BJでのBSはやはり確率計算に基づく最善手になると思います。当リゾカジサイトを含め、
インターネットでのBJに関する戦術情報が拡散している現在において、広く普及している期待値計算に基づくBSチャートは、古今東西のBJに関する情報の中で、”この期待値計算は誤りである” と明確な計算式を示し否定証明をしたものを見たことはありません。
従い、この期待値計算は正しいと認めるのが妥当と思います。
http://resocasi.com/game/detail?id=3
その上で、BJプレーにおいて、BSに基づいたプレーはゲームとして楽しいか否かという別の議論が生じます。確率最優先のプレーではプレヤーにアクション選択はなく、ただディラーと同じく、機械的にゲームをこなしていくだけ。ペア等のサイドベットはもちろんインシュランスもイーブンもなし。 個々の状況判断やインスピレーションによる判断等のゲーム本来の醍醐味を排除してしまうことになります。 ”それでなにが面白いの?”という議論です。
それでも、私はBS遵守のBJにこだわります。与えられた状況の中で、常に最善の一手を選び続けて行き、その上で最善の結果を待つのがこのゲームの本質だと感じるからです。
ちなみに、ラスベガスのMGMグループの客室内ビデオでBJのレクチャーがあるのですが、
それによるとBJプレヤーの80%はBS無視のプレーをしているそうです。
もし、すべてのプレヤーがガチガチのBS遵守のプレーしかしなかったとしたら、どうなるでしょうか。カジノのBJテーブルからの収益率は標準的控除率のレベルに留まり、その結果として、コンプ条件やサービスの悪化、最悪の場合BJルール自体を変えるでしょう。
インターネットを通じたBSに関するプレヤーの認識が広まるに伴い、ラスベガスのBJがS17からH17へ変遷していった歴史や、マカオやシンガポールの後発ハウスのBJがすべてノーホールであることからもこの事は理解できます。
BSをしっかり理解したプレヤーとの同席プレーは気持ちの良いものですが、BS不認識もしくは
無視の暴プレー連発のプレヤー達の存在もまたカジノ側の利益率を引き上げてくれる貴重な存在と考えれば、例え同席プレヤーのプレーがどうであっても、腹を立てなくて済むかもしれません。
投稿日:2012/10/29
>もし、すべてのプレヤーがガチガチのBS遵守のプレーしかしなかったとしたら、どうなるでしょうか。カジノのBJテーブルからの収益率は標準的控除率のレベルに留まり、その結果として、コンプ条件やサービスの悪化、最悪の場合BJルール自体を変えるでしょう。
>インターネットを通じたBSに関するプレヤーの認識が広まるに伴い、ラスベガスのBJがS17からH17へ変遷していった歴史や、マカオやシンガポールの後発ハウスのBJがすべてノーホールであることからもこの事は理解できます。
この文脈からするとホールカードよりノーホールカードの方が控除率が悪いように読めますが、
どのような根拠に基づくものでしょうか?
普通に数学的に考えれば同値のはずですが。
韓国とマカオ・シンガポールの比較ならばサレンダールールも付加されるので、
前者はレイトサレンダー、後者はアーリーサレンダーでむしろノーホールの方が有利のはずです。
プレイヤーアクションに左右されないホールカードの方が好きだ、とかいう感覚的な話であれば
何も申しませんが、少なくとも上記の書き方だと数学的な話をされているようなので一応反論
させていただきます(この話題は幾度となく出ていて、またか、という感じですが…)。
投稿日:2012/10/29
OBOのルールでしたら、かぶ様のおしゃられる通りだと、私も思いますが、マカオは半分ぐらいのカジノでは、OBBOなので、数学的に不利じゃないでしょうか? すみません、しばらくマカオにいっていないので、すべてのカジノさんがOBOなら、問題はないのですが・・・
かぶ様は、OBBOでも、数学的に不利ではないと、おしゃられるのでしょうか?
