リゾカジ カジノレポート

独逸カジノ賭け人の最後の旅打ち日記 (第5夜)カジノ「バート・エムス」

* ヨーロッパ 2016/ 09/ 12 Written by 独逸の旅打賭け人

コメント( 3)

 2016年5月15日 カジノ「バート・エムス」
 (地元の博物館で、1815年頃のルーレット・ウィールを見つけた・・・)

 今朝、カジノ「シュロス・ベルク」のあるネニッヒの駅からローカル線に乗って、途中、トリアーとコブレンツで乗り換えて、バート・エムス西駅で降り立った。いつもは、もう1つ先のバート・エムスの駅で乗り降りしているのだが、今回はこの駅の方が近いホテルを取ったので、手前の駅で降りたのである。
このカジノもオープンの時間が19時になってしまったので、コブレンツにホテルを取ってプレイ後に最終電車に乗ることが不可能になってしまったのだ。遅い時間にタクシーで戻ることも出来るが、負けた時には目も当てられない。
 昨日泊まったホテルが豪華なリゾート・ホテルで、ホテル代がだいぶ予算をオーバーしてしまったので、今日の安いホテルで辻褄を合わせようとの狙いもある。
今日泊まるのは、ホテル・レストラン「アドリア・クロアティエン」というレストラン兼業の家族経営の小さなホテルである。場所が分からなくてウロウロしながら、他の小さなホテルで聞いて辿り着いた。バート・エムスのカジノ前のメイン通りをまっすぐ来ると、突き当りの分かりやすい場所にあったのだが。
ちょうど昼時とあって、1階のレストランは満席。安いランチも出しているようで、なかなかの人気の店のよう。部屋は2階なので階段を上がる。

 バート・エムスは、鉄道で言えばバート・エムスとバート・エムス西駅の間に川沿いに開けた町。両駅の間は歩いても15分ほど。カジノの場所の見当はついたのだが、念のため歩いて確認する。ホテルとカジノとの間に、歩道の脇にレストランの案内板を見つけた。そこには、シェフがホワイト・アスパラガスを持っている写真が出ている。今はこのホワイト・アスパラガスの最盛期。この案内板に釣れられて奥まったところに建っているレストランに入った。
ここも、テラス席はもちろんのこと、店内の席もほとんど満席。1人ということも幸いして、席を作ってもらうことが出来た。そうか、今日は日曜。カップルや家族連れが多く、混んでいるはずだ。シェフの写真に写っているだけにホワイト・アスパラガスも極上の味。初めてのレストランだが、当りだった。

 カジノ周辺を一回りしてホテルに戻る時に、地元のミュージアムを見つけた。入場無料というのに釣られて、入ってみる。最近作られたらしく、奥の一部はまだ工事中。このバート・エムスという温泉町も歴史は古く、往時は遠くからも湯治客が来ていたらしい。当然カジノもあり、博物館の中には、1815年当時(日本では、文化・文政、11代将軍・徳川家斉の時代)のルーレット・ウィールが展示されていた。何と、0のほかに00がある。当時のドイツのルーレットには00があったのである。
それ以降に、フランクフルト近郊のバート・ホムブルクのカジノ経営者、フランソワ・ブランによってゼロが1つのルーレットが発明され、モナコの繁栄の原点となったが、ドイツのカジノでもゼロが1つになって、今日に至っているのである。

 時間があるので、久し振りにこの町の唯一の動く観光資源ともいえるケーブルカーに乗ることにした。このケーブルカーは、カジノの建物の前の道路を渡ったところが発着点。梯子を上るように急な斜面を短時間で登って、町全体が眼下に見下ろせる見晴台に出る。観光客には人気のもの。

駅には上りのケーブルカーがドアを開けて止まっているが、運転士も係員もおらず全くの無人。入り口に券売機だけが置かれている。
券売機の隣に中年の男性が立っていて、声をかけられた。一人かと言われ、切符を出して、2.2ユーロと告げられる。券売機の一番上に書かれているキップの価格と同じなので、3ユーロ渡してお釣りを貰ったが、帰りのことを考えてもう1枚と言うと、帰りは見晴らしがいいので歩けばいい。と、言われ、行きの切符だけにした。ケーブルカーの乗るとしばらくして発車したが、筆者の後に来た観光客もこの男から切符を買っていた。

