リゾカジ カジノレポート

食欲の秋 またもソウルCOEX

* 韓国 2012/ 11/ 08 Written by 中宝

コメント( 4)

 またもやソウルです。やはり一番近い国は行きやすく、おいしい食事の楽しみもあります
政治的な動きも、こと韓国との間に限っては、大事にならずに推移しそうな雰囲気です
真冬になってしまうと、さすがに寒いので、今は季節的にもいい感じです。電車の窓から見る紅葉の風景も美しいです。

 いつものように昼前に金浦空港に着きます。カジノに行く前にまずは腹ごしらえ、そのために機内食はあまり手をつけておりません
韓国線に限って言えば、機内食は私には不要な気がします(笑)お酒と、かわきもののつまみだけで十分です。

 今回の昼ご飯の探索予定は、カンジャンケジャン。蟹の醤油漬けです。
いろいろな有名店の得意料理でもあり、日本でも支店ができたりしています
最近は新沙で、特に日本人に人気の、名前が似た有名店同士が路上で争う、という事件が起こったりしました
姉妹で元祖争いをしていて、裁判沙汰になっているという話も聞きます
今回はその新沙にある店でなく、韓国でも特に値段の安い有名店に行ってみることにします。

 その店「阿峴洞カンジャンケジャン」は地下鉄の阿峴(アヒョン)の駅を降りたところにあります
小学校の方に向かっていって、路地を入ったところで、蟹の絵が描いてあります「ワソカルビ」という看板もあります。
これはこの店の前の名前が「ワンカルビ」だったからでしょう。「ン」と「ソ」が違うのが、いい感じです。

 近くで大規模な工事をやっていることもあり、現場服の職人さん達も丁度お昼を食べにきています。
仲間の分も弁当を買って、大量に持っていく方もいます。こういう店は、安くて量があって旨いことが多く期待が高まります。

 時刻は12時30分すぎくらいです。一人ですが、座敷の奥まったところに潜り込めました
カンジャンケジャン定食をください、と言うと、おじさんが壁のメニューを指さして、これですね?と聞きます
ヤンニョムケジャンの定食もあるからのようです、確かに8000Wと書いてあります。日本円で600円しません。
他にもキムチチゲを隣のカップルが食べていましたが、おいしそうです
6割くらいのお客さんはカンジャンケジャン定食のようでした
もう片方の隣の席は昼から宴会で、カムジャタンをメインにカンジャンケジャンを追加しておりました。
 けっこうひっきりなしにお客さんがやってきます。日本人は今日は私だけのようでした
おかずが並べられ、いよいよカンンジャンケジャンです。なるほど、小ぶりの蟹で、コッケ(ワタリガニ)ではありません
が、そんなに小さいというほどではありません。だいたい、大きな蟹でも、食べやすいように切って出してくる店がほとんどですから、見劣りする感じはありません
それより、山盛りの贅沢感は凄いものがあります。一人でこんなに食べられるかなあ、とちょっとだけ不安になります
テンジャンチゲもつきます。これはかなり辛い味付けでした。玉子焼きはふっくらしておいしいです。米は赤米入りです。

 肝心の蟹ですが、ねっとりした身はほんのり甘く、醤油もきつすぎず、とてもおいしいくけっこう身はありました
あちこちの席から、蟹の身を吸う音が聞こえます。これは本当にお値打ちではないかと思います。
新沙の有名店はだんだん値段が高くなってきてしまいました。
もちろん生ものですから、品物を吟味したり、鮮度に気をつけると高くなるのはしようがありませんが、ちょっと高くなりすぎたなあ、とは思います。
他の地域にも有名店がありますが、衛生的に少し問題があったりするところも正直あったりします
この店のは私は大丈夫でした。 蟹もはさみのところまで隠し包丁が入っており、身を吸い出しやすくしています
蟹味噌にご飯を混ぜて、海苔で巻いて食べると、思わず笑みがこぼれます。


 大満足で店を出て、駅に戻る途中で、小さな市場の中を通りました
昔の下北沢の駅前マーケットのような、小さな店の集合体で、生鮮食料品やおかずや雑貨などを売る店が雑多に並んでいます
魚や果物の旬を知るのに、こういうマーケットは助かります。

 セブンラックCOEXのカジノに到着、今回は「必勝カジノオンライン」で有名なT氏にもお会いできることになっています
現場のカジノで待ち合わせです。リゾカジ系ではありませんが、オンラインカジノだけでなく、実際のカジノにも足を運んで旅行記をネットで書いている方です。
ラスベガスで儲けたら、そのお札から麻薬反応が出て職質されたり、厳寒のソウルで男二人でホテルを取ったら、ダブルベッドの部屋で変えて貰おうにも満員だったり
と行く先々で、なにかしら事件が起こる、抱腹絶倒の秀逸な旅行記を読んで、前からお会いしたいなと思っていました。
黄色いどどんぱTシャツを着ておられるというので、すぐにわかりました。シンガポールではスーパーマリオブラザーズのマリオの格好でカジノに行かれたそうです。