投稿日:2012/10/29
>かぶ様は、OBBOでも、数学的に不利ではないと、おしゃられるのでしょうか?
それは牽強付会ですよ(苦笑)。
私は「ホールカードとノーホールカードの控除率の違い」を論じているのであって、
「韓国カジノとマカオカジノの控除率の違い」を論じているのではありません。
ホールカード/ノーホールカードとOBO/OBBOは全く独立したルールであり、
サレンダーとは意味が違います(ノーホールならレイトサレンダーに成り得ないという
依存関係が存在します)。
もう一度書きます。
サイゴンサイゴンさんは
1.BS遵守のプレイヤーが増えたらカジノの利益は控除率に従う
2.そのためカジノは控除率を下げるようなルール変更を行う
3.ラスベガスではS17がH17になっている
4.マカオ・シンガポールの後発のカジノではホールカードではなくノーホールカードになっている
という論を展開しました。
この論だと4.の部分で「ホールカードよりもノーホールカードの方が控除率が高い(不利)」
と読めるでしょう?
でもそれは間違いで、同値なんじゃないですか?と反論しているのです。
私の反論はこの一点だけです。
で、乾坤一擲さんは「他の条件がまったく同じ場合ホールカードとノーホールカードは
どちらが有利か」について、どうお考えでしょうか?
ここまで来たら議論に参加してくださることを希望します(笑)。
投稿日:2012/10/29
夜中なのに、早い御返信ありがとうございます。現実には、どういつ条件でホールドとノーホールドのルールのカジノがありません。かぶ様が、おしゃられる通り、ノーホールドはエース以外のアップカードの時、サレンダーできますし、ホールドカジノは、レイトサレンダーです。計算しやすいように、かりに6デッキ、ノーサレンダールールだったといたしましたら、ホールドとノーホールドでは、ハウスエッジが0.44%から0.55%になるそうです。私が計算していませんが、ベイシックストラテジーエンジンによりますと、そうなると解釈しております。
 投稿日:2012/10/29
OBOとOBBOは先程全く独立したルールだったと、おしゃられておりましたが、ホールドゲームですと、さきに親がブラックジャクを宣言してしまいますので、オリジナルベットオンリーです。ノーホールドですと、スプリットやタブルダウンもいたしますので、OBOなのかOBBOなのか関係が、あると思いますが、まったく独立しているとは、思いませんが、その分だけノーホールドが不利だと、いままで理解しておりましたが、間違いでしょうか?
 投稿日:2012/10/29
ぽんとんが議論に参加いたします。
結論は「ホールカード有の方がノンホールカード(OBO)より控除率は小さくなる」で、プレイヤーにとって有利となるはずです。
GAKUさんの解説の中で「NHのOBO=H」がありますが、誤りかと存じます。
根拠は、
H(peek有)とNH(OBO)のBSは概ね同じとなりますが、親のT,特にAに対するプレイヤーの期待値がH(peek有)の場合格段に大きくなるからです。
例えば、ディーラーのアップカードAに対しプレイヤーのハンド11の場合、
H(peek有)の期待値 114%
NH(OBO)の期待値 79% が計算されます。
Aは4/13の確率でBJとなりますが、BJとなっていないことが明らかとなってからの期待値ですので当然プレイヤー有利となります。
HでもNH(OBO)でもディーラーのBJ確率は4/13で一緒ですから、その場合に失うベットは同じです。しかしBJにならない確率9/13の場合において大きな差異が生じることが全体の控除率に反映されると理解します。
従いまして、サイゴンさんのおっしゃる「プレーヤーの技術向上に伴うノーホール化」は小生も納得できます。
カウンターを楽しみにお待ちいたします。
投稿日:2012/10/29
>OBOとOBBOは先程全く独立したルールだったと、おしゃられておりましたが、ホールドゲームですと、さきに親がブラックジャクを宣言してしまいますので、オリジナルベットオンリーです。