何か、釈然としないものがあったので、頂上駅に置かれている券売機で見てみると、1回券は2.2ユーロ。ところが、10枚セットは13.5ユーロと書かれている。1枚にすると、1.35ユーロ。これを買わされたのであった。
昔、大阪の地下鉄では、回数券を1枚ずつ分けて売っているおばさんがいると聞いたことがあるが、ドイツではおじさんが分売しているのである。10枚売れば、1000円位の収入になるので、結構いい商売なのかもしれない。
帰りの切符を売らなかったのは、親切心よりも、乗客が戻ってきて再び会ってしまうのがいやだったからのようだ。
後で調べたら、往復券を3.3ユーロで券売機で売っていた。

 カジノへの入場は、オープンから遅れること15分の、19時15分。
すでに8投が投げられ、日曜ということもあるのか、賭け人もすでに3人が台を囲んでいた。玉を投げているのは、若い男性のクルーピエ。ピット・ボス席には中年の男性が座っている。このカジノには、ルーレット台はクイック・テーブルが2台あるが、2台とも使われているのは見たことがなく、いつも1台だけを3人のクルーピエが交代で運営している。

ここまでの8投の出目は、(カッコ内はゾーンの記号)
13(K)-22(△)-22(△)-31(Or)-3(0/3)-7(△)-2(△)-7(△)
△が多出しているのが目立つ。

筆者は、ヨーロピアン・ルーレットの37の数字の盤面を4つに分けてゾーンで狙うことを中心に攻めているが、今回はその4つに分けたゾーンでの賭けをわかり易くするために、使用するオリジナルの出目表を作り直した。0/3(ゼロ・スピール)-△-Or(オフラン)-K(クライン・セリー)という流れで記載できるようにしたので、次に出るゾーンの推理がしやすくなった。
また、数字に当たった時に渡すティップの大きさを再認識し、それも合法的に節約しようと考えたのがこの4分割法でもある。

0/3(ゼロ・スピール)は、ヨーロピアン・ルーレットの盤面の中心数字26の左右3数字ずつの7数字(12-35-3-26-0-32-15)に4枚のチップを賭け(0/3、12/15、32/35のシュバルに各1枚、26は単独賭け)、26に当たった時には35枚、それ以外の数字では17枚の配当。

△は筆者独自の記号と概念のゾーンだが、0/3の外側左右5数字ずつの合計10数字(22-18-29-7-28、19-4-21-2-25)のゾーンで、6枚のチップを賭ける。4/7、18/21、19/22、25/28はシュバル(2目賭け)になり、当たった時の配当は17枚だが、2と29は独立した位置にあるので、2は0と、29は26とシュバルに賭けることでティップを避けることが出来るようにした。

Or(オフラン)は、26から見て3時と9時の方向にある左右合計8数字(17-34-6、1-20-14-31-9)のゾーンで5枚のチップで、6/9、14/17、17/20、31/34のシュバルと1の単独数字に賭けることになる。1に当たった時には35枚、17は2つのシュバルに賭けているので34枚の配当になる。

K(クライン・セリー)は、盤面の中心数字26の対面の12数字を指すが、6枚のチップで、5/8、10/11、13/16、23/24、27/30、33/36の6ヵ所のシュバルに賭けることになるので、どの数字が出ても17枚の配当になる。

出目表には、ゾーンに賭ける時は当該のゾーンのスペースに斜線を引き(ダブルで賭ける時にはXの形)、実際に出た目の当該のゾーンに○印を記入する。

10ユーロと指定して50枚分の500ユーロ札を出す。このカジノではクイック・テーブルを使用しているが、台付属のカラーチップは置いていない。全てがノーマルチップを使用する。唯一、ノーマルチップに色のラインを付けたものがカラーチップとして使われているが、台には置いていなくてキャッシャーで交換して来なければいけない。台からの現金の出し入れは、税務官の立会いが必要なので、結構手間が掛かる。
この間、プレイを中断して待とうかとクルーピエに聞かれたが、他の賭け人に迷惑をかけるので、プレイは続けてくれと告げる。

