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電話での代理賭博禁止、マカオの中小ジャンケットに影響必至

2016/ 06/ 01

マカオ当局は5月9日よりVIPゲーミングテーブルでの電話の使用を禁止したが、これにより中小規模のジャンケットオペレーターは影響を受けるとみられる。
VIPテーブルでの電話使用禁止はすなわちプロキシ・ベッティング(代理賭博)が不可能となることを意味する。これまでもマカオのカジノでは代理賭博は禁じられていたが、VIPテーブルでは事前に届け出をすれば、ギャンブル中に電話を使用することができたため抜け穴となっていた。
大和証券グループのレポートが現地のジャンケットオペレーターからの情報を基に発表した数字によると、マカオの代理賭博売上は2014年では全体の8-10%程度だったが、2015年には前年比15%程伸びて(*マカオのゲーミング売上総額は前年比34.5%減)、シェアは20%程に拡大していたとの推計が発表されており、今回の電話使用禁止措置は中・小規模のジャンケットオペレーターにとってはさらなる逆風となるだろうと予想している。
By Resocasi.com