リゾカジ カジノレポート

6,400キロ リゾカジ車の旅【エルバソ~フェニックス】

* USA・カナダ 2007/ 01/ 13 Written by たか

コメント( 1)

飛行機の旅は点と点を結ぶものであるに、車の旅は線である。飛行機と比べ当然時間がかかる。
しかし、プライベートな空間を維持しつつ、地上の風景を堪能し色々な場所を手軽に訪れることが出来るのが車の旅の利点である。幸いなことに広いアメリカの大地にはフリーウェイ網が整備されている。何マイル走ろうが通行料はなくタダだ。しかも日本より飛ばせる。

一度挑戦してみたかったリゾカジ車の旅。家を出てから帰途につくまでの11日間、走行距離は4,004マイル、6,400キロであった。日本からの距離に換算すると香港・マニラの往復以上、片道で言えばホノルル・ケアンズ以上、東京から沖縄2往復の距離だ。

自分は運転するからいい、妻も時折運転するからいい。この旅行に賛同し、後部座席で耐えた子供に感謝したい。家族の理解があってこそのリゾカジである。

(初日)

日本の面積の2倍の広さをもつ州に住んでいると他の州に行くのも容易ではない。
朝8時前に家を出発する。本日の終着点はメキシコとの境界、リオ・グランデを望む町同じ州内のエルパソだ。約1,200キロの距離、と言っても高速I-10で一本だ。前夜の忘年会で疲れ気味の夫をいたわってか、最初に妻が運転する。制限速度70マイルのところを80マイル弱で走行。プラス10マイル以上ださなければまず捕まることはない。
サンアントニオを過ぎると制限速度が80マイルになることを知った。ここから自分がハンドルを握り、約90マイル(時速140キロ)で走行。途中ガソリン・トイレ・ランチ休憩をはさみ夕刻6時に到着。
7時過ぎ鉄板焼きレストランで夕食。土曜日にもかかわらず人が殆どおらず8時頃から混み出す。と、思ったら7時??同じ州内なのでタイムゾーンがないと思っていたが、時差1時間マウンテンタイムに変わっていたとは。自分が住んでいる州にはカジノがないので早めの就寝。

(2日目)

本日はニューメキシコ州へ。
メキシコからの密入国者が後を絶たないせいか、I-25を北上、途中検問所にて身分証明チェックあり。65マイルのところ71マイルで走行中ポリスに止められる。プラス6マイルで捕まったことなどないぞ、と言おう待ち構えると警官は助手席側に来る。トムクルーズ似の警官に対し、妻がこれから10日間の旅でサンディエゴまで行くんですと説明すると、そんな長旅ならここで切符を切るのはやめておくが気をつけなさい、と。思わず Thank you for Christmas gift !と応える。

アルバカーキーまで430キロ、雪が積もっているなかまずカジノホテルにチェックインする。Sandia Resport & Casino1年前に出来た新しいインディアンカジノでゴルフ場もついている。

とりあえず荷物を置き再び車に乗りサンタフェへ。
1607年スペイン人が建設した歴史ある”アメリカの宝石”と呼ばれる町だが、日本では宮○りえの写真集のロケ地で馴染みがあるでしょう。
この日はクリスマスイブで毎年12月24日にだけサンタフェで行われるローソクのルミナリアというイベントを観るのが目的でやってきたのだ。とてもきれいで家族一同感激。日干しレンガの町並み、インディアンとメキシコ文化が融合された素晴らしい町です。
知らなかったのだが、ここに万波という何と純和風の温泉スパがあるそうだ。サンタフェにはもう一度来て万波に泊り、アメリカで唯一のフォーコーナーズというユタ・コロラド・ニューメキシコ・アリゾナ4州の接点を訪れよう。約40分の運転でアルバカーキーに戻りホテルのバフェで夕食を。カジノはフロアの一角にあるバーで以外アルコール禁止。8万ドルJPのカリビアンでまったり遊ぶ。新しく雰囲気のよいカジノでした。

(3日目)

この日の目的地はアリゾナ州スコッツデール、700キロの走行距離だ。アルバカーキーからI-40を西に向かう。I-40は以前テネシー州はメンフィスまで走った道である。
約400キロを走り、Holbrookというところから377・260・87という道路を通る。数あるアップダウンを経て行くとやがてサボテンに囲まれ走ることになる。
この日はクリスマスデイなのでファーストフードといえ閉まっている店が多い。夕刻スコッツデールに、本音を言えばここはゴルフのメッカゆえゴルフリゾを楽しみたいのだが、子連れのため断念。Radisson Fort McDowell Resport & Casinoに到着。街中のレストランが閉まっているためホテルで夕食を。その後一人カジノへ。ここはお酒をサーブしてくれるが、カジノスペースは狭く、ルーレットやバカラ台なし。

(4日目)

