リゾカジ カジノレポート

新世紀リゾカジスト~帝王再び!

* マカオ 2008/ 11/ 17 Written by マカオの帝王

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■ 10月31日

猛烈に忙しい一週間だった。
午前中に仕事の片をつけて関空に移動する予定が延び、昼飯もそこそこに監査報告書を纏め、二人の秘書に午後の仕事の指示を行い、
『またボスの“病気”が始まった…、仕方ないですね。お土産待ってますよ!』
と囁かれるのを後にして、乗客が自分独りだけしかいない徳島発関空行きのリムジンバスに飛び乗った。

前回とは異なり、今回はスムーズに午後8時35分発のエア・マカオNX837便で11時55分にマカオに到着。ネットで予約した「ポンテ16」にチェックインするも、持参した軍資金(日本軍:約二束+米軍:約0.5束)を何処かで両替しないことには香港ドルは僅か360ドルしか無い為、リゾカジの掲示板に“MGMなら宿泊客で無くとも、幾らからでもキャッシュをホールドしてくれる”とあったのを思い出し、タクシーでMGMに向かう。

両替カウンターで日本円(二束)を取り出し、(US$は来月のテニアン遠征に備え、取り敢えず予備とする)小姐に“ホールド”の旨を伝えるとあっさりOK。レートは1万円=759HK$とそんなに良くはないが、日本円(二束)=151,800HK$で両替し、引換証を受け取る。

『宿泊客でも、“プログラム”の参加客でも無い者のお金をわざわざ“ホールド”して、MGMには何のメリットがあるのだろう…』と考えたが、少し考えると何となく理由が見えてきた。


●メリット 1
もともと最初の両替時にそこそこの手数料分は割り引いているので、“ホールド”したものの再両替に現れない敗残者が約半数(もっと多いか…)いることを考えると十分元は取れている。

メリット 2
カシノが今後力を入れたいミドルクラスの顧客情報を得ることが出来る。

●メリット 3
ギャンブラーの悲しい性として、主戦場を別のカシノと考えていたとしても、手元に纏まった軍資金を手にした瞬間に考えが変わり、MGMでズルズル…(それを期待してか、両替所はMGMのど真ん中にあった)
『ここは前回8月にマカオに来た際、リスボア/グランドリスボア/ポンテ16/ウィン/回力と全て勝った中、唯一負けたカシノだったな…』と思いつつも、まるで誘蛾灯に引き付けられる蛾のように、出口ではなくブラックジャック・テーブルに座っていた。
両替したばかりの千ドル札の中から、嫌いな中国銀行発券の札を20枚縁り出し、チップと交換する。
『旧リスボア系列のせんべい型チップと異なり、どうもこの小さなクレイチップはしっくりこないなぁ…』そう感じながらサ-ドボックスに座り、ディーラーと一対一でゲームスタート!

最初は【帝王式BJ:防御モード<レベル3>】で試運転。
(注)今まで明確にはしていませんでしたが、帝王式BJには二つのモードがあります。

● 防御モード (ラストボックスが勝てば、他が負けても取り敢えずチャラ)

*序盤、及び滞在中BJのトータルでマイナス状態の時に用います。
この場合、兎に角一回の勝負で負けないことに重点をおいています。


●2ボックスの時は、6番及び7番のボックスに各1単位ベットします。
●3ボックスの時は、5番に1単位、6番に2単位、7番に3単位ベットします。
●4ボックスの時は、4番に1単位、5番に2単位、6番に3単位、7番に6単位ベットします。
●5ボックスの時は、3番に1単位、4番に2単位、5番に3単位、6番に6単位、7番に12単位ベットします。(これ以上は手が伸びないのでここまで)

*なお、ボックスの数は3が基本で、ディーラーにAや絵札が連続して入りきっちりBJや20を決められた際には流れを変える為にボックスを一つだけ増やします。
上手く決まれば本来ディーラーが手にした筈のAや絵札を、全ベットの半数を張った自分のラストボックスがゲット出来ることになるので、自分が配牌AからBJ、ディーラーが6からバースト!などとなった際は“快感”です。運悪く全滅した時は2ボックスからやり直しです。


● 攻撃モード (ラストボックスが勝てば、他が負けても1単位の勝利)

