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スティーブ・ウィン、ナイトクラブ顧客のミレニアル世代を辛辣に批判

2016/ 06/ 17

25年前に自らが創りあげたIRの草分け的存在「ミラージュ」で開かれた業界団体のカンファレンスで、スティーブ・ウィンが基調講演を行った。その中で彼は「ゲーミング自体はどの施設でやろうとも内容的にはすべて同じで受動的。カジノリゾート施設にとってカジノはキャッシュレジスターに過ぎず、肝心なのは非ゲーミング要素だ」と述べた。
非ゲーミング部門と言えば、度々全米トップクラスのナイトクラブにも選ばれているEncoreのXSを筆頭に、ウィングループ内でも重要な収入源となっているが、同氏はナイトクラブについて「自分のビジネスの中で唯一、認知的不協和(=ビジネスとしては有難いが不快な感じ)を感じる分野」と語り、「世界中のばかが集まる場所だと思う」などとも評した。また、その顧客層であるミレニアル世代(80年代~2000年頃に生まれた世代)についても、SNSなどのバーチャルな世界に時間を無駄に浪費し過ぎている、と終始辛辣な語り口だった。
同氏は4月に投資家向けのスピーチの中でも、自社のカジノ施設の高級化路線を説明する際に「(金持ちも貧乏人も)だれも貧しい者には近寄りたいと思わない」とストレートな発言を行い物議をかもした。 by Resocasi.com