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MGM幹部が「日本はカジノ側、消費者側のバランスを考慮すべき」

2018/ 02/ 23

先日ロンドンで開催されたiCE(International Casino Exhibition)で、日本のIRについて討議するパネルディスカッションにおいて、MGMリゾーツの上級副社長Ed Bowers氏は「日本が過度にカジノ利用者保護に走り、高額な税率や入場料、カジノフロア面積を過度に制限するなどの規制を導入すれば、カジノ産業の成長を妨げ予想外の結果を生む可能性がある」と語った。MGMリゾーツは日本でのカジノオペレーターとして名乗りを上げており、同社のミュレンCEOは、日本でのカジノプロジェクトの投資額として100億ドル程度を見込むといった発言も行っている。また同じく日本市場参入に名乗りを上げているHard Rock JapanのEdward Tracy社長は「我々は決して間違ったことをしようとしているわけではなく、適正なやり方で持続可能な事業運営を行おうとしている。オペレーターと議員双方が共通の課題について直接話し合うのが最善の方法だ。」と述べた。
出席者の一人、博報堂の栗田氏は「日本では国民の50%がカジノ導入に反対しており、政府はなぜこの案を出したのかという原点に立ち返って、ツーリズム振興の牽引役としてのIRの重要性を説く必要がある」と述べた。By Resocasi.com