*トータルでプラス状態の時に用います。
この場合、兎に角1単位でも勝つことに重点をおいています。


●2ボックスの時は、6番に1単位、7番に2単位ベットします。
●3ボックスの時は、5番に1単位、6番に2単位、7番に4単位ベットします。
●4ボックスの時は、4番に1単位、5番に2単位、6番に4単位、7番に8単位ベットします。
●5ボックスの時は3番に1単位、4番に2単位、5番に4単位、6番に8単位、7番に16単位ベットします。
*ボックス数については防御モードと同じ

『妙なベット方法を取る日本人だな…』とディーラーに思われながら少しずつチップが増える。
プラス12,500となったところで1番ボックスに白人が座る。疲れからか、一瞬睡魔に見舞われる。
『そろそろ手仕舞いだな…』
そう考え、白人に「あと1ゲームだけ待ってください」とお願いする。


【帝王式BJ:攻撃モード<レベル4>】(直前は3ボックス)で本日の最終ゲームスタート!

4番に500ドル、5番に千ドル、6番に2千ドル、7番に4千ドルをベットする。
白人は目を丸くする。
ボックスが一つ増えた結果、本来ならディーラーがゲットした筈の絵札が当方のラストボックスである7番に入り、ディーラーには5が配られる。
4番は14、5番は15、6番は16と目無しに終わるが、ラストボックスはキッチリ20となり大船に乗った気分で進行を見守る。(悪くとも1単位=500ドルは勝つだろう…)
ディーラーに最初5が入り、一瞬ひやっとするが、その後は3+絵札であっさりバスト。
元手と合わせ1万ドルチップ4枚を手にして席を立つ。

『さっ、コンビニで安い青島ビールでも買ってポンテ16に戻り、“リゾ”を楽しむとするか…』

(なお、当方のマカオにおける“リゾ”とは、ホテルの室内で安いビ-ルを片手にテーブルの上にカシノで獲得した黄色い千ドル札を発券銀行/新旧別に並べ、の順に10枚ずつクリップで留め、別々の封筒に入れ、封筒の表に部隊名を書き、翌日の戦いに備えることを意味します。)


1)香港上海銀行発券の新札
2)香港上海銀行発券の旧札
3)スタンダード・チャータード銀行発券の新札
4)スタンダード・チャータード銀行発券の旧札
5)中国銀行発券の新札
6)中国銀行発券の旧札
7)10枚未満の端数
『マカオのベストシーズンは秋!さあ、これからだ。』


■ 11月1日

ポンテ16は素晴らしいホテルだった!
何と言っても部屋置きの石鹸があの“L'OCCITANE”。
帰国後、未開封のものを秘書の女の子に他の土産と一緒にプレゼントすると、「趣味の悪いトランプ模様のキーホルダーや、鮑の入っていない見掛けだけの“鮑パイ”より、この小さなフランス製の石鹸の方がよっぽど嬉しい♪」とのこと。

軽く朝食を取ったあと、昼の12時に6階のレストランでリゾカジ・メンバーの皆さんと食事の約束をしていた為、ポンテ16の1階玄関近くのBJコーナーで本日の勝負開始!
半端分+中国銀行発券千ドル札を合わせて20枚チップに換え、まずは様子見でプレイ。ディーラーは若い女の子で、まだ慣れていない様子。(よく数を間違える)

8時半~11時半まで約3時間、独りで【帝王式BJ:防御モード<レベル4>】を基本としゲームを続ける。
(トータルではプラスであったが、まだ朝なのと、ディーラーが若い女の子だったので、攻撃モードには移行せず。この辺は適当です。因みに1単位を300ドルとした際は、ラストボックスは6倍で1,800ドルとなりますが、手持ちに100ドルが6枚しか無ければ1,600、100ドルチップが無ければ態々両替はせず2千ドルをベットするようにしています。)

途中でおばちゃんが2番ボックスに座る。
大人しくワンボックスでミニマムベットのプレイすることが分かった為、これを自分の仮の最右翼と考え、5番ボックスに2単位、6番ボックスに3単位、7番ボックスに6単位ベットすることに変更する。
(防御モードと攻撃モードの混合バージョン)
これがまたピタリと嵌り、緩やかに、しかし確実にチップは増え続け、3時間で4万ドル以上勝つも、11時半に『これに勝てば5万ドルの勝ち!』という勝負で、チェンジした男性ディーラーに転がされ、結局3万ジャストの勝利に留まる。

