Integrated Resort インテグレーテッド リゾート

佐藤亮平の VIVA! IR!!

IR推進法案や各地の誘致の動きから、エンターテイメントとしての魅力まで。
Integrated Resort(統合型リゾート)とは何か?を様々な角度から、専門記者がレポートしていきます。

佐藤亮平 Profile

民間でのIR誘致調査に従事したのち、2011年よりカジノ・IRの取材を開始。専門誌「カジノジャパン」記者、IRの政治・経済情報ポータルサイト「カジノIRジャパン」記者を経て、現在フリー。

#60 “カッシーノ”体験イベントが開催されました 2016/08/28

 今月26日、都内で”カッシーノイベント”が開催されたので私も参加してきました。主催は「Casino Tokyo」という団体で、2013年から2014年末にかけて都内で9回の体験イベントを開催してきた実績があります。会場は麻布十番駅直結、2014年にオープンしたクラブ「ELE TOKYO」。最新鋭のプロジェクションマッピングやDJブースを備えた会場には、ルーレットやブラックジャックなどのテーブルゲームが置かれ、参加者がゲームを楽しんでいました。

 今回のイベントでは、20代・30代といった若い年代の参加者がほとんど。男女比はおおむね半々か、あるいは女性の方が多いように見えました。主催者によると、100人以上の方々が参加されたそうです。

 会場で参加者の方に聞いてみると、LINEやFacebookといったSNSで開催を知り、友達同士で参加したという声が多く聞かれました。会場には飲み物や軽食も用意され、ゲームをプレイする人のほか、パーティー感覚で”カッシーノ”の雰囲気を楽しむ人も多かったようです。

 海外では「エンターテイメント・リゾート」「大人の社交場」として広く理解されていますが、日本国内では政局・経済効果・社会問題としての記事が多くみられる一方で、エンターテイメントとしての魅力についての情報はまだ十分とは言えない状態です。

 広告代理店・電通が昨年12月に行った意識調査によると、IRへの認知や理解が進むことで、IR導入に対する賛否の態度に変化が生じる傾向があることが分かっています。正確な情報の周知、実際の参加体験を通じてカジノ・IRに対するイメージがプラスに転じるというもので、特に若い年代や女性でその傾向が強くみられるようです。

 Casino Tokyoでは今後も頻繁にイベントを開催していく方向で、”カッシーノイベント”を通じてエンターテイメントとしての理解が進んでいくものと、私も期待しています。

(写真)当日の会場の様子。ブラックジャックのテーブルを囲み、友人同士でゲームを楽しむ参加者

#59 横浜元町の商店街がIRをテーマとした勉強会を開催 2016/08/11

 「横浜元町まちづくり4団体」は8月9日、横浜市内で電通のIR・観光プロジェクト部長の岡部智さんを講師として招き、IRをテーマとした勉強会を開催しました。4団体は、元町自治運営会、元町エスエス会、元町クラフトマンシップ・ストリート、元町河岸通り会から構成されています。横浜ではIR誘致の候補地として山下ふ頭が浮上しており、元町エリアはふ頭のちょうど付け根の位置にあたります。つまり、今回の勉強会は地元の自治会関係者と地元の商店会関係者が集まったと言っても過言でないでしょう。気温37度を記録し、さらに地元・横浜高校が甲子園で試合を行った日と重なるなか、昼と夜の二回の勉強会に約50名が参加しました。

 勉強会では日本のIR推進法案の状況のほか、世界のIR事情などの説明がなされました。さらに、商店会関係者の出席が多いことから、IRと既存の地元商工関係者との各国における実際の連携事例についての説明に特に重点が置かれていました。アメリカやマカオでは、従来から地元とのコラボレーションが実際に行われており、地元との信頼関係が築かれているわけです。横浜元町の商店会の歴史は1859年の横浜開港当時までさかのぼることができ、1800年代から続く由緒あるお店も多く、IRとの連携の道も考えられると思います。