申し訳ありません。その通りです(ホールカードはOBOだけ)。
勘違いに気付いて訂正しようと思ったら一足早く指摘されてしまいました。とほほ。
なので真面目に考えてみます。が、実際のBSはOBO/OBBOによってDD/SPのアクションが
変わりますので、あまり不利な局面にはならないのではないかと思います。
まずディーラーA/Tに対しDDは11以下なのでBUSTはあり得ません。
つまりここではOBO/OBBOの差はありません(OBOですらなければもちろんただのHitです)。
SPの可能性があるのは8,8だけですが…TでOBOならRHですし(OBBOならSPでむしろ有利)、
残るはAだけ。
ホールカードで裏がTの場合は1単位の負けで、それ以外の場合はRPH。
ノーホールカードでSPした場合にはBJでOBO/OBBOの差が出、それ以外の場合は
サレンダーがなければ同じ。
ただ、OBOならSPではなくRHではないかな、とも思います。
というわけで、この辺の微妙なところが絡みますが、わざわざオプションのアクション
した方が不利ならしないBSになるのではないかな、という気もします。
ちょっと追いかけきれないのでこの辺でご勘弁。
>計算しやすいように、かりに6デッキ、ノーサレンダールールだったといたしましたら、ホールドとノーホールドでは、ハウスエッジが0.44%から0.55%になるそうです。
なぜそうなるのか不思議だったのですが、これ書いてて上のケース(Tvs11でOBOでなければ
DDしない)で差が出てしまうのではないかと思いました。
ホールカードならBJチェック済みなので無条件にDDですものね。
ここで期待値が2倍になるので、結構効いてきそうです。
ノーホールカードでOBOすらなければおっしゃる通りホールカードの方が有利かもしれません。
(サレンダーもなしならば、ですが)
まあ言いたかったことは伏せておいていても後で配っても何のカードかの確率は一緒だよ、
ということなんですが、事はそう単純でもなさそうですね。
でもそういう話ならば「ホールカードよりもノーホールカードの方が控除率が高い(不利)」
とそれだけで言いきってしまうのはやっぱり違うと思います。
とはいえ私の「同値」という意見は撤回します。どうもお騒がせしました。
投稿日:2012/10/29
私もホールド有りの方がノーホールドより控除率小さいという結論は、いっしょなのですが、例えば、ディーラーアップカードAでブラックじゃなかったとき、プレイヤー11で期待値114%とありますが、期待値が100以上ですから、ぽんとん様は、ダブルされるのでしょうか?
 投稿日:2012/10/29
>例えば、ディーラーのアップカードAに対しプレイヤーのハンド11の場合、
> H(peek有)の期待値 114%
> NH(OBO)の期待値 79% が計算されます。
>Aは4/13の確率でBJとなりますが、BJとなっていないことが明らかとなってからの期待値ですので当然プレイヤー有利となります。
>HでもNH(OBO)でもディーラーのBJ確率は4/13で一緒ですから、その場合に失うベットは同じです。しかしBJにならない確率9/13の場合において大きな差異が生じることが全体の控除率に反映されると理解します。
おっと、またしても先を越されてしまった…。
やっぱりそうですか。私の負けでございます。しょぼん。
サレンダー有でTvs14~16はそれを凌駕しないんでしょうね…。
自力で控除率計算をした結果、マカオの方が韓国より控除率が低かったのですが、
何かバグがあるのだと思います。いつか見直しをかけます(また老後の楽しみでしょうけど)。
それまでこの手の議論は自粛させていただきます。ご迷惑をおかけしました。
投稿日:2012/10/30
かぶさん、乾さん、ぽんとんさん
朝起きて、サイトを見たらレスが沢山あって、ビックリしました。
皆さんのBSに関する思い入れにの深さ、見識に圧倒されます。
何時も数字に関して貴重なコメントをしていただいている、かぶさんの、最初の私への問いかけにはきちっとお答えしておきます。