席を立ち、6階のセミ・ビュッフェスタイルのレストランに向かう。
リゾカジ・メンバーの師匠さん、おやじさん、BJさんと合流し、カシノ談義。
どうやら皆さんここまで苦戦している様子…、食事後気分一新でタクシーに乗りグランド・リスボアに向かう。

ここから少しおかしくなる。
何度も述べているように、一般人にとってバカラとは、
『バンカーに張ったり、プレイヤーに張ったりしながら、時々自分が絞るゲーム』
な訳ですが、当方にとってのバカラとは、
『バンカーに大きく張ったり、小さく張ったりしながら、毎回自分が絞るゲーム』
と化しています。

よってリゾカジ・メンバーの皆さんとテーブルを囲むものの、平均2回に1回は皆さんの“敵”となってしまう次第です…。
プレイヤーになけなしの資金をベットした“おやじさん”の渾身のナチュラル8を、あっさりナチュラル9で捲くってもあまり楽しくありません。(爽快感がナッシング)
プレイヤーのツラは当方が切る。しかしバンカーも連勝しない。メンバー全員ジリ貧となり、マイナス1万でテーブル撤収。(途中でBJさんは一人旅に出る)

BJに移り、再び師匠さん、おやじさんと同卓でプレイするもディーラーが強く、ワンボックスでは
【帝王式BJ】も実践出来ず、こちらもマイナス1万で撤収。
一旦解散し、MGMで合流。(ジー・オーさんが現れる)
皆でバカラをするものの、グランド・リスボアの再現で全員何故かチップを減らし、ここもマイナス1万で撤収。遅い夕食をカシノ内のレストラン“8”で取り、BJさん、J’sさんと合流し隣のウィンへ。

バカラテーブルに皆で座る。
ここでようやくバンカーサイドに神様が舞い降りてきて、バンカーの圧倒的優勢でゲームが進むものの、12時を回った時点で皆さんお疲れの為一旦解散。
ここからは一人旅となり、ようやくいつもの“帝王モード”に突入する。

そして1時間後…
ウィンのバカラでのプラスは35,250HK$。そろそろ疲れが襲ってきた。

『後1回、5千ドルベットしバンカーが勝てばジャスト4万ドル勝ちか・・・』

当然バンカーに紅色の5百ドルチップを10枚ベットする。
プレイヤーはあっさりナチュラル8!
しかし、バンカーも絵札と4サイド!
本日最後と思いゆっくり絞る。
予想通りの9!
本日4度目の“パーシューガウ”でフィニッシュ!

お行儀が悪いと分かっているものの、口に咥えた爪楊枝を二つに折り、コミッション分の250ドルを放り投げ、手持ちのチップを全て1万ドルチップに換える。

『何だか疲れたな。ポンテ16に戻ろう…』

タクシーでポンテ16に戻り、マカオパタカで支払う。
小腹が空いたので、ホテル前のローカル中華レストランでワンタン麺とビールを頼む。合わせてたったの35ドル、これも予め両替しておいたマカオパタカで支払う。(約3%お得)

『これで通算でBJ部門+4万、バカラ部門+2万。
ペースとしてはボチボチか…、また明日だ!』


■ 11月2日

ポンテ16はまったく素晴らしい。
ふかふかのベッドで爽やかに目覚め、“L'OCCITANE”の香りに包まれながらシャワーを浴び、美味しい朝食を食べ、カシノへGO!
しかし目指すのは上層階のVIPフロアではなく1階の一般フロア。
その理由は以下の通り。

*カシノ愛好者の間で良く語られる“都市伝説”に次のようなものがあります。

1)一部のディーラーは一種のマジシャンであり、思うが侭にカードを操ることが出来る。
殆どは普通にカードを配っているのだが、ハウスにとって客が勝っては困るビッグベットの際にはその技術を生かした“仕事”を行う。
バカラで大口客が大勝負の際、小玉相手にあっさり負け、トータルでハウスエッジ以上に負けることが多いのはその為である。


2)ディーラーは特に“仕事”をしている訳ではない。
但し一部のディーラーは生まれつき異常なまでの“引き”の強さを持っている。
BJでローカードから連続して21をメイクしたり、バカラでベットが一方に偏った際にハウスがあっさりナチュラルを連発するのはその為である。