 昼の部と夜の部との移動の道すがら、実際に元町ショッピングストリートを歩いてみると、カンカン照りの真夏の太陽の下でも、”みなと横浜”の異国情緒あふれる石畳の敷かれたお洒落な商店街には、ひと通りが絶えず続いていました。主催者の方の案内で歩いていると、昼の講演を聞いた方が隣の店主にIRについて話している場面に、たまたま講師の岡部さんが通りかかり、さらに話が盛り上がっていました。

 主催者の方に話を伺うと、今回は商店会加入のおおよそ十人に一人が参加されたそうです。丁寧な議論を行うと、理解者がさらに理解者を増やすものです。正しい理解に向けたよい流れができるといいですね。

(写真)昼の部の勉強会の様子

#58 内閣改造で6人のIR議連メンバーが入閣 2016/08/03

 8月3日、内閣改造が行われ、第3次安倍第2次改造内閣が発足しました。今回の組閣では20人の大臣のうち、国際観光産業振興議員連盟(IR議連)から、

 法相      金田勝年 衆議院議員(議連副会長)
 地方創生相   山本幸三 衆議院議員(議連副会長)
 厚生労働相   塩崎恭久 衆議院議員
 経済再生相   世耕弘成 参議院議員
 国家公安委員長 松本 純 衆議院議員
 沖縄北方相   鶴保庸介 参議院議員

 の6名のメンバーが入閣しました。全閣僚の約三分の一がIR議連所属という驚くほどの割合で、政府がIR推進法案成立のための布陣を引いたと見ることも可能ですね。

 しかし、これですぐに成立するだろう安心してしまうのは、軽率なのではないかと思います。国会の審議は時間が限られており、IR推進法案は閣法(政府提出法案)の審議が終わった後に議論されることになります。つまり、国会質疑としては議員立法の中での優先度、審議順序がどの程度まで上げられるかという点が法案が成立するかどうかの最大のカギになるわけです。国会は日程闘争の連続です。

 二年ほど前のIR議連の役員名簿には、安倍首相と麻生副総理の名前もありましたが、国会質疑を通じてIR反対の急先鋒である共産党の大門実紀史参議院議員の国会質疑での突き上げを受けて、どちらも最高顧問から降りてしまいました。一方でその時、同様の質疑で矢面に立たされた下村文科相(当時)、塩崎厚労相の二人は、「顧問を辞めるつもりはない」(下村氏)、「必要なので(議連所属の)現状のままで行く」(塩崎氏)と堂々と応じて議連にとどまっています。この違いは何なのでしょうか。おそらく、それぞれの議員に対するサポートの有無、推進してほしいという声が議員本人にきちんと届いていたのかどうかの違いなのだと容易に推測できます。

 IRを推進したい人の数がどれだけ多くなっても、関係者の大半が「誰かがリードしてくれるだろう」と他人任せで見守っているだけでは、法律が通る可能性がさらに上がることはありません。

 逆に言えば、国会審議までの間に「私たちはIRを必要としている」「IRは魅力的なもの」「社会にとって有益」という声をこれから国会や社会に対して繰り返しアピールすることで、法案の優先度が高まって審議のスピードが加速し、結果として成立の可能性が上がっていくということです。そういったサポートの声に支えられて、初めて法案が成立するのだと思います。頑張らないといけませんね。

(写真)新内閣発足の様子 首相官邸ホームページより引用

#57 新たな東京都知事として小池百合子氏が当選。市場もIR法案に期待 2016/08/01

 舛添要一前東京都知事の辞職に伴う東京都知事選が昨日31日に開票され、小池百合子氏が当選しました。小池氏は告示日と同日の14日に放送されたBSフジの番組・プライムニュースで「東京にカジノを設置することに賛成か、反対か」という視聴者から寄せられた質問に対し、「カジノというよりIR、統合型リゾートという発想であり、これはアリではないか」と話していました。

