リゾカジ カジノレポート

テニアンで風になる(スクーター探検)

* サイパン・テニアン 2006/ 03/ 10 Written by カジ郎

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テニアンオフ会レポートリゾ編第2弾です。

カジノばかりじゃなくリゾも満喫するっていうのが、リゾカジストスピリッツ。
ゲームにのめり込むことなく、リゾしたからこそ勝てた。という方もいるのではないでしょうか?

最初に言っておきますが、テニアンに来たらぜひスクーターで島内探検に行ってください。信号もなく、車も少ない。スタートしたその時点からすでにツーリングコース。そんな場所はめったにないでしょう。青い空の下まっすぐに伸びる道を風になって疾走する爽快感は、そう味わえるものではありません。

ってことで、テニアンスクーター島内探検に出発です。

1日目は関西組、TAGAMAN、shark、マスター、カジ郎の4人が。2日目は東京組、ちくわ、あみかんを加え6人が暴走族と化してテニアン島探検に参加しました。(以下全文敬称略)そう関西組は1日目のこの探検があまりに爽快だったので、懲りずに2回も参加してしまったのです。

では、1日目、2日目ごっちゃまぜにして島内探検をレポートしま~~す。

■パラダイス・レンタルスクーターへ
テニアンダイナスティーのエントランスから海岸(タガビーチ)に向かって歩き、道路に出ると左手に3軒の小屋とその前に並んだスクーターが見えてきます。すべてレンタルスクーターの店です。テニアンレンタルスクーター業界の競争の激しさが感じられます。手前2軒が韓国系の店。3軒目が日本人・星さんがオーナーの「パラダイス・スクーターレンタル」です。

「パラダイス・スクーターレンタル」に行くと、谷 薫さんという可愛い女の子が親切に対応してくれます。彼女が地図を広げて島内の観光スポットやその回り方、注意点などをわかりやすく日本語で教えてくれます。

さあ、出発!と行きたかったのですが、問題発生!!
なんと、あみかん、バイクに乗ったことがない!!

すると、谷さんがあみかんのスクーターを後から支えて押してくれるではないですか。昔オカンが子どもに自転車の乗り方を教えるていた時のように。谷さんがあみかんのスクーターに手を添えて走る姿に感涙いたしました。谷さんありがとうございました。

しばらく、練習したのであみかんから大丈夫のサイン。
ついに、島内探検にしっぱ~~~つ!!!

■北に向けて出発!
まずは、一行は北に向かいました。
ブロードウェイと名づけられた道路は、まさに北に一直線に伸びています。途中から上りになるので、道は空に続いていくようで美しい道なのです。

テニアンでは車もめったに来ないので、この直線道路で我々は、道いっぱいに広がってスピードを競う暴走族のようでした。そう、今はじめてスクーターを運転したあみかんも気持ちよさそうに風を切って走っています。

■日本軍通信所跡
北に20~30分ほど走ると右手に廃墟が見えてきます。日本軍通信所跡です。

伸び放題の雑草を踏み分けちくわ、TAGAMANが先頭になって突撃です。近づくと建物には銃弾の跡が。なんとなく幽霊が出てきそうな廃墟ですが、入り口まで来て中に入らないわけにはいきません。中は暗く薄気味悪い。けっこう暗いなあと思っていたらサングラスをかけたまま。(そりゃ暗いわ!)それでもやっぱり薄暗い。

「がしゃ~ん」と暗闇に響く音。「うわ~~!!」と悲鳴をあげるマスター。時折聞こえるもの音にビビリながらも2階に突入。さっきの音の正体・風にゆれるトタンに安心したもののガランとした空間は、コンクリートむき出しでところどころ何かのしみがいっぱいある不気味なところでした。怖がっている人の後にまわって「ワッ!」と脅しあっている姿は、昔の子どもに戻ったようなワクワク感にあふれていました。