3)上記の1、2はまったくの勘違いであり、ディーラーは単にカードを決められたルール通り配っているだけで、そこには“仕事”も“引き”も存在しない。
そんなことを試みなくとも、カシノはハウスエッジだけで十分儲かるビジネスであるので、1や2は一種の“負け犬の遠吠え”である。 
当方の個人的見解を述べると、3が正解だと思います。
但し、1や2の可能性もゼロではない、と考えます。
その場合、カシノは上記1や2に属する、ある種の特殊技能を備えた一握りの特別ディーラーを一体何処に配属するのでしょうか?
それは勿論カシノの売り上げの重要な部分を占める、VIPルームの中となることでしょう。
(だって、数が少ないのだから…)そんな“特別ディーラー”の相手をするのはマッピラ御免です。それ故、当方はBJもバカラも可能な限り一般フロアでプレイすることにしている訳です。

さて、1階で【帝王式BJ:防御モード<レベル3>】でゲームスタート!
ディーラーは若葉マークが付いているのではないか?と思われる女の子。
右翼に展開するボックスは勝ったり負けたりだが、ラストボックスは勝つか引き分け、といった理想的な展開が続く。

攻撃モードに変更。

順調に飛び続ける。2時間程で勝ちが3万を越える。
ここで何故かディーラーチェンジ。
昨日、5万勝ちを阻まれた無口な男性ディーラーが現れる。
そのままプレイ。
負ける。

防御モードに変更。

負ける。ボックス数を変更する。
負ける。勝ちが2万ドルジャストに減る。

(実は“帝王式BJ”にはもう一つ別の最強モードがあります。
それは“撤収モード”です。)

席を立ち部屋に戻り、しばし仮眠を取る。
(カシノの上に部屋を取っていると、こういう時は便利)

行きつけのポルトガル料理屋でシーフード・スパゲティとビールを頼み、空腹を満たした後で“おやじさん”に電話すると、皆さん足裏マッサージに行った後、サンズの4階でバカラ中とのこと。
師匠さん、クルクルさんと一緒のバカラ・テーブルに座る。
しかし、やはりメンバーを相手に絞るのは気合が入らない。
J'sさんが“勝ち逃げ”を決める中、今回の遠征におけるバカラ部門の勝ち(2万)が溶ける。

皆さん、別行動となり、独りバカラを続けるも、更に2万溶ける。
気分転換にビールを飲む。その後、ややレートの高いテーブルに座り、香港上海銀行発券の使いたくなかった新札部隊(6万)を一気に投入する。

1万ドルチップ5枚と千ドルチップ10枚を受け取る。
5千ドルをバンカーにベットするも、またも負ける。

ここで携帯に日本から着信。(どうでも良い飲み会の誘いだった)

ベットの締め切りが迫る。
慌てて5千ドルを当然バンカーにベット。(一瞬、妙な違和感を感じる)
プレイヤーは7。
バンカーは4ピンと3ピンという苦しいカード。
1枚目は9。
ますます苦しくなる。

ここでふと手元を見ると、何故かベットした筈の千ドルチップ5枚がある。
そして前方のバンカーベット区画を見ると、そこには何故か1万ドルチップが5枚…

頭の中が“???”になる。
『せめて引き分け!』と祈るも、
2枚目はやはり7!
僅か2千ドルの小玉プレイヤーを相手に、あっさり7対6で5万の負け…

馴染みのないサンズのチップ。(何故かここの1万ドルと千ドルは同じような色をしている)
アルコールの薬理作用。どうでも良い携帯の着信。原因は幾つか考えられるが、負けは負け。

残った5千も次ゲームで当然の如く負け、サンズのバカラはマイナス10万で終了。
その後、BJで2万挽回するも、睡魔に襲われ本日終了。

『これで通算でBJ部門+8万、バカラ部門-8万。
何をやってんだか…、ポンテに戻るとするか…』


“ リゾ ”をする気力も無く、服を着たまま眠りに着く。

■ 11月3日

午前6時に目を覚ます。
『それにしても昨日はサンズで酷い目にあった。バカラでマイナス10万ドルか…、もう少しで“三途の川”を渡るところだったが、今回好調なBJで何とか踏み止まったな。現時点でチャラ、あと勝負出来るのは午前中いっぱいだな…。』