 これがひとつのきっかけとなり、市場関係者の間でIR関連銘柄について注目が高まっているそうです。私のところにも今朝、小池氏とIR議連の関係について記者の方から問い合わせがあり、今朝の日経QUICKニュースの速報記事の中でコメントが流れたようです。

 照会を受けて改めて資料を確認すると、小池氏は衆議院議員在任時に国際観光産業振興議員連盟(IR議連)のメンバーとしての記載が確認できます。ただし議連は衆参国会議員を対象としているため、小池氏は知事選立候補のために衆議院議員の職を辞職した時点でメンバーから外れたと考えるのが自然です。

 市場の関心としては、「小池氏の当選が、秋の国会でのIR推進法案の成立に寄与するか」という点でしょう。この点については国会の動きではないため直接の影響は大きくないものの、猪瀬直樹元知事以降やや下火になっていた東京都のIR誘致に向けた動きが再燃してIRについての期待が高まり世論への発信が増えることで、間接的に議論を推し進めると考えるべきでしょう。そもそも東京都は石原慎太郎元都知事、猪瀬氏と二代にわたってIR誘致に熱心に取り組んできた自治体でもあり、言うまでもなく国内最大の人口を誇る自治体でもあります。

 前回のコラムでは地方の動きについて取り上げましたが、奇しくも首都・東京でもIR誘致について動きが出てきたことになります。自治体の誘致活動、世論や市場の関心はどちらも法案の成否を占う大きな要素です。小池氏の発言をきっかけに今後、このうねりがより一層大きくなると予想されます。

(写真)小池ゆりこホームページより引用

#56 「全国IR誘致団体協議会」が国会議員にIR推進法案の早期成立を要望 2016/07/22

 カジノ・IRの誘致に取り組む各地の民間誘致団体からなる「全国IR誘致団体協議会」は21日、国会内で総会を開催しました。報道等では大阪や横浜といった都市部でのIR誘致にスポットが当たる傾向がある一方で、全国各地の地方エリアでもIR誘致活動が展開されています。全国協議会では参加団体の持ち回りで「日本IR創設サミット」を毎年開催しており、昨年秋の泉佐野市での開催で10回目になります。

 総会にはIR議連の細田博之会長が出席。自民党で幹事長代行の要職にある細田氏は、党の谷垣幹事長の入院により党務を代行しているさなかに会場に駆けつけ、全国協議会の代表者らがその講演に熱心に耳を傾けていました。今回の総会にはIR*ゲーミング学会の正副会長3名が講演を行ったほか、IR推進法案に関わる有識者が講演に立ちました。

 その中で今回、個人的にもっとも興味深かったのは議連の細田会長の話でした。細田氏は島根県の松江市出身で、出雲大社を擁する出雲市はその隣町になります。出雲大社といえば言うまでもなく日本を代表する神社ですが、細田氏はNHK総合の番組「ブラタモリ」が出雲にスポットを当てた放送を紹介。江戸時代、出雲大社の神職が「縁結びの神様」「お参りをすると御利益がある」という信仰を全国各地で広げ、ほかの藩から来た宿泊客を対象として出雲大社の祭礼の最終日に幕府後任の「富くじ」(宝くじ)を行い、その収益の三割は出雲大社に寄進され修復事業に充てられていたそうです。

 この話を聞いて私も初めて知りましたが、当時の出雲大社の観光システムというのは、現在のIR・統合型リゾートと同じようなものだったんですね。都から離れた場所にあるためシティープロモーションを行って海外(藩外)から観光客を呼び込み、ゲーミング(ギャンブル)とともに衣食住を提供することで滞在時間を延ばし、現地でお金を落としてもらうということです。「富くじ」といっても抽選などは賑やかになるもので、さながらルーレットと同じようなもの。カジノをくじの抽選会に置き換えただけで、「江戸時代版・統合型リゾート」と言えるかもしれません。