 お会いしてみると、やはりカジノを楽しみ、愛しておられる楽しい方でした。
ほどなく人道人間さんも合流し、絞らないミニバカラで遊びます。ところが楽しいのはめっちゃ楽しいのですが、カード運はあまり言うことをきいてくれません
T氏はこの日夕方に釜山へと移動するため、早めに引き上げることになりました、短い時間ですが、カジノ好き同士充実した時間でした。今度は腰を落ち着けて打ち、ご飯でもご一緒したいものです。

 この日はバカラ大会が開催されているとかで、ディーラーの数が少ないです。人はあふれているのに、新しいテーブルをなかなか開けてくれません。スクイーズのバカラでも遊びましたが、これもチップを増やすのが難しいです。
完全な私ごとになりますが、前日、携帯電話を置き忘れて右往左往いたしました。結局見つかって取り戻したのですが、おかげで睡眠時間がほとんどなくなってしまいました。
飛行機で少し寝ましたけど、影響はやはりあったようで、いつもより全然「目」が見えません。それは自覚しましたので、晩ご飯まではとにかく、ブレーキをかけながら打ちました。

晩ご飯は鮎男さんに音頭を取っていただいて、リゾカジ仲間でプチ食事会です。「オパルタン」というホルモン系の得意な焼肉の店で、今や上海にも支店があり、大成功しています。
COEXの近くは内臓系の得意な焼肉の店が多いです。ここのはヤンニョムに特徴があります。蜂蜜と水飴を使って自然な甘さを出しています。

 炭焼きで、火力が強いのも内臓を焼くのに適しているようです。ヤン(胃)が分厚くて、しかも柔らかく噛みきれます、丸腸もいい具合です。骨付きカルビもあっという間になくなります。
サラダはこれでもか、とおかわりをくれます。締めの焼きめしも奪い合いでした(笑)最後にパッピンスです。
本当によく食べたなあ、と思います。鮎男さん、ありがとうございました。


 カジノまで歩いて帰ります、いい運動になりました。
さて、戦闘再開です。私自身はそんなに良い目を見つけられませんが、仲間うちで、ミスタープレーヤーとミスターバンカーが出ます。ツラが少しですが出ます。色めきますが、そんなには続きません。
 そのうち、女性陣も加わり、彼女らのいい絞りもあって、奈落までは落ちずにすみますが、どうもいけません。
目もかすんで参りました。とりあえず、明日の朝に賭けることにして、部屋に早めに引き上げます。初日を終わって、200000ウォンくらい水面下です。


 翌朝は7時前に目が覚めます。体調は悪くないようです。
まず、歩いて24時間営業の「ドゥンブッダンブッ・プゴグッ専門店」に行きます。干し鱈のスープです。市庁の近くに、いつも行列のできる「ムギョドン・プゴグッチッ」というやはり干し鱈のスープの名店がありますが、そことの味比べも楽しみでした。
オークウッドホテルの対面にその店はあり、お客さんは他にはいません。日曜の朝ですから、ビジネスの方は少ないのでしょう。
干し鱈のスープをお願いします、干し鱈を戻して牛骨のスープとあわせます。やさしい味です。アミの塩辛やキムチで味付けをします。飲み過ぎ、食べ過ぎの翌日に格好な料理だと思います。
カクテキとキムチは自分で好きな量を取るようになっています。鱈の旨みもしっかり出たおいしいスープでした、値段は7000ウォン。


 さて、では今回最後の勝負です。卓につくと、昨夜からずっと打ち続けの方もいます。慎重に罫線を見ながら賭けます。
ペアがずっと出ないシューがありました。後半その分を挽回するかのようにペアが出ます。しかし、なんとなく取り損なうことも多く今一つ波に乗れてません。
そのうち同じ卓の戦友たちが、矢尽き、刀折れて去って行きます。朝はそういう時間帯でもあります、わずか5目の罫線と逆らったプレイヤーのツラ目で、3人が討ち死にです。
私はかろうじて討ち死にだけは免れていますが、褒められた成績ではありません。本線はあてにならず、掴みにくい感じですが、甲由路(カッチャロ)が3目を超えないで推移するのだけが、星(ほし)になりそうでした。3目きたら、切りに行きます。
 これが功を奏したようで、チップがそれなりに増えます。よくしたもので、そうすると目も見えてきます。ここぞ、という鉄板目が何度かあり、それを取って水面に出ます。
ここでヤメにします。10000ウォンチップ1枚の浮きです。実際は両替した際の端数もありますから、円換算して9000円程度の浮きでした。
少ない浮きですが、浮きは浮き。これで潔く終了にします。ここからまたヨーイドンでやるには今回は条件が悪いと思いました。

