リゾカジ カジノレポート

バースウッドカジノの新VIPルーム「パール・ルーム」報告

* オーストラリア 2007/ 03/ 13 Written by ジーオー

コメント( 2)

2月22、23の両日、2度目となるパースのバースウッドカジノへ行ってきました。

今回のお目当ては、なんといっても、昨年11月に新たにオープンしたVIPルーム「パール・ルーム」の視察です。

結論から先に言うと、「素晴らしい」の一言でした(笑)。大きなガラス張りの窓から見える景色といい、ゲームテーブルの多さといい、すべてにおいて満足でした。

前のVIPルーム「インターナショナル・ルーム」が、カジノのメーンフロアの中にあったのに対し、パール・ルームは、まったく別の場所に移りました。インターコンチネンタル・ホテルのフロントから右に入り、エレベーターホールに入る手前を左に曲がると、突き当たりに、巨大なシャンデリアに照らし出された大きな木製のドアが見えます。ここがパール・ルームの入口でした。

館内には「パール・ルーム」という案内表示は一切なく、入口にも何も書いてありません。初めての人が自力で探すのは困難だと思うので、到着して、ホテルのチェックインをする前にカジノホストに行き方を聞いておくのが妥当だと思います(私はこれをやらずに自力で探そうとして、痛い目にあいましたW)。

なお、直前の曲がり角のところには「MEETING ROOM」という案内表示がありました。これがパール・ルームを指すのだと思います。名前を明示しないのは、プライベートな雰囲気を保持するためなのでしょうか。

入口を入ると、ちょっとしたホテルのフロントぐらいの広さの受付がありました。初訪問の私はここで、前回もらったVIPカードを見せます。受付の人が「これは今は使えません」と困った顔をします。「VIPプログラム参加を申し込んでるんだけど」と言うと、空港に迎えに来た女性ホストが通りかかって、「ミスター○○、新しいカードを作ります。それと、航空券をお借りできますか」と言って、受付の右側の廊下を少し行ったところにあるキャッシャーへ案内してくれました。

キャッシャーでの両替・デポジットは前回同様、全く問題なく、出発日までの円のホールド日付もレシートに記載されていました。デポジット口座はすべてコンピューター処理です。VIPプログラムの概要は前のVIPルームの時と同じで、パール・ルーム内のプレーのみがレーティングの対象、コミッション・チップ使用でした(前回の私のレポート「パース・バースウッドカジノ」をご参照ください)。なお、前回聞き漏らしたコンプ率は、0.5%とのことでした。

ホストに新しいVIPカードをもらい、奥のゲームフロアへ。明るい朝の日差しがフロアを照らしていました。フロアの一番奥はほぼ全面、ガラス張りの窓で、広々としたスワン川の流れ、その向こうにはパース市街地のビル群がばっちり見えます。前のVIPルームには窓がなかったので、それだけでも、雰囲気が一変しました。シャンデリアに赤いじゅうたんの、上品さの漂う雰囲気です。

ゲームフロアの広さはざっと、30メートル四方ぐらい。そこに、ざっと数えた限り、ブラックジャック5台、ミディバカラ6台、ルーレット8台、それに、パイゴウ、カリビアンスタッドポーカー、ポントゥーンが各1台。

ゲームエリアはここだけではありません。パールルーム全体は縦長の作りで、ざっと30×70メートルぐらい。入口から、奥のゲームフロアに行くまでに、左右に2本の長い廊下があるのですが、その廊下沿いに、いくつかのゲームの小部屋がありました。ざっと見た限り、バカラ7台の部屋、バカラ3台の部屋、スロット十数台の部屋、それに、ハイリミットの部屋(バカラ、BJ、ルーレット各1台)の4部屋を確認できました。

合計すると、BJ6台、バカラ17台、ルーレット9台、パイゴウ、カリビアン、ポントゥーン各1台、スロット十数台。VIPルームにしては、かなりの台数だと思いました。バカラがBJよりだいぶ多いのは、パースには、東南アジアからの中国系の客が多いためだと思います。

