ベトナムの統合型リゾート「グランド・ホー・トラム(The Grand Ho Tram)」は、2026年1月5日から、一定の条件を満たしたベトナム人客のカジノ利用を正式に開始したと、業界メディアGGRAsiaに確認した。
これに合わせて、カジノ内の賭け金の通貨は米ドルからベトナム・ドン(VND)へ全面的に切り替えられた。これは、ベトナム政府が拡充・延長した「自国民のカジノ利用を認める試験制度(パイロット・プログラム)」に対応し、関連法規を順守するための措置だという。
グランド・ホー・トラムはホーチミン市の南東に位置し、米国の投資ファンド、ウォーバーグ・ピンカスが運営を統括している。カジノは24時間営業で、約5,000平方メートルのフロアに、テーブルゲーム約90台と電子式ゲーミングマシン500台以上を備える。
ベトナム政府は2025年11月26日、一定の収入や資産条件を満たすベトナム人に限り、国内3カ所のカジノでのプレーを認める試験制度を拡大・延長する決議を採択した。対象施設には、グランド・ホー・トラムのほか、フーコック島の「コロナ・リゾート&カジノ」、およびクアンニン省の「バンドン統合型カジノ・観光複合施設」が含まれる。
なお、コロナ・リゾート&カジノの従来の試験制度は2025年1月1日に失効している。一方、バンドンのカジノは、ライセンス取得日から5年間、条件を満たすベトナム人の入場が認められる予定で、サングループが手がける総投資額20億米ドル規模の同リゾートは、2032年第2四半期までに全面開業する見通しだ。