正直、私は、数学(計算)があまり得意ではないので、複雑な期待値の計算とかは自分ではまったくできません。
ではホールカードなしがホールカードのありのBJより、なぜ不利と判断するかは単純にBSチャートの比較をするだけです。
シンガポール、マニラ、カンボジア等の ゲンティン系資本のヨーロピンノーホールのBJは説明不要ですが、その他はOBO or OBBO、サランダーの有無とかで複雑ですから、
単純にWizardとかの信頼できるBSチャートを見て、
ダブル、スプリット、ヒット機会のより多いもの、またサランダー有りのルールではサランダー機会は多いより少ないものがより有利なルールと理解できます。
極めて、文系のアプローチで興ざめかもしれませんが、ご理解ください。
投稿日:2012/10/30
かぶ 様
ぽんとんです。
今朝PCが起動しなくなってしまいました。
原因は、昨晩誤った投稿をしてしまったからに相違ありません。
ごめんなさい。私が間違っておりました。
少しばかり自作のカリキュレターがあることに慢心していました。
ご指摘のとおり、ホールカード(peek有)とノーホールカード(OBO)ではハウスの控除率は同じになりますね。
当然使用するBSも一緒となります。
あえて言うならば、サレンダーの選択がノーホールの場合ある意味アーリーとなりますので、その分「ノーホールカード(OBO)の勝ち」となります。
但し、韓国ルールはAに対するサレンダーが認められているようですので、マカオの勝ちとも言えないかと思います。
よく「韓国はBJ天国だ」とか「韓国で勝てなければどこでも勝てない」を耳にしますが、信憑性に欠けますね。
思い込みは怖い。
勉強させて頂きました。(感謝)
乾坤一擲 様
ディーラーののアップカードAに対するプレイヤーのハンド11の期待値は、BJではないことが確認された後では114%と申しました。
但しこれは17以上になるまでヒットを重ねた場合であり、DDで1ヒット後の期待値は105%と計算されます。従ってDDとしても利益は10%しか期待できませんので単純にヒットし14%の利益を期待することがBSとなります。
But,100%以上の期待値があるのでたまにDDのオカルト狙いをやっています。(えへっ)
では、お後がよろしいようで。
投稿日:2012/10/30
ヨーロピアンノーホールがホールカード有りに比べて、完全に不利なのは皆さん依存はないと思います。
では一般ノーホール(Sandsルール)と一般ホールカード有り(韓国ルール)を比べてみます。
以前、ぽんとんさんにもコメントいただいたシンガポールMBSのTvs88の議論がありました。
対応BSは以下マカオSandsと同一で。
http://wizardofmacau.com/games/blackjack.html
これですと、Tvs88 のみならずTvs77とTvs14 までがサランダー対応となっています。
韓国ルールではこれらはそれぞれ、スプリット、ヒット、ヒットとなります。
各ケースの期待値計算が、どうなるか計算できませんが、この3ハンドだけ見てもHoleCard ありの韓国ルールはHoleCardなしのSandsルールより、明らかに有利と言えないでしょうか。
投稿日:2012/10/30
確率は数学の中でも難しい分野なんですよね。何が難しいのか?計算自体は大した事はないのですが、勘違いが多発し、これを防ぐには計算を行う人間の注意深さやセンスに頼るしかないのですよね。
今はコンピューターの時代です。計算で求めるよりもプログラムで100万回程ブラックジャックを行い集計するのが一番確実な方法なんですよね。
投稿日:2012/10/30
octavianusと申します。
私は、OBOとホールカード有り自体は差はないと思ってます。
色んなシチュエーションを考えても、最初に1単位とられるか、最後に1単位とられるかの違いだと思います。
さて、マカオと韓国の話ですが、マカオも韓国も、BJ派には優しいルールですが、これら2つを比較すると厄介なのが、やはりサレンダーですよね。