次の出目は、
-35(0/3)
3投の△の後、0/3が出た。
次は、△に戻るか、0/3が続くか、Orに流れるかは読めない。
その時、キャッシャーからカラーチップが届いて、50枚を受け取る。
とりあえず、「見」。
出目は、17。Orに流れた。

ここから、参戦。
△が強張っていたので、△が本線。押さえに、0/3。10枚を張る。
出目は、30。Kに流れた。
しばらくKが出ていなかったので、次はKが本線。押さえに△で12枚。
予想は外れ、出目は6。Orに戻ってしまった。
さて、次だが、ゾーンの流れからはKに戻るのが順当だが、2投読みを外しているので、敢えてOrのリピートを狙い、押さえに0/3に4枚。
今回は当たった。出た目は14でOr。初めての当りで、戻りは17枚。
Orが2投続いたので、次は0/3が本線。押さえに、△に6枚。
出目は、3。0/3が当たって、17枚の戻り。
次の23は0/3とOrの両賭けで外してしまう。
しばらく出ていなかったKが出たので、
次はKを主軸に、押さえをOrで11枚の賭け。
23がリピートになったので、Kで17枚の戻り。
次も、もう1投、K。押さえにOrに5枚。
残念にも、出目は18で、△が出た。
次は、Kに戻るだろう。と、Kに6枚。
これは当たった。出目は、27で17枚の戻り。
よ~し。次はKが続くと見て、Kにダブル賭け。押さえに△に6枚。
出目は、8でKが出た。配当は、34枚。ティップは渡さない。
先ほども、2投のKの後は、△に流れたので、
次も、△のダブルを主軸に、押さえに0/3に4枚。
ところが、狙い通りには行かず、出目は30でもう1投Kが続いてしまった。

このあたりは、36ツボツボを仕掛けていれば・・・後講釈。
次は、間違いなく△に流れる。と、△にダブル賭け。押さえに、0/3。
今回は、狙い通り。△の4が出てくれた。配当は、34枚。
さて、次だが、Kに戻ると見て、Kにダブル、押さえに△に6枚。
狙い通りには行かず、△に戻ってしまい、出目は7。
ところが、運のいいことに7は先ほどの4とのシュバルが2枚残っていて、都合3枚になって、配当は51枚。ラッキーなことである。今日始めて、ティップを1枚。

ここでクルーピエが交替。玉を投げていた若いクルーピエがピット・ボス席に座り、女性のクルーピエが入場して玉を投げる。
この女性のクルーピエは筆者と相性がいいようで、大歓迎。「粋な姉さん」という感じの中年の女性なのだが、チップの切り方(勘定の仕方)が独特。
アメリカン・ルーレットやドイツでのクイック・テーブルのチップは大型で平坦。手の指を使って、20枚1本にするのは難しくないし、20枚をベースにして、17枚の配当ならお尻の3枚を外せば簡単。
ところが、ドイツのノーマルのチップは重ねて立てることは難しい。チップ自体が平らではないので、すぐに倒れてしまうのだ。そのため、配当する時はチップを横にして数える必要がある。この時、ほとんどのクルーピエは5枚ずつ少しずらしてカットするのだが、この女性のクルーピエは4枚ずつカットする。しかも、そのスピードが目にも留まらぬくらい速いのである。
このクルーピエの他には、他のドイツのカジノでは見たことがない技。
それに相性がよく、このカジノで常勝できているのはこの「粋な姉さん」クルーピエのおかげ。とくに、Orのツラ目ではうまく勝たせてもらっている。ただし、真剣に投げているというよりも、ピット・ボス役のクルーピエとお喋りをしながら、気が向いたら玉を投げるという投げやりな感じでしかない。まあ、こちらは勝てさえすれば、ほかの事はどうでもいいのだが。