スコッツデールには世界最高の噴水があると聞き、ファウンテンヒルと言う場所へ。168メートルもの噴水は豪快。べラジオの噴水の比ではなかった。
その後フェニックスへ。ここは日本人バスケ選手の田臥が在籍したフェニックスサンズのある町。妻がアンティークショップでエレガントグラスのキャンドルウィックを見つけ大喜び。
おいおい時間がないよ、今日はサンディエゴまで走るんだからと、買い物をせかせる。約600キロの道のり、I-8をひたすら西へ向かう。ユマ(ヤクルトのキャンプ地)でタイムゾーンを越え、カリフォルにア州に入る。
すっかり夕暮れとなってしまったが、今回夜間の運転は極力避けるつもりであった。それは野生動物を轢いてしまう恐れがあるからだ。
ようやく到着したのは、Barona Valley Ranch & Casino くねくねした山あいにあるカジノだ。ここは以前たみーさんが紹介していた場所で規模が大きい。子供もラスベガスのカジノみたいだとプレイできないくせにやけにはしゃいでいた。21万ドルのジャックポットに惹かれカリビアンを中心に遊ぶ。ここはお勧めです。但しアルコールがご法度、ルームサービスで部屋でしか飲めない。この日初めて休肝日とする。

(5-7日目)

今日は同じサンディエゴに移動なので楽だ、とわかっていたので昨晩遅くまでカジノで遊ぶ。勝ったと妻に報告したのが後で間違いと知る。
本当は友人家族と合流する予定だったため、カジノホテルではなく市内のホテルにしたのだが、結局友人家族は来れず。んならホテルを代えようかと言うとシーワールドから遠くなるからだめと妻に言われる。
シーワールドでは子供はおおはしゃぎ。自分はというと20数年前の学生時代にロスからアムトラック鉄道でやってきてシーワールドを訪れたことを思い出し追憶に浸り、思わず追憶の歌を口ずさんでいた。
妻がさかんに郊外のラホーヤに行きたいというので行ってみると罠にはまったことを知る。ここは高級店も立ち並ぶサンディエゴのショッピング街であった。Baronaで勝ったと言わなければよかった。
2泊した後はベガスである。ベガスも当初予定していなかったが、子供の友人家族と合流するため子供にごねられ行くことに。
I-15をひたすら北上する。約600キロ、途中バーストウのアウトレットでまたもや買い物。娘はここでもRoxyをみつけ大喜び。I-15は丁度10年前のクリスマスにも通った道だ。10年前には買い物することもなかった子供が。。金がかかるようになったもんだ。
夜景を見つつこの時期1年で1番混雑しているベガスの町へ。予想通り途中渋滞じゃん。

(8日目)

今回のベガスは友人との合流ということもあってホテルはオーリンズというストリップから外れたところだ。
ストリップのホテルと比べ客層が違う(H系・B系が多い)というのが第一印象。レートにしてもBJで5-500なんてテーブルがある。

友人が到着前に家族でボウリングをする。ベガスにボウリング場がついているホテルはオーリンズだけだろうか? 数年ぶりにやるが、昔入れ込んだ時期もあり、腕はさほど衰えておらず家族では最高スコアだった。夜11時近く友人家族と久しぶりの再会。明日は早くにグランドキャニオンに移動のため再会を喜ぶ子供同士も時間が余りない。
早速NYNYのマンハッタンエクスプレスへ。2回乗り一緒の写真も撮りご機嫌。そしてエクスカリバーのゲームセンターだ。
友人が欲しかったが取れなかったキュウリオスジョージというアメリカで人気のキャラクター人形を息子が取ってプレゼントする(我が家には4つもあるので)。
マスターやキャロさんが家族連れで来ていると知っていれば我が家を紹介したかったのに残念。マンダにも行ったのに。。。
ゲームセンターは1時で閉まるのでホテルに戻るお別れ。

(9・10日目)

約430キロの運転でグランドキャニオンへ。ここにもカジノ付きホテルがあればいいと思う。ホテルにチェックインするが、大晦日といことでホテルのレストランはパーティー参加者のみ食事可能。よって隣のホテルで食事。明日は待望の初日の出@グランドキャニオンだ。

あけましておめでとう。

日の出時間は7時40分。7時前にホテルを出発東側が良いと聞きマーサポイントへ。あっと驚く日本人観光ツアー客の数。8割方日本人。ここは日本か?と疑うほど。結局雲がかかり初日の出を拝むことは出来なかったが、出発する頃にはおひさまが顔を出す。
のんびりしている暇もなく元旦にグランドキャニオンを出て明日中に家に帰らねばならない。10時に出発、今日は1,000キロ走らねば。
まずはFlagstaffまで出てそこからI-17をフェニックスまで南下。
途中セドナの近くを通り、やまかんさんがここに行ったレポートを思い出す。フェニックスでは妻がもう一度アンティークショップに行きたがったが、元日は開いているわけないと一蹴、ひたすら走り続ける。ようやくI-10まで出るがここから更に600キロ余りだ。
夜8時過ぎようやくホテルに到着、腰が疲れバタンキュー。

(最終日)

更に1,200キロ余りを走らねば家に着かない、と思うと運転する前から疲労感に襲われる。エルパソを過ぎるとあたりは強い雪が。
いい加減疲れてきて時速100マイル(160キロ)で飛ばす。
子供は交代で3列目のシートで横になれるからいい気なもんだ。
こうして無事、事故や故障もなく6,400キロの旅を終える。

給油13回、172ガロン(651リットル)合計458ドルのガソリン代だった。


このReportへのコメント(全 1件)

2007/01/14(Sun) 00:00

リゾカジマスター

今回はすれ違いだったんですね。残念!「車の旅は線である」。いい言葉ですね。いつかはアメリカ大陸を南まで縦断するのが夢ですので、今回のレポートはたいへん刺激になりました。

GWにマンダでオフ会をやることも決まったので、ぜひその時こそお会いできればいいのですが。。。。ご都合がつけば!


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