Aに対しては、サレンダー自体許されないけど、Tに関してはディーラーBJ確認前にサレンダー出来るマカオ、
方や、AもTもサレンダー出来るけど、それはディーラーBJorNOBJを確認した後に限る韓国。。。
感覚的には難しいですが、数値は、マカオの方が有利という事を示しています。
この点に関しては、以前から随所でマカオの方が韓国よりルール自体は有利という事を記述されているかぶさんに賛成します。
>これですと、Tvs88 のみならずTvs77とTvs14 までがサランダー対応となっています。
>韓国ルールではこれらはそれぞれ、スプリット、ヒット、ヒットとなります。
>各ケースの期待値計算が、どうなるか計算できませんが、この3ハンドだけ見てもHoleCard ありの韓国ルールはHoleCardなしのSandsルールより、明らかに有利と言えないでしょうか。
サイゴンサイゴンさんのこの点に関しても、なかなか同じ土俵で比べるには難しいものがあります。
というのも、上記しましたように、韓国ルールだと、Tvs88、Tvs77、Tvs14、いずれにしても、TがBJでは無いことが確定しています。つまり、若干プレイヤーの期待値が上がっています。
その上で、上記3つの期待値が全て50%より若干上ですから、上記のBSが出来る訳です。
仮に韓国でも、Tの裏がBJかどうか確認する前にサレンダーさせてくれるなら、Tvs88、Tvs77、Tvs14、これらすべて期待値が50%未満の状態です。故に、サレンダーした方が有利になります。
マカオはこの点、TがBJかどうか分かりませんので、まだ期待値が低いままです。つまり、その状況から、親がAを引いてくる状況を含めて、予めそれを回避できるマカオは若干有利となるわけです。
要は、
「AがBJじゃ無いことを確認した後にサレンダー出来る」
という韓国側のアドバンテージ以上に、
「TがBJになる前にサレンダー出来る」
というマカオ側のアドバンテージの方が大きいということです。
感覚的にも、「BJじゃない事が分かったA」より「BJの可能性が残ってるT」の方が、怖くないですか?(笑)
投稿日:2012/10/30
サイゴンサイゴン 様
今回も熱いBS議論の場を提供していただき感謝いたします。
こういうやりとりでこれまで自分が持っていた理論の再構築ができます。
さて、確認の意味でポイントをわかりやすく整理します。
Hole Card
ラスベガスや韓国の基本ルールでディーラーは最初に2枚(1枚はアップ、1枚はホール)
プレイヤーのアクション前にBJ確認(peek)、BJの場合終了(オリジナルベットが没収)
その後サレンダーの伺い(レイトサレンダー)
プレイヤーアクション開始
Non Hole Card
マカオやシンガポールの基本ルールでディーラーは最初に1枚(アップ)
プレイヤーのアクション前にサレンダーの伺い(ある意味アーリーサレンダー、本来のアー リーサレンダーはHole Card有りの場合で、BJ確認前をいう)
プレイヤーアクション開始
プレイヤーの全アクション終了後ディーラーは2枚目以降をヒット
さて、Non Hole Cardで問題のOBO,OBBO,ヨーロピアンNHC
小生の仕事場はフィリピンでしたので、これがすべてヨーロピアン。ディーラーBJの場合全て没収ですが、これがNon Holeのスタンダードだと最近まで思っていました。
OBO(ディーラーBJでオリジナルべットのみ没収),OBBO(+バステッドベット没収)ですが、世界的に見ていまだにローカルルールであると認識しています。
しかし、本日Non Hole CardのOBO ほどプレイヤーに優しいルールはないと確信した次第です。
Non Hole CardのOBO ルールは簡単に言えばHole Cardのアーリーサレンダールールと同一です。そう考えると、ディーラーのTに対して期待値50%以下となる14(77),15,16(88)からのサレンダーはディーラーのBJで全てを失くすことから回避されますので有利となります。
