カジノで1億円以上勝ち続けていた夫婦がいました。
しかしそのイカサマは、たった1枚のTシャツがきっかけで発覚します。
しかもそのTシャツは、ミッキーマウスのキャラクターTシャツ。
世界のカジノセキュリティ関係者が思わず驚いた、
「2025年最も有名なカジノ詐欺事件」です。
ラスベガスでは毎年、カジノのセキュリティ担当者が集まる会議が開かれています。
そこで行われる少し変わった企画が、世界中で発覚した不正行為の中から
「年間トップのカジノ詐欺」を投票で選ぶというものです。
もちろん目的は表彰ではなく、
カジノ業界全体で不正の手口を共有し防止するための勉強会。
2025年の1位に選ばれたのが、今回の事件でした。
事件の舞台はオーストラリア・シドニーのカジノ。
カザフスタンから訪れていた夫婦が、ある方法で勝ち続けていました。
その方法とは、Tシャツに仕込んだ小型カメラ。
女性が着ていたミッキーマウスのTシャツに小型カメラを仕込み、カードの情報を外部へ送信。
プレイヤーはイヤーピースで指示を受けながらプレーしていました。
対象となっていたゲームは次の2つです。
この方法で彼らが得た利益は80万ドル以上。
日本円にすると約1億3,000万円にもなります。
しかしこの作戦には思わぬ弱点がありました。
それは毎日同じ服を着ていたこと。
監視スタッフがこう気づいたのです。
「この女性、毎日同じミッキーのTシャツじゃない?」
女性は小柄で、テーブルに座るとミッキーの顔がちょうどテーブル中央に来る位置になります。
そこで監視カメラをズームして確認すると……。
ミッキーマウスの顔の部分に、小さな穴が開いていました。
その中に仕込まれていたのが隠しカメラ。
こうして夫婦のイカサマは発覚し、帰国する前に摘発されることになりました。
ちなみに、このランキングの2位と3位もかなり大胆な手口でした。
犯人は親指にサンドペーパーを貼り、牌に小さな傷を付けて目印にしていました。
関与していた人数は10人以上。
30箱以上の牌にマーキングが見つかるという、組織的な不正でした。
マカオのカジノで発覚した事件です。
プレイヤーとディーラーが結託し、結果が分かってからベットする
「パストポスティング」という古典的な手口を使用。
この方法で約25万ドルを不正に得ていました。
こうした事件を見ると、
「カジノって意外と騙せるのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし実際には、カジノでは次のような監視体制が常に稼働しています。
今回の事件も、
「同じTシャツ」という小さな違和感から発覚しました。
それにしても、ミッキーマウスのTシャツが世界のカジノ関係者によって分析されるという展開は、少しシュールかもしれません。
ディズニーにとっては、ちょっと迷惑なニュースだったかもしれませんね。
更新日:2026年3月版