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投稿日:2014/8/26

BJ インシュランスについて考える

投稿者:ホーマーさん

このコーナーには初めて投稿します。ホーマーと申します。
BJ一筋39年です。よろしくお願い申し上げます。

BJで、親のフェースアップカードがAの場合、ディーラーは「インシュランス?」と
脅しの声を発します。
たいていのプレイヤーは無視するか、聞こえない振りをしてやり過ごそうとしますが、
ディーラーはなおも「ラストコール」と追い打ちをかけます。
誰もインシュランスしないのを確かめて、ディーラーはホールカードを覗き込み~
カードを整えたと思う間もなくパッとひっくり返して「ブラクジャック」と呟き、
音も立てずに全員のチップを回収していきます。
「やっぱり、インシュランスするんだったか。」と後悔の念が走る局面です。

ここで、このインシュランスについて考えてみます。
僕は、インシュランスはBJとは違う別のゲームと捉えています。
つまり、親のアップカードにAが現れた場合に、4/13の確率で発生する親のBJを
予想する、実に楽しくない不毛なゲームです。

このゲーム、ベットは本線の1/2まで許されて、配当は1to2。
ただし予想が的中した場合、自動的に親はBJとなり、本線のベットは没収されますので
最高にうまくいってもイーブンと言う夢も希望もないチャレンジとなります。
プレイヤーにとってこのような不利な状況で、新たに本線の1/2の追加投資をしていいのか、
と言う話でもあります。

親がBJではなかった場合、引き続き本線勝負となりますが、親のアップはAなので
子は依然苦しい状況です。
カード2枚での親の最高形はA9の20です。
もちろん、ごちゃごちゃと3枚以上引いての21上がりも考えておかねばなりません。

自分の手がTTの20の場合、悪くて引き分け、普通勝つとして、
改めて1/2ベットを投資し、文字通り保険をかけてTTを守ったところ、
9/13の割合で見事に外れて保険は無効。
なおかつ本線勝負では、親A9のプッシュとなったり、
もっと悲惨なのは親がゴネたあげく、ローカードの山にぶち当たり16から5を引いて21。
「ありえない理不尽な」負けという最悪のケースは結構よく見られます。

自分がT6のようなクズ手の場合、親のAに対し元々勝負したくない手なのでわざわざ
インシュランスする価値はありません。
それよりは、インシュランスしないという勝率9/13のゲームを追加ベットなしで行い、
的中した場合大手を振ってサレンダーして、テーブルに残った1/2ベット分のチップを
取り戻す作戦に出た方がよいと考えます。

皆様はどのように考えておられますか。

 

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コメント (8 件)


  1. BJ インシュランスについて考える

    投稿者:エルモア

    投稿日:2014/8/26

    私もインスランスについて考えた時期がありました。
    TTのような手では有効ではないか?
    自分がT6のようなクズ手の場合はダブル負けの可能性が高いので
    辞めた方がいいのか?
    いろいろ考えた結果やはり4/13確率で配当は1to2。
    何の手がかりもなく賭けるのはダメだと。
    (カウントしてたら別ですが)
    今までカジノでインシュランスに賭けた事がありません。
    感覚ですが、「今回の遠征はインシュランス賭けが有効だった!」
    という事は1回もありません。
    今後賭ける事はないと思います。


     

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  2. 親のAにサレンダー可能なソウルの場合

    投稿者:ホーマー

    投稿日:2014/8/26

    エルモアさんへ

    早速のコメントありがとうございます。

    僕はもちろん、インシュランス断固拒否派です。
    親のアップAが目に入った途端、たいがいの場合下を向いたまま
    ディーラーと視線を合わさず、無視することにしています。

    主戦場のソウルMH7LUCKは、親のAに対しサレンダー可能なので、
    T6のようなクズ手は躊躇することなくサレンダーします。

     

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  3. BJインシュランスについて考える

    投稿者:鮎男

    投稿日:2014/8/26

    ホーマーさんへ

    下記に私見を記載させて頂きます、但し、確率論でなく、私の今までの体感において
    記載していますので、割り引いて御判断下さい。

    私の場合も原則、インシュランス、サレンダーなしです。
    但し、下記の場合は例外的に対応しています。

    あくまでも韓国カジノの例(ディーラーホールドカード)

    原則、ディラーアップカードがAの場合、ディーラーは18~19で上がると読んでいます。

    1、インシュランスする場合
     ①同卓のプレーヤーのカードの配列、又ディラーのこのシュ―のホールドカードの絵札の
      出現状況から、ディラーのホールドカードを読み(勿論当たらない場合もありですが)
      ホールドカードが絵札と読んだ時で、且つ自分の手が2枚で19以上、或いは
      3枚目のカードを引いて、19以上の確率が高い時、この状況ではインシュランス
      の選択も有りと判断しています。
     ②ディラーのホールドカードが絵札と読まなかった場合も、自分が80万W以上
      賭けて、自分の手が2枚で19以上、或いは3枚目のカードを引いて19以上の
      確率が高い時はインシュランスの選択を。
      この場合は大きくベットしている時、ディラーのホールドカードが絵札以外では
      勝てる確率が高いと判断しての行動です。
    2、サレンダーする場合
      読みはディーラーがBJ以外は18~19なので、自分の手が2枚で17の時は
      敗戦の確率が高いと判断し、サレンダーする場合が多いです。
      A、6の場合はもう1枚引けるのでヒットしていますが。

