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ラスベガスサンズ、スペインでの巨大カジノリゾートプロジェクトを撤回

2013/ 12/ 20

ラスベガスサンズが12月13日、マドリード郊外に建設予定の巨大カジノプロジェクト「ユーロベガス」構想の撤回を発表。計画では、10-12年をかけて6つのカジノと12のホテルを建設する300億ドル以上の巨大なプロジェクトの予定で、26万人の雇用を創出すると見積もられていた。26%もの高い失業率に苦しむスペインにとっては、先日東京に決定した2020年オリンピック誘致と並び、経済活性化の決め手として期待されていた。撤回の理由は、スペイン政府が禁煙や税率優遇などに関するラスベガスサンズからの要望を受け入れなかった事の他、ラスベガスサンズがアジアへの投資を優先させたからだとみられている。
実際、ラスベガスサンズ社のプレスリリースには「ヨーロッパにIRを建設することは私の数年来のビジョンだったが、物事には全て適切なタイミングと場所があり、今、我々が力を注ぐのは、日本や韓国などアジアでのIR建設によるツーリズムの劇的な振興を図ることである。」とアデルソン会長が明言している。