バカラ必勝コラム 「ひよったら負けだ!!」

ちくわのゲーミングエッセイ・バカラ
*この記事は、casino japan誌に掲載されたものです。

1. 地位も富も失いかねないバカラの魔性の魅力・序章

1994年の倍々賭け

 1994年、春。ラスベガス バーバリーコーストホテル(現BILL’S)での出来事だ。
 5連続つづけて負けた私は、320ドルのチップをバンカーサイドに押し出した。10ドルから始めて、負けたら20ドル、また負けたら40ドル……というように倍々に賭けていく方法(いわゆるマーチンゲール法)で、一昨日、昨日と快勝し、一緒に来ていた彼女にもヴィトンのバックをプレゼントした。
 しかしどうも今日は調子がおかしい。5連敗の後のベット額は320ドル。ミニバカラ卓ではあまり賭けない金額だ。
 「ノーモアベット」女性ディーラーがゲームを開始した。
 「プレイヤー8、バンカー5、プレイヤーウィン!」私のチップはすべて回収された。
 「もう止めたら・・・?」と隣で彼女が言う。
 「いや、次はきっとバンカーだ」
 私は、更に倍額の640ドルを汗ばんだ手でバンカーに押し出す。これで負けたらもうあと一回分しか勝負できない。
 しかし、ここでまた私はしくじった。プレイヤーの7に対してバンカー6。チップが回収され、私は最後の1280ドルを握り締めた。彼女はあきれて席を立った。それでも私は残りの全てのチップをバンカーに置いた。汗が噴出し、ドーパミンだかアドレナリンだか分からないが脳汁が身体を駆け巡る。これに勝てば全ての資金と勝ち分が戻ってくる。負ければ全てなくなる。8連続負ける……あり得ない。計算上では1/256の確立だ。
 女性ディーラーが「いいのか?」というように聞いてくる。
 「ゴー・ア・ヘッド!」と叫ぶ私。ゲームが開始された。
 プレイヤーの2枚は絵札と7の合計「7」。強い。バンカーは絵札2枚で合計「0」。目の前が真っ暗になる。バンカーの最後のカードがゆっくりと開かれる……。
 最後のカードは「9」。
 「バンカーウィン!!」
 私は立ち上がって拳を突き上げた。まだ、バカラを覚えて2回目の、初めてのラスベガスでの話だ。7連敗の後の8回目もまた負ける確立は1/256ではなく、やはり1/2だとは知りもしない頃だった。

バカラの魅力

 14年前にゴールドコーストに行った際に初めて行ったカジノで私はこのバカラというゲームを知った。サラリーマンの月給からは考えられない額の勝利を収めたことに味を占め、ラスベガス、ナイアガラ、マカオ、韓国、テニアンと次々にバカラ旅行を繰り返した。世界中のどこのカジノに行っても必ず置いてあり、特にハイローラーと呼ばれる人たちに最も好まれるゲームがバカラだ。私は負けてばかりだったが、何故こんなにバカラにはまったのか。その魅力は言葉では表現しづらい。
 1995年、東京の狛江市の市長、石井三雄氏がバカラ賭博で数十億の借金を作って失踪。ニュースステーションで報道されたこのニュースを聞いてゾッとした。多分、同じような気持ちで見ていた人が日本中にいたことだろう。地位も金も余るほどある人間が全てを投げ打って勝負してしまう……そんな恐ろしい一面を併せ持つゲームがバカラだ。たった数枚のトランプのカードのどちらが「9」に近いかに数十万ドルの大金を羅紗上に置く。わずか 1分ほどの勝負だが、その金が倍になって返ってくるか、失ってしまうかの単純な博打である。
 世界中のカジノで賭けられる金額が一番大きいのもバカラだ。マカオのカジノではゲームの8割がこのバカラで占められており、そのマカオのカジノ収益は昨年、ラスベガスを越えた。そのくらいバカラというゲームに人々は大事なお金を落としていくのである。世界中のバカラ卓には、今日も人生の逆転を賭けて座っているギャンブラーが大勢いるのだ。

バカラのルールについて

 バカラというゲームは、ヨーロッパ発祥とも中国発祥とも言われているが、定かではない。ただし、多少の進行の差こそあれ、ルールは世界中どこも変わらない。8デッキ(6デッキの場合もある)のトランプをシャッフルし、シューボックスにカードを入れ、多少のバーンカード(捨てカード)を消化したらゲームが開始される。客はプレイヤーサイドか、バンカーサイドにチップを置く。その後、2枚ずつカードが配られ、それぞれのサイドのベットオーナー(賭け金額が一番大きい客)がそれを絞る(スクイーズする)。これはペローンとめくってしまっても良いのだが、この「絞り」はベットオーナーだけの特権である。自分の好きな絞り方でゆっくりめくって「楽しむ」のである(註:ミニバカラでは絞りはない)。バカラではカードの数を以下のように数える。
A     ・・・1
2~9   ・・・そのままの数
10と絵札 ・・・0
 めくった2枚の総和が8もしくは9ならば「ナチュラル」と呼ばれ、相手の数にかかわらずゲームは終了する。9は最強のハンドで、8なら相手が9でない限り負けることはない。6、もしくは7の場合は「スタンド」と呼ばれ、3枚目のカードを引くことはなく(バンカー6の場合は例外もある)相手サイドが3枚目のカードをあけるのを待つことになる。それ以下の数字の場合は基本的には3枚目を引いて、できるだけ9に近くなるよう努力する(祈る)のである。
 プレイヤーサイドが勝った場合には賭け額が倍になって戻ってくる。バンカーサイドが勝った場合には5%のハウスコミッションを引かれて配当が付けられる。この5%がこのゲームの控除率という仕組みだ。
 バカラは同点(タイ)の場合はあるが、その場合はチップを没収されることはない。自分の賭けたチップを手元に戻してもかまわない。
 この他に「条件」と呼ばれるルールがあるが、少しややこしいので今回は触れないでおく。この「条件」は初心者は知らなくても問題なくゲームには参加できる。バカラのルールはこれだけである。実際に参加してみればすぐに理解できる。

 バカラの面白さはその人間模様でもある。皆、勝ちたい。色んな必勝法を研究する。
罫線を描き、流れを読む。連勝している人には乗る。逆に連敗している人には遠慮なく逆張りを仕掛ける。時には手を取り合って喜ぶが、ディーラーに罵詈雑言を吐く冷え切った雰囲気のテーブルもたまに見かける。人間性が露骨に表れる。肌の色が違ってもそこは皆変わらない。数あるカジノゲームの中でも最もセルフコントロールが求められるゲームだ。良くも悪くも、強烈な体験が出来るゲームである。


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