 江戸時代の富くじやのほか、海外でも宝くじなどのゲーミングがインフラの整備に使われる例は多々ありました。植民地時代のアメリカでは、公共事業や教会、学校といった社会インフラの整備のために、宝くじの収益金が充てられていました。ニューヨークの名門大学として世界的に知られるコロンビア大学でも、宝くじが建設資金の一部に充てられています。※

 総会の開催後、全国協議会はIR議連の役員に対しての陳情をスタート。秋の臨時国会の開会を前に、地方で長年誘致活動を行っている団体の声が国会に届けられました。

(写真)IR議連の細田博之会長に陳情書を渡す全国のIR誘致団体の代表者

※参考 「世界のゲーミング」(公益財団法人日工組社会安全研究財団)

#56 「ビジネスクリエーター研究学会」が立教大学でIR勉強会を開催 2016/07/18

 「ビジネスクリエーター研究学会 IR(カジノ)ビジネス研究部会」は7月16日、立教大学池袋キャンパスで勉強会を開催しました。「ビジネスクリエーター研究学会」は事業構想を先導するビジネスクリエーター創出のための研究を行っており、部会は文字通りIRにスポットを当てています。今回の勉強会ではIR分野の有識者の講演と、研究学会会員を中心とした約25名の参加者によるパネルディスカッションの二本立てで、会場にはLINE動画のカメラが入りインターネットで生中継され、こちらも数百人が議論を見守ったようです。

 今回の勉強会では会場を訪れた参加者の多くがIRとはあまり縁のない方が多かったこともあってか、講師によって専門家向けの内容、一般向けの内容と指向が分かれたように見えました。取材を通じて何十回もさまざまな専門家の講演を聞いてきた私の立場からすると、逆に一般向けの内容のほうが興味深いと感じました。

 たとえば、Gaming Capital Managementの鶴岡彰義さんはゲーミングの基礎知識をテーマにカジノのスロットマシンと日本のパチスロとを比較し、控除率の違いやゲーム性について説明。私自身かなり昔に読んだはずですが講師によって視点が異なるもので、頭の整理として参考になりました。部会の代表者である古賀よしこさんはカジノオペレーター(事業者)ごとの個性についてスポットを当て、「サンズはMICE」「MGMはエンターテイメント」「Wynnはラグジュアリー」がそれぞれ得意と聞くと、うすうす感じていたものの「確かに」「なるほど」と頷いてしまいました。おそらく、インターネットを通じて動画を見ていた一般視聴者の方にとっても、わかりやすかったのだろうと思います。

 日本国内のIR・カジノの議論を見てきた私の経験からすると、専門家による精緻な議論がかなり進んでいる一方で、世論への啓発活動はまだ余地があると最近感じます。法案作成にはもちろん専門家による精緻な論点整理が求められるわけですが、議論と啓発は車の両輪のようなもので、どちらが欠けても法案成立に向けた環境整備が進まないわけです。これは私自身の反省点でもありますが、今は世論に向けた啓発にスポットを当てないといけない局面と改めて思いました。もちろんこれは諸先輩方がこれまで何度もやってきてくれたことですが、一般の方が「楽しい」と感じられるエンターテイメントとしての魅力が社会に深く伝わるように、何度も発信していくべきなのでしょう。

(写真)会場の様子

#55 カッシーノとマジック・エンターテイメント② 学生マジシャンとプロの世界 2016/06/28

 関東の11大学・12マジックサークルから成る「関東大学奇術連盟」は毎年春・秋に発表会を行っています。私も昨年12月に続いて今年5月の発表会を覗いてきましたが、演出面などでも工夫が見られ、とても優れたステージでした。

 マジックにはマジシャンと観客の距離によって、だいたい2種類に分類されます。ひとつは「クロースアップ・マジック」(テーブルマジック)と呼ばれるもので、トランプやコインなどの小物を使って観客の目の前で行います。その対極にあたるのが「ステージ・マジック」で、大掛かりな装置を用いた「イリュージョン」や「鳩出し」などがこれにあたります。大学連盟の発表会で行うものはステージ・マジックで、空中からトランプを次々と取り出す「カード・マニピュレーション」、大型の扇子や和傘などを扱う日本古来の「和妻」など十種類以上の演目があります。