■ロングビーチ
次は、あのドラマ「ビーチボーイズ」のオープニングシーンに登場したという(俺は見てないっす)ロングビーチに向かいます。

ブロードウェイから右の脇道に入って、車が1台通れるくらいのジャリ道を500mほど進むと草木に覆われていた道から一気に視界がひろがり美しいビーチが出現します。泳げないというSharkに、無理やり泳ぎを教えてあげようと迫る親切なチャモロ兄弟。逃げる鮫。それをみて微笑むあみかん。美しいき友情の光景でした。


■日の出神社
続いて、ブロードウェイに戻り北上。突き当たりまで行くと、朽ちた鳥居と倒れた灯篭が出現。日の出神社跡です。この神社はアメリカ人によりテニアンで亡くなられた戦没者の霊を慰めるために建設されたと言われています。

■潮吹き海岸
またまた北上。道なりに進んで行きます。次は潮吹き海岸。到着すると途中観光バスで追い越していった日本人の団体さんも潮吹き見学です。

ゴツゴツとした岩場を歩き、潮吹き穴に近づきます。ブオ~~ン!!ブシュ~~!!と勢いよく吹き上げる潮は壮観です。以前も来たshark曰く、「今日は満潮なのであまり潮が高くない」とのこと。そして、干潮なら潮吹き穴のそばに広がるお風呂のようなくぼみにも入れるとのこと。

でも、よい子はまねしないでね。

■原子爆弾積荷場跡
そこから西に向かうと、広島と長崎に投下された原爆がB-29に搭載された場所「原子爆弾積荷場跡」に到着。たぶん搭載を待つ原爆が配備されていた穴に、その当時の写真がカラスに覆われて展示されていました。日本人として、また8月6日生まれのカジ郎にとっては様々な思いが去来する場所でした。

■チュルビーチ
その後また西に。1994年アメリカ海兵隊が上陸した海岸、チュルビーチへ。どこまでも遠浅な海岸でひと遊び。現地の子どもがいたので一緒に砂遊びをしたカジ郎でした。

さて、北の旅はこれでおしまい。8号線(8 th ave.)を南下。途中からブロードウェイに戻りもと来たダイナスティー方面に帰って行きました。

帰るときは全員がフルスロットルたぶん70kmくらいで暴走していました。

まだまだ探検は終わりません。
続いてダイナスティーから南に向けて出発!

■テニアン自殺崖

南の観光スポットは1ヶ所、「テニアン自殺崖」



1944年8月1日、多くの日本人、沖縄の人々がアメリカ兵に降伏するのを嫌い死を選び、この崖から飛び降り自殺をした場所です。



変な表現ですが、ここから飛び降りれば確実に死ぬというのがわかるほどの崖です。その光景には足も玉もちぢんでしまいます。



目の前に果てしなく広がる鮮やかな青色の海と空の美しさ。そしてここで過去に起こった現実を突きつけられて、複雑な気持ちになります。能天気にリゾしているばかりではなく、戦争と平和について考えさせられる。これもテニアンの良さ(?)かもしれません。



ちなみに、テニアンでは海がめが多く生息しているらしく、テニアンダイナスティーのマスコットにもなっています(ダイナスティーのTシャツにプリントされているので、たぶんそうでしょう)。この崖の上から海がめを発見すると幸運がGETできるとか。

もちろん亀みつけました。そのおかげでカジノの戦績はみんなよかったようでした。

ゴミが浮いているように見えるので、注意深く探してください。



これで、テニアン島スクーター探検は終了。全工程3時間~4時間でした。



■タガビーチ
スクーターを返したら、汗を流しに目の前にある「タガビーチ」へ。
その昔、タガ王朝の王様専用のビーチだったといわれる、こじんまりとした美しいビーチです。岩場からは地元の若者たちに混じって、ちくわ、TAGAMANのチャモロ兄弟が飛び込んでいました。ふたりともなじんでいて、見分けがつきません。
その後は、泳げないsharkに泳ぎの再特訓です。sharkがドザエモンにならなくてほんとうによかった。
(ぜひ、下の写真を見て笑ってやってください)

なんか観光スポット紹介のようになってしまいましたが、観光するというよりも、テニアンの風を感じて走ってみてください。

スクーター探検なくして、テニアンを語るなかれ!絶対おすすめです。


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