次は、Kに戻るはずと、Kにダブル賭け。押さえに△に6枚。
出目は、18。△の方が出て、戻りは17枚。18枚張っているので、1枚のマイナスになってしまった。
さて次こそ、Kと自信を持ってダブル賭け、押さえは△に6枚。
あ~あ。何としたことだ。Orの1が出た。しばらく、Orは「死に目」になっていたので、このクルーピエとの相性をすっかり失念してしまっていた。
あわてて、次はOrと△のダブル賭け。
自ら運を逃してしまったようで、
出目は、30。Kの数字で見事に外した。

次は、間違いなくOrに戻る。と、確信を持ってOrにダブル、押さえにKに6枚。
これは狙い通り。Orのしかも、17。シュバルが4枚になるので、配当は68枚。
ティップは1枚。これで、勢いに乗れるか?
次は、△と読んでダブル賭け。押さえにKに6枚。
これも当たった。
出目は、△の19。配当は34枚。
次も△が続く。と、△にダブル賭け。押さえは、今回はOrに5枚。
出目は、2で、△が取れ、戻りは34枚。
これで、100近く浮いたことになる。
お姉さんが、女神に見えてくる。

ところが、この後がいけない。
-8(k)-6(Or)-6(Or)-30(K)-29(△)-20(Or)-3(0/3)-30(K)
この8投で、いずれもダブルとシングルの併せ賭けをしているにも拘らず、当たったのは、30の目でそれもシングルの17枚だけ。トホホ・・・である。
手持ちのチップはほとんどを失ってしまった。
女神から夜叉に急転直下。

気を引き締めて頑張ろう。
次は、Orを主軸にダブル賭け。押さえに、0/3に4枚。
出目は、Orの6で、34枚が戻る。
次は、逆に0/3を主軸にダブル賭け。押さえをOr。
何と、何と、0/3で最も大きい配当の26が出た。
配当は、70枚。ティップは2枚。
調子に乗れそうだ。
次は、Orをダブル賭けにして、0/3に押さえの4枚。
出目は、0/3の3で17枚の戻り。
ここで、クルーピエが交替。やれやれ、調子が戻った時に・・・
「粋な姉さん」クルーピエは、ピット・ボス席に。ウィールは休憩していた中年のクルーピエが戻って、廻す。

気持ちが削がれたので、次の1投は、「見」。
出た目は、7。△の数字。
ここから、再戦。
次は、△に戻るとみるが、△とKとの両賭けで12枚。
出目は、Kの30で、17枚の戻り。
次は、0/3とOrとの両賭けで臨むが、
出目は、△の28でスカ。
今度は、強気に0/3のダブル賭け。押さえに、Orに5枚。
Kの11が出て、これも外してしまった。
次は、△が主軸でダブル賭け。押さえにKに6枚。
狙い通りには行かず、
出目は、Kの24で17枚だけが戻る。
どうも、Kに寄って行きそうな予感。
次は、思い切って、Kのダブル賭けに加えて、36ツボツボ(27-13-36-11-30)に5枚。押さえに、△に6枚。
出目は、33。Kの数字なので、戻りは34枚。近い数字なのだが、36ツボツボは外す。
次は、△をダブル賭けにして、押さえにKに6枚。
ところが、出た目は、1。Orの数字で、しかも33の隣の位置。クルーピエが
「粋な姉さん」のままだったら、この1は取っていただろう。
次の24は、0/3とOrの両賭けで外す。
次は、再びKと見て、Kのダブると併せ、36ツボツボ。押さえに、Orに5枚。
出目は、何と1。今回は取れて、35枚が戻る。ティップを1枚。
次の15と22は外してしまった。

