたが、フロントに聞いたら、ウェブ上から好きなものをダウンロードしていいと言われました。私としては一番使い勝手のいいマイクロソフトのGLOBAL IMEはなぜかブロックされてダウンロードできず、他のソフトを入れました。

レストランは、今回あまりまじめに探検しませんでしたが、1階(日本でいう2階)に中華の「ミン・コート」、2階に朝から深夜までやっているバフェ「フォーチュナ」があるほか、スカイタワーの上階に展望のいい高級レストランがいくつかあります。カジノのメーンフロアには「ヌードル・バー」と「デリ」という手ごろなフードコートがあり、今滞在で一番お世話になりました(爆)。カフェやバーもカジノ内外に点在しています。
スカイタワーでは、200メートルぐらいの高さから安全装置をつけてフォールすることもできます(バンジーとは違うようです)。1回100何十ドルかのようです。

7、散策・ツアー

スカイシティは街の中心部にあり、街中のどこへ行くにも便利でした。坂を下って2分ほど歩けば、メーンストリートのクイーン・ストリート。おしゃれなショップやカフェ、レストランが並び、両替店や銀行も点在しています。クイーン・ストリートを海へ向かって少し歩けばハーバーがあり、対岸や少し離れた島に行くフェリーが出入りしています。その横にある「ヴァイアダクト・ハーバー」は、ヨットのアメリカズ・カップの舞台となった後に観光名所として再開発されたところで、入江に多くのヨットが係留され、それを取り囲むように、おしゃれなカフェやバーが並んでいました。「シティ・オブ・セイルズ」と呼ばれるオークランドらしい光景でした。

ホテルのコンシアージュに手配を頼んで、日帰りで温泉地ロトルアへのツアーに参加しました。値段の割には、ごく無難な(?)内容でしたが、行き帰りに車窓から見た郊外の田舎の風景は、ニュージーランドらしくのどかで、心が洗われました(笑)。
ヒツジの放牧もあちこちで見ました。

ツアーは、コンシアージュが持っているプランに頼らず、自分でウェブでチェックしたり、ダウンタウンの旅行会社で探す方が選択肢も広く、いいかもしれません。ツアーでなくても、スカイシティにはバスターミナルも併設されており、ここで自分で切符を買って、各地へ行くこともできます。

8、申し込み

パシフィック・ルームでのプレーを希望する方は、 このページの 「Contact」の欄にあるメールアドレスに、到着・出発日時やフロントマネー額を書いて送れば、すぐに返事が来ます。日本人ホストはおらず、私が行ったときは中国系、韓国系、フィリピン系のホストがいましたが、みなとても親身です。

日本人客はごくわずかのようです。前述のように、コンプは率が明確でない上、厳しめで、「コンプ率をオーストラリアのカジノ並みに設定すれば、日本のカジノ仲間にも勧められるのだが…」とサジェスチョンしておきました(笑)。あるホストは「ニュージーランド国内に5箇所あるカジノはみな、スカイシティの傘下だから、競争がない」と背景を説明していました。

カジノの雰囲気は気に入りました。結局、当初目的である友人との再会は、すれ違いでできませんでしたが(笑)、またいつか、今度こそ友人との再会も兼ねて、帰還してみたいカジノです。

オークランド・スカイシティカジノ
スカイシティの外観
オークランド・スカイシティカジノ
スカイシティのロビー
オークランド・スカイシティカジノ
ロビーのエスカレーター前にあったサインボード。「Gaming」「Casino」の文字がそそられる
オークランド・スカイシティカジノ
ガラス張りの明るいホール
オークランド・スカイシティカジノ
ホテルのフロント
オークランド・スカイシティカジノ
ホテル室内。青いじゅうたんが気分を明るくしてくれた
オークランド・スカイシティカジノ
スカイシティ前の通り。坂の多い街だ
オークランド・スカイシティカジノ
目抜き通りのクイーン・ストリート。街中にはアジア系の人が多い
オークランド・スカイシティカジノ
ハーバーのプロムナード。海風に吹かれながら、のんびり読書にふける人が多い
オークランド・スカイシティカジノ
ヴァイアダクト・ハーバー。ヨットが係留された入り江を囲むように、おしゃれなバーやカフェが並ぶ
オークランド・スカイシティカジノ
オークランド大学へ続く道すがらにあった、歩道の標識。緑の多い街でもある
オークランド・スカイシティカジノ
大学へ向かう坂を上ったところから見た市街地。やはりランドマークはスカイタワー
オークランド・スカイシティカジノ
ロトルア日帰りツアーから。農業公園にいたヒツジの群れ。観光用だけど、圧巻
オークランド・スカイシティカジノ
「お約束」のヒツジの毛狩り。豪快な中にも、繊細な技を見る
オークランド・スカイシティカジノ
マオリの民族村にあった、蒸気を噴き出す泉源

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