ゲームフロアの入口寄りの中央がバーカウンター。景色を望める窓際にソファーテーブルが2セット。そのほか、各所にソファーが点在していて、ゲームの合間に一休みできました。ドリンクはすべてフリー、食事は、メニューからのオーダーは有料ですが、サンドイッチや軽いつまみはフリーでした。なお、室内は禁煙表示のあるテーブル以外はすべて喫煙可でした。

BJは、私がいた時にはA$25-2000、50-5000の2種類。バカラはミニマム100と300を確認できました。BJは朝方は1台か2台の稼動でしたが、昼近くになると、平日なのにプレーヤーが増え、すぐに3台、4台と増えていきました。バカラは朝から4台ほど動いていました。夜になるとプレーヤーの数はさらに増し、ほぼすべてのテーブルが稼動という感じでした。

BJは前VIPルームと違い、すべてハンドシャッフル(8デック)になってました。ルールは前と同じ、ヨーロピアン・ノーホールカードルールでした。なお、スプリットは3回まで(Aは2回まで)、ダブルダウンは最初の2枚の合計が9-11の時のみ、スプリット後のダブルあり、サレンダーなし、ディーラーソフト17スタンドです。

BJプレーヤーはローカルが多いですが、たまにコミッション・チップ使用の遠征組とも一緒になりました。遠征組のほとんどは中国系でした。遠征組は割と大きなベットもするので、私がGAKUストをしていてもさほど目立つこともなく、淡々とプレーできました(笑)。

ローカルはバックベット多用、遠征組は自分のボックス(一人で3ボックスの中国系もいたり)という色分けは相変わらずでした。そのため、遠征組の多いテーブルではフルボックスになることもありましたが、リクエストすれば空いているテーブルを開けてもらえたので、さほど苦になりませんでした。

今回は、前回できなかったパース市内散策もしてきました。インターコンチネンタルホテルの前から、鉄道のバースウッド駅への無料バスが出ており、5分ほどで駅に着きます(ショートカットで歩いていく道もあるので、歩いても10分足らずだと思います)。バースウッド駅から3駅か4駅、10分ちょっとで、市中心部のパース駅に到着。駅から南に少し歩くと、繁華街のバラック・ストリートに出られます。スワン川のほとりまでも、駅から10分程度でした。

街中は歴史を感じさせる古い建物と、近代的な高層ビルが混在した、エキゾチックな雰囲気でした。流れている空気も、東海岸とはまた違って感じました。「世界一住みやすい街」といわれるのも、分かる気がしました。バラック・ストリート一帯はショッピングモールや洋服屋、雑貨屋がひしめくプロムナードになっていて、人通りも多くにぎやかでした。

在住の方の案内で、車で市街地から5分ほど、西の高台にあるキングズ・パークに行きました。スワン川と市街地を一望できる、大変きれいな公園で、バーベキューも楽しめるそうです。また、市街地から車で20分ぐらいで、インド洋の海水浴場にも行けました。こちらも大変きれいでした。

他にも、いろいろといいスポットがあるようなので、また訪問してみたいと思います。



このReportへのコメント(全 2件)

2007/09/06(Thu) 00:00

ジャック

素敵な写真ありがとうございます。このカジノのBJの条件は結構よさそうですが、やはりCSM使ってるんですか?オーストラリアで伝統的なBJをしたいと思うんですが


2007/10/16(Tue) 00:00

ジー・オー

ジャックさん
レポートに書いている通り、パールルーム内はすべてハンドシャッフルのシューデックでした。メーンフロアはすべてCSMだと思います。ルールはヨーロピアン・ノーホールカードなので、ディーラーがA、Tの時のスプリットやダブルの機会がわずかに減りますが、それ以外は通常のラスベガスルールのBSと大きな差はありません。雰囲気のいいVIPルームの多いオーストラリアカジノの中でも、最高の部類に入る環境と思いますので、是非一度行かれてみてください。


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