ここで、手持ちをほとんど失ったので、次の500を投入。
-27(K)-35(0/3)-13(K)-1(Or)
の4投はかすりもしなかった。
1が出たので、Orのダブル賭けと0/3に4枚。押さえに、33にも1枚。
出目は、Kの33。今回は押さえの33で35枚が戻り、ティップに1枚。
次も今と同様に、Orのダブル賭けに、押さえに0/3に4枚。
ところが、出目は△の19。うまくいかないものである。
さて、次は1投置きに出ているKにダブル賭け。押さえは、Orに5枚。
これは順当な目で、Kの13。34枚の戻り。
27や13が頻出しているので、次はKと△の併せ賭けに加えて、36ツボツボと24に1枚。
強気が外れて、出たのはOr。しかも、17。
次は、1投置きのKにダブル賭け。押さえは、Orに5枚。
出目は、狙い通りのKの23。34枚が戻る。
OrとKに集中してきたので、
次は、Orにダブル賭け、押さえにKに6枚。
狙い通りの、Orの31が出てくれた。戻りは34枚。
次は、規則的に出ているKにダブル賭け、さらに36ツボツボと33に1枚。押さえには、Orに5枚。
規則性は崩れたが、出目はOrの14で17枚は戻る。
次は、間違いなくKの目だ。
Kのダブル賭けに、36ツボツボ。そして、33にも1枚。押さえは、Orに5枚。
今回は予想通りに、Kの24が出て、34枚の戻り。
次は、Orのダブル賭け。Kにも6枚。さらに36ツボツボ。ついでに33に1枚。
これは、Orが出たが、出目は、1。
70枚が戻って、ティップは2枚、20ユーロ。
次も強気で押そう。
Kのダブル賭け、36ツボツボ、24と33にも1枚。押さえは、Orに5枚。
これも取れた。戻りは、34枚。
次は、Orにダブル賭け。Kに6枚と
36ツボツボと24、33に各1枚。
出目は、Orではなく、Kの10。それでも、17枚だけは戻る。
次は、Orにダブル。押さえに、0/3に4枚。
出た目は、0。今日始めての0である。
次は、Orのダブルに0/3に4枚。33にも1枚。
出目は、15。17枚が戻る。
この後の8は、Orのダブルと0/3に賭けて、外した。
次の出目の26、0/3の中心数字は、なぜか0/3に賭けておらず、取れなかった。
次の28は、0/3と△との併せ賭けで、配当は17枚。

ここで、女神か夜叉かの、「粋な姉さん」クルーピエが休憩を終えて戻ってきた。
手持ちのチップはだいぶ沈んでしまったので、頑張ろう。なにしろ、今日はこの地に泊まっているので、帰りの交通を気にしなくて済むのがありがたい。
さて、とりあえず、次は、△とKとの両賭け。
出目は、9でOrなのでスカ。
このクルーピエはOrをうまく出してくれるので、
次は、Orと0/3の両賭け。
うまい具合に、Orでも嬉しい数字、1が出た。
配当は、35枚。ティップを1枚。
これは、いけるかも知れないという予感が・・・
次も、Orと0/3との両賭け。押さえに、33にも1枚。
出目は7で、△の数字。外してしまった。
次は、Kに流れると読む。Kに6枚と、36ツボツボ。24と33に1枚ずつ。押さえは、△に6枚。
出た目は、27。Kとツボツボが取れて、52枚の配当。ティップを1枚。
次ももう1投、Kと読む。Kにダブル賭け、36ツボツボ、24と33に1枚ずつ。押さえは、Orに5枚。
出目は、Kの10。34枚の戻り。
これは、何とかなるかも知れない。