サイゴンさんご指摘の韓国BSではディーラーのT,Aに対して88はスプリットとなりますが、これはディーラーがBJでないことが判明した後ですのでそのとおりです。
BJとならないディーラーのT,Aは脅威ではありませんからスプリットやDDは効果的ですが、私を含め多くの人が勘違いをしているのは、「Hole Card有でのBSは、ディーラーがBJでない場合のプレイヤーアクションを規定している」点だろうと思います。
このBSにはディーラーのBJによって全没収されるケースは当然考慮されていません。
ですので、ディーラーのBJを考慮した控除率においては、ほぼ同等となります。(ということに気がつきました)若干の差異は、サレンダーがアーリーかレイトかの違いに現れます。
octavianus様 まったく同感です。
投稿日:2012/10/30
octavianus 様
ほんとん 様
ホールカードの有無とサランダータイミングの詳細解説ありがとうございます。
確かにwizards の houseedge 数値表示も マカオベネシアン(=sands)が0.16、
方やラスベガスストリップ標準ルール(=韓国ルール)が0.28 となってますね。
シンガポールやマカオのBJルールが韓国よりプレヤー有利だったとは、正直驚きです。
投稿日:2012/10/30
返信遅くなりまして、すみませんでした。
詳しい解説(期待値)ありがとうございます。期待値が100%以上なのに、BSがタブルダウンじゃないことが、理解できました。大変、勉強になりました。ありがとうございました(*^o^*)
投稿日:2012/10/30
1日だけ自粛していたかぶです。恥ずかしながら戻ってまいりました。
昨日はみなさんに数値を出されて駄目出しされたので「そういう数字ならしょうがない」と、
検証もせずあきらめモードに入ってしまいました。今日は心からほっとしています(笑)。
マカオ(NH,OB[B]O,ESR)と韓国(H,OBO,LSR)の控除率の違いについてはもう皆さん
(特にoctavianusさん、ぽんとんさん)の解説で詳らかになっていますのでくだくだしく
述べません。どうもありがとうございました。m(_ _)m
最初の私の指摘については、「NHがOBOであるならばほぼ同じ」と条件付きで正解のようです。
OBO条件を最初にご指摘いただいた乾坤一擲さんに感謝。
サイゴンサイゴンさんもご丁寧な返信、ありがとうございます。今後ともよろしくです。
ぶす犬くーちゃんさん。
大量試行も良くある手なんですが、この場合だと特定のBSの控除率の近似は求められても、
最適なBSを求めるのはかなり工夫が必要だと思いますよ。
色々なアルゴリズムがあるかとは思いますが、基本は全組み合わせの足し込みかと思います。
私のプログラムはまだ最適解を求めるだけでBS化していませんので、もうちょっと頑張らないと
いけません(笑)。
当然BSを使用する方が最適解より控除率は大きくなります。それに近づけるのがカウンティングなので。
例えば4vs12は必ずしもStayではなく、条件が整えば簡単にHitになります。実はTC-1も要らないです。まあこの話はここまでにしときますが(苦笑)。
投稿日:2012/10/30
>サイゴンサイゴンさん
いえ、こちらこそ有難うございます。
こういった場を提供頂き、皆さんからの情報も得られ、嬉しい限りです。
シンガも、MBSとRWSでは雲泥の差がありますね。。。BJやるならMBSですね。
>かぶさん
はい、汚名返上です(笑)
大量試行の考察に関しても、同意です。
先日も話題に上がった問題の12vs4に関しても、仰る通り。というか、
6デッキにして、たったT1枚の差しかないくらいの、微妙な差ですね。
投稿日:2012/10/31
かぶ様のご指摘の通り、なかなか難しいプログラムになります。場合わけがかなり必要なので。私は、ブラックジャクinfo.comのベイシックストラテジーエンジンの控除率の計算を信用しております。
 投稿日:2012/10/31
サイゴンサイゴン様
ハウスエッジ0.16ですか!