熱いシャワーを浴び、全身の交感神経を刺激し、体内のスィッチをONにする。

『軍資金は十分、眠気も無い!今からでは前回の“二束”勝ちの再現は望むべくもないが、
せめて連勝を!』

最後の勝負種目として、今回不調のバカラではなく、好調なブラックジャックを選ぶ。
ポンテ16の1階の一般フロアで、若葉マークの女の子を捜すも見つからず、メガネをかけた中年女性ディーラーを相手に昨日と同じく【帝王式BJ:防御モード<レベル3>】でゲームスタート!
やや押され気味にゲームが進み、マイナス1万~2万を行ったり来たり、といった展開となる。

時間だけが過ぎる。段々地元の一般客が姿を見せ始める。
2番ボックスに愛想の良さそうなおばちゃんが座る。
自分のボックスにはミニマムベット、そして毎回ペアに50ドルをベットするという、典型的な“対子(ペア)”狙いのプレイヤーだった。

しかし、理由は不明だが、このおばちゃんが座ってから潮の流れが変わり、徐々に勝ち始める。
原点をあっさり突破し、プラス1万ドルに達する。時刻は10時半。

マカオの大部分のホテルのチェックアウトは12時だが、このポンテ16は何故か11時である為、そろそろ手仕舞いの時間が迫る。
おばちゃんの友人が顔を出す。席を立ちどこかへ行きそうな気配。
『よし、ラストゲームだ!』
【帝王式BJ:防御モードMAX<レベル疑似5>】を選択する。

2番ボックスのおばちゃんを仮想的に自分の最右翼とし、4番ボックスに千、5番ボックスに千5百、6番ボックスに2千5百、7番ボックスに5千、合わせて今日の、そして今回のマカオ遠征の全勝ち分であるジャスト1万をベットする。

『今回、せめてBJでの勝ちを10万としたい!
その為にはこの勝負、絶対に勝つ!』

ディーラーのアップカードは手頃な“7”
おばちゃんは200ドルベットでBJ!嬉しそうな顔で300ドルを受け取る。
千ドルをベットした当方の4番ボックスも同じくBJ!
しかし5番ボックスは最悪の16、そして何と6番&7番のボックスは共に99のペア!
5番はB/S通りヒットするも8でバスト。

『B/Sではステイだが、ラストボックスも同じくステイすると例え勝っても
+7500で1万に届かないか…。よし、ここはスプリットだ!』

悩んだ末にスプリットした6番ボックスは共に絵札で勿論ステイ。
そして運命のラストボックス!

『これもスプリットしてしまえ!お金が落ちてるぞ!』
と悪魔の囁きが聞こえる。

しかし、一方で別の声が聞こえてきた。
『あまり欲張るな!ディーラーは多分17。ここはステイでこの勝負ジャスト1万勝ち、
トータルプラス2万で終了だ。スプリットが裏目に出たらズルズルだぞ…』

ディーラーが判断を促す。

結局選んだのはステイ。

そして運命のラストカードは“10”!

勝ち金、1万を受け取る。
席を立つ寸前に、おばちゃんとディーラーの差しの勝負を見届ける。

『おばちゃんへの1枚目は絵札、もしスプリットしていれば共に19で勿論ステイか…』

ディーラーへの1枚目は3、そしておばちゃんへの2枚目は何とエース!
おばちゃんは連続ブラックジャックで単純に大喜び!

『もし欲張ってスプリットしていたら、ディーラーは21で全滅だったな…』

納得して席を立つ。チェックアウトしていると、リゾカジの誇るハイローラーの一人、セバタさんから電話が入る。MGMで落ち合うことにし、ポンテ16を後にしてタクシーで移動。

両替証と151,800ドルをカウンターに出し、人質となっていた日本円(二束)を受け取る。
セバタさんとMGM前でしばしカシノ談義の後に、再会を約束して別れる。
勝ち分を次回12月のテニアン遠征に備え、手持ちと合わせ約3千US$と両替し、ポルトガル料理店でビールとつまみを頼む。

何故か窓ガラスの向こうに、別れたばかりのセバタさんが、素敵な女性と歩く姿を見かける。
空港へ移動する車中で思う。


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まぁ色々あったが、このところ冬と夏が中心で、21世紀(新世紀)に入ってから初めての秋のマカオはチョイ勝ちで終了だ。これであと年内は12月のテニアンでのブラックジャック大会参加で打ち止め。今回獲得した米軍が役に立ってくれればそれで良し。



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