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フィリピン、PAGCOR傘下の公営カジノを売却へ

2017/ 06/ 12

フィリピンでPAGCORが運営するカジノや小規模なゲーミング施設が民間に売却される。1976年の創立以来、PAGCORはゲーミングによる多額の税収を政府にもたらしてきたが、カジノの経営とゲーミングの規制という利益相反する役割を1つの組織で担い続ける体制には矛盾が生じる。ドゥテルテ大統領はPAGCORにカジノの運営権を手放し、ゲーミング産業の規制当局としての役割に集中するよう命じた。現在PAGCORが運営するカジノ施設は11か所、小規模のゲーミング施設は36か所あり、これら施設売却の入札が年内にも行われる見通しだが、全施設一括での売却になるのか個々の施設毎に入札を行うのかなどの詳細はまだ明らかにされていない。ドゥテルテ大統領は先日、PAGCORに対し「海外の投資家が運営するカジノと競合する施設の経営に力を入れるのではなく、フィリピンが東南アジア1のゲーミング&エンターテイメントの旅行先となるように尽力するように」と指示した。 By Resocasi.com