もちろんターンオーバーの恩恵に違いもあるでしょうから一概には言えないと思いますけど。
俄然、マカオに行きたくなってしまいました。
それと、もともとのテーマ。
他人のBS無視についての考察もありがとうございました。
回りまわって自分の恩恵につながっていると思える事はかなりメンタルの負担を軽減してくれます。
さすがに長期で楽しむスタンスを持ってらっしゃる方の貴重なご意見と思いました。
ありがとうございます。
投稿日:2012/10/31
ジョニッパさん
こんにちは。
そうなんですよ。マカオ・シンガのBJ ハウスエッジが低いのを、今回認識しました。
BJはラスベガス・韓国が一番と思い込んでいた自分の認識の甘さを痛感しました。
念の為、数値はともにwizardからです。
ベネシアンのBJルールはマカオ・シンガの両Sandsと同じで、0.16。
http://wizardofmacau.com/games/blackjack.html
MGMグランドの6デッキ・S17が韓国の6デッキBJとまったく同じルールで、0.28。
MONTE CARLO の8デッキ・S17がセブンラックの8デッキとまったく同じで、0.30。
http://wizardofvegas.com/guides/blackjack-survey/
今後は主戦場を南方にシフトしようかなと思う数値です。
でもマカオもシンガもエアー・ホテル高いからな....
投稿日:2012/11/19
さて、もう話題としては収束した感じはしますが、この↓話の裏を取りましたので、折角なので書き込んどきます(プログラムまでは書かず、Excelで半自動で計算しました)。
>例えば4vs12は必ずしもStayではなく、条件が整えば簡単にHitになります。
6deckでも8deckでもBS上12vs4はStayですが、実際には最初の2枚が何であるかによって最適解は違います。
以下6deckの場合の最初の2枚によるアクション別期待値を挙げます。
(S17(親はSoft17Stand)、子は13~16はHitする前提、6,6はスプリットなので除く)
#どっちにせよマイナスの期待値なので、「どちらが負けを小さくできるか」という、
#あんまり嬉しくない話題ではありますね(笑)。
6deck:Stay vs Hit
2,T:-0.211115306 vs -0.210364258(Hit)
3,9:-0.208038728 vs -0.215390163(Stay)
4,8:-0.206787534 vs -0.213674668(Stay)
5,7:-0.202484953 vs -0.210280964(Stay)
マカオのCSMで1Boxの1人プレイなら、2,TはHitが正解です。
ところが8deckだとこうなります。
2,T:-0.211099843 vs -0.211160808(Stay)
3,9:-0.208804562 vs -0.214922094(Stay)
4,8:-0.207870905 vs -0.213641713(Stay)
5,7:-0.204657786 vs -0.211107382(Stay)
今度は2,TはStayですね。
つまりこれが、octavianus0923さんが以下のように指摘されたことです。
>6デッキにして、たったT1枚の差しかないくらいの、微妙な差ですね。
ついでに2Boxでもう片方が2,Tのケースも計算してみました。
6deckだと変化なしです。
というか、片方が2,Tでなければ、逆に2,Tを持っている側もStayになってしまいます。
(自分のカードの合計値と残りカードの存在確率だけが効いてくるので)
2,T:-0.213875547232608 vs -0.209374074952097(Hit)
3,9:-0.210786064118335 vs -0.214436667758523(Stay)
4,8:-0.209519728306435 vs -0.212704796536689(Stay)
5,7:-0.202011057452443 vs -0.208095873147209(Stay)
しかし8deckでは2,TがHitになります。
2,T:-0.21315707466132 vs -0.210421483575732(Hit)
3,9:-0.210854616947668 vs -0.214203254950744(Stay)
4,8:-0.209912474087007 vs -0.212913719290617(Stay)
5,7:-0.204321125458765 vs -0.209481349206932(Stay)
では2Boxでもう片方がT,Tの場合はどうでしょうか。
6deckだとなんと全てHitが正解になります。