人道人間さんとお昼ご飯に行きます。いろいろ迷って、広蔵市場にタラ鍋とレバ刺しを食べに行くことになりました。
 目星をつけていたのは、前回行った「チャメチッ」という生肉屋さんから市場の方へ出てきたところの鱈鍋屋さんです
白子や身をふんだんに盛った鍋がいかにも旨そうでしたが、腹に余裕がなく、いただくことができなかったものです
「サムゲメウンタン」という店だと今回初めて知りました。おやじさんが日本語が話せて「辛さはどうする?」というので、手加減してほしい、というと、「じゃあ半分くらいにしときましょう」ということになりました
ダイナミックにぶつ切りにされた鱈の身とたくさんの白子が入ったあつあつの鍋が運ばれます。頭まで入っているのがご愛嬌です。辛さは丁度いい感じでした
鍋の底にはオキアミのようなエビが入っています。鱈だけではない味の深みはここから出ているのかもしれません。白子が旨いです。汁ごとご飯にかけて食べるのもなかなかです
これで2人で20000ウォン、ビール込みです。一人700円にしては贅沢な御馳走です。

 ただし、今回はこれで終わりにしないつもりでした。やはりレバ刺しが食べたかったのです。
ところが「チャメチッ」は第一日曜が休みとかで、シャッターが閉まっています。一度はあきらめかけましたが、開いている店に入ることにしました。
「チャンシンユッケ」がその店です。店はけっこう広く若いカップルが目につきます。韓国の若いカップルのデートコースなんですね。生肉を2人で仲良くつつく、というのは面白いところです。

 レバ刺しとセンマイ刺しの盛り合わせと焼酎をいただきます。ここのレバもダレていません。かなり厚めに切ってあり食べ応えがあります。センマイは味噌でいただくと美味でした。スープは牛のダシが効き、なかなかのものです。


 その後市場を眺めますと、その場で石臼でとうもろこしを引き、チヂミを作っていたり、カルグクスを打っていたり、刺身を作っていたり、活気があります。
さて、空港に行く人道人間さんと別れ、私は飛行機の時間までもう少し余裕があるので、梨泰院にいくことにしました
ここも活気のある街でオシャレな飲食店もたくさんできています。皮製品を覗いてみましたが東大門より少し高めな気がしました。これは次回の宿題にしましょう。雨も降ってきたので、そこそこで切り上げて空港へ向かいます。

 今回もたくさんのおいしいものに出会え、いいゲームをし、いい仲間と一緒に遊ぶことができました。感謝、感謝です。


このReportへのコメント(全 4件)

2012/11/12(Mon) 17:10

むうむう

中宝さん

ディ-プなソウル、街の食堂歩き、毎度楽しく拝見しております。
カンジャンケジャンの人気は凄まじいところがあります。
阿ヒョン洞の桁が違うお店の壁のお品書き見て、なるほど・・・。

石蟹、支那藻屑蟹でケジャン作ってるんですね、
騙されても私なんかきっとマンマと引っかかるかもしれません。
以前、タラバ蟹とそっくりなアブラ蟹っていうのもありましたね(笑)

友人の母親がカンジャンケジャン作ってお土産に持たせてくれたことがありました・・・
ただ、薬味とお醤油に漬けると思っていましたが、まず季節は言うに及ばず群山の市場で水揚げした
ばかりのワタリガニを微妙なお湯にくぐらせたり、見えない下準備があることを知りました。


2012/11/12(Mon) 17:27

中宝

こんにちは。
ソウルの街歩きの達人に読んで戴いて光栄です。

藻屑蟹は上海蟹とごく近いそうですから、味噌の旨さでは
むしろ長所もあるかもしれません。
そういえば上海蟹の紹興酒漬けは似た所があります。

手作りのカンジャンケジャン、おいしそうですね。
日本の蟹だと微妙に味が出ないのだとか聞きます。
きっといろいろ秘伝があるのかも知れません。
各店の味の微妙な違いを探すのも、楽しいです。


2012/11/12(Mon) 17:44

ken565

中宝様

毎回貴レポを楽しく読ませて頂いています。
BJメインでしたが、最近テキサスホールデムポーカーにはまっている
ken565と申します。
先週土曜に「ポンファヨンドゥ食堂」を訪ねてみました。
ご説明の通りすぐに地下鉄の出口直ぐで判りました。
おばちゃんに日本語は通じませんでしたが、身振り手振りで食べ方を
教えてくれ、おいしくマツタケを頂戴しました!

私は文才なくレポは投稿出来ませんが、これからもグルメレポよろしくお願いします。


2012/11/13(Tue) 00:27

中宝

ken565さん
行かれましたか。あそこのおばちゃんは親切ですね。
韓国語がもう少ししゃべれたら、いろいろ聞いてみたいのになあ、
と私も思いました。
お役にたててなによりです。


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