次は、△とKの両賭け。
出目は、△の29。17枚の戻り。
次は、0/3と△の両賭けで、G全体を狙う。
出目は、0/3の12で、17枚の戻り。
次は、順序からいって、Kに間違いない。
Kのダブル賭けに、36ツボツボ、24に1枚。押さえは、△に6枚。
狙い通りで、Kの36が出た。
配当は、ツボツボが当たったので、69枚。ティップは1枚。
次も、もう1投、Kと読む。
Kのダブル賭けに、△にも6枚。
Orの31が出て、今回は外した。
姉さんクルーピエは、Orで勝たせてくれたことを思い出して、
Orにダブル賭け、1、31、34、33に各1枚。押さえは、0/3に4枚。
何と、出目は、31のリピートだった。配当は、69枚。ティップは1枚。
調子が出てきた。
次は、0/3を狙って、0/3とOrの両賭けに、26ツボツボ(35-3-26-0-32)に5枚。
狙い通りで、35が出てくれた。配当は、52枚。ティップは1枚。
次は、Orと0/3の両面狙いとして、Orにダブル賭け、26ツボツボ、さらに押さえに、33にも1枚。
Orも0/3も外れたのだが、押さえの33が取れた。
配当は、35枚。ティップは1枚。
33という数字は、Orの1の代位として出ることが多い。
さて、次こそ、Orに間違いなし。
Orにダブル賭け、1、6、9、31、34に各1枚。押さえに、0/3に4枚。
さあ~。出ろ。
何と、何と、出ました。Orの1が。
1に3枚のチップが賭けられたことになるので、配当は105枚。ティップは3枚。
いやあ、「粋な姉さん」クルーピエの真価を遺憾なく発揮してくれました。
一時でも、夜叉などと言って失礼しました。

さて、次は0/3で間違いないはず。
0/3のダブル賭けに、26ツボツボ、押さえにOrに5枚と、33にも1枚。
さ~て、出ろ。
出目は、32。
26ツボツボも当たっているので、配当は、69枚。ティップは1枚。
次は、Kに戻るはず。
Kのダブル賭けに、36ツボツボ、24と33にも各1枚。押さえは、Orに5枚。
さて、出目は、
△の4だったのです。

ここで、撤収とします。
ありがとう。「粋な姉さん」クルーピエさん!!


チップは10ユーロ換算で、375枚分。投下した100枚を引いて、勝分は275枚、2750ユーロとなった。
この小さなカジノには、正式なキャッシャーはない。レセプションで両替してくれるのだが、景気のいいカジノではないので、何と500ユーロ札がないのである。100ユーロ札を37枚も貰ったが財布には入りきれなかった。

バート・エムスはドイツでも古い温泉町。町の中心部には、その当時からの間欠泉や鉱泉の飲泉所などが残っていて、観光客を集めている。

次回の旅打ちは、アーヘンからハノーファーにかけてのカシノを巡る。



このReportへのコメント(全 3件)

2016/09/13(Tue) 11:24

yab

独逸の旅打賭け人さん

毎回詳しい情報ありがとうごさいます。いつも、ドイツのカジノレポート楽しみに拝読しています。
ところで、こんどバートデュルクハイムに行ってみようと思っているのですが、ネットで調べてみても電車での行き方が難しそうなので、やはり、マンハイムからタクシーで行く方法がいいのでしょうか?もし、なにか他にあれば、教えていただけるとたすかります。


2016/09/13(Tue) 14:07

独逸の旅打賭け人

Yab さん

バート・デュルクハイムですか。なかなか渋いカジノです。
行き方は二通りあります。いずれもマンハイム中央駅からですが、簡単なのは乗り換えなしで行ける、トラムでしょう。STR9に乗れば、1時間ほどで直接行けます。カジノは終点のすぐそば。
もう一つの行き方は、ドイツ鉄道でノイシュタットの駅で、バート・デュルクハイム行きに乗り換える方法です。1時間かかりません。
時刻表は、ネットでドイツ鉄道(Die Bahn)を見れば、すべてわかります。時刻も料金も。
このカジノのルーレットはビック・テーブルを使う本格派。ジャケットとネクタイは必携です。
御健闘を!!

現在時間で調べてみると、
前者では、マンハイム発 13:38で、バート・デュルクハイム着 14:21
後者では、マンハイム発 13:44で、ノイシュタット乗り換えで、バート・デュルクハイム着 14:28です。割と頻繁に出ているようです。


2016/09/13(Tue) 14:33

yab

時刻までありがとうございます。ジャケットとネクタイ忘れないようにします。

また、今回のレポート、途中からの逆転劇、楽しませてもらいました。次回も楽しみにしています。



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