2,T:-0.217349211880905 vs -0.208207456971625(Hit)
3,9:-0.214285964428922 vs -0.21326462216177(Hit)
4,8:-0.213011512027039 vs -0.21152535143732(Hit)
5,7:-0.20872950396822 vs -0.20812596069001(Hit)
8deckだと5,7だけはStayという結果に。
2,T:-0.215758792648662 vs -0.209551628304087(Hit)
3,9:-0.213470960554027 vs -0.213330418931124(Hit)
4,8:-0.212524300925081 vs -0.212036750455698(Hit)
5,7:-0.209322685296533 vs -0.209499291501781(Stay)
以上から、インパクトファクターとして、
・Tが多く見えている方がHit有利(子のBust確率が減少するためと思われる)
・5~9が多く見えている方がHit不利(子の3枚目でのMake確率が減少するためと思われる)
が考えられます。
…しかしですね、少なくともCSMでのプレイならば見える可能性のあるカードの範囲なんて
高が知れていますので、もっと厳密に条件を算出することができ、「まる覚え」することも
可能ではないかと思われます。
>当然BSを使用する方が最適解より控除率は大きくなります。それに近づけるのがカウンティングなので。
CSMではほぼカウンティングは効きませんが、代わりに(というかより厳密に)
「補正付き最適戦略」を出せるだろうということです。
…今の最大の老後の楽しみはこのプログラミングだったりします(笑)。
で、本論に戻ると、
・BS遵守は最適戦略ではない(BestではなくBetter)
・数学的に最適戦略を求めるなら状況の変化を考慮する必要がある(カウンティング論など)
・同席プレイヤーのアクションは確率に影響を及ぼさない(たらればは客観的には意味がない)
・同席プレイヤーのアクションが正当であるか否かの判断は難しい
(BSを知らない、知っていて外している、補正している、確率以外のスタイルを持っているなど)
ということで、自分の方法論を語るならBS遵守でもBS補正でもBS外しでも良いですが、
他人に語るならば、
・完璧な客観性を提示する(特定条件下での正確な確率論)
・自分の方法論の開示に留める(あなたにとっては、こうした方がいいと思う)
・お願い(自分のために、こうしてくれたらありがたい)
のいずれかにならざるを得ないのではないでしょうか。
最初のはかなりハードルが高いので、現実的には2番目か3番目の、極めて常識的な態度に
なるかと思われます。
舌足らずなところもありますが、もう充分長文なのでこの辺で…。
投稿日:2012/11/20
わかりやすい解説を誠にありがとうございます。親4対子12のように、カウンティグをしているとステイまたはヒットをカウンティグ状況に応じて、プレイを変えるグレイゾーンは、何ヶ所もあります。親2対子12から14や親3対子12から14、親16対子14から16など、まだ他にもたくさんあります。それに、対応するカウト値(インデックス)は、理解しておりますが、かぶ様のように実際に計算した事は、一度もありません。大変、勉強になりました。ありがとうございます。他のどっちつかずの手(私的には、グレイゾーン)の計算を6デッキと8デッキでの違いの解説をまたの機会に教えていただきたいと思います。老後になってでも、お待ちしております\\(^ー^)/
 投稿日:2012/11/21
>カウンティグをしているとステイまたはヒットをカウンティグ状況に応じて、プレイを変えるグレイゾーンは、何ヶ所もあります。
そうですね。もし興味のある方のために、Hi-Loカウントの\"illustrious 18\"
(18傑とでも訳すのかな?)と\"Fab 4\"を挙げておきます。
http://wizardofodds.com/games/blackjack/card-counting/high-low/
12vs4についで微妙なのはもう一つのIndex0である16vsTです。
こちらも計算しようと思えばできるのですが…いかんせんこちらはSHRP全部あるという。
(Dはないかw)
その上HのBJpeakもあるので計算式がその分変わるし、NHでもPだとOBOとOBBOの違いが
出てきてもう何がなんやら(笑)。
というわけで何年か何十年かわかりませんが、気長にお待ちください…って、ご自分で
計算された方が早いかもしれませんよ。(^_^)v
何にせよ、ちょっとはお役に立てて嬉しい限りです。