      後、ディラーのホールドカードが絵札でなく、17の場合は、ツキがあると判断し
      次のプレーは強気のベットをしています。
      18~19の場合は想定内と読み、20以上の場合はツキがないと判断し、次の
      プレーは弱気のベットをしています。
      特に4枚以上引いて、20~21で上がる時は最悪と判断しています。
      ディーラーのA、6の17で上がる時は最高のパターンと思っておりますが。

      BSではインシュランスは禁止ですが、結論は時と場合により、ありかなとの
      判断をしています。(確率論だけでは理解できない部分も有ると思っています)

     

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  4. BJインシュランスについて考える

    投稿者:マグナ

    投稿日:2014/8/26

    初めて投稿いたします。
    まだまだ未熟ですが、某国でBJのディーラーをしています。

    ディーラーがAのとき、訊くのを忘れるとトラブルになったりもたいへんなので必ず訊きますが、
    ずっとディーリングしていると、インシュランスはするだけ損じゃないかなあと感じています。
    あくまで体感的なものですが、私もインシュランスはしなくて良いと思います。

    >最高にうまくいってもイーブンと言う夢も希望もないチャレンジとなります。

    ちょっと笑ってしまいましたが、全くその通りだと思います。^^

     

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  5. Re:BJ インシュランスについて考える

    投稿者:前田

    投稿日:2014/8/26

    インシュランスはご指摘の通り、ペアベット等となんら変わらないサイドベットですね。
    マイナスエッジのサイドベットですので、もちろんBSではインシュランスは御法度になってます。イーブンマネーは名前を変えただけで、インシュランスと全く同じサイドベットなのですが、インシュランスはとらないけどイーブンマネーはとるんだ、という方を結構見かけます。先に配当を受けて安心したいプレーヤーの心理をついたカジノのうまいミスリードにやられちゃうんでしょうね。カジノがベットを勧めるものはだいたいマイナスで、何事にもうまい話はないという良い教訓になります。カジノはいい社会勉強の場ですね(笑)。

    ちなみにAに対するサレンダーですが、ハード16のAに対する期待値はヒットする場合-51%そこそこですので(ステイの場合-66%強)、サレンダー(期待値-50%)の期待値とそんなには変わらない感じです。したがってAに対してレイトサレンダーを禁止してもそれほど収支に影響は出ません。それなのに何故わざわざ禁止するカジノがあるのでしょうか?どういう歴史的経緯を経てそういうルールが誕生したのかを想像してみると、不勉強なカジノの主が、Aにサレンダーを認めることはアーリーサレンダーなんだ、と勘違いしてそう決めたとしか考えられないのですが(笑)。どなたか本当の理由をご存知でしょうか?


     

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  6. 返事が遅くなり、申し訳ございません。

    投稿者:ホーマー

    投稿日:2014/8/27

    鮎男さんへ

    豊富な経験に裏打ちされた貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

    今から39年前の昭和50年夏に、ラスベガスでカジノデビューした時のことです。
    BJ10USドル卓で、親のフェースアップカードがA。
    ディーラーが「インシュランス?」とプレイヤーに声をかけました。
    これが、インシュランスとのファースト・コンタクトでした。
    「えっ、インシュランス? 保険? 何のための? 何に対する保険? はあっ?」と、
    激しくとまどった記憶があります。
    親のAという不利な状況で、さらに本線の1/2チップを上乗せすることにはおおいに
    抵抗があったので、即座に「NO!」と拒否しました。
    ディーラーは「ラストコール」と声を発した後に、ホールカードを覗き込み
    「ノー、ブラックジャック」と告げ、次のディーリングに移りました。
    「おおっ、何かようわからんけど助かったみたいや。」
    それ以来、インシュランスは基本的にしない方針でプレイしていました。

    途中、10年ほど前に、子の最終ボックスの配札2枚目のカードから遡ってカードの流れを
    読み、親のホールカードの絵札の有無を予想した上で、自分のカードがTTの時のみ
    インシュランスした時代もありましたが、結果はあまり芳しくありませんでした。
    本線ベットの計1.5倍のチップを差し出しての最高形がチャラという感激の薄い結果では
    到底、良い思い出としてインプットされなかったのでしょう。
    ほどなく元のインシュランス断固拒否の方針に戻って現在に至っていますが、
    今回の鮎男さんの卓見に触れて、共感できる点も多々ありましたので、
    次回のプレイでは頑なな態度は捨てて、条件が合えばインシュランスも採用しようかなと
    思っています。

     

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  7. 返事が遅くなり、申し訳ございません。

    投稿者:ホーマー

    投稿日:2014/8/27

    カジノの現役ディーラーさんからの貴重なコメント、ありがとうございます。

    インシュランスのベットは本線ベットの1/2で、4/13の確率に賭けて1to2の3倍返し。
    一見理に適っているようにも見えますが、どっこい。
    的中した場合は親がBJ成立ということで、人質になっている本線ベットが虐殺の憂き目に
    遭ってチャラが最高形。
    やはり、カジノの罠です。

     

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  8. 返事が遅くなり、申し訳ございません。

    投稿者:ホーマー

    投稿日:2014/8/27

    前田さんへ

    コメントありがとうございました。

    親のAに対して、自分が88だった場合、ペアをゲットしていれば用済のポンカスとして
    喜んでサレンダーします。

    77の場合は、7LUCKのハウスルールで777の1.5倍狙いでヒット。
    66は少し悩んで、ヒット。
    44、33、22はヒット。いずれもスプリットしません。

    99はステイ。
    55はダブルせずにヒット。

    やはり、親のAは強大です。

     

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