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ドゥテルテ大統領、カジノライセンス見直しを発表、ランディング側は契約の有効性を主張

2018/ 08/ 16

ドゥテルテ大統領はNPF(Nayong Pilipino Foundation)の全役員を解任し、司法省にNPFとランディングインターナショナルの間で結ばれたマニラのエンターテイメントシティの土地リース契約を見直すように指示した。その翌日、大統領は「自らの在任中に既存カジノ以外に新しいカジノができることはない」と発言した。「既存カジノ」が指す詳細は不明。一方、ランディングインターナショナルは「NPFの役員の交替によって、契約の有効性が左右されることはない」として、自社のエンターテイメントシティでのカジノリゾート建設計画に影響はないと予想するコメントを発表した。大統領のNPF全役員解雇のニュースは、ランディングインターナショナルが15億ドルのカジノリゾート起工式を行うと同時に発表された。大統領側は「ランディングインターナショナルへのラインセンス付与は一般入札なしに行われた」と公正さに疑問を呈しているが、現在エンターテイメントシティで建設が進む4件目のIR「リゾーツワールド・ベイショアシティ」のデベロッパーであるトラベラーズ・インターナショナルがNPFと契約した際にも一般入札が行われた記録はない。また、フィリピンで唯一カジノライセンスを発行する権限を持つPAGCORは7月26日にランディングインターナショナルにライセンスを与えたことを認めている。 by Resocasi.com