 連盟の学生マジシャンは入部間もなく自身の演目を選択し、先輩の指導を受けて一年以上練習を重ね、大学サークル発表会のステージに立ちます。その結果などを受けて、大学ごと、演目ごとの観点から選抜されたメンバーが連盟発表会のステージに進みます。いわば各大学サークル間で同学年・同演目の学生同士で連盟発表会の枠をめぐって技術や演出、構成などを競うかたちで、サークルのノウハウや個々人の修練に加えて、その競争原理も学生マジシャンのレベルの向上に寄与してきたと言えます。

 大学のマジックサークルで良い人材が輩出される土壌がある一方で、プロとして活躍している日本人マジシャンの数は限られています。この現状について、私はマジックの産業化が進んでいないためにマジシャンが活躍する場が少なく、プロを目指す人の数が絞られている点に原因があるのではと見ています。もちろんアマシュアとしてマジックを楽しむことも否定しません。しかし観光立国の一環として政府文書に「エンターテイメントの充実」という文言が盛り込まれる現状で、その一翼を担う可能性のあるマジックが産業として育っていないということは、とても勿体ないことだと思います。

 "マジックのオリンピック"として三年に一度開催される世界大会の「FISM(Fédération internationale des sociétés magiques)」でも2000年代前半までは毎回日本人から受賞者を輩出していましたが、2009年に学生マジシャンが受賞したのを除くと、ここ10年は日本人の活躍が少なくなってきているようです。もちろん、国際競争が激しくなってきた結果と見ることもできるでしょうが、エンターテイメントとしてのマジック産業の成長が進んでいないことも原因としてあるのではないでしょうか。

#54 カッシーノとマジック・エンターテイメント① 直木賞作家・泡坂妻夫の魔術城 2016/06/27

 歌舞伎には歌舞伎座、落語には演芸場などがありますが、日本にはマジックのメッカ、マジックの殿堂と呼ばれる場所がありません。

 直木賞作家の故・泡坂妻夫(あわさか・つまお)氏は推理小説家として知られたほか、家業の紋章上絵師として、さらにマジシャンとしても有名な人物でした。彼の文学作品にはそれらの技が盛り込まれ、推理小説には奇術(マジック)に関する著作が多くあったり、表紙デザインに自身の紋意匠を用いたり、と遊び心で溢れています。

 泡坂氏の代表作のひとつに、女性マジシャンを主役とした推理小説「奇術探偵 曾我佳城」という作品があります。「小説現代」(講談社)などで約20年にわたって連載されたものが2000年に「全集」としてまとめられ、その翌年の「このミステリーがすごい!」(宝島社)、「本格ミステリ・ベスト10」(原書房)のふたつの推理小説ランキングで国内部門第一位を獲得しています。

 「全集」のあとがきの中で、泡坂氏はこう記しています。
「『魔術城』の建造を思い立ち、着工したのは一九八〇年のことであった。世に美術館、文学館、博物館は数え切れないほどあるが、奇術専門の施設はハリウッドのマジックキャッスルぐらいしかなく、日本では皆無だからだ」

 泡坂氏は文学の中で日本の「魔術城」を完成させましたが、これはもちろん物語の中のお話。日本にはいまだにマジックの殿堂と呼ばれる場所がありません。

(写真)泡坂妻夫「奇術探偵・曾我佳城全集」(講談社)の表紙。講談社HPより引用

#53 依存学推進協議会で大商大の谷岡学長とG依存考える会の田中代表がタッグ 2016/06/20

 NPO法人「依存学推進協議会」は6月19日、グランフロント大阪にて7回目となるシンポジウムを開催しました。

 今回は「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表と元大相撲力士で実業家の貴闘力関がそれぞれ基調講演を行いました。田中さんは「ギャンブル撲滅運動では依存症対策にならない」と強調。たとえIRに反対したとしても、現状では株取引やFXなどに流れるだけで抜本的な対策につながらないため、「ギャンブル産業が対策費を拠出し、依存症対策と経済効果、福祉の充実というのが理想的な形」と話していました。

