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アメリカVS中国の貿易摩擦、マカオのオペレーターにも影響?!

2018/ 07/ 21

ゲーミング法の専門家としてアメリカのロースクールの名誉教授及びマカオ大学の客員教授をも務めるネルソン・ローズ教授のブログによると米中間の貿易摩擦によって、アメリカ企業を親会社に持つサンズチャイナ、ウィンマカオ、MGMマカオの3社は今後、契約更新などにおいて非常な苦労を強いられるだろうという。
教授は3社がカジノオペレーターとしての権利を失う程のことにはならないものの、中国側が報復措置として、簡単かつ即効性のある報復処置として中国本土からマカオへの渡航を制限したり、マカオのカジノ市場を原行の6社以外にも参入できるようにする、などの法律改正を行う可能性があると語っている。
サンズチャイナの親会社・ラスベガスサンズのアデルソン会長やウィンマカオの元トップ、スティーブ・ウィン氏はともにトランプ大統領の支持者と言われている。教授によると、中国政府にとって渡航制限を課したり、ゲーミングテーブル台数を規制するなどの措置は簡単に実行可能なことであり、もしマカオのカジノライセンスへの入札がオープンになれば、ゲーミングとは縁のない中国の巨大企業などが名乗りを上げることもあり得るという。By Resocasi.com