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SJM、2017年マカオゲーミング市場でのシェアさらに減少

2018/ 03/ 18

マカオのカジノオペレーターSJMの苦戦が続いている。先日発表された同社の2017年のゲーミング売上は前年比横ばいの53億ドルだったが、調整後利益は10%減、純利益は15.6%減だった。マカオのゲーミング市場全体が約20%増であることを考えるとあまり良い結果とはいえない。市場のシェアを見ても、2015年に21.5%だったのが、2016年19.1%、2017年16.1%と縮小し続けている。
旗艦カジノのグランド・リスボアの売上はVIPが11%増と健闘して前年比5.6%だったが、マステーブルの売上は4.2%減でトータルでは減益に終わった。同社はまた、コタイ初進出となる46億ドルのプロジェクト「グランド・リスボア・パレス」を建設中でその開業時期を年内と発表しているが、昨年の台風の影響などもあり、アナリストの間では開業は早くとも2019年半ばか、場合によっては2020年になる可能性もあるとの声も聞かれる。By Resocasi.com