 シンポジウム開催後、主催した依存学推進協議会の西村周三理事長(医療経済研究機構 所長)と田中さん、貴闘力関、大阪市立大学大学院医学研究科の井上幸紀教授、依存学推進協議会の谷岡一郎監事(大阪商業大学 学長、IR*ゲーミング学会 会長)が手を取り合う場面を写真に収めることができました。貴闘力関と医療分野のエキスパートを囲んで、ギャンブル依存症の啓発活動とIR推進の動きのタッグという、新たな歴史のスタートを感じさせる一枚になりました。

(写真・左から)依存学推進協議会 西村周三理事長(医療経済研究機構 所長)、ギャンブル依存症問題を考える会 田中紀子代表、元相撲力士 貴闘力関、大阪市立大学大学院医学研究科神経医学 井上幸紀教授、依存学推進協議会 谷岡一郎監事(大阪商業大学 学長、IR*ゲーミング学会 会長)

#52 IR議連幹事長・岩屋毅衆議院議員インタビュー③「IRの魅力と依存症」 2016/06/19

IR議連幹事長の岩屋毅衆議院議員のインタビュー。今回が最終回です。

――ギャンブル依存症についてどうお考えですか。
 依存症には様々なものがあり、アルコール依存症や薬物依存症、ゲームに対する依存症もあるでしょう。例えば、アルコールについてはきちんとした基本法が作られ、弊害ができるだけ大きくならないようにするための対策がとられてきているわけです。
 ギャンブル依存症について我が国の場合、公営ギャンブルとして競馬や競輪、競艇、オートレースが認められパチンコ・パチスロも存在しています。そのため、それらへの依存症が一部にあることは事実だと思います。しかし、国はそれらに対してきちんと調査を行ったり、対策を講じたりということは今までは十分できていなかったと思います。
 したがって我々IR議連としては、IRとその中に含まれるカジノを合法化することをきっかけに、既存のギャンブル等も含めた依存症のための対策をしっかりと構築したいと考えています。

――ゲーミングについて。
 ゲーミングというものはひとつのエンターテイメントであって、例えば公営ギャンブルなどでも大きなレースになれば、新聞全紙やテレビも取り上げています。健全にコントロールするということが大事で、それはカードゲームやルーレット、あるいはスロットマシンでも同じことなのではないでしょうか。

――アミューズメントとしての魅力も伝わっていくと。
 その通りです。時々残念なニュースが起こりますが、合法化してきちんとコントロールできていないから闇に潜っていき、組織悪の資金源になっているという現実があります。そういった悪循環を解消するためにも、政府がきちんとした法律を定めて適切なコントロールを行い、同時にギャンブル依存症の対策を行う仕組みを整備すべきと思っています。

――IRの魅力とは。
 法律にも明記してあるとおり、極めてグレードの高い総合的なエンターテイメントを提供できる施設を作りたいと考えています。その施設全体を回していくエンジンとして、世界百三十か国以上で合法化されているカジノというゲーミングを認めていこうというのが、IR推進法案の考え方です。
 グレードが高くサービスが行き届いたホテル、それに付随する世界一流のレストラン、バラエティー豊かなショッピングゾーン、さらには国際会議場や展示場、シアターなどのすべてを通じて、質の高いエンターテイメント空間を提供しようという計画です。カジノというゲーミング場だけでなく、さまざまな魅力についてさらに理解が進むと良いと思います。

――有難うございました。

(写真)インタビューの様子。国際観光産業振興議員連盟幹事長 岩屋毅衆議院議員

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