外国人観光客の回復を背景に、韓国の外国人専用カジノ市場が再び成長軌道に乗っている。
韓国カジノ業観光協会によると、2025年の市場規模は前年比21.6%増の2兆2,640億ウォン。来場者数も18.7%増の349万人に達し、過去最高を更新した。
単なるコロナ後の反動増ではなく、韓国IR(統合型リゾート)の構造変化が成長を支えている点が興味深い。
パラダイスは売上9,005億ウォンでトップを維持。
パラダイスシティを中心に、アート展示や音楽イベントを組み込んだ“滞在型IR”モデルを強化している。

カジノ単体ではなく、ホテル・エンタメ・ダイニングを一体化させる戦略が安定収益につながっている。
ロッテ観光開発が運営する済州ドリームタワーは、前年比61.8%増の4,767億ウォンと急伸。

中国富裕層の流入が追い風となり、12月には来場者の約9割を中国人が占めた。
一方、インスパイア・リゾートは前年比147.6%増と最も高い成長率を記録。

15,000席規模のアリーナを活用し、K-POP公演と宿泊を組み合わせた“エンタメ滞在型IR”として存在感を高めている。
済州島のビザ免除や中国路線の増便を背景に、中国人観光客が急回復。
韓国IR市場は、再び中国VIP需要を取り込むフェーズに入った。
これは、日本のIR構想にとっても示唆的だ。
韓国市場は明確に転換している。
テーブル稼働率重視
→ 滞在時間全体の収益化
VIP中心
→ エンタメ融合型
KカルチャーとIRの融合は、アジア市場での韓国の競争力を高める武器になっている。
2025年、韓国の外国人専用カジノ市場は過去最高を更新。
その本質は「回復」ではなく「進化」にある。
複合リゾート化とエンターテインメント融合――
韓国IRの次の一手は、アジア市場全体に影響を与えそうだ。